着信アリ

□ 土曜22:00〜  NHK
□ 原案・・井上靖   □ 脚本・・・前川洋一 □ 演出・・長沖渉 □ P・・佐野元彦
□ 主題歌・・ 「彼方の光」   リベラ  
□ 公式サイト・・・ 
◆ 出演者 ◆
 奥寺恭平・・・
八代美那子・・・
 北沢彰・・・
八代智之・・・
北沢ゆかり・・・
森脇・・・
玉木宏
鶴田真由
山本太郎
武田真治
吹石一恵
石丸謙二郎
・・・
工藤敬一・・・
南部大介・・・
北沢秋子・・・
八代哲夫・・・
相島一之
高橋克実
伊武雅刀
吉行和子
石坂浩二
原作
氷壁 (新潮文庫)
主題歌
彼方の光~Welcome to Libera’s World~
サウンドトラック
商品の詳細
DVD-BOX
氷壁 [DVD]
◆ レビュー ◆
◇ 第話 ◇  「山男の伝説」   2006.02.25.  最終回

おいおい、なんだこの結末は。
おいおい、「氷壁」というお話とは全然違ってるし、なんとも不愉快な結末で、
もう、語りたくないんですけど。(汗)

だって、北沢の遺書が出てきて、奥寺の負担になりたくないから自殺したってことだったのよ!
えぇ〜!そんなぁ・・・。
カラビナは壊れてなかったってことっすか?
原作を読んでるから、この時点でもう「はぁ??」って感じだったんだけど、
そのあと、自分を責めてる奥寺の目に、北沢の幽霊が見えたりするのさ。
おいおい、どこまで違う方向へ進んでいくんだ??ってなもんよ。


んでよ、美那子はん、アンタ、ええ思いして、最終的にあったかい場所に帰っていきはるのん?
私たち、お互い無理してるわ・・って、八代のとこに帰っていくんか?
どんだけの男を振り回したと思ってんだか。
しかし、八代も心が広いよねぇ!
「二人の若い男と浮気してきた女を温かく迎える」んですか?
ひゃぁ・・・一般ピーポーの私には理解でけまへんわ。


そして、奥寺はK2へ・・。
んで終わり?
へぇ・・そうでっか。

なんかもう、どーでもいいや!(笑)
序盤、すごくいいドラマになりそうだ!と期待した自分がかなり虚しい・・。
「氷壁」と名乗らずに、違うドラマとして作ってもらいたかった。

原作に失礼な仕上がりになっちゃったわ。
「原作」ではなく「原案」とはいえ、いくらなんでもひどすぎる・・。

◇ 第話 ◇  「戻れないふたり」   2006.02.18.

うぅ〜む・・・なんだかなー・・。
山のシーンでぐぅ〜っとひきつけられた序盤の2話に比べると、ちょっとねぇ・・。
原作とはあまりにも違う展開になっちゃって、ある意味驚きでしたわ。(汗)

二人して山に行っちゃって、んでもって愛の確認までしちゃったのよねぇ。
ウソはつきたくない・・という奥寺に、「私は全然気にしないけど、あなたがそう望むなら・・」なんて
意味深なことを言うもんだから、最後は大変なことになっちまったよ。

裁判で、美那子との登山について言及された奥寺は、
「会いたかったから・・」と答えた奥寺は、北沢は奥寺の美那子への思いを知ってしまったのか?と追求されちゃうのよ。
北沢は、転落の前、このことを聞いてショックを受けていたのではないか・・?ってね。
「北沢の死の真相」ということが焦点だったのに、「男と女の問題」ということに焦点があたってしまったのよねぇ・・。
なんか、裁判の格がガクッ!と下がっちゃった気がしちゃったわ。

これでまたも奥寺は不利な立場に追い込まれてしまったうえに、
八代が倒れちゃうし、南部の会社もヤシロから追い込こまれてるし、
自分がどれだけ回りに迷惑をかけてるかを気がついた奥寺は、会社を辞める・・って言い出しちゃって、
北沢の母からも、みんなを不幸にしてるし、
美那子を得たとしても、結婚するのか?養っていけるのか?山を捨てられるのか・・?と聞かれて、
奥寺は美那子に別れを切り出すのよ。

残りの希望は、カラビナの耐久試験の結果だけだたんだけど、こりゃまた問題ないという結果が出ちゃって、
奥寺サイドは打つ手ナシ・・と思いきや!

裁判で、ヤシロサイドが美那子の尋問で「北沢がストーカーだった」ことを証明しようとしてたのに、
美那子ったら「違います、北沢さんはストーカーじゃない」って言っちゃったうえに、
証言を強要されて辛かったから逃げ出したくて奥寺と登山にいった、そして、
私も奥寺に会いたかった、愛してる・・と言っちゃったのよ!

いかん、また八代の心臓が!と思ったけど、大丈夫だったわ・・・(汗)

それにしても、このドラマはどういう風に終わるんだろう・・。
奥寺が山を捨てられるとは思えないし、貧乏がイヤであんな年上の男と結婚した美那子が、
貧乏な奥寺との暮らしに耐えうるとも思えないし・・。


次回はまた山のシーンが出てくるみたいですね。
序盤ほどの緊迫感はないだろうけど、愛憎の裁判ネタよりは面白くなることを期待したいっすね。

◇ 第話 ◇  「裁かれたプライバシー」   2006.02.04.

あらら、本当に原作とは別物になっちゃうのね。
裁判は思わぬ方向へと進んでいきました・・・。

美那子のパソコンを復旧させてメールの中身を見ちゃった八代。
文章って怖いなぁ・・。
一方的に文字で残されるとストレートに伝わってしまうというか、それだけでいろんな想像しちゃうっていうか・・。
八代も、会社を守るということより、美那子の不義を認めなくないっていうほうにチカラが入っちゃった気がする。

何をしてもこの裁判に勝たなくてはいけない。。
そう思っていた矢先、工藤が「もしかしたらカラビナに問題があったかも・・」と言い出すのよね。
炎天下で使ったカラビナを、氷点下のK2で使用した場合、どういう影響が出るのか、
調べてないから、もしかしたら・・・って言い出しちゃったのよ。

こうなると、世間の目をカラビナから反らさなくてはいけない・・。
智之は奥寺に和解を申し出るんだけど、それだけはどうしてもダメだと受け入れないのよね。
北沢の名誉とか言ってるけど、もう奥寺自身もどうしたらいいのかわかってないのかもなぁ・・。
バイト先の建物に、まるで登山するかのように登る姿は、
はたから見ると「アホちゃうか?」ってなもんだろうけど、心の内と交互に見せられたこっちとしては、
奥寺の苦悩がすごく伝わってきた気がしました。


そして裁判の日・・。
奥寺サイドの証人だった森脇が、敵に回る発言をしちゃったのよ。
あの日、怪我した北沢を置いて上に登った奥寺の真意を聞かれて、「頂上に上りたかったんだと思います」ってね。
とんだ裏切り者だ!と思ったら、八代を圧力で店を潰すって脅されてたのね。
んでもって、智之は北沢が失恋の痛手を負っていたと証言。
その相手は美那子だと証言しちゃった!

奥寺は、自分が折れない限り、周りの人にどんどん迷惑をかけてしまう・・と悩み、
美那子も八代の真意がわからずに苦しんでるのよね。
そんな二人は、お互いを支えとし、ともに山に登ることに・・。
今、この状況で二人してとんずらぶっこくなんざ、得策とは思えないんだが・・。(汗)
次回は八代の身に異変が起こるようで・・。
オリンピックのため一週飛ぶことになるので、内容を忘れないようにしなくっちゃ!

◇ 第話 ◇  「愛と疑惑」   2006.01.28.

そうねぇ・・。緊迫した山のお話だった前回から比べると、裁判の話になると画面全体が暗く単調になるので、
見た目でもつまらなくなりそうだ・・と危惧しておりましたが、やっぱりそうなりましたね。
原作でも奥寺の美那子への思いは描かれてるけど、
こうも前面に二人の「ラブ」の部分が出てくると、ちょっと私にとってはいただけない展開かなぁ・・。


原作では裁判沙汰にはなりません。
でも、死んだ仲間の名誉のために主人公は部品に欠陥があったのだと、メーカーに再検証を依頼するんです。
なので、話も完全に違ってきてしまうんですねぇ。
ま、別にそれをどうこう言う気はないです。
あーやって全国に部品の欠陥だ!と流された以上、信用毀損で訴えるのは当然だと思いますし。

奥寺サイドは、部品に問題があったからだと主張します。
でも、八代サイドは、部品ではなく、死んでしまった北沢に死の理由があったのでは・・つまり自殺の可能性と、
目撃者がいない以上、奥寺自身が何かしらしたんじゃないか?ということろもついてくるわけよね。
北沢に自殺の理由なんてない!生きて帰る、そう言ってたんだ!と主張する奥寺だけど、
「じゃその証拠は?」と聞かれて困るのよ。
そうなると、美那子との関係を公表することになる・・。

北沢が山で、美那子の写真をしのばせたお守りだけが遺品となり、それを妹に渡した奥寺。
その妹・ゆかりは、中身を見て兄の思いを知ってしまうのよね。
そして裁判で「生きて帰る理由」を口にしなかった奥寺に対して「兄を守ってくれた・・」と思ったようですが、
違うんだなぁ・・。
奥寺が守りたかったのは、美那子なんだよね。
美那子と北沢の関係を公表することが美那子にとってどういうことになるか・・とも考えただろうし、
彼女と北沢の関係を人に知られるのもイヤだったのかもしれない。

完全に奥寺の心は美那子動いていっているようです・・。

でもね、ここんところをつきつめて描かれると、ちょっと興ざめなんだよなぁ・・。
そういう風に話が進むとは想像してなかったので、ちょっと私の中の熱はクールダウン・・。
美那子が、「あぁ・・この人なら北沢も奥寺も惚れちゃうだろうなぁ・・」って納得いく女優さんが演じてれば、
もうちょっと受容できたかもしれないけど、やっぱりどうも鶴田真由さんでは物足りない。
なので、裁判の話の方に力を入れていただけるとありがたいなぁ・・。


◇ 第話 ◇  「生死を賭けた挑戦」   2006.01.21.

素晴らしい!面白いというか、ひきつけられて息も出来なくなるくらいに見入ってしまった!
部屋には暖房がついてるのに、なんだかこっちまで寒気がしてきて、ゾクゾクしちゃいました。

しかし・・・
何故に奥寺は「お前が好きだ―――!」と叫んだんだろう・・?
あの部分だけは、ん?と思わず集中が途切れそうになっちまったっす。(笑)

K2のマジックラインルートを進んでいく二人。
最初はお互いに気持ちを隠して話をしてるんだけど、極限状態ににるにつれ、
本音を話し始めるのよね。
奥寺も美那子を思ってると認めてしまったし・・。

そして頂上への最難関・三日月のガリーを登り始めた二人。
自分が先に行くと言い上り始めた北沢だけど、雪崩がおこって北沢は滑り落ちてしまい足を骨折するのよ。
自分のザイルにぶらさがる北沢・・・
「切れ!」と叫ぶ北沢。同じ状況ならオレはザイルを切る!と言ってた奥寺は、北沢を引き上げる・・。
やっぱり、切れなかったじゃんねぇ、奥寺も・・・。

しかし、北沢の足の状態はかなり悪くて、奥寺は決断します。
下りるために登ろうと・・。
10Mの絶壁を登り、ノーマルルートに出たら、そこからは二人で何とか下山できるに違いない・・と。
ソロの登山を得意としている奥寺ならやり遂げられるかも・・と森脇は信じるのよね。
奥寺は一人で登り詰め、ロープを張って再度下りて行き、北沢を登らせようとするんだけど、
北沢は雪に埋もれてしまってて、おい!起きろ!!って私も身を乗り出して見ちゃったわ。
・・んで、ここで奥寺が北沢を起こそうと「お前が好きだ――!」って叫ぶわけ。
いやいや、そんな言葉で目を覚ますか・・?覚ましたがな!(笑)
美那子さんが待ってるぞ!!とかの方が効き目があるかと思ったんだけど・・・(汗)


ともかく、北沢の装備を確認して奥寺は北沢を先に登らせるのよ。
あ――!!って呻きながら登っていく北沢もすごかったし、
顔が装備で覆われてるのに、その下の表情が見えるような奥寺の叫びとかが、
いやぁ・・・参った!本当にK2を登ってるかのようでしたもん!


ふと北沢の動きが止まった・・・どうした?と見上げる奥寺。
このとき、北沢が何を考えていたかなんて、北沢にしかわからない。
えっ?と思ったときにはもう、北沢は一人堕ちていくところだった・・。
手を離しても装備が万全ならあんな落ち方はしないはず。
何故北沢は落ちてしまったのか・・・?


一人北沢を探しながら下山する奥寺。しかし、北沢の姿を見つけることができないまま一人での帰還となりました・・。

帰国した奥寺は記者会見に同席させられます。
何故落ちたのか?その問いに、「操作ミスがあったと思います」と答える智之。
装備に不備は無かった、ザイルも無傷だった・・と答える奥寺に、記者は「カラビナですか?」と聞きます。
「カラビナです!ザイルもスリングも無事で無傷だった。。ということはカラビナに問題があったんだ」と言ってしまう奥寺。
こりゃ、えらいことになるぞ・・・?
大企業を相手に一人闘わなくてはいけないのよね。


本当に面白いドラマなんだけど、みんなあんまり見てないんだろうなぁ・・。
もったいないなぁ・・。
NHKも、ときどきこういう秀作を作るので、ちょっと許してしまうんだよな・・。(笑)

◇ 第話 ◇  「運命のザイル」   2006.01.14.

原作とはかなり違った作りになっております。
ここまで変えちゃうのか・・と、原作ファンの私はちょっと哀しくもなったりしました。
基本的な設定がもう全然違う。
なので、原作と比べて見てるとダメですが、全く別物として見ると、なかなか面白かったかと思います。

清掃員の奥寺をパートナーにして、世界有数の高峰K2に登頂すると言い出した北沢。
北沢は、「ヤシロ」というスポーツメーカーのアドバイザーをしているトップクライマーで、
「ヤシロ」がスポンサーについてくれるので、「ヤシロ」の新製品を使って登ろうと言い出すのよね。
でも、奥寺は拒否する・・。
理由はまず、登山用具を指定されることがイヤだから・・・。
自分の命を預ける用具は、自分で選んだモノを使いたいと思ってるんだよね。
そしてもう一つ・・。
実は5年前、屏風岩の登頂のとき、上を登っていた奥寺が足を滑らせて宙ぶらりんになっちゃったとき、
ザイルを切らずに引き上げてくれた北沢への思い・・。
その後、ヒーローとして扱われトップクライマーとして認められた北沢への嫉妬もあるかもしれないし、
クライマーとしては、あの場面ではザイルを切るべきだったのでは・・という思いもあるんだよね。
自分の命も顧みずにパートナーを助けるような考えの持ち主と、世界の高峰に登る気にはなれない・・と
断り続ける奥寺だけど、北沢の告白を聞いて心が動いてしまうのよね。
あの日、北沢は本当はザイルを切ろうとしてたんだよね。
「切れ!」という奥寺の声を聞いて思わず助けてしまって、その後はこのことを利用してしまったと。
昔の自分に戻るためにK2に行く、今度同じことになったら、今度はザイルを切る・・という北沢の告白を聞いて、
一緒に行くことを決意した奥寺・・。

このドラマは登山の話だけではなく、恋愛の話も織り込まれています。
「ヤシロ」の社長夫人である美那子に思いを寄せる北沢。
そして、奥寺もまた、この思いに巻き込まれていくんだよね・・。

そういうちょっと怪しげな魅力をもつ美那子役に、
お久しぶりの鶴田真由さんはあんまり似つかわしくないように思えてしまったのよね。
もうちょっと、影のある魅惑的な感じの人の方がよかったように思えますが・・。

「ヤシロ」の社長役が石坂浩二さんで、まるで「白い巨塔」のようなイメージでしたね。(笑)
この人は今後も要チェックです。

そして、必ず生きて帰ると美那子に約束し、奥寺はK2への登頂を決めます。
オープニングの映像で、今後、二人がどういうことになるかはわかっちゃってますね。(汗)
北沢が落ちていき、それを見送る奥寺・・。
なぜ北沢は落ちたのか・・?
北沢が落ちていった現場を見たのは、奥寺ただ一人・・。
「オレは同じ状況になったらザイルを切る」と言っていた奥寺が立たされる立場とは・・・。


山を下りた後の物語も、見ものですね。

初回視聴後のにご協力くださいませね♪


 ■ 人物紹介 ■

 奥寺恭平・・・・・トップクライマー
 八代美那子・・・ヤシロ社長夫人 後妻
 北沢彰・・・・・・・トップクライマー
 八代智之・・・・・八代の息子 次期ヤシロ社長
 八代哲夫・・・・・大手スポーツメーカー「ヤシロ」社長

◆ Story ◆
高世界のトップクライマーの奥寺が、世界有数の高峰K2で墜落死した親友・北沢の死に疑問を抱き、その原因は登山用具にあると考えた奥寺は、メーカーのヤシロと法廷で争うことに。そのとき、北沢が思いを寄せていた、ヤシロ社長の妻・美那子が奥寺を訪ねてくる・・・。
◆ 期待度 ◆ 昔、NHKにこんなドラマ枠があったとは、知りませんでした。その復活第一作ということで期待したいですね。登山映像がどう描かれるか楽しみです。ただ、この枠に慣れてないので、視聴・録画ミスをしそうで怖い・・(汗)