紙の月
 火曜10時〜    NHK       
 脚本:篠崎絵里子    演出:黛りんたろう ほか    P:大越大士
 主題歌・・・ 「子守唄」 マイア・ヒラサワ
原作
紙の月
◆ 出演者 ◆
梅澤梨花 原田知世 主婦 わかば銀行パート
岡崎木綿子 水野真紀 梨花の高校時代の友人
中条亜紀 西田尚美 梨花の高校時代の友人
平林孝三 ミッキー・カーチス わかば銀行の上得意客
平林光太 満島真之介 孝三の孫 大学生
名護たま江 冨士眞奈美 梨花の顧客
梅澤正文 光石研 梨花の夫
◆ レビュー ◆
  ◇ 第回 ◇   「誰のための愛」   最終回   2014 .02.04.                  

銀行で検査が行われる・・・
その時休みをとるように言われた梨花は、
もう日本には戻らないと思いつつ、旅立ったわけだ・・・

しかし、光太ってヤツは、あんだけ与えてもらって、
「いや、べつに欲しいって言ったことないし・・・」とか、
「ボクを解放してくれよぉ・・・」とか、勝手なヤツだ。
梨花が横領したってわかった時点で、梨花に買ってもらったモノを売って
金を返せー!とか思っちゃう。(笑)


旦那さんは、梨花の罪を知っても、
その罪の責任はオレにもある・・・と思ってくれたみたい。
梨花を失いそうになってはじめて、梨花と向き合えたダンナさん。
遅かったねぇ・・・
人って、どうして何か起こらないと気づけないんだろう・・・(涙)

オチとしては賛否両論かもしれませんが、
私はいいと思いますよ。
最後に梨花は気づけたんだから。

友達二人も、ちゃんと気づけてたしね。

とにかく、原田知世さんの透明感といったら、何十年前から変わらず・・・ですな。
同年代としては羨ましい限り・・・(笑)
まだドラマに出てくださいねーっ!!



  ◇ 第回 ◇   「楽園の終わり」      2014 .01.28.                      

まず・・・宮沢りえ主演で、映画化が決まりましたね。
「八日目の蝉」と同じ経過をたどってるな・・・
宮沢りえで映画・・・となると、エロ度が増しそうな予感・・・・
光太役は誰かなぁ・・・

さて、最終回前の第4話。
「後戻りできない」という自覚はあっても、止まることはできない・・
痛々しすぎる。(汗)
そして、友達二人の様子を見ていても・・・
お金って怖いなぁ・・・ってつくづく。
お金でしか娘をつなぎとめられない亜紀。
お金を節約することで、家族が離れていく木綿子。
どちらも、これではいけないってわかってても、
だからってすでに縛られたお金の呪縛からは逃れられない・・・
梨花は横領罪という犯罪を犯した。
しかし、誰もが少なからずお金に縛られ、お金で何かをつなぎとめようとしている・・・
ホントに怖いよ・・・。


梨花の仕事は、「お金を預けていただく銀行の仕事」。
その「お金」が前提で成り立ってる、顧客との関係。
なのに、顧客は「金で梨花とつながってるわけではない」と思ってる・・・
最初はそうだったかもしれない。
梨花は、誰かのために何かしてあげたかったはずだから・・・
しかし今はもう違う。
目の前で自分をただただ信頼している顧客を見て・・・
現実をたたきつけられるのね・・・・

自分がダメンズにしてしまった光太。
そして、その光太は、他の女がいる・・・
お金でつなぎとめていた光太がいなくなる・・・
現実が、さらに目の前に・・

さぁ最終回。
梨花の行き先は、とりあえずわかっていますが・・・
その先・・・ですね。
原作通りの終わり方かな・・?



  ◇ 第回 ◇   「清らかな罪」      2014 .01.21.                      

どんどん積み重ねる「罪」。
しかし、「返せる」と思って、手に入れた「万能感」に浸っていた梨花・・・
見てて、呆れるしかないわけですが・・・・。

お金で手に入れる幸せって、確かにあるかもしれない。
でも、そこに「自分が頑張って手に入れたお金で」という感覚は大事なんだよね。
それがすでに梨花からは消えてる・・・
早く、早く気づいて・・・って、心から願ってしまいます・・。

梨花の友達も、一億の横領をした梨花を別世界の話のように感じながらも、
実は自分たちも違う意味でお金に囚われているのね。
節約を気にしすぎている木綿子に、
買い物依存症の亜紀・・・
みんなみんな、見ていて、危うい・・・。

この三人、どうなっていくのか・・・
残り2話ですから、この後の展開は速そうですね。



  ◇ 第回 ◇   「満たされた渇き」      2014 .01.14.                      

光太との時間のおかげで、梨花の渇きは満たされていく・・・
みずみずしい若者の眩しさ・・・も大きかったんだろうね。
だって、老人たちに頼られても、満たされてなかったわけだから・・・

そして、夫は相変わらず梨花を見下す・・・
ったく、どうしてこの男はあんな言動しかできんのかねぇ・・・
どんどん乾いて言っちゃうっての。(汗)

そして梨花は、光太の借金を知る・・・
で、光太の祖父・孝三の依頼の金を、偽の証書を作って手に入れて、
「光太のため」・・・として、渡してしまう・・・。
「お金持ちなんだね・・・」という光太に、
「そうよ、余裕があるの、だから気にしないで」と思わせるために、
ほしくもない買い物をしまくる・・・

そして、そして・・・また、客の金に手を付ける・・
もう、罪悪感は感じなかった・・・
「返せばいい」と思ってた・・・・

なんか、こうやって少しずつ、少しずつ、道をはずしていったんだ・・・と伝わった今回。
世の中、そんな簡単なもんじゃないのに、
なぜか、簡単に、スムーズに流れていってしまってる・・・
あまりにもスムーズで、立ち止まることもしなかったんだね・・・。


でもね、男と女の関係に「お金」が入ってしまったら・・・
もう、それは始まったことの関係ではなくなるよ。
これも、あとになって気づくんだろうね・・・。



  ◇ 第回 ◇   「名前のない金」      2014 .01.07.                      

原作は既読。
女性の転落モノ・・・・といえば、今までもいろいろとありまして、
特に目新しいというわけではないのですが・・・
それを原田知世が演じる!ってとこに価値があるわけで!!
まさかねぇ・・・こういう役をやられるとは・・・・
勝手なイメージを持っていたもんで、意外でした・・・
ってことで、結構期待しちゃって観ました。

高給取りの旦那と二人暮らしの専業主婦・・・
はたから見れば、「働かなくていいよ」と言われて自分の時間を使い放題の梨花は
羨ましがられる存在であり・・・・
だけど、梨花は「飢えていた」のよね。
「誰かに必要とされることに人生の意味」を見出す人間だから・・・

あたいなんて、そういう境遇にどっぷりと浸かってのんびり暮らしてるクチなんだが。(笑)

子どもがいない=必要とされてない
パートでお金を稼いでも夫が見下す=必要とされてない
仕事先の老人は自分を求める=必要とされている・・・と、
何とも分かりやすい女ではありまして・・・

だけどさ、パートの金なんてそれっぽっちだろ?オレはこれだけ稼いでるぜ?って言いたい旦那には、
「やっぱりあなたが働いてこその我が家だわー!私って幸せ♪」って言ってあげてりゃいいのよ。
それで満足するんだから。

で、自分が稼いだ金で好きなもん買って、好きなことすりゃいいやん。
ボランティアに「必要とされる意味」を見出してるのなら、ボランティアすりゃいいやん。
と・・まあ、ぜいたくな悩みを持って転落していく女の姿に、
若干のイライラを感じつつ・・・・話は進みます・・・。

平林という老人宅で、孫の光太と出会う。
この光太に・・・「必要とされ」ちゃうわけですね、これから・・・
で・・・気軽に手を出してしまった顧客の金に、再度、深く手を出していくわけだ・・・
「あのとき、やめておけば・・」とのちに何度も思うだろう。
だけど、その真っ只中にいるときは、気が付かないもんだ・・・
そんな梨花の転落人生、見届けましょう・・・。




★ STORY ★ 梅澤梨花は、ささやかな幸せを追い求める主婦。妻を養っているという自負の強い夫との間には溝があり、ある出会いをきっかけにパート先の銀行から1億円を着服し、海外に逃亡してしまうという。
★ 期待度 ★ 原田知世がこの役をやるのねぇ・・・ちょっと興味深い。