日曜10時〜    BSプレミアム       
 脚本:木皿泉     演出:茂原雄二ほか     P:中山ケイ子ほか
 主題歌・・・ 「M」 プリンセスプリンセス
原作
昨夜のカレー、明日のパン
主題歌収録
プリンセス・プリンセス ベスト DIAMONDS ダイアモンド 19 GROWING UP 世界でいちばん熱い夏 友達のまま パパ OH YEAH! ジュリアン GET CRAZY! KISS SEVEN YEARS AFTER M パレードしようよ DQCL-2043
◆ 出演者 ◆
寺山徹子 仲里依紗 会社員 通称・テツコ
岩井正春 溝端淳平 テツコの会社の同僚で恋人 通称・岩井さん
寺山一樹 星野源 テツコの夫 故人
小田宝 ミムラ 寺山家の隣人 通称・ムムム
小田和正 小倉一郎 宝の父
小田みゆき 筒井真理子 宝の母
柳田理恵子 小野ゆり子 テツコの同僚 通称・ギダリエ
竹内虎尾 賀来賢人 一樹の従弟 連太郎の姉の息子
坂井良一 福士誠治 タカラと一樹の同級生 通称・サカイ君
小川里子 吉田羊 テツコの会社の先輩 通称・山ガール
秋山朝子 片桐はいり 連太郎の妻(夕子)の妹
寺山連太郎 鹿賀丈史 テツコの義父 通称・ギフ
◆ レビュー ◆
  ◇ 第話 ◇   「ご飯と銀杏」    最終回      2014.11.16.               

また、最後は号泣しちゃいました・・・。

「ウチに来ればいいじゃない?」と、サラリと言ってのけるギフ。
それはさすがにねぇ・・・?と思ったけど、
よくよく考えてみると、舅と嫁が「カズキ」なしでも一緒に住んでるってことも、
フツーに考えると「変わった家族」なわけで、
そこに、「婿」が加わっても、「またちょっと変わった」ってことになるくらいで・・・
本人たちがいいなら、いいわけで。(笑)

「テツコさんがいないと、ギフは一人でさみしいだろう」ってのは、予想がついた。
だけど今回、ギフがとんだ詐欺にひっかかったおかげで、
テツコさんも「ギフがいないと寂しい」という気持ちを実感してしまった・・・
やっぱり、すぐには離れられない二人・・・
だったら、離れなくていい、ボクが行くよ…ってわけだ。
・・・ってか、あんなわかりゃす詐欺に引っかかっちゃうギフを一人にできないけどね・・・・(汗)

だけど、そうは言っても、そこに居る「カズキ」の存在・・・・
岩井さんも、テツコさんも、「背中を押してほしい人」・・
そんな人の「マボロシ」のおかげで、ようやく前に進めたんだ・・・
「三回だけ戻ってこられる券」を、ここで使ってくれたんだね・・・
どこまでも優しいカズキ・・・。
「誰よりも幸せになってよし!」なんて言ってくれてさ・・・
もぉ・・・ボロボロ泣けてきたよ・・・

「信じてる人に見守られて最期を迎えるのは、とてもいいことだと思います。」
気を遣って、遣われて・・・
相手を思いやって、思われて・・・
そんな風に、最後の時間を過ごせたら、それはとてつもない幸せだ。

原作者の木皿さんが夫妻だからこそ描けた世界でもありますよね。
こんな風に思える夫婦でいたいな・・って、しみじみ感じました。

カズキや夕子さんが過ごした家。
その想い出が重なり合った家で、
新しい思い出を紡ぎ、重ねていくであろう三人。
きっと、カズキも夕子さんも見守ってる。
大切なときはきっと、残りの「券」を使ってやってきてくれるだろう。
大事な家族のために・・・・

とてもとても、温かく優しい言葉にあふれた今作。
そして、見事な主題歌「M」。
もう、条件反射で「M」を聞いただけで泣きますよ、私。(笑)

とっても素敵で大好きなドラマに出会えて、幸せでした!
ありがとう!!



  ◇ 第話 ◇   「蟻とオンナ」      2014.11.09.                        

テツコさんは、カズキの骨を墓に戻し、「手放す」ことにした。
正直、虎尾はそれを100%理解はできてなかったんだろう。
だけど、テツコさんはカズキの骨が入ってたカンカンをあっけなく捨て、
だけど、「絶対カズキを忘れない」と答えた・・・
そうなんだ、忘れないと自信をもって思えるから、手放せるんだ。
ちゃんと、テツコさんの中にカズキの居場所がある・・・あり続ける・・・
そこで虎尾は、自分もカズキの愛車を手放すことができると思えたんだね。
そして、そんな風に、どんなときもそばに入れてくれた、「戻るべき」カノジョの存在も
改めて実感できた・・・と。
うん、こうやって、人は前を向いて、生きていくんだ・・・ってこと、見せてもらった気がする。
しがみついていたものを、よりどころだったものを手放すということ・・・
エンディングのカズキの車を見ながら、また泣けてきました・・・


「戻るべき場所」・・・つまり、「居場所」。
それは、岩井さんの兄・冬彦さんにとっても「迷い」の状態だったようで・・・
ホントにソックリの双子の兄の登場だったけど、
ちゃんと「別人」でしたね。(笑)
逃げてきたけど、自分の居場所を再確認した家出であり、
弟・正春の「居場所」を確認した家出でもあったようで・・・

ムムムも、テツコさんが書き残した画を見て、笑えるようになって・・・
今いる「居場所」を、よりちゃんとした居場所にしようと前を向けたみたいね。
その「蟻とオンナ」の絵は・・・
カズキが遺した画だったんだよね・・・
つまり、ムムムはカズキに救われたんだ・・
カズキよ、どこまで優しいんだ、キミは・・・(涙)

「大切なよりどころを手放した」
そう言ったテツコさんの言葉に、ギフは何かを感じ取った・・・かな?
いよいよ最終回。
どんな風にこのお話は幕を閉じるのでしょうか・・・?

そうそう、ムムム母が朝子さんを見て言った一言に・・・
口に入ってたお茶をふきこぼしてしまった私・・・
見事な表現でしたぞ!!!(笑)



  ◇ 第話 ◇   「カードと十手」      2014.11.02.                       

ふと、暗闇に引きずり込まれそうになったとき・・・・
ゆるぎない、信じられるものがあるならば・・・・
人は強くなれるし、幸せだと思う。
岩井さんの優しさに、心が大きく動かされたテツコの大きな一歩が始まります・・・・。


いきなり「テツコと岩井さんが別れた」って話になってて、
えーっ!!!って驚いたよ。

前回の「カズキの幽霊」に、岩井さん、さすがに戦線離脱か・・・ってガッカリしたんだけど・・・

違ったよ。
どこまでも、岩井さんは岩井さんだった。
あんな小学生に480万も・・・
・・・優しい・・・を通り越して・・・お人よし・・・だよね?(汗)
将来、損をするタイプ・・・だよね・・?

「損得」で物事を考えない人だから、本人はいいかもしれんけど・・・
まわりの人間は大変だぞ・・・?
いいのか、テツコさん・・・?(笑)

カズキを手放すと決めたテツコさん。
次回はリアルに手放す=墓に骨を戻す・・・ってことになりそう。
なんかね、前回のカズキの姿を見てるだけに、
それも可哀想な気がしてさぁ・・・(涙)

でも、「手放す」と「忘れる」は違うから。
テツコさんが前に進むというだけのことだから・・・・

そして、残されるギフにも恋の予感・・・?
怪しさ満点だけど・・・(汗)



  ◇ 第話 ◇   「幽霊と△」      2014.10.26.                        

岩井さんがいい人でさぁ・・・
どんどん「現実」を知ることで、テツコさんを諦めるんじゃないかって
心配になっちゃうよねぇ・・・(涙)


ギフの妻、つまりカズキの母・夕子の法事。
ムムムたちの惣菜屋に料理を頼むことになったのだが・・・・という話。

なんと、岩井さん、幽霊が見える体質のようで!
夕子さんとともに家にやってきましたよ!!(笑)
「幽霊っぽい」人間もついでにやってきましたけど・・・(汗)
どうやらテツコさんに惚れているようで・・・

岩井さんにとって、この「幽霊みたい」だけど、生きてる男は「敵」ではない。
やっぱ、今は亡きカズキだよね、最大のライバルは・・・
しかもさ、あんなふうにテツコさんを抱きしめるカズキの姿が「見えてしまった」ら・・・
正直、あたしゃ、ここで心が折れるよ・・・(涙)


だけど、岩井さんは負けない!!
勝てる気はしないけど、戦いを挑んだ!!
でも、カズキにしてみたら、「生きてる」岩井さんのほうが断然分がいいらしく・・・
うむ、確かに。
人は生きてると、想い出に変えちゃうことができるから・・
生きてさえいれば、いつか・・・なんだよね。
カズキはもう、何もできないんだもん・・・(涙)
岩井さん・・・負けるな・・・・

テツコさんの中でも少しずつ変わっていってる・・・
ムムムも前に進んだ・・・
また「明日が来る」ということ・・・・
切ないエンディングでした・・・(涙)

それにしても・・・死んだ人って、三回この世に戻ってこれるんだ・・・(笑)
カズキはあの2回、どこで使うのかなぁ・・・?



  ◇ 第話 ◇   「山とエレベーター」      2014.10.19.                    

今回はあまり泣きどころはなく・・・
ギフやムムムが、いろんなことに気づけて良かったなぁ・・・って思えましたね。
ムムムが抱えてることって、ムムムほどではなくても、誰しもが抱えてることで、
こんな風に誰かに言ってもらえないと気づけないほど苦しんでいて、
それはきっと、元気な人に言われても気づけないことだったかもしれなくて、
同じように苦しんでるサカイ君の言葉だから届いたのかもしれなくて・・・
たくさんたくさん着込んでしまった鎧を、
少しずつ脱いで、軽くなっていってほしいなぁ・・・・って思えますね。

テツコさんの、「カズキの骨」について、岩井さんが知ってしまいました・・・・
ギダリエめ・・・
さすがにこれは、岩井さんも引っかかることだったようで・・・
うん、私もこういうのはイヤかもなぁ・・・
でもさ、大切な人を失ったとき、焼かれた骨を持ち帰りたいって思ったこと、ないですか?
私は、ちょっと思ったことがあります。
だけど、持ってきちゃうと、死んだ人の魂も持ってきちゃう気がして、
そうなると全部そろって成仏できない気がして、やめました。
でも、もし、持ってきちゃってたら・・・
「サヨナラ」するタイミングがわからずに、持ち続けてしまうかも・・・・
テツコさんも、「じゃ、どうしたらいい・・・?」って感じじゃないかなぁ・・・?
どうしてあげるのがいいのかなぁ・・・・?(涙)

次回は幽霊話??
会いたいような、会いたくないような・・・?(笑)



  ◇ 第話 ◇   「星と雪だるま」      2014.10.12.                      

物語の終わりから、「M」が流れる・・・ここで、毎回泣けるんです。
この曲は、別れた恋人への想いを綴った歌なんだろうけど、
このお話では、「もう会えない愛しい人」への歌として伝わってきて、
もう、あの曲に源ちゃん・・・ってのが、泣けてしまうんです。
ダメだぁ・・・もう、最後までこのエンディングで泣ける気がする。(涙)

岩井さん、いい人だね。
あんな風に自分の思ってることをぶつけられる人がいるって幸せだし、
それを苦に想わずに、明るい方向へと導いてくれる、
そして、無理しなくていい、待ってるって言ってくれる・・・
この人を逃しちゃダメだよーっ!!
岩井さんは、カズキのことも知ってて、
カズキとテツコさんが幸せな夫婦だったときも知ってて、
カズキを失ったテツコさんもずっと見続けてきて・・・の、今なんだよね。
ありがたい人です。

今回は、ムムム、大活躍!でしたね。
自分のために動いていたはずなのに、
途中から、ギフのために、自分のために、カズキのために・・・になってて・・・
最後は「ちゃんと見ている」を「形」にしてギフに見せてくれて・・・
ムムム、一歩前に進めたね。
そうやって、人は確実に変わっていくんだ。
死んでしまった人はもう変わらない。
生きてる人間は変わらざるを得ない。
人は一人じゃないから・・・

それぞれが寄り添って、ちょこっとずつ影響しあって、
前に進んで・・・
いつか、「手放す」んだよね。
そんな日を、待ってるようで、拒んでるような・・・

まだ、そんな時期なのかもしれません・・。



  ◇ 第話 ◇   「台風とくす玉」      2014.10.05.                      

木皿さんの原作小説、既読です。
本も好きだったけど、やっぱり映像で動く方が好きだな、私は。
木皿さんの紡ぎだす言葉は、映像でじんわりと染み渡る気がするんだ・・・

だから、私はこの映像化、とっても嬉しいんです!!

キャスティングは好き嫌いがありますでしょうけど・・・
結婚妊娠を経てのリーサちゃんは、とっても柔らかくなってるので、
雰囲気は良かったと思いますよ。
何より・・・カズキが星野源ってのが・・・・
なんか、泣ける。(涙)

19で結婚したテツコとカズキ。
しかし、カズキは天国へ逝ってしまう・・
遺されたギフ(義父)とテツコさんは、あれから7年、一緒に暮らしていた・・・ってわけです。

やっぱり、夫と死に別れた場合、夫の家に残るのはちとツライよねぇ・・・
結婚生活が長く、すでに家族となっている場合や、
子どもがいて、祖父母の手を借りたい場合など・・・だとありうるかもしれんけど、
テツコさんの場合、ギフと二人きりだからなぁ・・・

前に進めって人は言うけど、まだ前になんか行きたくないのさ。
テツコさんは、そう言う・・・
だけど、いつか前に進まないといけないんだろう。
いや、確実に前に進んではいるんだ。
キッカケが必要・・・そのキッカケが岩井さんな気がするんだけど、
それでも進めないテツコさん・・・・

でもね、無理矢理はいかんのです。
小田さんちのムムムだってそう。
誰だってそうだ。
あったかい気持ちで見守っていこう。
きっとカズキも、天国から見てるはず・・・。





★ STORY ★ 本屋大賞第2位に輝いた大注目の泣ける感動小説「昨夜のカレー、明日のパン」が人気脚本家・木皿 泉、自らの手により早くもドラマ化。
★ 期待度 ★ 木皿さんの作品ははずせませんから!