土曜9時〜    NHK       
 脚本:池端俊策    演出:柴田岳志ほか    P:吉永証ほか
 主題歌・・・ 「」





◆ 出演者 ◆
夏目(中根)鏡子 尾野真千子 中根家の長女
夏目金之助(漱石) 長谷川博己 帝大卒で教師になった知性派
山田房子 黒島結菜 鏡子の従妹
荒井伴男 満島真之介 足尾銅山の元坑夫
塩原昌之助 竹中直人 夏目金之助を幼少期に育てた養父
中根重一 舘ひろし 鏡子の父 貴族院書記官長を務めるエリート
◆ レビュー ◆
  ◇ 第回 ◇   「たたかう夫婦〜女性関係で衝突する夫婦に突然漱石の命を脅かす事態が!」
                                       最終回     2016.10.15.     
番組内サブタイトル ・・・ 「たたかう夫婦」

あぁ・・・本当にいいドラマだった・・・
全4話、計5時間。
あっという間の時間でした・・・。

夏目家にやってきた荒井という男・・・
曲者だとは思ってたけど、波風をたててくれましたな。
だけど、根っこから悪いヤツではなかった・・・ってことで・・。

この荒井のせいで、鏡子の「女心」はかき乱されまして・・・。
嫉妬したり、求めてみたり・・・
そんなこと、漱石相手に叶うはずもないのに・・・


でもね、こんな夫婦なんですよね。
いざ・・というとき、漱石が探すのは鏡子。
安心させたくて強がるのも、愛してるって言えないのも、
子供たちが懐かなくて寂しくてもやっぱり家がいいっていうのも、
それが、漱石って男・・
何とも扱いにくい男だけど、憎めない男です・・・。

「坊っちゃん」の婆や・キヨ。
あれって、私でしょ?という鏡子。
そうしておこうかな・・という漱石。
本当のところはわからないけど、
今、「そうしておこう」と漱石が言ったことが、何よりの言葉・・だよね。


はぁ・・・しみじみ、いいドラマだった。
濃密な時間を、ありがとう。
来週からは、違った「濃さ」を堪能させていただきます!(笑)



  ◇ 第回 ◇   「やっかいな客〜順風満帆の漱石夫婦を混乱に陥れる人物が次々と登場!」
                                                2016.10.08.     
番組内サブタイトル ・・・ 「やっかいな客」

厄介だけど、大切な人だったんだね、養父の塩原は・・・。
漱石にとって、養父は数少ない「家族」なんだ。
実の父に無下に扱われた自分を、愛して育ててくれた人だった・・
その人が落ちぶれて、金をたかりにくる・・・
しかし、金はない、厄介なことになってしまった・・・

鏡子にとって、妻として、家族を、夫を守るため、遠ざけたい人だったんだよね、塩原さんは。
だけど、漱石の兄から、塩原がどんな人かを聞いてしまう・・・
漱石にとって大切な人・・・
しかし、漱石を縛り付ける、厄介な人・・・
だから、心を鬼にして、自分が絶縁をつきつけたんだ。
鏡子は強い女だ、何人も子を産んで、守るべきものが多い人は強いんだ。

だけど、漱石はそうではないんだ・・・
いつも胃を痛めるほど、弱い人なんだ・・・

そんな夫婦の姿に泣けてきた。
どっちの気持ちもわかったから。
そして、二人とも、お互いのことをちゃんとわかってる、
家族を何よりも欲していた夫の家族を切ることの意味を、
自分のために、自分の代わりに動いてくれた妻の想いを・・


そして、念書をもって養子・漱石を訪ねた塩原さんの想いもね・・・
確かに金に困ってる、漱石が名を挙げて金を稼いでると知って、たかりにきたのは事実。
だけど、あの念書は塩原さんにとっては、「金になる紙」という意味だけではなかったと思う。
この一枚の紙は、漱石と塩原を繋ぐ紙なんだ。
それを、金に換えてしまうということ・・・
あの、金と取り換えるときの表情に、最後は妊婦の鏡子のために傘を置いて行ったことに、
こりゃまた泣けてきたよ・・・。


そんな切なく苦しいエピソードに、やっぱり笑いも織り交ぜて、
見事に作り上げている今作。
最終回前ですが、素晴らしい作品として心に残ると思いました。
もう終わっちゃうのは寂しいけど・・・
次回もじっくり堪能させていただきます。




  ◇ 第回 ◇   「吾輩は猫である!!神経衰弱を患う漱石に福が来る」    2016.10.01.     
番組内サブタイトル ・・・ 「吾輩は猫である」

夏目漱石って、そんな人だったんだ・・・と、驚きのお話です。
普通の小説家さんやと思ってたのに、なかなかの厄介さんだったのね・・・(汗)

イギリス留学を言い渡され、単身で行った金之助だけど・・
そもそも心の繊細な人だっただけに、病んでしまったようで・・・
帰国してからのイッちゃってる演技が、すごすぎてドン引きっすよ、長谷川さん!(汗)
目が怖いよ・・・・。
なのに、何人も子が出来てるよ・・・(笑)

離縁だ、離縁だ!!という金之助だけど、
「病気なら看病しなくちゃ!」とそばにいることにする鏡子。
すごいねぇ・・・居場所を見つけて嬉しい!って感じで、可愛かったけど・・・
大変だったと思うぞ・・・?
あしらい方も上手になってきてたけど、そう簡単でもないしね・・・
よく我慢しなさったわ・・

中根の父の話も苦しかったなぁ・・・
あんなに頼りがいのある大きな存在だった父が、落ちぶれて金の無心にくる・・・・
たくさん愛されてきた自覚があるのに、返せない不甲斐ない自分・・・・
全部苦しかったよ・・・

でも、金之助がちゃんをわかってくれてて、
中根家のことをちゃんと考えてくれてたことが嬉しかったなぁ・・・

そしてやってきた、福の神。
黒猫ちゃんでございます。
ペットって、やっぱ癒しだよねぇ・・・・(違うか。(笑))
気分転換で書いた「吾輩は猫である」が、今後夏目家を大きく変えてくれるわけですが・・・
それで万事OKってことでもなさそうで・・・
次回も大変そうでがんす。



  ◇ 第回 ◇   「夢みる夫婦〜見合いから熊本での新婚生活始まる」    2016.09.24.      
番組内サブタイトル ・・・ 「夢みる夫婦」

一時間15分か・・・長かったね・・・・
一話50分にして、全4話ではなく、6話くらいにすればいいのに・・・?
編成上、無理だった・・・?
話の区切り上、無理だった・・・?
ま、面白かったからいいですけど。

夏目漱石の妻が主役の今作。
なかなかのお嬢様で・・・
曲者金之助でなくても手を焼いたでしょう・・・(笑)

東京から熊本にたった一人で、いいとこのお嬢様がやってきたってのに、
お付きの婆やを東京に帰しちゃうなんて・・・
ひどい男だよ、金之助!
だけど、この人の抱える思いを知ると、なんとなくわかる気もして・・・

家族というものに恵まれず、家族というものに憧れていた金之助にとって
愛されて育った鏡子はある意味羨ましいというか、憎たらしい存在だったかもね・・・

自分だけを見てほしい・・・て気持ちもあったかもね・・・
ま、アンタのその言動では伝わらないと思うけど。(笑)

一人ぼっちの知らない土地での暮らし、
流産の経験、夫の冷たさ・・・
いろんなことが重なって、鏡子は追い詰められていきます・・・・
そうなって初めて、金之助はちゃんと鏡子と向き合う・・・
ようやく、家族になれた・・・のかもしれませんな・・・。


オノマチさんは相変わらず達者で、
気取った学者っぷりが、「デート」の高等遊民を思い起こさせる長谷川博己さんも素敵で、
見てて目が離せない二人ですな。
残り3話、楽しませてもらいますよ!




★ STORY ★ 「夫婦は小説より奇なり」 明治という激動の時代を駆け抜け、夫婦として成長していく姿を、妻・鏡子の視点から、生き生きとユーモアを交えながら描くエンターテインメント・ホームドラマが登場!