土曜6:05〜    NHK       
 脚本:藤本有紀    演出:柴田岳志    P:城谷厚司

原作
◆ 出演者 ◆
黒木華 大坂生まれの女料理人
小松原 森山未來 「つる家」の常連客の武士
永田源斉 永山絢斗 町医者
安田成美 「天満一兆庵」の元女将
嘉平衛 国広富之 大坂・天満一兆庵の主人
佐兵衛 柳下大 大坂・天満一兆庵の一人息子
富三 大倉孝二 大坂・天満一兆庵の元料理人
種市 小日向文世 「つる家」の主人
ふき 蒔田彩珠 「つる家」の下働き
おりょう 麻生祐未 長屋の住人
伊佐三 小林正寛 おりょうの夫
あさひ太夫 成海璃子 吉原・翁屋の花魁
采女宗馬 松尾スズキ 「登龍楼」の主人
末松 毎熊克哉 「登龍楼」の料理長
又次 萩原聖人 吉原・翁屋の料理番
伝右衛門 伊武雅刀 「翁屋」の楼主
◆ レビュー ◆
  ◇ 第回 ◇   「寒鰆の昆布締め」    最終回    2017.07.08.          

小松原の仕事関係でもめ事が起こってて、
心配した澪は、手を包丁で切ってしまう・・・。
献身的な源斎先生・・・
この源斎の気持ちに、澪が全然気づかないんだけどね・・・。(涙)

小松原は不正には関わってなくて、そこは良かったんだけど、
料理番付の版元が、登龍楼とつる家の対決を持ち掛けてきていて、
怪我をしている澪は、かなり不利になっちゃうんだけど・・・

寒鰆の昆布締めか・・・
美味しそうだったなぁ・・・
お金を使い放題の大店が準備した料理と
町の小さな小料理屋の一品を横並びで評価しろってのもちょっと問題だと思うんだけど・・・
結果的に、澪は負けてしまいました・・・。
でも、それには何か政治的な動きもあったみたいで・・・
ま、今も昔も、そういうもんですよね・・・(涙)

最後は、若旦那さんが澪を認識して遠ざかって行った・・・ってことで、
こりゃ、続編もアリ!ってことでいいんですかね?
小松原と澪を恋も、何の決着もつきませんでしたしね。
期待して待ちたいと思います!


やっぱり、藤本有紀さんが書く、人情時代劇は大好きだわー!
澪のほか、キャスティングも絶妙でしたしね!
ただ、最後まで観て思ったこと・・・
どっちかっつーと、黒木華ちゃんより、安田成美さんの方が「下がり眉」でしたよ!!(笑)



  ◇ 第回 ◇   「ふっくら鱧の葛叩き」     2017.07.01.                

吉原の翁屋で鱧を調理しなくちゃいけなくなったものの、
又次は扱いなれてなくて怪我をしてしまう。
源斎は、太夫の主治医で、その場に居合わせたため、
いい料理人を知らないか?と問われ、澪を紹介するんだけど・・・
そうだよねぇ・・・女の料理人なんて受け入れないよねぇ・・・

でも、そのあとの展開は痛快で。(笑)

何も知らずに鱧を侮った調理人が結局さばけず・・・
最後は澪の見事な手さばきで、素晴らしい料理に仕上がって・・・
めでたしめでたしでした・・・

ここまできて、野江ちゃんに会わずに帰るのかい・・・?
澪ちゃんがそこまで来てるのに、会わなくていいのかい・・・?
源斎と又次がそれぞれに問うも、この場で会うことは良くない・・・と二人とも会おうとしないのよね。
もどかしい・・・
でも、こんな姿で会えないっていう野江ちゃんの気持ちもわかるし・・・・

そんな時、又次が機転を利かせる。
野江ちゃんの部屋の窓から見える位置に澪を連れて行ったのよ・・・
完全なる対面ではない。
でも、これはちゃんとした再会だ・・・

いつか、いつかちゃんと会おうね・・・
うん、きっと会えるよ・・・頑張って生きていくんだよ・・・
そんな温かい気持ちになる回でした。
ほんと、いい話だよなぁ・・・。

次回で最終回ね・・・
惜しい・・・名残惜しすぎる!!



  ◇ 第回 ◇   「う尽くし」     2017.06.24.                      

富三め・・・やっぱり金目当てだったか!!
しかも、若旦那さんが女郎を殺して逃げたってのもウソなんじゃんか!
金を使い込んだのは富三、女に入れあげてたのもコイツ、
で、女郎の死の濡れ衣をかけられて、若旦那さんは逃げてしまったらしく、
今では釣り忍売りをしているらしい・・・
ま、罪は犯してないってわかったものの、失ったものも大きい気がするな・・・
元気で見つかるといいけど・・・


そして、つる家の「う尽くし」。
澪の考案で素敵なものが出来上がりました!!
吉原では野江ちゃんが大けがをして心配だけど、
おかげで「う尽くし」のいいメニューができちゃったわけで・・・
早く治るといいな・・・。

小松原と澪の仲睦まじい姿を見て、ヤキモキの源斎先生。
源斎、小松原を見て驚く・・・
「小野寺」と名乗って、つる家に近づくな!と輩を撃退していた人物だったからです。
名前を偽って通い詰める男・・・
そして、その男は、由緒正しき御家柄の長男・・・
こりゃこりゃ、身分違いも甚だしいわけで・・・
苦しいねぇ・・・(涙)



  ◇ 第回 ◇   「ひとくち宝珠」     2017.06.17.                   

今回の料理は、澪ではなく、小松原さんでしたね。(笑)
小松原さんは、実は御膳奉行の小野寺数馬という人で、
お上に献上するお菓子を作れって命を受け、ほとほと困っておりました。

一方の澪は、野江ちゃんの好意を受け、種市の了承も得、
違う街に新しいつる家をオープンさせておりました。
そこで、来たる夏のための「う尽くし」について頭を悩ませていると、
小松原がやってきて・・・
お互いが刺激し合って、ヒントを得て、新たな料理を作っていく・・・
いいコンビだし、お似合いだし、くっついてほしいんだけど・・・
なんせ、身分が違い過ぎて・・・(涙)

これからもっと切なくなるんだよなぁ・・・

そして、つる家に新たな登場人物が!
大坂・天満一兆庵の元料理人で、若旦那について江戸にきていた富三が出てきまして・・・
コイツの話によると、若旦那は吉原に溺れて、女を殺して逃げてるっていうのさ。
店も潰し、女に入れ揚げ、しまいにゃ殺めてしまったなんて・・・信じたくない話です・・・

しかーしっ!コイツ、この富三・・・悪いヤツだった!!
若旦那の行方を知りたい!って思い詰めるご寮さんから金をせしめようとしてやがる!!
せっかく種市が見つけて取り戻してくれた、珊瑚の簪を・・・
やめてよぉ・・・・
ほんと、どこまでもトラブルに見舞われちゃうんだから・・・(涙)



  ◇ 第回 ◇   「ほろにが蕗ご飯」     2017.06.10.                  

なんて目まぐるしい展開・・・
もったいない・・
丁寧に描いても十分見ごたえのある話なのに・・・


登龍楼がつる家の「三つ葉尽くし」を真似できたのは、
つる家の新しい奉公人・ふきのせいだったのね。
ふきは、元々登龍楼に奉公していて、つる家に行くように仕向けられてたんだ。
オマケに、弟と人質に取られてる状況で、言うことを聞かないわけにはいかない・・・
いやいやながら、情報を流してたんだ・・・

それに気づいた澪は、登龍楼に乗り込んで、主人の采女に食いつくんだけど、
いい人ぶって、「料理人がしたこと、謝る」とか言いつつ、
その料理人・末松にお金を渡して、つる家に放火しやがった!!
どこまでもひどいヤツら・・・。
もう、澪の背負った宿命も重なって、泣けてくるったらありゃしない・・・(涙)


倒れてしまった種市、店の再興も難しい状況に、澪は自分の運命が人を不幸にしてる・・・って落ち込むんだけど、
そこに、吉原の太夫の使いがやってきて・・・
「雲外蒼天」の文とともに、10両もの大金が届けられた・・・
きっと澪ちゃんなら立ち直れる・・・その想いが澪を届いた・・・
そう、太夫は、幼馴染の野江ちゃんだったんだ・・・
洪水で行方知れずだった野江ちゃん。
生きてたんだね・・・・
だけど、吉祥の相を持ってるはずの野江ちゃんは、今は廓の中に閉じ込められてる・・・
素晴らしい運命には、恐ろしいほどの不幸もついてくる・・・
野江ちゃんにも、明るい未来が待っているのか・・・?
澪は、苦しい時期を乗り越え、清々しい空を望める日はくるのか・・・?
しっかりと見届けたいですね。


いやぁ・・・泣いたわ・・・
この一話、三話くらいに分けてもいけると思うんだけど・・・・
急ぎ過ぎじゃ・・・?
続編作る気、ないの?って言いたくなるわ。(汗)



  ◇ 第回 ◇   「三つ葉尽くし」     2017.06.03.                   

ぞくぞく出てくる、メインのキャスト・・・
わくわくしますねーっ!!

料理番付に、澪の作った「とろとろ茶碗蒸し」が載った!ってんで、大喜びの面々。
しかし、速攻でマネされてしまう・・・
しかも、相手は料理番付トップの登龍楼・・
太刀打ちできない・・・と落ち込む面々だけど、
小松原だけは、「ここのが好きだ」って言ってくれて、澪はホッとするも・・・

登龍楼に食べに行ったご寮さんが、「ウチの子の真似をして恥ずかしくないのか!!」って怒鳴り込んで、
突き飛ばされてけがを負ってしまった・・・
母として、娘の頑張りを汚された想いがして、許せなかったのね・・・
温かい気持ちになるも、やっぱり許せない思いがしちゃうわ・・・

そんな中、吉原の太夫が茶碗蒸しを食べたい・・・ってことで、料理人が買いにきました。
澪は、幼いころ、廓での思い出話をするんだけど・・
まさか、その太夫が・・・だよね。
不思議な縁です・・・。


澪は、源斎先生が言ってた三つ葉の話を思い出し、
「三つ葉尽くし」の膳を考案。
これがまた人気になるも、なんと、「昨日、登龍楼で食べたのと同じだ!」って言われてしまう・・・
また速攻でパクられた??
どうなっちゃうんだーっ!!てなことで・・・。



  ◇ 第回 ◇   「とろとろ茶碗蒸し」     2017.05.20.                 

もう・・・世界観が素晴らしいなぁ・・・
澪が、とってもとっても可愛らしくて、一生懸命で応援したくて、
そして、ご寮さんの暖かくも泣けてくる簪の想い・・・
つる家の種市さんの娘と澪への想い・・・
全部が全部、愛おしいですよ・・・・。

小松原に言われて落ち込む澪だけど、
「出汁が定まってないんだ」ってことに気づいて、
上方とは違う出汁のこと、自分らしい出汁について考え始めるのよね。
幼くして失った娘と重ねた種市は、何も言わずに応援する・・・
必死に模索する澪を見て、ご寮さんは大事な簪を売って昆布と鰹節のお金にする・・・
たくさんの想いを背に、澪は自分の「出汁=合わせだし」を見つけて、
とろとろの茶碗蒸しを作りあげたわけです。

美味しいんだろうなぁ・・・
そりゃさ、最後に作り方の説明はあるけどさ、
そうじゃなくてさ・・・
澪が作ったものを、「つる家」で食べてみたくなったのさ・・・

原作の世界観を壊さず、見事に映像化してくれて、
改めてありがとう・・・って言いたい気持ちです。



  ◇ 第回 ◇   「はてなの飯」     2017.05.13.                      

もう・・・・見事すぎるキャスティングに脱帽!!
テレ朝版の北川景子ちゃんじゃ、「残念すぎる見事な下がり眉」は表現できなかっただろうしね・・・(笑)


江戸で息子に支店を出させた「天満一丁庵」の嘉兵衛夫妻。
しかし、江戸に来てみると息子の行方が知れず、店は放置・・・
心労で嘉兵衛は死亡、遺された妻・御寮さんと長屋で暮らすことにした澪・・・
荒れ果てたお稲荷さんを掃除していた澪を見て、「つる家」の種市は、澪を雇うことに・・・
そして上方の料理を仕込まれた澪が、江戸で奮闘する!!
そういうお話なんです。

これね、絶対原作を読んでほしい作品なんです。
全部で10巻もありますが、面白くて終わるのが惜しいくらいですから!
で・・・その登場人物を見事に実写化してくれたのが今作・・・
黒木華ちゃんの、見事なまでの下がり眉!(笑)
上品でか弱そうなご寮さん役に安田成美さん。
人情厚い隣人に麻生祐未さん。
懐深い店主に小日向文世さん。
謎深き武士に森山未來くん。
心優しい医師に永山絢斗くん・・・
どれもこれも素晴らしい!!
一つ難癖をつけさせていただくなら、上方(大阪)の人間であるキム兄に、江戸の人間役はちょっとねぇ・・・?(汗)
そこだけ違和感でしたわ。


「始末の料理」である上方の料理。
美味しいものには目がない上方の人間からすると
「初物」にこだわって、せっかく脂がのった戻りガツオを食べないとは理解不能だろうなぁ・・・
美味しいけど、食べてもらうこともできない・・・
悩む澪・・・
食べてもらいさえすれば、きっと味の良さはわかってもらえるのに・・・

そして到達した案が、握り飯にして見た目ではわからないようにして、
「美味しいよ!でも何かな・・・?はてなの飯です!」ってことでした。
遊び心も利いてるし、食べてみれば美味しいんだもん、評判になるよね!!
今後も、こういう感じで、苦しみながらも活路を見出していく澪の姿が描かれます。
そして、行方不明の息子さんのこと、江戸でのライバル、
そして、親友・野江ちゃんとのこと・・・いろいろ描かれると思います。
あー!楽しみ!
でも、すごくたくさんお話があるのに、1クールで終わっちゃうんだよねぇ・・・
惜しいわぁ・・・
2クールでやってほしいわ。


次回も楽しみです!!




★ STORY ★ 大坂に生まれた天涯孤独な少女・澪(みお)が、料理の腕一本を頼りに江戸に行き、艱難辛苦を乗り越えながら、やがて一流の女料理人になるまでの波乱万丈の物語を8回連続で描く。