金曜10時〜    NHK     
 脚本:安達奈緒子    演出:柴田岳志ほか     P:須崎岳
 主題歌・・・ 「せつないもの Chara

原作

◆ 出演者 ◆
青田アオイ 清原果耶 アルバイトの看護師見習い
由比朋寛 瀬戸康史 由比産婦人科の院長
青田史香 酒井若菜 アオイの母
町田真知子 マイコ 沖縄出身の妊婦さん
町田陽介 葉山奨之 真知子の夫 塗装工
望月紗也子 水川あさみ 看護師 アオイの先輩
榊実江 原田美枝子 ベテランの看護師長
◆ レビュー ◆
  ◇ 第回 ◇   「7日間の命」   最終回    2018.09.21.             

最後も、とっても重たい話。
だけど、誰にでも起こり得る話。
そして、親として、決断しなくてはいけない、苦しいお話・・・


どれが正解なんてない。
今回の両親は、心臓に障害があり、かなり厳しい状態・・
中絶するか、産んで治療を施すか・・・という状況だった・・・。
二人の選択は、産む、だけど、治療はしない・・・ということ。
その結果は、数日しか生きられないというものなんだけど・・
可能性は少なくとも、その「未来」を親の想いでつぶした・・・と考える人がいるかもしれない。
でも、この父と母は、子供にしてあげられること、しれあげたいことを考えに考えて、実行した。
後悔もあるだろう、非難されるかもしれない。
それでも、二人で出した答えであり、たくさんの愛を出来る限り降り注いで、二人で看取った・・
最後の、天国のお母さんが、天国に旅立った我が子を優しく抱いてる姿に、
そうであってほしい・・・と、心から願ったよ・・・


どっちが幸せで、どっちが不幸なんて・・・比べることではないけど、
妻を出産で失った陽介も、いろいろと考えさせられただろうなぁ・・・
最後は由比センセイとちゃんと話せて、良かったです・・・。

生まれてもすぐに死んでしまう命、
生まれる前に、摘み取られてしまう命、
生まれても、母を失ってしまう命・・・
そして、何事もなく、ちゃんと生まれ、育っていく命・・
どの命も、命であることに変わりはない。
その命に向き合っていく医師・看護師たち・・主人公・・
その姿が、見事に描かれていて、本当に良作でした。

たくさん、たくさん、考えさせられましたもん。

看護師として働くアオイの、第2ステージ・・・また、見てみたいです。



  ◇ 第回 ◇   「透明な子」     2018.09.14.                     

このお話は、原作マンガを読んでいるので結末はわかっているうえで視聴したのですが・・・
本当にキツイですね。
何をどう書いていいか・・・

確かに紗也子のいうとおり、大人が「何があったか、誰にされたか」を聞いても、
恐怖や不安、そして口止めされてるということ、母の笑顔を奪うということ・・・
それを考えると、口に出せない少女の気持ち、痛いほどわかります。
口に出せない、何も口にできない・・・
もう、体が心が壊れる寸前・・・

そんな少女に、気づいてあげたいって思いを伝えるアオイ。
どう思ってるのか・・・?わかってあげたい・・・
その思いが届き、少女は自分の想いを口にする・・・
イヤだった、怖かった・・・
そして、何があったか、誰にされたかを語りだす・・
これは、その専門の人間がちゃんとした経験や知識をもって行うべこきとなのかもしれないけど、
今回のアオイとアミちゃんの関係があったことで、聞き出せたことかもしれないわけで・・


どうすべきで、何をすべきか、それぞれに答えがあって、どれが正解かはわからないけど、
今回は、こんな風に頼れる大人がたくさんいる状況で、本当に良かった・・・
そして、アオイは自分のことと重ねて不安になってしまったわけだけど、
自分の想いを吐露することで、母の想いを知ることができた・・・
こんな風に、想いを伝え、言葉にして、気づき、思い合っていけたら・・・
この母子が今後、もっといい関係になっていけるんじゃないか・・・?って
そんな未来を感じるエンディングでした・・・。


さ、最終回です。
生まれる命、去り行く命・・・
最後もまた、アオイはそんな命と向き合うことになります・・・。



  ◇ 第回 ◇   「妊婦たちの不安」     2018.09.07.                   

仕事をしながら子供を望む・・・
働く女性なら、みんな考えることですよね。
何とかなる!いや、何とかなる・・・?
自分で決意したのに、揺らぐ気持ち・・・不安・・・葛藤・・・
その思いが、よく描かれていましたね。


幸いにも、紗也子には、鈍感でも優しい夫がいてくれる。
理解ある職場が、待ってる。
仕事もあって、子供も授かって、養育できる十分な稼ぎもある。
はたからみたら、かなり恵まれてる環境でしょう。
だからって、不安に思うなよ・・・とはならない。
妊婦さんはそれぞれ。
それぞれの悩み、そしてそれぞれの答え、選択があっていいと思う。


今回は、温かい気持ちになれるエンディングでよかった。
無事に生まれますように・・・
次回はかなり苦しい話になりそうです。(涙)

余談ですが・・・水川あさみちゃん、キレイになったなぁ・・・と、
しみじみ感じつつ見ておりました。



  ◇ 第回 ◇   「小さな手帳」     2018.08.31.                   

あんなことされても、お母さんが大切な存在なんだよね・・・
虐待されてる子は、親をかばうと言います。
逃げればいいのに、アンタが親を捨てればいいんだよ!って思うんだけど、
そんな簡単に割り切れない、それが親子なんだろうなぁ・・

今回の妊婦さんに重ね、アオイのことも描いておりました。
母の期待に応えられなかった幼いアオイ。
母は娘を追いつめ、関係が壊れていき、良心は離婚・・
のちに、アオイの障害が発覚するわけだけど、
それまで過ごした二人の苦悩のときは、つらかっただろうさ・・・

今回のことで、アオイの心にも変化があっただろうし、
お母さんの方はずっと何とかしたいって思っているみたいだし、
少しずつでもいいから、いい関係になっていけるといいね・・・・



  ◇ 第回 ◇   「いつか望んだとき」     2018.08.24.                 

人工妊娠中絶。
過去も現在も、そしてこれからも、正解のない苦しい処置ですね・・・。

やむを得ない事情で中絶を死しなくてはいけない女性がいたとして・・
してあげるか、できないと帰すか・・・
医師としても難しい選択。
由比は、「いつか、この先、妊娠を望んだときのための、処置」と納得して施術している。
田舎町の老夫婦も、死ぬくらいなら、生かすための処置として行っている・・・
何が正しくて何が間違いか・・・
それは、人の事情それぞれで・・・
ほんと、考えさせられますね。

この出来事を体験しても、アオイがちゃんと透明なゆりかごに入った「子」に
話しかけてあげてる姿を見て、なんか涙が出てきました。(涙)



  ◇ 第回 ◇   「14歳の妊娠」     2018.08.17.                   

はぁ・・・・こりゃまたなかなかのお話だよね。

純粋な子がチャラ男に騙され14歳で妊娠。
産ませられない!と反対する両親だけど、娘は産むと言ってきかない。
母は折れ、産み育てる娘をサポートすることを決めるんだけど・・・
無事に出産が済んだあと、母は急死・・・・
赤子を抱え戸惑う14歳の母だけど、
亡き母の言葉を支えに、母として、一人の女性として生きて行った・・・ってわけだ。

その担当をしていた由比に会いにきた「14歳の母」と、その息子くん。
産ませてくれてありがとう、
生まれてきてくれてありがとう、
産んでくれて、ありがとう・・・
いろんなありがとうを感じるお話でした。

久々に「不幸不幸」した話ではなかったので、良かったです。

で・・・由比センセ、バツイチの、子持ちって本当っすか・・・?
気になるーっ!!!(笑)



  ◇ 第回 ◇   「産科危機」     2018.08.10.                   

いやぁ・・・しんどいね。(涙)
町田夫妻に降りかかった不幸・・・
「出産は、無事に生まれて当たり前」っていう思い込み・・・だよね。
命をかけて、女は子を産むってこと・・・ですよ。
何が起こるかわからない・・・
何かが起こったときの対処として、由比先生の処置は何も間違ってなかった、
いや、迅速ですらあった・・・
だけど、理不尽な死に対する怒りは、やっぱり医師や病院に向けられてしまうもので・・・
仕方ないとはいえ、どっちの気持ちも理解できてしまって、本当に辛かった・・・(涙)

誰かの助けがないと生きていけない、人間の赤ちゃん。
自分の苦しみでいっぱいだった陽介を、その赤ちゃんが救った・・・
自分がいないとダメな存在がいる・・・ってこと。
それがカレを生につなぎとめてくれた・・・


ただ・・あのメモは何だったんすかね?
死ぬことを仮定して、マチコさんが残していったものなの?
もともとメモ魔だったマチコさんの、これまでのメモがいい感じで陽介の目に留まったの?
ちょっとファンタジーなつくりになってて・・・
そこんとこがちょっと・・・って思っちゃったかな?(汗)

普通に、赤ちゃんが泣く→世話する→死のうとする→赤ちゃんが泣く・・・でもよかったと思うんだけど・・・
うむむ。



  ◇ 第回 ◇   「不機嫌な妊婦」     2018.08.03.                   

はぁ・・・・重たい話ですなぁ・・
田畑智子さん、実際に妊娠されてますよね?
そんなときにこんな演技をしてらして・・・・女優、すごいっすなぁ・・・

いつも不機嫌な妊婦さん。
アオイはこの妊婦さんが怖くて苦手だった・・
しかし、実習先の病院でこの妊婦さんが抱える事情を知った。
旦那さんが虫垂炎の手術後、麻酔から目覚めなかった・・・低酸素脳症になってしまった・・
医療が信じられない、その状態で子を産まなくてはいけない・・・
誰も信じられない、頼れない・・・ゆえの、あの不機嫌だったんだ。

出産後、命が消えかけた旦那さんに赤ちゃんの声を聴かせるシーン・・・
もう、泣かずにはおれんかったよ。
医学的には聞こえてなかったとしても、
聴こえてたって信じたい・・・。(涙)


そして次回・・・もっと辛いことになりますね。
この夫婦で産科危機を描くのか・・・
はぁ・・・次回もつらすぎる・・・
辛い話ばっかでは、ちょっとキツイかも・・だわい。(汗)



  ◇ 第回 ◇   「母性ってなに」     2018.07.27.                     

原作ではそれほど長いエピソードではないのに、
ここまで見事に膨らませて一話の物語にしちゃうなんて・・・・すごいですね。


病院の前に赤ちゃんが捨てられていた・・・
世話をすることになったアオイ、
いつしか、母性が芽生えてきて・・・って話でした。
まぁ、わからんでもないけど・・・行き過ぎると危険なんでね・・・(汗)

その後、赤ちゃんを捨てた母親が登場してくるんだけど・・・
高校生が、家の風呂場で産んで、病院に捨てに来たらしい。
反省して、後悔して迎えにきたわけではなく、
体調が悪い娘を心配した親が気づいて問い詰めて・・・ってことらしく、
少女は赤ちゃんを受け入れる気持ちはさらさらない・・・
そんな姿を見て、アオイは許せない!って思うんだけど・・・

自宅から離れた場所に、わざわざ捨てに来たという行為を、
文句を言うために自宅まで自転車を走らせるアオイと重ねて描き、
その過程でアオイの気持ちに変化が・・・っていうのを、
見事に描いてましたね・・

決して許されることではないけど、
言葉はなくても、たくさんのことが伝わってくるシーンでした・・

そして、自分の病を抱えながら子供を生もうとしている女性の話。
自分の存在意義を確かめるために子供を産もうとする妊婦さんへ
厳しい言葉をかけながらも、妊婦さん、生まれくる赤ちゃん、その家族への想いが溢れてる院長先生が、
素敵だなぁ・・・って思いましたね。


うん、ほんと、いいドラマだ。
年下のダンナと幸せそうな妊婦・真知子さんが、無事に出産してくれるといいな・・・って
しみじみと思ってるわけですが・・・
そうはいかんかな・・・(涙)



  ◇ 第回 ◇   「命のかけら」     2018.07.20.                       

うん、いいですね。
正直、原作マンガはとっても可愛らしい絵なので、
実写化するとシリアス度が増してしまって、どんよりするんじゃ・・?って心配だったんです。
ま、そんな感じはありますよ、実際。
ポップなタッチで描かれたマンガとは違って、重みも違います。
だけど、いい意味で重く、リアリティがあってよかったと思いますね。


人工妊娠中絶から始まるお話。
生まれてこられなかった命を、小さな入れ物に入れるという仕事。
淡々とこなす、学生のアオイ。
考えすぎたり、気持ちを寄せすぎたりしたら、ちょっと難しいお仕事、
だけど、アオイは感情に流されることなく、だけどちゃんと自分なりの想いをもってこなしていく・・・
見ることができなかった景色や季節を、入れ物を通して伝える姿に
なんか、泣けてくるっていうかね・・
こんな風に見送ってもらえたら、ちょこっとだけど救われる気がするっていうかね・・・


そして、検診を受けずにいきなり運ばれて出産、その後逃げるも戻ってきて、
最終的に赤ちゃんに愛情をもって退院していった妊産婦さん。
幸せに生きて行ってほしい・・・という願いもむなしく、
後日談で、赤ちゃんが死んだと聞かされる・・・
でも、アオイが想像するように、愛情をもって寄り添った結果の不幸だった・・って思いたいね。

原作にはない(なかったよね・・?)、アオイの母とのお話。
なんか重たいモノを感じるんだけど・・・
変にこの部分を膨らまさないで、
毎回の妊産婦さんとの向き合いを描いてほしいなぁ・・・って思った。

そこくらいかな、引っかかったのは。

とにかく、主役の果耶ちゃんの透明感・・・
いいですねぇ・・・
可愛いですねぇ・・・♪




★ STORY ★ 町の小さな産婦人科医院を舞台に、ひとりの感性豊かな少女の目線で、“命とは何か”を問い、見つめてゆく物語。