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 我孫子武丸 


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裁く眼





   
裁く眼




2017/1/19 読了





文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
漫画家になり損ね、浅草の路上で似顔絵を描いて生計を立てている袴田鉄雄。あるとき、彼の腕前を見込んだテレビ局の人間から、「法廷画」を描いてほしいという依頼が舞い込む。注文通り描いた絵が、テレビで放送された直後―鉄雄は頭を殴られて昏倒する。彼は一体、何を描いてしまったのか?




お初の作家さん。
とっても読みやすい文章ですね。

芽の出ない漫画家・袴田に、突如「法廷画を描いてくれ」という依頼が・・・
世間を騒がす美しき女被告の裁判の画を描くことになったんだけど、
その日から悲劇が始まり・・・って話です。

画を描いたから、殺されそうになったのか?
何を描いたのか?誰を描いたのか?
この裁判とは関係ないのか・・・?と、謎は深まるばかり・・・
知り合いの法廷画家も殺されるという事態に
袴田の姪っ子の蘭花も巻き込んで・・・っていう展開でしたね。

真実を知りたくて、先を先を読み進めた・・・って感じでした。
結果、なるほどね・・・って思う部分と、
え・・?そんな動機で・・・?っていう、納得いかない部分があって、
読後感はそれほど良くないです。(汗)
叔父・姪コンビは見ていて楽しかったけど、
事件の真相がねぇ・・
そもそも、この美しき女被告の「罪」って、
ホントのところ、どうなのさ・・?っていうね。
袴田の「裁く眼」で見たのが「真実」なのだとしたら、
「無実」ってことですか・・・?
うーん・・・よくわからん・・・。

せっかく面白い題材だったのに、オチのつけ方が残念・・・
そんな一作でございました。