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 赤川次郎 


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東京零年





   
東京零年




2016/9/4 読了





集英社

内容(「BOOK」データベースより)
脳出血で倒れ介護施設に入所している永沢浩介が、TV番組に一瞬だけ映った男を見て発作を起こした。呼び出された娘の亜紀は、たどたどしく喋る父の口から衝撃の一言を聞く。「ゆあさ」―それは昔殺されたはずの男・湯浅道男のことだった。元検察官の父・重治が湯浅の死に関与していた事を知った健司は、真相を解明すべく亜紀とともに動き出す。時は遡り数年前、エリート検察官の重治、反権力ジャーナリストの浩介、その補佐を務める湯浅。圧倒的な権力を武器に時代から人を消した男と消された男がいた―。




赤川次郎は、もう30年くらい前に卒業した・・・・よ。(汗)
10代のころは、読みまくってたもん!
読みやすく、わかりやすい展開に、
大人になると物足りなくなって、読むのをやめていたんだけど・・・

真黒な装丁、かなり分厚いお姿、そして・・・
なんと、吉川英治文学賞を受賞した!ってんで、
これは30年ぶりに手を出してみる価値、あるのかも・・・?と想い、
図書館で借りてみました。

いやぁ・・・私の中の「赤川次郎作品」のイメージとは全然違ってました!
驚いちゃった。
でも、読みやすさは健在!
500ページもあるのに、スイスイ・・・って読めちゃいました。

国家権力に立ち向かった末に、
家族も巻き込んで不幸になってしまった男と、
国家権力を手に暗躍してきた男・・
その子供たちも運命の流れに巻き込まれて・・・っていう、
結構硬派な社会派ミステリーです。

信念を貫くことって、本当に大変で、
ある意味権力の手先になって生きる道も信念であり、
その道の過ちに気づいたとき、人は・・・・ってことで、
切ない結末でもあったけど、
まぁ、納得の読後感であります。

何も考えずに、平穏な暮らしを送っていて、
平凡こそ有難いとのほほんと暮らししてる私ですが、
見えないものって怖いな・・・って、
何も考えないことって怖いな・・・って、
ちょっと考えさせられました。
・・・とはいえ、やっぱり平穏無事が一番だと思っちゃうんですが・・(汗)