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 青木祐子 


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幸せ戦争





   
幸せ戦争




2016/9/21 読了






集英社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
念願のマイホームを購入した氷見一家。そこは、元の地主の意向で隣り合う四軒の家が前庭を共有する、少し変わった敷地だった。元地主の仁木家は資産家で、夫は覆面作家だという噂。活動的な妻・美和が四軒のつきあいを主導している能生家。共働きで他三軒とは少し距離を置いている高井戸家。そんな三つの家族とともに、氷見家の幸せな暮らしが始まるが…。誰もが思い当たる「ご近所」の物語。




広い土地に、4軒の家が横並びに建ってる。
その目の前は、長方形の横に長い広場があり、
4軒が共有する公園のようになっている。
ベンチやシンボルツリーがあり、
高台にあるこの土地は、クリスマスシーズンになると、
それぞれの家が施したイルミネーションが話題になるほど・・
そんな4軒のうち、一軒が築2年足らずで引っ越した・・
そこに、氷見家が引っ越してくる・・・
そこから物語は始まります。

もともとの土地の持ち主・仁木家。
仁木家の妻と友達の能生家。
共働きの高井戸家。
そして新参者の氷見家・・・
それぞれの住人の視点で描かれていきます。

氷見家の母の「かまってちゃん」っぷりにイライラしつつ、
覆面作家ぶってる仁木家の夫にさらにイライラしつつ、
ご近所と適度な距離を持ちたいと考える高井戸家に
激しく同意しつつ読み進めました。

ほんと、家を買うって、土地や環境だけでなく、
ご近所さんって大事だよね。
とくに、もうすでに関係性が成り立ってる場所に
入っていくとなると余計だよ・・・
あぁ・・・家を買うのが怖くなる・・・(汗)

それぞれの家庭に触れられたくない部分があるはず。
それでも知りたいって思っちゃうのが人間・・・
だけど、そこを理性でグッとこらえ、
いい関係で過ごしていくのが望ましいはずなんだけど・・・

いやぁ・・・いろいろありましたなぁ・・・
たった2年足らずで家を売ってしまった家族の事情も、
また関係が壊れるキッカケになったのも、
全部「あの人」の仕業だったわけで・・・

最後はこの人が引っ越していく・・・・ってオチなんで、
平穏が訪れる・・・かな?
幸せなんてひとぞれぞれだよ、
人と比べるもんじゃないよ・・・。