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 麻見和史 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

石の繭 警視庁文書捜査官 ヴェサリウスの柩 蟻の階段
水晶の鼓動 虚空の糸 聖者の凶数 屑の刃
深紅の断片 女神の骨格 蝶の力学 特捜7
死者の盟約 雨色の仔羊 共犯レクイエム 永久囚人





   
石の繭 警視庁殺人分析班




2015/3/3 読了 






講談社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が―緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説。




古本屋で軽い気持ちで手に取った本が、
シリーズの3作目と知り・・・・
慌てて一作目を見つけてきました!(笑)

ヒロインは、亡き父も警察官だった女刑事・塔子。
特徴としては、背が小さいってことみたい。
こういう設定はあんまり無いので、
ドラマ化した場合、誰が合うかなぁ・・・?って思いながら読みました。

塔子以外は男性先輩刑事ばかりで、
それぞれにキャラもしっかりしてて、
今後のシリーズも楽しめそうだな・・・って感じ。

事件は・・・モルタルに埋められた遺体が発見されるところから始まり、
次々と事件は起こっちゃうんだけど・・・
途中で、「囚われの身」が誰か・・・とか、
犯人はアイツだ・・・ってのが、わかってしまって。(汗)
いやぁ・・・あたし、冴えてるなぁ・・・って思った。(笑)
いや、かなりわかりやすいってこと・・・ですな。

でも、この事件の真相としては、理解できないところもなくはない・・・
その気持ちはわからんでもない・・・って感じでした。
きっと、コイツは捕まっても反省はしないだろう。
完全に完結できなかったことを悔いはしても、
したことを反省し悔いることはないと思う。
だから、もう外には出てきてほしくない。
そうでないと、危険は一生続くわけだから・・・

シリーズは結構続いてるみたいですね。
機会を見つけて読んでいこうと思います。




 
   
警視庁文書捜査官




2015/3/15 読了 






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
警視庁捜査第一課科学捜査係文書解読班―仰々しい名前から掛け離れた「資料保管室」という別名を持つ部署に配属された、鳴海理沙と矢代朋彦。捜査資料の整理と分類に明け暮れる毎日だったが、理沙には、「文章心理学」を応用した文書解読員としての捜査が期待されていた。そして、杉並区で起きた殺人事件で初の出動命令が下った。現場で二人を待ち受けていたのは、右手が切断された遺体。被害者の身元が分かるものは無く、レシートに書かれたメモと不可解なアルファベットのカードが現場に残されていた。被害者の右手はなぜ切断されていたのか?そして、メモとカードは何を意味しているのか。やがて、文書から被害者に辿りついた理沙の閃きが、捜査に突破口をもたらす。




現場に残された遺留物・・・とくに文書などを分析し
捜査に役立ててもらう仕事・・・って感じかな?
ま、それだけじゃ済まないコンビですけど・・・(笑)

こういう部署が本当にあるのかは知りませんが、
よくもまぁ、ここまで深読みできるもんだ・・・と。(汗)
書いた文字、文章から、書いた人の心理を読み取る・・・
うん、あり得ることですがね・・・。

いろいろとあっちこっちに捜査を振り回したりはするものの、
ちゃんと真実にたどり着く理沙と矢代コンビ。
でも、ちょっと暴走しちゃうもんだから危険に陥っちゃうのよねぇ・・
そこは「エンタメ」としてはいいんだけど、
ヒヤヒヤさせられちゃいます。

このコンビでまたシリーズ化・・・かな?
個人的には、「掃除屋」さんが気になる・・・
この人もまた登場する・・・かな?




 
   
ヴェサリウスの柩


ヴェサリウスの柩 (創元推理文庫)

2015/3/29 読了 






創元推理文庫


第16回鮎川哲也賞受賞作


解剖中の遺体から発見された告発文。黒い絨毯の上で踊る死者──大学医学部で次々起こる不可解な事件。若き女性解剖学者が医学教室の謎に挑む! 第16回鮎川哲也賞受賞作。



麻見さんのデビュー作にして、第16回鮎川哲也賞受賞作です。
デビューでコレだもん・・・
すごいなぁ・・・

解剖学の研究室。
実験の最中、あるご遺体から小さなチューブが見つかる・・
中には教授へのメッセージが・・・というもの。

ってか、いつ「掘り出される」かわからないメッセージを
かなりの確率の悪さで仕込んでいたわけよね?
この犯人の意図って・・・?って話ですよ。

でも、真実が明らかになるにつれ、
この犯人の「執念」がすごいものだとわかる・・・
わかるけど・・・
どんだけ魅力があっても、そんな数を「仕込める」か・・?って気が・・・(汗)

でも、最後の最後まで息をつかせぬ展開で、
面白く読みましたよ。

ただ・・・
ご遺体がドブネズミにやられちゃうシーンとか、
以前使われた「遺体保管用のプール」に突き落とされるシーンとか・・・
読んでて吐き気がしちゃいましたよ・・・(汗)
脳内変換型読書スタイルの私には、
かなりヘビーな描写でございました・・・・(涙)




 
   
蟻の階段 警視庁殺人分析班 2




2015/4/16 読了






講談社文庫





内容(「BOOK」データベースより)
頭蓋骨に白い花、掛け時計にスープ皿―テーブルの上の惨殺遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。絵画を模したような現場を作り、さらに「過去の亡霊」を名乗って警察OBの自宅に電話をかけてきた犯人。自らの存在をアピールしたいのか。如月塔子ら殺人分析班が鋭い推理で明かす、歪んだホシの正体とは。




「警視庁殺人分析班」の第2弾。

今回も不思議な遺体が見つかり、
仲間とともに分析・捜査して、犯人を追いつめる・・という話。

遺体に「装飾」が施されていて、
その意味を必死に追っていくんだけど・・・
「意味がある」って勝手に決めつけて、
そこに「思い付き」を添加し、固定観念をなっていく・・・
これは捜査ではいかんことなんだろうね。
だけど、あまりにも具体的、そして逆に抽象的で、
そこに囚われちゃうよね、やっぱ・・・

実は、犯人もわかってなかったという・・・・(汗)
なるほど、だから・・・ってわけですね。
しかし、元刑事の暴走は危なっかしくて・・・
もう一般市民なんだから・・・無茶しないでいただきたい。

最終的に、「アイツがそうだったのか!」っていうのは、
推理物ではありがちで・・・
今回もソレだったわけですが・・・
ちょっとわかりやすかったかな?

それと、鷹野の勘の鋭さは、ちょっと良すぎだよね・・・
そこ、ちょっと気になりました・・・(笑)

でも、400ページ強の分厚めだけど、
サラーっと読めちゃうんだな・・
また続編を読んでみよう。




 
   
水晶の鼓動 警視庁殺人分析班 3




2015/5/21 読了






講談社文庫





内容(「BOOK」データベースより)
殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。如月塔子が猟奇的な事件の遺留品捜査を始めた矢先、東京各所で連続爆破事件が起きる。多くの捜査人員がテロ対策に割かれ、殺人事件を担当する塔子ら特捜本部は動揺を隠せない。殺人犯はどこまで計画していたのか―まさか。緊迫の骨太捜査ミステリ!




「警視庁殺人分析班」の第3弾。

今回の「変わった特徴のある殺人事件」は・・・・
現場に赤いスプレーが撒かれまくってる・・・ってことです。
ということは、何かを隠したかったわけですよ、犯人は。
何を・・・?いや、何もかも・・・・?というお話。

今回も鷹野さんがピーン!!とくるわけで・・・
正直、事件解決に関しては鷹野さんが主役でいいんじゃ・・?って
気がしなくもないわけですけども…(汗)

そのオチは・・・結構な「クセ」のあるオチでして・・・・
良く気が付いたねぇ・・・・って思うよ、ほんと。
そして、同時に起こっていた爆破事件との関わり。
これも、なるほど・・・な展開なんだけど・・・

主人公・塔子も成長はしてるんだけど・・・
ちょっと挫折も味わいつつ・・・の、という感じでしたね。
タイトル「水晶の鼓動」は、今回は事件の特徴ではなく、
塔子の支え・・といったところですかね?

ま、スラスラと読めましたよ。
もうちょっと、塔子には頑張ってもらいたい気もしますがね・・・。(汗)




 
   
虚空の糸 警視庁殺人分析班 4




2015/6/1 読了






講談社文庫





内容(「BOOK」データベースより)
マンションの非常階段で発見された、自殺を装った他殺死体。捜査一課の如月塔子が偽装の意味を思案するさなか、犯行声明と新たな殺害を仄めかすメールが警視庁へ届いた。翌日以降も、都民を毎日ひとりずつ殺していくという。警察への怒りを露にする犯人の、真の目的とは。殺人分析班の逆転の推理が冴える!




「警視庁殺人分析班」の第4弾。


今回は新刊で購入。
帯に解説者のお言葉がありまして・・・
「そんなに言うなら、絶対騙されないぜ!」って意気込んで読んだ結果・・

うむ、80%、読みが当たってしまったぜ・・・・(汗)

犯人の視点の部分に注意しろって書いてあったので、
そこをより注意して読んだんだけど、
最後のもう一捻りは読めなかったなぁ・・・
でも、出てくるたびに怪しい人たちには、
早々に目をつけてたぜ!(笑)

今回も塔子の成長日記ではあるんだけど、
だいぶ一人でもやっていけそうな感じだよね。
でも、鷹尾さんも塔子も、どっちも離れたくない感じで・・・
ってか、二人の関係ってどうなんだろうね?
純粋に先輩と後輩?
うーむ・・、もどかしいやら、何やらです・・・。

次のシリーズはまだ文庫化されてないので、
図書館で新書を借りてこようと思いまーす!




 
   
聖者の凶数 
警視庁捜査一課十一係 5




2015/6/13 読了






講談社





内容(「BOOK」データベースより)
東上野アパートの一室で、顔や腕が損壊された惨殺遺体が発見された。現場に残されていたのは、遺体の腹部に黒く書かれた“27”という数字と、狩りの守護聖人が描かれたポストカード。猟奇的な犯行ゆえ、事件が続く可能性も示唆される中、被害者の身元、遺体損壊の理由、禍々しい数字の意味…謎は積み上がっていくばかり。刑事・如月塔子と十一係のメンバーが挑む、最も残酷で哀しい事件の真相とは?捜査と推理の傑作警察ミステリ!




「警視庁捜査一課十一係」の第5弾。

「警視庁殺人分析班」として文庫化されているシリーズの、
新書版です。
まず新書で発売され、その後文庫化されるんですが
そのときにサブタイトルが変わるんですよね。
最近「4」が文庫化されたものの、
新書版ではすでに「6」まで出ている・・・
文庫化を待てない・・ってんで、
図書館で借りてきました!


硫酸をかけられ、体に数字が書かれた遺体が発見される・・・
すぐに第二の遺体も発見され・・・
硫酸の意味は?数字の意味は?というもの。

犯人は、この人が出てきた段階で「コイツだ!」って
ピーン!ときちゃいまして・・・
ずっと目をつけてましたよ、あたしゃ!(笑)
だって・・・そんなとこに一般人・・って、なんか怪しいもん。

この犯人の動機は、まぁ、わからんでもないけど・・・
被害者側に落ち度もあったわけで・・・
それを救えなかった消防に対して罵詈雑言・・・
なんか、感じ悪いったりゃありゃしない!って話で・・

で、単純に犯人を捕まえれば終わり・・ってわけではなく、
もう一つの切ない物語も隠されておりまして・・・
途中で、まさか、娘のために殺したのか??って思ったけど、
そうじゃなくて良かった・・・
最後の贈り物・・・なわけか。
もらう方はかなり複雑ですけどね・・(汗)

相変わらず感情に流されがちな塔子。
まだまだ鷹野から独り立ちはできそうもありませんね・・
・・・お互いに、まだ一緒にいたそうですけど・・・(笑)




 
   
屑の刃


屑の刃 重犯罪取材班・早乙女綾香 (幻冬舎文庫)

2015/6/20 読了






幻冬舎文庫




内容(「BOOK」データベースより)
中央区日本橋。男性の“損壊”遺体が発見された。腹部を切り裂かれ、煙草の吸い殻と空き缶が詰め込まれた死体の意味は?大手新聞社を辞めCS放送の報道記者として取材する早乙女綾香は、十年前の大阪での殺人事件との類似点に気づく。一方「山猫」と名乗る犯人から新聞社に“真相を書け”とメールが。屑に埋もれた真実を追う、緊迫の報道ミステリ。




麻見さんって、サブタイトル好きだよねぇ・・・(笑)
今回は、「重犯罪取材班・早乙女綾香」です。
刑事が主役ではなく、テレビ局の記者・・・ですね。

新聞記者だった綾香は、上司とぶつかって退職、
自分が伝えたい仕事ができるCS放送の会社に入り、
そこで犯罪を扱う番組のチームに所属するわけですが・・・

一記者が、殺人現場にいち早く・・とか、
犯人に警察よりも早くたどり着く・・・とか、
ちょっと、おいおい・・・って気もしなくはないけど、(笑)
まぁ、面白かったのでヨシとしよう。

真犯人の思惑が途中でわかり、
ざまぁみろ・・・って思ってしまった自分がいた。
いかん。(笑)

で、綾香が最終的にたどり着いた犯人が・・・
ちょっと意外でしたね。
「そういえば・・そういうことか!」って部分が多くて、
後出しジャンケンな感じがしなくもないんだけどね・・・(汗)

これもシリーズ化するのかな?
「殺人分析班」とのコラボ・・・とかも面白いかもね。




 
   
深紅の断片 警防課救命チーム




2015/6/22 読了






講談社




内容(「BOOK」データベースより)
救急隊の若き隊長・真田健志は、血気盛んな後輩・工藤、運転のエキスパート・木佐貫と三人一組で出動する日々をおくる。ある晩、「少女が閉じ込められている、早く助けないと死ぬ」と、犯人と思しき相手から通報が!監禁された少女は衰弱し、背中にはトリアージタッグを模したシールが貼られていた。四色の紙片は、本来、傷病者の治療優先順位を示すためのもの。しかし、現場に残された紙片は、被害者をどれだけ痛めつけたのかを表し、次の事件を示唆していた。彼らは、人々の命と町の平穏を守ることができるのか!?警察ミステリーで人気の著者がはなつ、緊迫と感動の救命士ミステリー。




麻見さんの新シリーズ・・・かな?
今作は救急隊がメインのお話。

トリアジタッグというのは、救急の場で、
傷病のレベルがわかりやすいようにランク付けする際に
その人に付けられる「札」のこと。
この札を模したシールが貼られた人間が発見されるわけだけど、
その通報は119になされ、救急隊が最初に発見・・・となったのさ。
そこにまず理由があり、
トリアージタッグが貼られたことにも、
そのレベルがどんどん悪化していくことにも理由があったわけで・・・

確かに、このラベリングする人の責任といったら、
本当に大変なものだと思う。
自分の判断で、運ばれる順番が決まるわけで、
一見大丈夫そうにみえても実は深刻な状態で、
運ぶ順番が遅れたために死亡・・・とかありうるわけで・・

それと同時に、この仕組みを知ってる人は、
自分や家族を早く運んでほしくて、
札を切ってレベルを上げてしまうのでは・・・?って恐れもあって、
それってどうなんだろ・・・?って思ってたけど、
ちゃんとトリアージする人が書き込みとかをしているらしく、
そこで判断されるらしいんだけど・・・
緊急の場では、やっぱ色で判断しちゃうんじゃないかなぁ・・?って
気もしちゃうわけで・・・

そんな、トリアージが為された現場での不幸がキッカケとなり
起こった事件の数々・・・
最後の被害者なんて、悪くないのにとんだとばっちり。
この女性にはいろんな意味で迷惑をかけられた・・・って感じ?(汗)

赤のタッグの真相は、そうじゃないかな・・・?って思ってた通りでした
いい人だったからこそ・・・の判断だったんだね。
だけど、その後のこの騒動は予測もしてなかっただろうねぇ・・(汗)

忙しい、キツイ・・・と言いつつ、
仕事にかこつけてるとはいえ、捜査を順調に進めてる隊員に
若干の違和感は感じますが、
お話としては面白かったと思います。
しかし、血まみれの箱の中に閉じ込められる・・
どんだけ怖いかっていう・・・・(滝汗)




 
   
女神の骨格 
警視庁捜査一課十一係 6




2015/7/9 読了






講談社





内容(「BOOK」データベースより)
国分寺の古い洋館で火災が発生。鎮火した現場から発見されたのは“Wunderkammer”と名付けられた奇妙な隠し部屋。そこには、住人の蒐集品と思しき品々が置かれ、白骨遺体が横たえられていた。その後の調査で、一体と思われた人骨が、実は男性の頭部と女性の胴体を組み合わせたものだと判明する。誰の遺体なのか?残りの部分はどこへ消えたのか?刑事・如月塔子と十一係のメンバーは捜査を開始する。警察ミステリ新機軸!




「警視庁捜査一課十一係」の第6弾。


今回も複雑なお話でしたね・・・

火事の現場から、白骨遺体が発見される・・・
その白骨遺体は、頭部と体の部分が男女別人だとわかり・・・という話。

かなり早い段階で、怪しいとしたらこの人かな・・・って気がしてて、
もう、麻見さんの手法は読み切った!って感じ?(笑)
でも、オチはちょっと意外でした・・・
そっち系か・・・・
なるほどね・・・。

しかし、報われない恋をする人に、報われない恋をする・・・
切ない話だったわ・・・
命がけで守ったんだもん、さらに切ない・・・(涙)

今回は塔子の「テスト」も行われまして、
お?これで鷹野とのコンビも解消か・・・?とヤキモキさせられました。
未だ進展しない二人の関係・・・
誰か、つっついてあげないとダメかも!(笑)




 
   
蝶の力学 
警視庁捜査一課十一係 7




2015/12/5 読了






講談社





内容(「BOOK」データベースより)
資産家の男性が殺害されて、妻が連れ去られる殺人誘拐事件が発生。遺体には猟奇的な装飾が施されていた。捜査を開始してすぐ、新聞社宛に、警察を挑発し妻の居場所を示唆するメールが届く。懸命に捜査する新人刑事・如月塔子と指導役の警部補・鷹野だったが、犯人の魔の手が二人を襲い、鷹野は捜査の一線から退くことに……。エースを失った十一係は犯人を捕らえることができるのか!? 死体に残された装飾の意味は? 人気警察ミステリ最新作!




第7弾。

今回は、鷹野と塔子のコンビにちょっと亀裂が・・・・って感じで、
鷹野ナシでの捜査となって・・・大変でしたなぁ・・・。

真犯人が登場してきた時点で、あ、コイツ怪しい・・・って思ってたんだけど、
塔子たちが導き出した結論は違ってて、
あ、そっか、それでいいんだ・・・って思ったんだけど、
やっぱ、鷹野はちゃんと深読みしておりましたねぇ・・・



ネタバレです。



で、思った通りの真犯人だったんだけど・・・
でもさ、一番悪いのは・・・妹ってことだよね?
あんな風に誘導されたらさぁ・・・
しかもそこに愛情があったら、かばうだろうしさぁ・・・
汚いねぇ・・・

タイトルの「蝶の力学」は、いわゆる「バタフライ効果」を意味したもので、
確かに、起こってしまった事件に乗じて・・・っていうことだったよね。
しかしさ、先を見越して遺体を演出するなんて・・・
頭の回転が良すぎて怖いわ・・。(汗)

鷹野と会ってる女性が登場することで、ちょっと塔子の気持ちが揺さぶられ、
そんな塔子の言動に鷹野も刺激を受けちゃって・・・
大けがしたけど、二人の気持ちは動いた・・・かな?
・・・とはいえ、数ミリ程度・・な気もするけどね。(笑)




 
   
特捜7:銃弾 




2016/3/15 読了






新潮社





内容(「BOOK」データベースより)
ベテラン警官が殺害され拳銃が奪われた。続発する射殺事件と遺体損壊の謎を追い、特捜チームの岬怜司は、妙な特技を連発する所轄署の里中宏美とコンビを組む。緻密な推理から浮上する過去の迷宮入り事件、その闇に消えた男。二人が、封印された真実に迫った時、記憶の彼方から意外な姿で現れるのは何者か?ミステリーの魅力と、キャラクターの個性が融合した警察小説の醍醐味!




麻見さんの新シリーズですね。
発売されてるのに気づかず・・・
続編の情報を知って、慌ててコチラを借りてみました。

そうそう、先日ドラマ化されてたんですよね!
全録で録ってあったので、保存しておきました。
あとで見てみようと思います!

さて・・・
早速の読後感ですが・・・・

・・・「如月塔子シリーズ」とほぼ同じ・・・?(汗)
キャストを総入れ替えしてるだけで、雰囲気はそのままって感じで・・・
目新しさはないんですよね。
描き方も、真相への持って行き方も同じなんですよ。
なので、見知った庭を散歩してる感覚で読んじゃいました。(笑)

でも、麻見さんは刑事を魅力的に描きますね。
それぞれのキャラがたってるので、テンポよく読み進められます。
んでもって・・・
麻見さんは、小柄な女性がお好きなんですかね・・・?
今作でもメインの岬の相棒は、小柄の女性警官でして・・・
好みなんだなぁ・・・って思いつつ読んでました。(笑)

事件は損壊された警官の遺体が発見されたところから始まり、
過去の事件へとつながっていきます。
なかなか複雑で、最後の真犯人は・・・・
「お前かっ!!」という人でしたねぇ・・・
動機はわからんでもないんだけどねぇ・・・。

過去の事件の、腕がない遺体が意味するものが、
あまりにも凄絶で・・・
もう少ししっかり捜査してくれてたら・・・・って気持ちは
わからんでもないもんなぁ・・

面白かったです。
続編も楽しみです。
・・・里中は所轄なんで・・・岬とのペアはもう見られない・・?
もしくは七係にスカウトされてくる・・・?(笑)




 
   
死者の盟約 特捜7




2016/4/30 読了






新潮社





内容(「BOOK」データベースより)
傷一つない死体の顔に、なぜ犯人は包帯を巻いたのか?警視庁捜査一課七係「特捜7」が動き出す。イケメンで心配性のエース岬怜司を補佐するのは、超楽天家で人間の顔に異常な興味を示す里中宏美。事件発生と同時に、被害者の息子が誘拐され、誘拐犯は「父親を電話に出せ」と要求してきた。二つの事件が奇妙にもつれ合い、またしても異様な死体が…。先の読めない展開と刑事たちの個性が冴える、警察小説の進化形。




「特捜7」の続編です。
所轄の里中は、次作では本庁に行けるのか?って思ってたけど、
今作も「応援要員」としてやってきて・・ていう設定でした。
そろそろ呼んでやってもいいんじゃ・・・?(笑)

序章で、ある「盟約」を結ぶ人たちが描かれ、
それが事件へとつながっていくんだけど・・・

まぁ、ある程度はこの序章で予想がつくわけですよ。
でも、イレギュラーな誘拐事件が発生し、
ん?どうなってんの・・・?ってなって、
誰が生きてて、誰が死んでるのか、わからなくなってくるわけで・・・


ネタバレです。


最終的に明らかになった真犯人は意外な人で・・・
そこ??って思っちゃった。(汗)
ノーマークだったよなぁ・・・・

今回も岬と里中がいろいろと推理してははずれ、
いろいろと精査しながら、真実にたどりつくんだけど・・・
相変わらず、「わかった!」って本人たちは思ってても、
読者には教えてくれなくて焦らされて・・・ってパターン。(笑)
慣れてますけど、早く教えて!!って感じですよ!!

今作はある女性刑事が出てくるんだけど、
どんな過去があるのか知らんけど、感じ悪いったらありゃしない!
イケメンコンプレックスのくせに、イケメン好きなんでしょ?
こりゃ、三度目の結婚は難しいね・・・・(汗)




 
   
雨色の仔羊
警視庁捜査一課十一係 8




2016/11/17 読了






講談社





内容(「BOOK」データベースより)
タオルに血で書かれたSOSを手掛かりに捜査を開始した刑事・如月塔子と相棒の鷹野。しかし彼らが発見したのは、監禁されすでに事切れた被害者だった。タオルを運んだ人物として捜査線上に浮かんだのは九歳の少年・優太。年の割に大人びていて、事件について頑なに口を噤む彼は、なぜか塔子にだけ懐く素振りを見せる。これまで多くの特殊犯罪を解決に導いてきた捜査一課十一係―殺人分析班の捜査と推理が光る、人気警察ミステリシリーズ最新作!




如月塔子シリーズ第8弾。
今回もちょっと成長を見せる塔子・・・でしたね。

事件の証拠品を置いて行ったのは、9歳の少年だった・・・
その後発見された惨殺遺体・・・
しかし、この少年は何も語らない・・・
どうして・・・?というもの。

塔子は捜査一課の中でも一番小さく、女性でか弱き存在。
いつも鷹野に守られてる環境にいるわけですが、
今回は自分より弱き存在を守る!という立場になり、
ちょっと強い人間になれた・・・・ってことのようです。
それにしても、最後の「単独捜査」は無理があるよねぇ・・・
塔子を独りにするために、作者が試行錯誤・・・って感じで。(笑)

無事に帰ってきたからいいものの・・・
今回もかなり危険なクライマックスでした。

殺人事件捜査だけでなく、公安もからんできて、
またも爆弾事件が起こって・・・っていう展開で、
真相はちょっと入り組んでるものの、
毎度、楽しませていただきましたよ!ってとこですかね?

気になるのは、塔子の家に届いている不気味なもの・・
鷹野が関わってきたので、次回はその進展・・・かな?
そして、二人の関係も親公認・・・とか?
その前に、もうちょっと進展しないとね・・・(笑)




 
   
共犯レクイエム 公安外事五課




2017/2/4 読了






角川文庫





内容(「BOOK」データベースより)
杉並署少年係の女性刑事・篠原早紀は、強盗未遂事件の捜査で担当した被疑者の少年を殺され苦悩していた。そんな中、突然公安である警視庁外事五課へと異動になり、癖のあるメンバーとともに、東欧のスパイの監視を開始する。同課の風間律子を目標に仕事をしていた早紀は五課課長・常川から律子の内偵を命じられる。早紀の異動は、五課内に潜む裏切者の炙り出しのためだった。東欧のスパイハントの傍ら、公安部内の黒い影を彼女は払うことができるか…。傑作スパイサスペンスの登場!




麻見さんの刑事モノ・・・ではなく、公安モノ・・・です。
公安内部に裏切り者がいる!
探れ!!と命じられた新人公安女刑事が主人公。
公安ってさ、人を騙したり探ったり裏切ったり・・・な感じですやん?
まさにそんな感じで・・・
人間不信になりますわ・・・って話だったわ。(汗)

でも、なんで所轄の生活安全課の刑事が
いきなり公安の外事課に異動になったのか・・
そこが問題ですよね?
内部を探らせるためなら、もっと使えそうな人間を送り込むだろうし・・
ま、そこに「真相」があったわけだけど・・・
裏切り者は・・・
私はわからなかったわ・・・倉庫に入るまでは。
倉庫に入った時点で、あ、コイツや・・・ってわかったけど。

そして、あの人とあの人の関係とか、
あの人の正体とか、最後にいろいろと明らかになって、
後半はスイスイ読めたけど、
序盤はちょっとマッタリとしてて進まなかったなぁ・・・

ま、とはいえ、麻見さんの作品も読みやすいので
ノッてしまえばあっという間なんですけどね!

こんな思いして、まだ公安にいるんだ・・・と思っちゃいまして・・・
シリーズ化するのかしらねぇ・・・?




 
   
永久囚人 警視庁文書捜査官




2017/4/18 読了






角川書店





内容(「BOOK」データベースより)
極度の文字マニア・鳴海理砂班長率いる警視庁捜査一課文書解読班に、新たに夏目静香巡査が配属された。唯一の班員だった矢代朋彦は、増員が今までの功績を認められたからだと意気込んでいた。そんな中、文書解読班に出動命令が下る。遺体発見現場に、ダイイングメッセージが残されていたのだ。理沙はメッセージの解読に注力し、矢代と夏目が現場で捜査に加わることに。矢代たちが遺品を調べていると、奇妙な幻想小説『永久囚人』の一部の画像が見つかった。入手困難な自費出版の稀覯本であることがわかり、その原本を辿って行くと、さらなる殺人事件が起きてしまい…。『永久囚人』と殺人事件の関連は?ダイイングメッセージの意味とは?





文書捜査官のシリーズ2作目です。
鳴海と矢代の二人きりだった文書捜査に、
一人の新人・夏目が入ってくる・・・
女性刑事なんだけど、鳴海とはウマが合わない・・・
ま、変わってるからねぇ、鳴海は・・・

で、上司は矢代と夏目に現場に行かせ、
鳴海はデスクワークを・・・って命じるわけ。
現場に行かせた方が役に立つと思うんだけど・・・?(汗)
ま、捜査一課からすると、文書捜査課はジャマみたいでね・・・

今回は、ダイイングメッセージを読み解く・・・でした。
「Aboy」と書き残された文字の意味は・・・?ってことです。
被害者の利き手や仕事から、真実が明らかになるんだけど・・・
今回も犯人は早い段階で読めてましたね。(汗)
それでも謎解きは最後まで残ってたので楽しめましたけど。