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 市川憂人 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

ジェリーフィッシュは凍らない ブルーローズは眠らない





   
ジェリーフィッシュは凍らない




2017/6/1 読了






東京創元社

内容(「BOOK」データベースより)
特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー六人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が…。二十一世紀の『そして誰もいなくなった』登場!選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ。




帯にねぇ・・・
現代版「そして誰もいなくなった」とか書いてあるしさ・・・
内容が読めちゃうんだよねぇ・・・(汗)

私、時代をちょっと昔に・・・とか、
舞台を海外に・・・っていうの、正直苦手なんですよ。(汗)
このお話は、1970〜80年代の海外で起こったっていう設定で、
もちろん登場人物もカタカナの人たちで、
オマケに、なんかよくわからん物体が空を飛んでて・・・っていう、
もう、設定がイマイチ受け入れがたくて・・・(汗)
とはいえ、賞をとってますし、ランキングにも入ってましたし、
読んでみることにしましたよ。

飛行船の中での連続殺人・・・
そして、その事件が起こったあとの捜査・・・
これが交互に描かれていきます。
不可解な事件の断片が徐々に出てきまして、
どういうこと・・?ってなるわけですけど、
最初に言いましたけど、「そして誰もいなくなった」みたいな話って
最初から聞かされてますので、
あぁ、全員死んで、あれ?犯人は?って話でしょ・・・?って
わかっちゃってるわけです。
まさか、オチも同じじゃないだろうね・・・・?って思ったら・・・

さすがにそれは違ってた。(笑)
架空の物体なんで、まぁ、設定としちゃ何でもアリっつーか。(汗)
へぇ・・・そういう性質があるから、それも可能なんだ・・・っていう、
それを言われたらどうしようもないやん・・・て気はしなくもないけど、
「あなたは誰・・・?」っていう部分は、
構成としてはなかなか良かったと思います。

過去に死んだRという人物と真犯人の関係性が
イマイチ希薄な気がしなくもないし、
もうちょっとな部分は結構感じましたけど、
概ね、良かったんじゃないでしょうか。
ただし、やっぱり私は海外設定は好きじゃない・・・・(汗)




 
   
ブルーローズは眠らない




2017/10/17 読了






東京創元社

内容(「BOOK」データベースより)
両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、“ジェリーフィッシュ”事件後、閑職に回されたマリアと漣は、不可能と言われた青いバラを同時期に作出した、テニエル博士とクリーヴランド牧師を捜査してほしいという依頼を受ける。ところが両者との面談の後、旋錠された温室内で切断された首が発見される。扉には血文字が書かれ、バラの蔓が壁と窓を覆った堅固な密室状態の温室には、縛られた生存者が残されていた。各種年末ミステリベストにランクインした、『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第二弾!




ジェリーフィッシュを面白く読んだので、
その登場人物が出てくる・・・ってことで期待したんだけど・・・
うーむ・・・

なんせ、理系が苦手な人間なもんで。(汗)
青いバラが出来た・・・・うん、素敵やん?っていう想いだけで。(笑)
それをご丁寧に説明されても、
もう、読むのは苦行でしかない。(汗)
はいはい、わかったから進めてくれる?ってなもんで。

次々に人が死に始めて、
残ってた日記との関係が見えてきて、
しかし齟齬も明らかになり、どういうこと・・?と首をかしげる・・
そんな展開になるとちょっと読みやすくなりました。
でも、私はその「意味」に気づいていたので、
やっぱりね・・って思いました。

でも・・・最後の大オチは「えー!まさかの!!」でした。
えぇ・・・?騙された気持ちがパンパンなんですけど・・・(汗)
だから、それは反則だってば・・・
ズルイよ・・・

ま、真犯人を捕まえられてよかったよ・・・
長い長い復讐劇だったね・・・
遺された人が幸せに生きることを祈るばかり・・・だわ。