TOP > 作家別一覧 > 池井戸潤

 池井戸潤 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
もっとたくさん読んでますが、機会があったら記載しますね。

七つの会議 オレたちバブル入行組 オレたち花のバブル組 果つる底なき
ロスジェネの逆襲 ルーズヴェルト・ゲーム 民王 ようこそ、わが家へ
仇敵 銀行総務特命 不祥事 架空通貨
かばん屋の相続 銀翼のイカロス 下町ロケット 下町ロケット2
陸王 アキラとあきら



   
七つの会議




2013/3/13 読了





内容(「BOOK」データベースより)
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

 

七つの会議っていうくらいだから、
会議がメインのお話かと思ったら、そうではなかったです。(笑)

八角が起こした「行動」の意味は・・・?
その先にあった、会社を揺るがず「ヒミツ」とは・・・?
と、次々に明らかになっていきます。

こんな仕事、命じられたらイヤだなぁ・・・
だって、敗戦処理みたいなもんですやん。(汗)
だけど、そうでもしないと会社は立ち直れないってことよね。
いや、立ち直る前に潰されそうなくらいのことだったんだけど。(汗)

いろいろと推理させながら、
働く男の悲哀なども描きつつ、
面白く最後まで読ませていただきました。



 
   
オレたちバブル入行組




2013/3/14 読了




内容(「BOOK」データベースより)
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。


 

元々銀行マンだった著者らしいお話。
へぇ・・・ほぉ・・・と感心しつつ、
こんなにも強い意志をもって働く男っているかなぁ・・・
いてくれるといいよね・・・なんて思いつつ読んでました。

バブル時代に銀行に就職した半沢。
・・・この設定は、そんなに大きな意味を持ってるとは思えないので、
どうしてこんな軽めのタイトルにしたんだろ?って気もする。(汗)

多額の融資の責任を上司に押し付けられた半沢が、
必死に何とかしようとするんだけど、
まぁ・・・・敵が多くて。(笑)
だけど、ちゃんと味方もいてくれるし、
この半沢の姿に心を入れ替えてくれる人もいたり・・・で、
エンターテインメント作品として、見事でしたね!



 
   
オレたち花のバブル組




2013/3/15 読了






内容(「BOOK」データベースより)
「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。


 

今度はホテル再建を押し付けられた半沢。
しかし、敵は外部にも内部にもいて・・・・ですね。
ほんと、ご苦労さんですよ・・・・(涙)

今回もいろんな敵と戦いつつ、
最後は見事にぎゃふん!と言わせてくれまして、
痛快なお話は、読んでて気持ちいいですよね!

なのに・・・・半沢、とんでもないことに!
可哀想すぎる・・・
やっぱ、正論を突き通して敵を作ると、
銀行ってとこでは上にはいけないのかな・・・。(涙)
それでも半沢は、半沢らしく生きていってほしいけどね!



 
   
果つる底なき




2013/5/13 読了






江戸川乱歩賞受賞作の傑作金融ミステリー!
債権回収担当の同僚が、謎の言葉と不正の疑惑を残して死んだ。彼の妻は、かつて伊木の恋人だった。先端企業への融資をめぐる大銀行の暗部に伊木は立ち向かう!


 

これが池井戸さんのデビュー作であり、
江戸川乱歩賞を受賞した作品なんですね。

先に「バブル入行組」シリーズを読んでしまったので、
こっちが結構シリアスで驚いた。
っていうか、シリアスっていうより、ハードボイルドな感じ?
人が死んでいきますからねぇ・・・

友達の死から、銀行内部の闇に立ち向かっていく主人公・・・
登場人物が多くて、
一体誰が・・・?と最後までドキドキしてました。
ドンデン返しはなかったけど、
最後まで一気に読ませる力はあると思います。



 
   
ロスジェネの逆襲




2013/6/3 読了








内容(「BOOK」データベースより)
ときは2004年。銀行の系列子会社東京セントラル証券の業績は鳴かず飛ばず。そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長から、ライバルの東京スパイラルを買収したいと相談を受ける。アドバイザーの座に就けば、巨額の手数料が転がり込んでくるビッグチャンスだ。ところが、そこに親会社である東京中央銀行から理不尽な横槍が入る。責任を問われて窮地に陥った主人公の半沢直樹は、部下の森山雅弘とともに、周囲をアッといわせる秘策に出た―。直木賞作家による、企業を舞台にしたエンタテインメント小説の傑作!


 

「バブル入行組」シリーズの第三弾。
読みたい!と思ってたら、古本屋で見つけた!
早速購入して読みましたよ!

前作で子会社に飛ばされちゃった半沢。
銀行マンってのは、一度外に出されたら、
もう銀行には戻れない・・・ってくらいの大きな左遷らしく、
半沢もさすがにやる気を失い・・・・
ません!!(笑)
半沢は、どこにいても半沢です!

いわゆる「ロスジェネ」と言われる世代、
まぁ・・・・就職氷河期の世代なんで、
バブル入行組の半沢たちは、「いいですね、あななたちは」と
冷めた目で見ちゃう世代なわけだ。
そんな世代の若者と、今度は銀行相手に奮闘するわけです。

今作も面白かった!
まだまだこの先も続きますよね、このシリーズは!
楽しみでっす!

追記:2013年7月期にTBSにてドラマ化。



 
   
ルーズヴェルト・ゲーム




2013/6/6 読了








内容(「BOOK」データベースより)
「一番おもしろい試合は、8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った。監督に見捨てられ、主力選手をも失ったかつての名門、青島製作所野球部。創部以来の危機に、野球部長の三上が招いたのは、挫折を経験したひとりの男だった。一方、社長に抜擢されて間もない細川は、折しもの不況に立ち向かうため、聖域なきリストラを命じる。廃部か存続か。繁栄か衰退か。人生を賭した男達の戦いがここに始まる。


 

銀行モノが多い池井戸さん。
企業モノも多いですが、これもその一つ。
その中でも異例・・かな?
メインは、企業の野球部のお話ですから。

不況の中、青島製作所は大規模な人員削減を決める。
しかし、「だったら、先に野球部廃部じゃないか?」となってくる・・・
決断を強いられる社長。
そこに、ライバル社との合併話がまいこんできて・・って流れ。

社内にも「野球部廃部派」と「存続派」がいまして、
引退してる会長が作った野球部を守りたいと思うも、
社員や会社のために、苦渋の決断をしなくてはいけなくて・・

ま、正直、会社員の妻としては、
夫をリストラする前に、野球部を廃部してくださいと
思ってしまうかも・・・です。(汗)
なので、「存続派」のほうの気持ちにはあんまりなれなかったというか・・

しかし池井戸さん、野球部の話と見せかけて、
銀行を入れて混んで来たり、
他者とのやりとりをうまく混ぜ込んできて、
どんどん「野球部をどうこうするって問題じゃない」って気にさせられ・・

最後は、ある意味「大逆転」です。
だけど、「すべてが」ではありません。
そうよね、一旦そうなった以上、そうなっちゃうよね・・・
あぁ・・・と思ってたら・・・

最後の最後に大逆転!!
いやぁ・・・かっこいい人がいるもんだ!!
最後にほっ・・・とさせられた、そんな作品です。

こういう話もアリ・・・ですね!



 
   
民王




2013/6/10 読了




内容(「BOOK」データベースより)
「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!?一気読み間違いなしの政治エンタメ!

 

今度はどんなビジネス奮闘モノか・・・と思ったら、
コメディ?(笑)

親と子が入れ替わっちゃった・・・・って話です。
現代の若者たちが、政治家の親と入れ替わっちゃうわけです。
大変ですよぉ・・・(笑)
それも、一人じゃない!
次から次に入れ替わってる!
こりゃ、国は大丈夫か・・?って話ですが・・・

まぁ、この手の話は、「入れ替わったことで違う風が吹き、
いい方向に転がる」とオチは決まってるんです。(笑)
それを知った上で、単純に楽しめばいいんです。

こういう気楽な作品も書かれるんですね!
たまにはいいもんです。



 
   
ようこそ、わが家へ




2013/7/6 読了





内容(「BOOK」データベースより)
真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。


 

この前に読んだ「民王」でも、
池井戸さんって、こんなのも書くんだ・・・って思ったけど、
今回も同じでした。
こんな作品も書けちゃうんですね!
引き出しがまだまだおありなんですな!(笑)

ある日、主人公・倉田の行動により、
執拗な嫌がらせを受けることになってしまう・・・
穏やかな家庭は、一変・・・
そして、一方で、仕事でも面倒なことになっていって・・・

と、次々に不幸に巻き込まれていくわけですが・・・
張り巡らされた伏線が、
最後には見事に明らかになっていって、
ドロドロとした話で終わるのではなく、
ちゃんとスッキリとした気持ちにさせてくれます。
さすがですねぇ・・・

この手の話もまた読んでみたいです!



 
   
仇敵




2013/7/12 読了





内容(「BOOK」データベースより)
幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。エリートから地方銀行の庶務行員となるが、人生の豊かさを知る。だが、元ライバルからの電話が再び運命を揺るがす―。不正を知った男は謎の死を迎え、恋窪は“仇敵”への復讐を誓う。乱歩賞作家、渾身の連作ミステリー。


 

連作短編集です。

正義を貫いて、左遷されちゃった主人公。
地方銀行の庶務行員になっちゃうんだけど・・・
庶務行員さんって、利用者としては全然意識してなかったけど、
この本を読んでから、ATM近辺の行員さんを見ると、
頑張ってください・・・って思うようになってしまった。(汗)

さて・・・自分を陥れ、さらに罪を重ねている「仇敵」に
復讐をしていく主人公・・・というもので、
もう、がんばれ!!と思いつつ読んでました。

しかし、そこまでやるかね・・・だよね。(汗)



 
   
銀行総務特命




2013/7/14 読了





内容(「BOOK」データベースより)
帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。


 

総務特命係・・・不祥事担当の部署。
そこで、指宿という主人公が、数々の不祥事を処理していくお話。

短編集です。
いろんな不祥事がありました・・・。
調べたことで、死んじゃった人もいたし・・・
気持ちのいい仕事じゃないよねぇ。。(汗)

途中から、主人公が唐木という女性に代わってしまった気もするけど、
この二人が後にいいコンビになっていくのかな・・?
上司にタメ口を利くこの女を、
私はあんまり好きになれないけどね。
上司と寝すぎやし。(汗)

でも、最後のお婆ちゃんの話は切なかったね・・・
お金があるって、ほんと、幸せとは限らないし、
知らないままでいいことは、知らせなくてもいいかなぁ・・とも。(汗)



 
   
不祥事




2013/7/15 読了





内容(「BOOK」データベースより)
ベテラン女子行員はコストだよ―そう、うそぶく石頭の幹部をメッタ斬るのは、若手ホープの“狂咲”こと花咲舞。トラブルを抱えた支店を回って業務改善を指導する花咲は、事務と人間観察の名手。歯に衣着せぬ言動で、歪んだモラルと因習に支配されたメガバンクを蹴り上げる!新ヒロインの活躍が痛快なオフィス名編集。


 

「銀行総務特命」と同じような、短編集ですね。
でも、あっちは結構シリアスだったけど、
こっちはもうちょっと軽めかな?

主人公は、支店の指導にあたる部署の花咲という女子行員。
この人がまた、曲がったことが大嫌い!な女!(笑)
いいんですよ、そういう人がいるのは。
だけど・・・ちょっと手を出しすぎ。(汗)
ムカつくからって、相手を殴っちゃいかんです。
読んでてヒヤヒヤするよ、ほんと!

だけど、痛快ですね!
エンターテインメント作品でございます。



 
   
架空通貨




2013/7/22 読了





内容(「BOOK」データベースより)
女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、二人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。江戸川乱歩賞受賞第一作『M1』を改題。


 

「架空通貨」というタイトルだけど、
銀行モノではありませんでしたね。
なんというか・・・一風変わった話です。(汗)

巨大な力を持つ独裁者に牛耳られた町でのお話・・・
んなことって、あるかなぁ・・・なんて思いながら読んでました。

あと、他の池井戸作品とは違って、
主人公のキャラが薄かったかなぁ・・・
そこが物足りなかったかも・・・ですね。
これはデビュー後2作目ということで、
若かりし頃の作品だということで納得しちゃいましょう・・・。



 
   
かばん屋の相続


かばん屋の相続 (文春文庫)

2014/5/20 読了





内容(「BOOK」データベースより)
池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに?表題作他五編収録。


 

池井戸さんの短編集です。
基本は全部、銀行モノですね。

やっぱり、表題作の「かばん屋の相続」は印象深いですね。
実際にあった一澤帆布のお家騒動を思わせるお話です。
ったく、ずっと職人としてやってきた次男を差し置いて、
銀行に居づらくなった長男が、亡き父の遺言を偽装して
自分が店を全部継いでしまう・・・という・・・
許せん話ですよ。

とはいえ、父が死ぬ前に、大きな借金があること、
お前はそれも継ぐことになるから、この会社は潰してしまって、
新しい会社を作ってやっていけ・・・ってことを聞かされていた次男さん。
うーん・・・・
知ってたんやん・・(汗)
なんか、被害者だけど、完全同情しかねるっていうか・・・・
ま、長男が悪いのは変わらないんだけどね!

「芥のごとく」は・・・苦しかったねぇ・・・
奥さんが元カレと浮気…?と疑ったままの主人公・・・
聞けばいいじゃん!!って思うんだけど、
聞くことで壊れることが怖いって気持ちもわからんではなく・・・
結局、この二人はダメだったのかなぁ・・・
元カレについていっても、苦労するだけだと思うんだけどなぁ・・・
打算で結婚して後悔してたのかなぁ・・・?
うーん・・・・

短編集なので、サクサクっ!と読めちゃいます。



 
   
銀翼のイカロス




2014/8/3 読了





半沢直樹シリーズ第4弾、今度の相手は巨大権力!
新たな敵にも倍返し! !

頭取命令で経営再建中の帝国航空を任された半沢は、
500 億円もの債権放棄を求める再生タスクフォースと激突する。
政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い
――プライドを賭け戦う半沢に勝ち目はあるのか?


 

半沢直樹の新シリーズです。
発売日に購入、早速読み終わりました!

今回は・・・なんと、「帝国航空」というナショナルフラッグキャリアの会社を
半沢が担当する・・・って話。
そこに政治がらみで面倒くさいことになっていくわけですが・・・

ここはね、
「帝国航空」 = 日本航空
「新・与党」 = 民主党
「新・国交大臣」 =蓮舫
と置き換えると・・・・まぁ、わかりやすい。(笑)
しかも、ドラマの影響で半沢直樹は堺雅人さんが浮かんできますし、
あのオネエ金融庁の黒崎も出てきますから、
脳内映像変換はかなりの精密度で動き出していきます。(笑)
なので・・・
いつも以上に読みやすかったです!

お話は、潰れかけの航空会社だけにとどまらず、
銀行内部の「派閥争い」や、
金融庁との対決、
そして、政治家の圧力・・・と、今回も半沢直樹、ピンチばっかり!

そんな中、決めゼリフ「倍返しだ!」も登場!(笑)
多用すると逆に冷めるので、一回で助かりました・・・。

最後は、あの人が責任をとって・・・という流れになり、
なんだか切ないやら、不安になるやら・・です。
半沢直樹は今後、どうなっていくのでしょう!
あの人が辞めたあとの席に誰が・・・によって、変わってくるだろうな・・。

次作も楽しみに待ちたいと思います!




 
   
下町ロケット




2015/8/25 再読了





小学館

内容(「BOOK」データベースより)
研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた―。男たちの矜恃が激突する感動のエンターテインメント長編!第145回直木賞受賞作。


 

直木賞受賞当時、単行本を買って読んでましたし、
WOWOWで三上博史主演でドラマ化されたもの見てます。

10月からTBSで阿部寛主演でドラマ化されると聞き、
自分の感想を読んでみようかと思ったら・・・
書いてないやん!!!

で・・・本棚から見つけ出して再読・・・・です。

やっぱ、素晴らしいよね、この作品は。
池井戸さんの企業モノの作品は数々あるけど、
途中とっても嫌らしい人間が出てきたり、
読んでらんない展開になったりして、結構凹むんだけど、
この作品は、そんなに「読んでられない・・・」ってはならないの。
なぜなら・・・

「夢」や「希望」、「プライド」がずっと根底に流れてるから。

何があっても、自分を、仲間を信じる!
強いものには巻かれない!
自分たちの力で、夢をかなえる!!って想いがビンビン伝わるから、
負けるな、曲げるな、頑張りとおせ!!って思っちゃうのよね。

一度夢破れ、大きな失敗をし、違う仕事に就くことになっても、
かつての夢を違う形で叶える男のロマン・・・
反発するものがいたとしても、
その人たちの中のプライドを刺激して、一体化していく企業・・・
素晴らしいです!!

そして最後・・・
まさに、打ち上がるロケットのごとく、爽快感がハンパない作品!
いやぁ・・・・素晴らしいわ・・・・
何度読んでもいいです、コレ!

阿部寛主演・・・・
三上博史版のドラマがかなり印象深いので・・・
それを越えられるかなぁ・・・・?
「半沢直樹」並みの結果を期待されるだろうし・・・
いろんな意味で大変だぁ・・・・(汗)

続編が書かれるそうです。
その前にドラマ化されちゃうみたいなので・・・
読書好きとしては、残念かなぁ・・・?




 
   
下町ロケット2 ガウディ計画




2015/11/7 読了





小学館

直木賞受賞作に待望の続編登場!
その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!
ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。
大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、
NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。
「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。
しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所に
とってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。
日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。
遂に待望の続編登場!


 

いやぁ・・・今作も読みごたえ、ありまくり!!
面白かったです!

前作の終わりで、会社を辞めた真野からヒントが出ていましたが・・・
そうです、今作は佃製作所、医療分野に手を出します!
正直・・・人工心臓や人工弁を手掛けると・・・
何かあった時の補償とかさ、大変じゃん・・・?って気持ちは、
すごいよくわかるよねぇ・・・

でも、それを超えるだけの「熱い想い」に突き動かされていくんです!
佃だけではない、この研究に手を貸す人や、
この新しい弁に期待する幼い命や、
その命に触れ、絶対に作り上げる!と奮闘する若き技術者たち・・
これが応援せずにいられますか!って話ですよ!!

とはいえ・・・それは理想的な話であり・・・
現実問題、お金と時間がかかるわけです。
お金が絡むと、権力や利権がジャマするんです・・・
そう、今作も数々の困難が襲ってまいります・・
数々の憎たらしいヤツが出てきます!!
クーッ!!

でもね、わかってるんです、最後は両手を大きくあげて
全員で狂喜乱舞する姿は!!(笑)
わかってても、ヤキモキしながら読んでいくわけですよ・・
楽しいですねぇ・・・(笑)

ガウディとは、開発中の心臓の人工弁のことです。
このガウディ計画・・・
ドラマではどんなふうに描かれるんでしょうかね・・?
それも楽しみになりました!




 
   
陸王




2016/7/28 読了






集英社

埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。
チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?


 

もー!池井戸さん、ずるいよー!
いつも通りの面白さだったよ!!
600ページ弱の、かなりのボリュームのある最新作。
じっくりと楽しんで読ませてもらいましたよ!

足袋業者が新規事業としてランニングシューズ業界に!!というもの。
池井戸さんの作品らしく、
簡単に子とは進みません!
素材のこと、形のこと、会社内部のこと、お金のこと、
競合他社の横やり、失敗につぐ失敗、
挫けそうになりながらも、そこにある「人とのつながり」によって、
最後は大きく花開く!!

わかってるのよ、こういう展開は。
喜ばせといて〜の、突き落とし!!みたいな。(笑)
3歩進んで2歩下がる・・・みたいな。
わかってるからこそ、「この先に光が待ってる」っていう、
確信めいた思いがあるからこそ、読み進めていけるっていうか・・
不安な安心・・・っていう。(笑)

箱根駅伝もニューイヤー駅伝も大好きな私としては、
その場面も大興奮!!
来年は、シューズにも注目しながら見ちゃうかも!!

これ、絶対ドラマ化されますよね。
映画では尺が足りません。
確実に連ドラ決定です。
もうどこかの局が買い取ってるかなぁ・・・?
またTBSか?同じ制作陣か?
うーん・・・・あそこはもう飽きたから・・・
今度は違う人たちに作ってみてもらったらどうでしょ?
きっとTBSのあの枠が一番しっくりくるんだろうけど・・・
同じテイストになっちゃうと思うんだよねぇ…
ただ、沈みかけてるあの局とか、
お笑い番組の色濃いあの局とかはやめておいた方がいいかも・・・
比較的硬派な、あの局で、木曜9時とかいかがでしょ?
何なら新枠でもいいですし!!
あぁ・・・いかん、もう、画が浮かんでるよ・・・
早く「動く画」で見たいな、このお話・・・
シューズの説明も丁寧になされてるけど、
実際に見ながらのほうが楽しめると思うし!
期待してますよーっ!!

でも・・・「ニューイヤー駅伝」だから・・・
やっぱりTBSかなぁ・・・・




 
   
アキラとあきら




2017/6/8 読了






徳間文庫

零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。
ベストセラー作家・池井戸潤の幻の青春巨篇がいきなり文庫で登場! !


 

いきなり文庫で、700Pオーバー・・・
しかもすでにドラマ化決定。
なんかもう、すごすぎて・・・(笑)

父の工場が破産、苦しい時代を乗り越えてきた瑛(あきら)と、
大会社の御曹司として生まれた彬(あきら)
二人が主人公のお話です。

冒頭は、瑛の子供時代。
不遇の時代を乗り越えて、バンカーになるまで。
そして、大会社を継ぐ運命を背負いながらも、バンカーになった彬、
その二人が同期として銀行に入社して・・っていう展開です。

バンカーとしての二人の頑張りも楽しめますし、
一人が違う道を選んだあとも、同じ目的のために力を尽くす・・・
最初から最後まで楽しめました!

いやぁ・・・いろいろあります。
池井戸さん、いろいろ作りすぎです。(笑)
こんなにうまく行かないもんかね・・ってくらいにね。
でも、「おー!!あんたがここで!!」っていうサプライズとかもあって、
読んでてホントに楽しい。
飽きさせません。

700Pもありますけど、全然苦になりません。
いや、読み終えるのが惜しくなっちゃうくらい。(笑)

こりゃドラマも楽しみだ!!
WOWOWさんが上手に作ってくれるでしょう!
TBSだとクドイからね・・・(笑)