TOP > 作家別一覧 > 井上荒野

 井上荒野 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

ママがやった





   
ママがやった




2016/3/19 読了






文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
なぜ百々子(79)は夫(72)を殺したのか。或る家族の半世紀を描いた愛をめぐる8つの物語。




79歳の母が、72さの父を殺した・・・
どうして・・・?という連作短編集。

飄々と、「やっちまった」って感じの母の姿に違和感を感じ、
一体何があったのか・・・?って思うんだけど、
その後は、父、母、姉二人、弟のこれまでを振り返る話で、
この家族がどんなふうに形成されてきたのかが描かれています。

正直、浮気症のフーテン野郎な父に対し、
よくここまで耐えてきたもんだ・・・って気はして、
最後の最後で我慢ならんかったのかなぁ・・・?って思ったけど、
引き金を引いたのは父だったわけね。
何を言いたかったんだろうかね、このお父さんは。(汗)
そんなつもりも、何の意図もなく、
「昔知ってる女が、今も元気で何より」ってことかもしれんけど、
お母さんにしてみたら、今まで我慢してきた自分を
バカにされたように感じちゃったのかもしれないなぁ・・

で、家族は母をかばう行動に出て、
しかも、ある女性を巻き込もうとしておりましたが・・・
最後はそうはならなくて一安心・・・
・・・その後、どうなったかはわからんけど・・・
隠しきれるもんじゃないと思うけどね・・・
ってか、家族のだれも悲しんでないという・・・
お父さんよ、アンタ、こんな人生で良かったのかい・・?(汗)

なんか、得体のしれない空気が漂いつつ、
こんな、ふわふわと浮ついた家族はイヤだなぁ・・・って感じる、
そんな作品でした。
あんまり好きなタイプではない・・・ってのが正直なところかな?