TOP > 作家別一覧 > 乾くるみ

 乾くるみ 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
リンクしていないモノは、おいおい感想を記載していきます。

リピート イニシエーション・ラブ セブン 六つの手掛り
物件探偵





   
リピート



2012/6/6 読了





現在の記憶はそのままに過去の自分に戻って人生をやりなおす「リピート」に成功した若者たちが、次々と不可解な死を遂げはじめた!



よくあるタイムリープものですが、
意識的に、望んで戻ってる人たちなんで、
まぁ、そのあと何があろうが自己責任っつーことで・・・。(笑)

自分がもし戻れるなら・・・
戻ったとして・・・と考えつつ読んでいました。
そこに、一人一人殺されていく・・・というミステリ要素も入ってくるので、
なかなか楽しめたかな?って感じですね。




 
   
イニシエーション・ラブ


イニシエーション・ラブ (文春文庫)

2013/11/8 読了





内容(「BOOK」データベースより)
僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。




最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、
本書は全く違った物語に変貌する。
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

と、書いてあるんですよ、裏表紙に。
だから、絶対そんな風に思わないぞ!と、
裏の裏を読みながら・・・・と慎重に読んでいったものの・・・
最後の最後で、「へ?」となってしまった・・・

やられた・・・。(笑)

うん、確かに、もう一度読み直したよ、何か所も。
あーっ!なるほどーっ!そういうことか・・と、
やられた感で悔しいやら、清々しいやら・・・。(笑)
はぁ・・・違和感は感じていたのになぁ・・・
どうして気づかないんだ、私!

でもいいや、なんか、「爽快感」すら感じる口惜しさだから!(笑)
なるほどねぇ・・・
いやぁ・・・オススメですよ。
みんなして最後に「へ?」と言いましょう!!(笑)




 
   
セブン




2014/9/2 読了







「――というわけで、うちの寿命の三年と九ヵ月を遣うて、本格的なデスゲームが楽しめるように舞台を整えさせてもらいました」 私立曙女子高等学院の生徒会室に集まった七人の生徒たち。生き残りをかけて互いを出し抜く頭脳戦がいま、始まる・・・・・・! ? 一見シンプルなトランプの数当てゲームが、裏の裏を読む心理バトルへと変豹する「ラッキーセブン」ほか、ロジカルな企みに満ちた七つの物語。トリッキーな作品世界に、二度ならず三度四度と繰り返して読んでしまうこと必至の短編集!



「7」でくくられた短編集。
ここまで違う話をよく作れたな・・・・と感心する一方・・・

私は、とてもとても、数字が苦手なんです・・・
数学?
いや、そのレベルではなく、算数レベルで苦手なんです。
この短編集は「7」という数字で括られてるというのでわかるように、
数字にまつわるお話なんです・・
ゆえに・・・

難読な話がいくつか・・・
冒頭の「ラッキーセブン」と、最後の「ユニークゲーム」は、
数字絡みでいろいろと考えながら読まなくちゃいけないので、
意識が遠のくこと数回。(笑)
もう、オチだけ読みたい・・・っていう衝動に
何度駆られたことか・・・(涙)
いやぁ・・・・やっぱ、数字嫌いやわ・・・

でも、面白かったですよ!
そういう数字的な謎解きも楽しめる人は楽しめるでしょうし、
それ以外の部分でも楽しめましたし。

ただ、私は読後に想ったことは・・・
こんだけ数字に関する話が浮かんでくるってことは、
きっと学歴も・・・と思ってウィキで調べてみたら・・・やっぱり。(笑)
でもね、こういう数字をこねくりまわす男性は苦手ってことよ・・・
ごめんなさいね、乾さん・・・
あ、ちなみに「乾くるみ」なんて可愛い名前ですが、
男性作家さんなんですよー!(笑)




 
   
六つの手掛り




2016/3/3 読了






双葉社

内容(「BOOK」データベースより)
見た目は「太ったチャップリン」の謎めく男、林茶父は神出鬼没。変死事件にたびたび遭遇して、犯人と、犯人が隠匿しようとした事実をカラリと鮮やかに暴いてみせる。普段はおかしみのある雰囲気でも、洞察鋭く、奥に潜む真実にたどりつく。さあご覧あれ、類い稀なる見事なロジック!全六話のうち三作が日本推理作家協会や本格ミステリ作家クラブ編のアンソロジーに入った傑作ミステリー短編集。遊び心もたっぷりで、凝った趣向にニヤリだ。




乾さんの、結構昔の作品・・・
図書館でひょいいと見つけて借りてみました。

小太りのチャップリン風な見た目のオッサン=林が
推理していく六つのお話です。
まず、冒頭の作品で、あっという間に事件が起こり、
あっという間に林が解決するので、ポカーン・・・となります。(笑)
でも、慣れてくると不思議と好きになるキャラです。

6・5・4・3・2・1とサブタイトルがカウントダウンされてきますが、
個人的に好きなのは、「五つのプレゼント」と「一巻の終わり」かな?

とくに、「一巻の終わり」は、とてもいい「作り」です。
これはね、詳しくは言わんでおくよ。
是非、読んで見てください。
文庫版も同じように出来上がってると思いますしね!
「うまいっ!」って思うと思います。

「五つのプレゼント」は、林の姪が出てくるせいか、
麻耶雄嵩さんの「あぶない叔父さん」の姿とかぶるのですが・・・
姪も叔父さんの血を引いて、いい筋読みになりそうです・・・。

ただ、どれも「本格ミステリ」の雰囲気なのに、
なんせ短い!
その舞台の空気感を読者に感じさせる前に、
とっとと林が推理しちゃう・・・っていうのが難点でしたねぇ・・
もっと味わいたい・・って感じ。




 
   
物件探偵




2017/3/27 読了






双葉社

内容(「BOOK」データベースより)
利回り12%の老朽マンション!?ひとりでに録画がスタートする怪現象アパート?新幹線の座席が残置された部屋??間取り図には、あなたの知らない究極の謎が潜んでいる。大家さんも間取りウォッチャーも大興奮の本気で役立つリアル不動産ミステリ!



不動産にまつわるミステリー・・・ですね。
突如として登場する不動尊子の違和感は拭えないんだけどね・・
あ、管理会社の人かな?ってみんな受け入れちゃってるけど、
うーん・・・そんなことあるか・・?って気もするし。
ま、そこは「いるのが大前提」なんで、受け入れます。(笑)

しかし・・
冒頭の件は、売る側の金銭絡みの欲望から・・・ってことで、
あぁ、あるかもね・・・って気もするけど、
「良かれと思って」っていう話はどうかと・・?
勝手にそんな風に思って動かれた日にゃ、たまったもんじゃないわ!
それに、「いい人に引っ越してきてほしいから・・」って想いで
住人が一致団結・・・ってのもねぇ・・
大がかり過ぎて引くわ!!
最後のは・・・ちょっとドキっ・・とするよね。
人の出す騒音はムカつくけど、
自分が出してる音には無頓着・・・
私は最上階に住んでるので、上からの騒音は気にならないけど、
下の人には迷惑をかけてるかも・・・?
気を付けよう!

ま、大前提に疑問符を感じつつも、
こういうミステリーは結構好きです!
面白かった。