TOP > 作家別一覧 > 乾緑郎

 乾緑郎 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

思い出は満たされないまま





   
思い出は満たされないまま




2015/5/28 読了






集英社

内容(「BOOK」データベースより)
心に迷いを抱えた人を誘い込む、古い神社の鎮守の森。手を繋いでその丘を下りて行く三人の親子。団地の植え込みの木の間を走って行く、親指ほどの大きさの、背中に蝶の翅が生えた小さな女の子。平凡に見える、全ての人が何か不思議な物語を心に秘めている。注目の新鋭が紡ぐ、団地を巡る少し不思議で懐かしい物語。




またも、ある意味「タイムスリップ」的な話・・・
最近、つづくわ・・・(笑)

乾さんと言えば「完全なる首長竜の日」ですが、
積読本の中に埋もれてるはず・・・
読まなくちゃって思いながら、
結構長いこと”寝かせて”しまってます・・・(汗)


ある団地を舞台にした、連作短編集。
始まりは、ある少年の「神隠し」。
正直、神隠しで戻ってくるって・・・あるんかな?とか思っちゃって。(汗)
しかも、この森、かなりの確率で神隠されちゃうっていう・・・
絶対行きたくない!!(笑)

団地に住む人たちの悲喜こもごもが、
温かくも切なく描かれた7編でございますが、
個人的には、「溜池のトゥイ・マリラ」が好きだったな・・・
まさかの再会・・・
驚きました。(笑)

最後も神隠しで締めくくられたこの作品。
人は大抵後悔して生きてるけど、
その後悔を神隠しで何とかしちゃったという、
羨ましいんだか、どーなんだか・・・な話でもあります。(笑)

ほっこり・・・っていうだけではない切なさを感じる、
ノスタルジックなお話でございました・・・。