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 恩田陸 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
他にも読んでますけど、いずれ機会があったら書きます。

蛇行する川のほとり 夢違 消滅 蜜蜂と遠雷





   
蛇行する川のほとり




2012/10/03 読了






集英社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
演劇祭の舞台装置を描くため、高校美術部の先輩、香澄の家での夏合宿に誘われた毬子。憧れの香澄と芳野からの申し出に有頂天になるが、それもつかの間だった。その家ではかつて不幸な事件があった。何か秘密を共有しているようなふたりに、毬子はだんだんと疑心暗鬼になっていく。そして忘れたはずの、あの夏の記憶がよみがえる。少女時代の残酷なほどのはかなさ、美しさを克明に描き出す。




学校であこがれの存在である上級生の女子二人から、
演劇祭の舞台背景を一緒に泊りこみで書こうと誘われた主人公。
ウキウキで出かけるものの・・・
そこには、ある大きなヒミツが隠されていた・・・ってわけです。




↓以下、ネタバレします。




どうして上級生の二人は、主人公を選んだのか・・・
私にはよくわからなかったなぁ・・・
少女と大人の女の狭間にいる、美しい子だったから・・・?
そういう子に何をしたかったんだろう・・・?

とにかく、隠されたヒミツってのは、
上級生である香澄の母の死の真相です。
読み進めるうちに、香澄がその死に手を貸し、
親友である芳野がその方棒を担いだ・・・ってことかな?って思ってたら、
その通りでした。

しかし、香澄が殺したわけじゃない。
母の自殺の幇助をした・・・ってことだ。
夫を愛するあまり、同じような愛を返してくれない夫に対して
ほかの男を家に連れ込むなどの行動に出てしまった母は、
このままだと自分も、夫も壊してしまいそうだから・・・と、
自分で死のうとするわけ。
で、その面倒くさい自殺方法に、娘である香澄を手伝わせた・・・と。

でもよ、当時、香澄は小学校低学年ですよ?
7・8歳の娘に、やらせるか?
自分が辛いからって、娘に手伝わせるってどうよ?
その後、娘が自分がしたことの意味を理解できる年になったとき、
苦しむって考えないわけ?
・・・そんな余裕もないくらいに追いつめられてたのかもしれんけど・・
最低な母親だ!

最終的に、不幸な事故で香澄は死んでしまう・・・
だけど、主人公である後輩にすべてを告白したあとだったので、
気分はスッキリしていたようだ。

甘くて苦い青春・・・・っていう言葉では片づけられない話だったな・・・(汗)




 
   
夢違




2011/12/14 読了






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは―。人は何処まで“視る”ことができるのか?物語の地平を変える、恩田陸の新境地。




なんとも奇妙な話でねぇ・・・
なんか、映像が見えてこなくて困っちゃう話でした。
夢を引くっていう言葉も、当たり前のように使われてるけど、
その機械の仕組みとか、どんな感じで映像化されてるのかとか、
想像できないのが困っちゃいました。
私の想像力が足りないのかもしれんけどさ・・・・(汗)

んでもって、たくさん伏線をはっておいて、
全部回収しないでそこで終わるの?って感じで、
読後感は全然スッキリしない。
新境地ではあるんだろうけど・・・
うーむ・・・私には合わない話だった。




 
   
消滅




2015/10/31 読了






中央公論新社

内容(「BOOK」データベースより)
202X年9月30日の午後。日本の某空港に各国からの便が到着した。超巨大台風の接近のため離着陸は混乱、さらには通信障害が発生。そして入国審査で止められた11人(+1匹)が、「別室」に連行される。この中に、「消滅」というコードネームのテロを起こす人物がいるというのだ。世間から孤絶した空港内で、緊迫の「テロリスト探し」が始まる!読売新聞好評連載小説、ついに単行本化。




いやぁ・・・重い。(汗)
500ページ越えの大作です。

空港でテロリストの疑いあり!と
一室に集められた11人・・・
この中にいるのか?
いつになったら解放されるのか?
真実は・・・?というもの。

なんと、監視役がロボットっていう・・・
これ、実写化して見てみたい!
オチとして、「実は人間だった」とかアリかな・・・?って思ったけど、
それはなかったね・・・(笑)




ネタバレになります。




それぞれに何か抱えてるものがあって、
もしくは、立場を秘密にしている人もいて、
全部開示して、「私は何もやましくない!!」とは言えない部分が、
めんどくさいっていうか、解決が遠のくっていうか・・

途中、感染者?とか、亡命者とか、
いろんな要素も入ってきて、飽きさせません。

最終的に・・・一番怪しい人が、やっぱり怪しかったっていう・・・
ってか、最初から目をつけてたわけでしょ?
だから、あの人も拘束したわけで・・・
巻き込まれた人、迷惑千万だわね!

ま、これも後々いい経験でネタになるっしょ。
私なら、ポジョティブシンキングでそう受け取るけどね。
・・・その場ではそんな風に思えないかもしれんけど。(笑)

普通に生きてたら出会えなかっただろう人たちと、
今後も続きそうな縁ができて・・・
ある意味、良かったんじゃないか?っていう・・。

読後感はよろしかったです。
ただ・・・長い。(汗)



 
   
蜜蜂と遠雷




2017/1/






幻冬舎

内容(「BOOK」データベースより)
私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!




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