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 大沢在昌 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

ライアー 新宿鮫 毒猿 新宿鮫U 屍蘭 新宿鮫V
無間人形 新宿鮫W やぶへび 冬芽の人 極悪専用
海と月の迷路 覆面作家





   
ライアー




2014/5/15 読了





内容(「BOOK」データベースより)
殺人の代償。それは、誰も愛さないことだった。優しい夫と可愛い息子。幸せな生活を送る妻の本当の顔は、対象人物の「処理」を専門とする政府組織の工作員。彼女にとって、家庭とは偽りだった。夫が謎の死を遂げるまでは…殺人機械だった彼女の、愛を知るための戦いが幕を開ける。




「新宿鮫」で有名な、大沢さん・・・お初で読ませていただきました。

本屋で、帯になぜかとても惹かれてしまって、
その後何度本屋に行っても、つい手に取る・・・
「そんなに気になるなら、買えば?」と心の中の自分の声に、
素直に従い・・・買っちゃいました。(笑)

政府が運営する「殺し屋集団」に属する女性・奈々。
しかし、表の顔は・・・夫も息子もいる、平凡な主婦・・・
ある日、夫が死んだ。
娼婦とともに、火事で・・・
人殺しをやってる以上、悲しむ資格はないと思う奈々だけど、
どうしても気になる・・
あの人が、そんな人と死ぬなんて・・・
そして奈々は一人で調べ始める・・・・というもの。

この設定が、なぜかすごく気になって、読みたくなってしまったの。
どうして旦那さんは死ななくちゃいけなかったのか、
奈々と同じく、真相を知りたくて・・・



ここからはネタバレです。





怪しいと思ってた通り・・・・ではありました。
途中、絶対怪しいと思ってた人が死に、
あれ?この人は関わりがなかったんだ・・・って思ったのに、
まぁ、結局、関わっていたわけだけど・・

そして、知りたかった「真相」は・・・・知りたくないものでしたね。
だろうとは思ってたけど、そうではないと信じたかった。
個人として・・・より、「会社として」の立場を優先した結果、
大切な存在を「処理」することを選んだってことだもん。
理解できない。

殺し屋である奈々、それを冷静にこなしていた彼女を
理解することも無理だけど、でも、女としての気持ちは、
同調出来ました。

最後は・・・本人自身も「処理対象」になってしまったわけで、
今後、母として、亡き夫の想いを受けとめて
生きていくと決断したようですが・・・
無理だよね。(汗)
まず国内には逃げ場所はないと思う。
国外だって・・・・あなたみたいな「処理担当」が出てくるわけだから、
安心とはいえない・・・
あなた自身に生き延びる資格があるかどうかはわからんが、
息子くんの人生は何とか守ってほしいと願わずにはいられません。

正直、ハードボイルド系は苦手だったんだけど、
「新宿鮫」も機会があったら読んでみようかな?
なんてったって、直木賞とってますからね!(笑)





 
   
新宿鮫


新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫)

2014/5/28 読了





内容(「BOOK」データベースより)
ただ独りで音もなく犯罪者に食らいつく―。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津を執拗に追う。突き止めた工房には、巧妙な罠が鮫島を待ち受けていた!絶体絶命の危機を救うのは…。超人気シリーズの輝ける第一作が新装版で登場!!長編刑事小説。




大沢さんの人気シリーず第一作、とうとう手を付けました・・・(笑)

もっとハードボイルドで、男臭くて、
男性が好きそうな、ちょっと女性は近寄りがたい・・
そんなイメージを勝手に持ってたんだけど・・・
いやいや、恋模様なんかも入ってて、
十分に女性でも楽しめる!
いや、男女関係なく、小説として完璧なものでした!

一匹狼の鮫島。
まわりからはある理由で孤立していくんだけど、
「孤独」ではなく「孤高」って感じがいいのよねぇ!
で、やさぐれてるわけではなく、
カレなりの正義を貫いてるところもカッコいい!
こりゃ、人気になるわ・・・(そこ?(笑))

連続警官殺人事件が発生。
しかし、鮫島は一人、改造拳銃を作ってるヤツを追い続ける・・・
話が進んでいくと、それはひとつになっていって・・・
最後は「アイツか!!」ってことになっていくわけですが・・・・

複雑なところは何もなく、一気に読ませる文章力は素晴らしい。
キャストも鮫島以外も魅力的!
今後も追いかけたくなる作品です。
早速第2弾を読もうかしらん・・・・♪




 
   
毒猿 新宿鮫U


毒猿 新装版: 新宿鮫2 (光文社文庫)

2014/6/3 読了





内容(「BOOK」データベースより)
凄腕の殺し屋・毒猿が新宿に潜入。彼を裏切った台湾マフィアのボス・葉が標的だ。孤独な毒猿に心惹かれた奈美は、その復讐劇に呑み込まれていく…。台湾の敏腕刑事・郭とともに、毒猿の爪痕を追う鮫島。葉を匿う暴力団・石和組と毒猿の全面対決が迫る!新宿御苑を舞台にした決戦の果ては!?そして奈美の運命は!?シリーズ最強の敵が鮫島の前に立ちはだかる。




新宿鮫シリーズの第2弾。
まさかの前作超えですよ!!
すごく面白かった!!

何がすごいって、新宿鮫の主人公は、
新宿で「鮫」と恐れられてる刑事・鮫島なんですよ。
なのに、今作はそんなに鮫島は前に出てないんです。
今回限りの殺し屋「毒猿」と、それを追う刑事、ついていっちゃう女・・と、
この三人がとても魅力的で、話を最後まで引っ張っていくのよ。

とくにねぇ・・ラストは素晴らしいですよ・・・
詳しくは書きませんが、
刑事同士、心が通い合った鮫島と郭さん・・
そして、最後の毒猿と鮫島のシーン・・・
いやぁ・・・ちょいと泣けますから!

結構分厚い本でして、
序盤は新宿界隈の不穏な空気を描いてるので、
ちょっとマッタリ・・・と感じるかもしれませんが、
後半はもう、読むのを止められませんから!

いやぁ・・ほんと、このシリーズは面白いです。
第三弾も早々に読むとしよう!




 
   
屍蘭 新宿鮫V


屍蘭 新装版: 新宿鮫3 (光文社文庫)

2014/7/26 読了





内容(「BOOK」データベースより)
エステサロンを経営する美貌の女社長・藤崎綾香。彼女は成功を手にするため、あらゆる手段を取ってきた。殺人、闇ビジネス…。看護婦のふみ枝は、綾香に代わり汚れ役を演じてきた。新宿鮫を恐れた女たちは、鮫島の動きを封じるため罠を仕掛ける。鮫島に汚職、そして殺人の容疑が!美しさに隠された犯罪者の「心の闇」が浮かび上がる。シリーズ最大のサスペンス!長編刑事小説。




新宿鮫の第三弾。
前作「毒猿」は、アクション満載の作品でしたが、
今回はとても静かな作品で・・・・
だからといって、つまらないわけではない!!
見えないところで起こってる、不気味な事件に、
鮫島が巻き込まれていくわけですよ・・・

面白かったです!
相変わらず、フツーに分厚い作品でして、(笑)
手に取ると「時間がかかるかなぁ・・・」って毎回思うんだけど、
読み始めると、もう、一気です!

個々の登場人物が描かれ、徐々に関係性が見えてきて、
なるほど、こういうことか・・・・とわかってきます。
哀れは人たちばかりではあるものの・・・
やってることは法律違反ですしね。
だけど、実際に「治療に使える」といいうことなら、
欲しがる人は世界中にいるだろうなぁ・・・って思っちゃう内容ですね。
最近は、この手の医療ものが増えてきてると思いますが、
この話を1993年に書かれていたわけで・・・
すごいなぁ・・・

ただね、恐ろしいのが、この作品で使われてる「凶器」ですよ。
そんな毒物、本当にあるんかい!!とドキドキしましたが、
最後に作者からの
メッセージがありまして・・
だよねぇ・・・と、ホッとしました。(笑)
いや、でも、世界のどこかでこんな物質はもうあるのかもしれない・・・
何の不審も抱かせない死・・・
ううう・・・怖いぃ・・・・。




 
   
無間人形 新宿鮫W




2014/9/1 読了





内容(「BOOK」データベースより)
手軽でお洒落。若者たちの間で流行っている薬「アイスキャンディ」の正体は覚せい剤だった。密売ルートを追う鮫島は、藤野組の角を炙り出す。さらに麻薬取締官の塔下から、地方財閥・香川家の関わりを知らされる。薬の独占を狙う角、香川昇・進兄弟の野望…。薬の利権を巡る争いは、鮫島の恋人・晶まで巻き込んだ。鮫島は晶を救えるか!?直木賞受賞の感動巨編!長編刑事小説




「新宿鮫」シリーズ、第四弾にして、直木賞受賞作品!
ドドン!と分厚いけど、一気読みです!
一晩で読み終わりました!
・・・おかげで寝不足・・・(涙)

新種のドラッグを追う鮫島・・・という話。
恋人・晶も巻き込まれて、
もう、精神的に追い詰められちゃってんじゃーん!な鮫島でも、
やっぱり「薬を憎む刑事」であり続けるんだよねぇ・・・
カッコいいけど・・・
女としては、何をおいても私を助けてほしい・・・と
思わなくもない・・・
ま、晶はそんな女じゃないし、
こういう鮫島だから、好きみたいだし・・・
二人がいいなら、いいか!(笑)

しかし・・・こんな危ない「シャブ入りドラッグ」、
たった二人で、しかもあんなとこで、
そんな簡単に作れるんだとしたら・・・・
危険すぎて怖すぎる!!
かなり早い段階で「押さえ」ることができたけど・・・
もしこのまま広がってたら・・・と思うと、恐ろしくなるね・・。(汗)

そして、このお話の中では、
「クスリ」の怖さが如実に描かれておりまして・・・
「ちょっとだけ」とか、「自分は大丈夫」とか、
そんな軽い考えから始まって、身を亡ぼしていくんだな・・と、
しみじみ、「クスリはいかんぞ!!」ってのが伝わってきました。

まだまだ続く「新宿鮫」。
楽しみながら、じっくり読んでいきます!




 
   
やぶへび




2015/3/22 読了






講談社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
「カネもなければ、オンナもいない」元刑事の甲賀は40歳の寂しい年の瀬を迎えていた。そこへ「奥さんを保護した」と警察からの連絡。この「妻」は甲賀が“偽装結婚”した中国人女性で、記憶を失っていた。彼女が何者か二人で調べていくと事態はとんでもない方向に。読み始めたら止まらないエンターテインメント。




文庫本の新刊で図書館にラインナップされてたので読んでみました。

「やぶへび」とは、
「よけいなことをして、かえって自分にとって悪い結果を招くこと」とあります。
主人公の元刑事・ゴローは、女運がとにかく悪い。
今回は、偽装結婚した相手が記憶喪失になり、
もめ事にまきこまれていく・・・という展開なんだけど・・・

女運が悪いっていうか・・
女を見る目がないっていうか・・・
「運」のせいにすんな、て気が・・・・(汗)

見知らぬ「妻」の身元引受人となり、
もてあましつつも、捨て置けない・・・と世話を焼き、
いつしかすごいことになっていくわけですけど、
最後は、結局「女」に・・っていう。(汗)
ほんと、自分で飛び込んでいってるよね。(笑)
まさに「やぶへび」。
「よけいないことをして、自分にとって悪い結果になってる」もん。
まぁ、自分で選択したんだ、しゃーないな。

大沢さんは「新宿鮫」といい、中国がお好きね。
中国人がたくさん出てくる話は、
名前を覚えにくいので、話をスムーズに読めない難点があります。(汗)
でも、セリフ多めの字大きめの本なんで、
サラーっと一気読み。

ただねぇ・・・
元刑事っていう設定のわりに、そこが全然活かされてないっていうか・・・
刑事だったころの「筋」っていうか、「信念」っていうか、
そんなんも感じられず・・・
主人公があんまり魅力的でないところがイマイチでしたな。

個人的には、新宿鮫の鮫島みたいなカッコイイ男がいいっす!
あ、早く新宿鮫の続きも読まなくちゃだわ!!




 
   
冬芽の人




2015/5/26 読了






新潮社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
警視庁捜査一課に所属していた牧しずりは、同僚が捜査中重大事故に遭ったことに責任を感じ、五年前に職を辞した。以来、心を鎖して生きてきた。だが、仲本岬人との邂逅から、運命の歯車は再び回り始める。苛烈な真実。身に迫る魔手。古巣たる警察の支援は得られず、その手にはもはや拳銃もない。元刑事は愛する男のために孤独な闘いに挑む。警察小説の名手が描く、至上のミステリ。




大沢さんの作品では珍しい、女性が主人公のお話・・
先日「ライアー」を読みましたけど、
こっちはソフトなお話かな?

刑事だったしずりは、ある事件の捜査中に先輩刑事にかばってもらって、
その先輩が命を落としてしまい、罪悪感から刑事を辞め、
OLとして生きていた・・・
その先輩の墓参りで、先輩の息子・岬人と出会う。
そして、過去の事件と再び向き合うことに・・・


ネタバレ入ってまいります。


こういう場合、知りたくなかった事実にたどり着くってのは
最初からわかっていたわけだけど、
この主人公の場合、命を救ってもらったにもかかわらず、
「そのせいで生きていかなくちゃいけなくなった」・・くらいの、
恩を着せられた感がアリアリなんだよね。(笑)
だから、真実にたどり着いて、良かったのかもね・・?って感じ?(笑)

途中出てくる、今勤めてる会社の上司がいるんだけど、
まさか、この人まで実は事件に絡んでて・・・とか、
そんな展開になったら、確実に人間不信になる!って思ってたけど、
それはなくて良かった・・・

個人的に、15以上も離れた年下男より、
頼りがいのあるこの上司のほうが良くないっすか?と言いたい。
あれ?この上司、結婚してたっけか・・?(汗)

事件の真相を追う・・・という流れがメインだけど、
恋心に苦しむ女主人公・・・って部分も結構多かったですね。
この主人公がイマイチ好きになれなかった私としては、
そこはもういいわ!!って思いながら読んでました。(笑)

600ページ強と分厚めですけど、
字も大きいし、セリフも多いから読みやすかったです。




 
   
極悪専用




2015/7/24 読了






文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
清掃、点検、管理、補修に、爆弾処理!?このマンションなら、何でもアリ。規約さえ守れば、ヤクザでも刑事でも戦車でも、不測の訪問者は、すべてシャットアウト。だが、そこは悪人たちのオリンピック会場だった。俺はそんな最凶最悪マンションの管理人助手。ゴリラに似た管理人白旗との一年間の不思議な共同生活が始まった。危険すぎる、ご近所系ノワールコメディ。




大沢さんの新作は、シュールなお話・・
「ノワール+コメディ」という作品らしいです。
・・・・笑えない内容なんだけどね、
何故だろう、うん、笑けてくる・・・(笑)


極悪人専用のマンションの管理人補助に
イヤイヤさせられた若者・・・
そのマンションで起こる数々の「出来事」。
いやぁ・・・・普通に生きてたら、絶対経験しません。(笑)
フツーに「処理」されていきますし、
フツーに住人が増えたり減ったりしますし・・・

短編集ではあるけど、
どれもいろんな住人、
管理人・白旗のことなど、
バラエティに富んでいて飽きさせません!

あまりの放蕩っぷりに、
有力者の祖父に「管理人補助」として
このマンションに送り込まれた若者ですが、
「一年我慢しろ」と言われて、
最初jは嫌がってたのに、
最後は・・・・
うむ、かなり成長したね。

ある出来事で一年に達することはなかったものの・・・
「まだやる!」って言ってますよ?
大沢さん、ぜひこの続きを書いて、
この若者の行く末を教えてくださいねー!(笑)




 
   
海と月の迷路






2017/1/7 読了






講談社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
わずかな土地に五千人以上が暮らす、通称「軍艦島」と呼ばれる炭鉱の島で、昭和三十四年、少女の遺体が見つかった。島に赴任したばかりの警察官・荒巻は少女の事故死を疑い、独自に捜査を開始。島の掟を前に、捜査は難航するが、予期せぬ人物の協力によって、有力な証拠にたどりつく―。吉川英治文学賞受賞作。




上巻だけ図書館で借りて、
面白くてハマって、手元に下巻がないのが心もとなくなって、
上巻を読んでる最中に図書館に返却し、
単行本で借り直す・・・という荒業に。(笑)
辛抱ならん性格でごめんなさい。
でも、おかげで一気に最後まで読めました!

ある一人の新人警官のお話。
軍艦島の派出所に勤務することになった荒巻。
そこは、一つの特殊な社会が出来上がっていて、
順応するのに時間がかかってしまう・・・
そんな中、ある少女が海で遺体となって見つかる・・・
荒巻は、この死を不審に思う・・・ってとこから動きだします。

小さな島の大きな社会。
陸と閉ざされた環境。
上下関係、難しい人間関係・・・
そんな中、ペーペーの警官が一人奮闘していき、
いつしか仲間が増え、真相にたどり着くんだけど・・・

「犯人」がねぇ・・・
荒巻やほかの仲間が調べてる範囲内にいないんじゃ・・?って
あたしはそう思ったわけですよ。
となると・・・あの人になるわけで・・・
結果、やっぱりその人で・・・

早く捕まえて!!
今まで何人も殺してきてるんだぞ!逃がすな!と思って
急いでページを捲っていきました。
そんなときに台風がやってきてて・・・
あぁ、もう!ドキドキハラハラのクライマックス!!

結末としては・・・後味はよくないんです。
でも、だからこその「新人警官奮闘記」かな・・って気がしました。
冒頭で、荒巻はその後警察学校の校長になるんだけど、
後輩たちに聞かせる話として描かれた事件ですから、
この結末で良かったんだ・・・と。
いろんな教訓を学んで、今がある・・・わけだからね。

そして何より、あの子と結ばれた・・・ってのも嬉しかったなぁ・・
読後感は私は悪くなかったですよ!
面白かったです!
・・・軍艦島の資料、その後読み漁っちゃいました・・・(笑)



 
   
覆面作家




2017/11/21 読了






講談社

内容(「BOOK」データベースより)
「覆面作家」性別や年齢など一切秘密という正体不明の作家。デビューしてまもなく文学賞の候補になる実力の持ち主の覆面作家が、「私」のファンだという―。表題作他「幽霊」「村」「大金」など含む珠玉の8編を収録



全8編の短編集です。
最後の2編は既読でした。

設定としては、大物作家のところにいろんな話が舞い込んでくる・・・ってもの。
この大物作家はきっと・・・大沢さんでしょう。

どれも面白かったです。
印象的なのは「村」。
あるかもー!
どこかに、あるかも・・・って思っちゃう。
辺鄙な場所の行き止まりの、過疎の、そんな「村」・・。
絶対ある気がする!!(笑)

この、「フィクイションの推理作家」っていう主人公のもとにくる話は、
「ありうる・・・」って思わせるものばかり。
「幽霊」だって、本当にそんな話、あるかもしれんし・・・
「カモ」も、そうなんか・・・・って思っちゃうし・・・

いやぁ・・・どれも面白かったです!
途中、図書館で本を借りてる人に物申す!っていう部分があるけど、
ごめんなさい、私もそっち派でして・・・(汗)
全部買ってたら、破産するんです、こっちは!
住民税を図書館へのリクエストでチャラにしてるんです。
ご了承ください。(笑)