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 浦賀和宏 


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ifの悲劇





   
ifの悲劇




2017/5/9 読了






角川文庫

内容(「BOOK」データベースより)
小説家の加納は、愛する妹の自殺に疑惑を感じていた。やがて妹の婚約者だった奥津の浮気が原因だと突き止め、奥津を呼び出して殺害。しかし偽装工作を終え戻る途中、加納の運転する車の目の前に男性が現れて…。ここから物語はふたつに分岐していく。A.男性を轢き殺してしまった場合、B.間一髪、男性を轢かずに済んだ場合。ふたつのパラレルワールドが鮮やかにひとつに結びつくとき、予測不能な衝撃の真実が明らかになる!




妹が自殺した・・・
アイツを殺してやる・・・
綿密に練った計画を実行し家に戻る途中、
目撃者をひき殺してしまった・・・・場合。
目撃者をひき殺さなかった・・・場合。
この二つの「if」でお話は進んでいきます。

もしも・・・で二つの「仮定」を描かれても、
じゃ、どっちなんさ?って話ですよね?
最後は「こっちでした!」ってオチをちゃんとつけてくれるのか?って
疑いながら読み進めてると・・・

齟齬に気づくわけですよ。
そして、あぁ、これは「イニシエーション・ラブ」な感じね?って
気づいちゃうわけですよ・・・



ここからはネタバレです。



そう、時間軸が違うんです。
目撃者をひき殺してしまった・・・・そのあとの話が、
目撃者をひき殺さなかった・・っていう話になるわけです。
つまり、事件は何十年ものときを経て再び・・・ってことです。
怨恨、血、復讐・・・
そんなお話だったわけです・・・。

ま、途中で違和感に気づき、
あぁ、もしかして・・・?って思って読み進めると、
なるほどね・・・ってことになりますが
気づかずに読んでると、驚くかもしれませんね。