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 藤崎翔 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

神様の裏の顔 私情対談 こんにちは刑事ちゃん お隣さんが殺し屋さん
おしい刑事





   
神様の裏の顔




2014/12/1 読了







内容(「BOOK」データベースより)
神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。




聖人のような教師だった坪井の死・・・
その葬式に参列した面々は、みんな号泣・・・
それほどに慕われていたんだ・・・・
しかし、それぞれの想いが絡み合ったとき・・・
「裏の顔」が見えてきて・・・というもの。

まぁ、最後の選評にも書いてあったけど、
どっかで見た話・・・って気はしなくもない。
でも、お笑い芸人だった過去を持つ作家さんなんで、
「見せる力」ってのはやっぱり感じますね。
読みだしたら止まりません。




ネタバレです・・・・




聖人だった・・・でも、悪人だったかも・・・?とくると、
オチとしては、「やっぱり聖人だった」ってことになるよね。
そこは予測していたんだけど・・・
じゃ、いろんな「死」は一体・・??となったとき、
大オチが待ってるわけですが・・・・
なるほど、ここにも「裏の顔」を持ってる人がいたか・・・

確かに、ちょっと不自然だな・・・・って気はしてたのよね。
だけど、そうきたか・・・って感じ。
個人的には、ちょっと好きではないオチなんだけど・・・・
でも、デビュー作としては面白い出来だと思います。

今後の作家活動、頑張って下さい!
次作、楽しみにしてます!





 
   
私情対談




2015/8/6 読了






角川書店


若手人気女優、井出夏希とベストセラー作家、山中怜子の誌上対談。本音と建て前が交錯する中、夏希も怜子も内心で、過去の恐るべき罪を語り出し……。 衝撃につぐ衝撃で息もできない! 奇才が描く問題ミステリ!



「誌上対談」の中で渦巻くドロドロの感情・・・
そして犯罪の数々・・・・っていう短編集。
・・・・かと思いきや、連作短編集。
ちゃんと、全部つながってます。

しかし・・・・犯罪者ばっかで怖い。(汗)
かなりのイヤミスでしたね。

でも、終わりの方は、どんでん返しに次ぐどんでん返し・・・
更に、どんでん、どんでん・・・って感じで、
え?誰が誰???って感じでございました。

凝り過ぎです。(汗)

で・・・・復讐は果たせたんだっけ・・・?
ってか、そんな関係だったっけ・・・?っていう、
なんか、スッキリしない終わり方で・・・・
「そして誰もいなくなった」・・・みたいな。

まぁ、どうなるんだろ?って気になって先を読んでみたものの、
虚しさたっぷり・・・でございました。




 
   
こんにちは刑事ちゃん




2016/6/14 読了






中公文庫


内容(「BOOK」データベースより)
ベテラン刑事・羽田隆信は後輩の鈴木慎平と殺人事件の捜査中、犯人に撃たれ殉職した―はずだった。目がさめると、なんと鈴木家の赤ちゃんに生まれ変わっていた!?最高にカワイイ赤ちゃんの身体と、切れ味鋭いおっさんの推理力で、彼は周囲で巻き起こる難事件に挑む!笑って泣ける衝撃のユーモア・ミステリー、誕生!




面白かった!
設定は、まぁ、ありがちというか、想定内っていうか・・・
事件を捜査していた刑事・羽田が、
犯人に殺されちゃって、このままじゃ死ねない!って思ってたら、
なんと、部下の赤ちゃんとして生まれ変わっちゃった!って話で・・・

でも、見事に「赤ちゃん」なのよね。(笑)
だから、部下の妻の乳を飲まねばならんし、
言葉も使えないし、赤ちゃんらしく振舞わないといけないし・・・
で、羽田、奮闘するわけよ。

奮闘しつつ、身の回りに起こる些細な事件を解決したり、
途中から動けるようになるとスマホを扱って誘導したり・・
出来ることが増えていくとともに、
部下にだけは正体を明かして捜査の手助けをしたり・・
成長がなんとも微笑ましい!(笑)

でも、心は「おっさん」なんで、赤ちゃんらしくない・・・と、
部下の妻・明奈は悩んだりしてて、
可哀想になったりもしたけど・・・


ネタバレです。


一年の契約で「延長」してもらった命。
別れの時、明奈も実は気づいてた!ってオチに、
えーっ!すごい!全然気づかなかった!って思ったよ。(笑)
確かに、あの「叫び」はおかしかったもんね・・・。

で・・・自分を殺した犯人も無事に捕まり、
成仏・・・かと思ったら!
ちょっとした誤解で・・・もう一年延長することに!
ただし・・・体は他のものでってことで・・・

次は、近所で生まれたゴールデンレトリバーの赤ちゃん!
犬かよっ!どうすんだよ!・・・で終わり。
えーっ!気になるーっ!と思ったら・・・
「お約束できない」という注釈つきの続編予告が!
そこまで書いておいて、「書けなかった」は許されませんよ!
お待ちしてますよ、「こんにちは 警察犬ちゃん」!!(笑)




 
   
お隣さんが殺し屋さん




2017/12/5 読了






角川文庫


内容(「BOOK」データベースより)
専門学校入学のために田舎から上京した美菜は、隣人に挨拶することに。お隣さんの雄也はどこか陰のある長身の青年で、美菜は好意を抱く。一方、雄也は美菜にある物を見られ動揺する。それは一発の銃弾だった。雄也はそれを使った「仕事」を思い出す。ある弁護士を闇に葬った、恐るべき出来事を。さらに雄也の今度の仕事場は、美菜が通う専門学校で…。純朴女子学生と危険な殺し屋が交錯する、衝撃的ラストのユーモアミステリ!




田舎育ちの天然女子が東京にやってきて、
いかついデカイ隣の男に恋をして・・・
でも、実は「お隣さんは殺し屋さん」だった!!って話。

帯にね、「302ページから先は誰には話さないで」って書いてあるわけ。
どういうことだ?って読み進めたら・・・
うむ、こりゃ言えない。(笑)
何を語ってもこの「肝」の部分に引っかかっちゃう・・・
困った作品だ・・・(汗)

田舎娘の専門学校ライフと、
隣に住む男の怪しげなライフが交互に描かれて行って、
途中途中で冷酷な「殺し」の描写がなされて行って、
なんともアンバランスな小説なんです。

でも、その「302ページ」を超えると、
そのアンバランスが「なるほどね・・」とバランスが取れてくるわけ。
ははーん・・・そういうことか・・

うん、やられたかも。見事に騙されてました、私。
いやはや、先入観って怖いっすな。
そしてそれが覆されたとき・・・
なんとも言えない高揚感すら感じてしまいましたよ・・・

映像化は・・・無理だね、きっと。(笑)




 
   
おしい刑事




2016/12/






ポプラ文庫


内容(「BOOK」データベースより)
推理力抜群なのに、いつも最後の最後で事態が大逆転、手柄をあと一歩で逃し、同僚に横取りされてしまう押井刑事。周囲の呼び方はもはや「惜しい刑事」としか聞こえない。次こそ事件を完全解決し、汚名を返上するべく邁進する押井だが、ああ、やっぱり今日もまた…。




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