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 鏑木蓮 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

殺意の産声 白砂 見えない鎖 炎罪
疑薬





   
殺意の産声




2014/11/24 読了







内容(「BOOK」データベースより)
夏の猛暑日、京都市左京区で女性の絞殺体が発見された。被害者は染織作家・由良美津子、39歳。絞められた美津子の首筋には、藍色の染料が残っていた。時を同じくして、別の殺人事件で逃走していた指名手配犯が北九州市で逮捕されたという一報が入る。犯人の佐伯旭は関西に住んでいた20年前に婦女暴行を重ね、美津子もその被害者のひとりだった。京都府警・捜査一課の準キャリア刑事・大橋砂生が捜査を進めると、美津子の周辺で目撃されていた怪しい男の存在が浮上する―。




女性殺人事件を操作する女刑事・・・
捜査の先に待っていた真実は・・・・というもの。

一気読みだったんです。
なんか・・・2時間ドラマを見てる感じでした。(笑)
こういうお話、サスペンスドラマでありそうだなぁ・・・って。

誰も悪くないのに・・・っていう悲劇だったね。
いや、極悪人は一人間違いなく存在するんだけど、
そのせいでたくさんの不幸が生まれてしまって・・・
だけど、全員相手を思って・・・・の行動だもん。
苦しかったです・・・。

だけど、最悪の結果の先に、一つだけ「救われた命」があって・・・
刑事・砂生は、この事件を担当したのも運命だったのかもしれないね。
そう思って、元気な赤ちゃんを産んでほしい。
・・・男がなんと言おうとね!!




 
   
白砂




2015/7/14 読了






双葉社


内容(「BOOK」データベースより)
苦労して働きながら予備校に通う、二十歳の高村小夜が自宅アパートで殺害された。中年男性の目撃情報と大金が入金されていることから、援助交際との関わりが捜査線上に浮かぶ。「こんなにつましい暮らしぶりで真面目な彼女がなぜ?」違和感を抱いた下谷署の刑事・目黒一馬は別の角度から捜査を開始する。小夜の両親はすでに亡く、なぜか祖母は頑なに遺骨を受け取らない。鍵は小夜の故郷にあると見た目黒の執念が、運命に翻弄された女たちの人生を浮き彫りにしていく。最後にたどり着いた、死の裏にある驚愕の真実とは。切なさあふれるミステリー。




ある女性が遺体で発見された・・・
なのに、田舎の親族は受け取りを拒絶する・・・
この女性は一体、どんな過去が・・・?という話。

まぁ、なんとなくいろんなことがボンヤリと読めてくる話ではあるんだけどね。
「犯人の思い込み」っていうか、「病みっぷり」というか、
それが諸悪の根源ですよね・・・
そもそもが病んでるから、
いつかはこういう悲劇が起こったであろうけど、
巻き込まれてしまったんだねぇ・・・



ネタバレになる・・・かな?





「白砂」とは遺骨・・・遺灰・・・のことであり、
愛する人の骨の散骨にこだわるある女性が並行して描かれるんだけど、
そこもポイントになってきます。
どうしても散骨したい理由・・・

ただ、死んでしまった男性の想いはほぼ描かれていないので、
どうしてこの女性と結婚したんだろ・・?って思っちゃう。
放っておけないタイプの人なのかなぁ・・・?
そんな人相手に秘め事するもんだから、こんなことに・・・だよね。
くわばらくわばら・・・




 
   
見えない鎖




2016/6/5 読了






潮文庫


内容(「BOOK」データベースより)
神戸に住む女子短大生の生田有子は、幼い頃に母が失踪し、今は警備員をしている父・有正と二人暮らし。ところがその父が、ある日仕事帰りに刺殺される。「人に恨まれることなんてないお父ちゃんがなんでこんな目に…」。しかし、次第に浮かび上がる父の秘密に直面した有子は、自らの手で真相に迫ろうとする。江戸川乱歩賞作家が満を持して贈る渾身の長編ミステリー、待望の文庫化。




母が家出し、父と二人で生きてきた有子。
しかしある日、父が何者かに刺されて死亡してしまう・・・
父は誰かに恨まれていたのか?
生前、女生徒旅行に行こうとしていたらしいけど、誰・・・?
まさか、音信不通の母・・・?
と、次々に明らかになる謎に、悩みながらも立ち向かい、
真実にたどり着く物語です。


ネタバレです。


正直、警備会社に勤めていた父の上司である、
警備会社の社長さんがかなり怪しいのでは・・・?って思いつつ
読み進めてたんだけど・・・違ってた。(汗)
違ってて良かったんだけど・・・
ちょっと拍子抜けだったかな?(滝汗)

結果、犯人の勘違いで殺されちゃってて、
しかも、それに気づいた犯人は自殺しちゃってて、
一体どこに怒りをぶつけたらいいの!!ってオチで、
なんか、消化不良よねぇ・・・

それに、その犯人の娘さんが辛い思いをして
今は不自由な体になってしまってるんだけど、
その原因となった男が一番悪いんだ!って憎しみを向けようとしたんだけど、
なんと、この男も病に伏しちゃったっていう・・・
なんか、やり場のない想いが宙ぶらりんになる結末でした。

まぁ、人違いで父は死んでしまったけど、
その結果、行方不明の母にも会えたし、
父が自分をどれだけ大切にしてくれたかわかったし、
大切な人に囲まれて前に進めそうな結末ではあったけど、
うーん・・やっぱ、スッキリしないお話だったなぁ・・・。




 
   
炎罪




2016/6/18 読了






講談社


内容(「BOOK」データベースより)
京都市にある自傷患者専門クリニック兼自宅が全焼。精神科医・山之内一蔵が焼死体として発見され、妻・和代の行方が分からない。警察は山之内の患者であった連続放火犯に疑いの目を向けるも決め手に欠ける。自殺か、それとも妻が犯人なのか―。様々な推理と憶測が飛び交い捜査が難航する中、下京署の刑事・片岡真子は山之内医師周辺のある事故を手がかりに、思わぬ着想で犯人を追い詰めていくが…人間の“情”に迫る、渾身の長編警察ミステリー。




すごく読むのに時間がかかったなぁ・・・
なんでだろ?(汗)

「炎」=放火にまつわる冤罪・・・ってことで、「炎罪」・・ですかね?
ある家が焼かれ、ある男性が放火犯として捕まる。
女刑事・片岡は、真相を追う・・・って話ですけど・・

これって、続編・・ていうか、何か「前」があるんですね?
知らなかったわ・・・
関係性がいまいちよくわからんのに、
作中で勝手に主人公が思いを馳せるもんだから、
どうなってんねん?って感じがした。
こりゃ「前」を読まねばならんのー・・・。

さて、事件の真相を追う・・・ってだけでなく、
放火犯とされた男性の娘さんの話もからんできて、
あっちこっち話が動いたので読みづらかった・・・のかもしれません。(汗)

終わってみると、最初から感じの悪い「あの人」が・・・ってことで、
「なーんだ・・・」とあっけなかった気もする・・。(汗)
最初から警察協力者だからって、捜査外にするからいかんのじゃ。




 
   
疑薬




2017/6/23 読了






講談社


内容(「BOOK」データベースより)
「母親の失明の原因を知りたくないか」ある日、雑誌記者の矢島から不穏な誘いを受けた生稲怜花。東大阪で居酒屋「二歩」を営む育ての父・誠一、母の怜子と3人で明るく暮らしていた彼女に戦慄が走る。10年前、高熱で生死の境をさまよった母は、入院先の病院で新薬を処方され、なんとか一命を取り留めたものの、視力を失ってしまったのだ。―お母ちゃんの目が見えへんようになったんは、新薬のせい?原因は副作用なのか、医療ミスなのか。閉ざした過去と向き合い、真相を追う怜花だったが…。




母の失明の原因は、薬のせいだった・・・?
そう聞かされた娘は・・・っていう話でした。

製薬会社側、投与した病院側、投与された患者側・・・
いろんな視点で描かれてますけど、
いろんな思惑が混在していて、真実が明らかになるのは
難しいんじゃないかなぁ・・・?って思って読んでました。

最終的に真実は明らかになったんだけど、
失った視覚は戻らないわけで・・・
しかも、大変な思いをしたのに、元ダンナと仕事する・・・とか、
なんか、お人よし過ぎて、私は無理・・・って思っちゃった、(汗)
苦しい時を共に生きてくれた今の旦那さんの気持ちを想うとね・・
なんだかねぇ・・・

取材していた記者のダークな部分を見せておいて、
そのあとはたいして関与してこない・・・ってのが、
なんか変な感じがしちゃいましたね。
いろんな部分が引っかかった気もするけど・・・
とりあえず、結末が知りたくて最後まで読んじゃいました。

薬って、ほんと、ある意味毒だよな・・・
健康第一、ですな。