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 梶永正史 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

特命指揮官
ガバナンスの死角 ハイブリッド・セオリー 組織犯罪対策課 白鷹雨音
パトリオットの引き金





   
警視庁捜査二課・郷間彩香
特命指揮官


警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

2014/1/28 読了





内容(「BOOK」データベースより)
警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。捜査二課で贈収賄や詐欺、横領などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため、周囲からは“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に、刑事部長から特命が下った。―「渋谷で銀行立てこもり事件が発生している。至急現場に向かい、指揮をとってくれ」。犯人から、現場の指揮および交渉役を郷間に任命するように名指しされたのだ。青天の霹靂に困惑しながらも、彩香は立てこもり現場である渋谷に急行する―。2014年第12回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。




2014年の「このミス」大賞受賞作です。
なんか、毎年読んじゃうんだよねー!(笑)

今年は2作品が大賞・・ということで、こっちは買ってみました。
その足でブックオフに行ったら、もう売られてたという・・・(涙)
ちっ・・・定価で買ってしまったぜ!と苦々しい思いで読みました。(笑)

捜査二課の女刑事が、銀行強盗の立てこもりの総指揮を
任されることになって・・という話。
しかも、犯人の指名で・・・・

いまいち緊張感の足りない展開で・・・
まぁ・・・それも「味」と言われればそれまでですが・・

事件解決後に、驚くべき真実が!ってわけですが、
途中から、そんなこったろーとは思ってました。
しかし、思っていた以上の大きなことが見えてきて、
軽いんだか、重いんだか!な話。(笑)
んでもって、解決したんだか、してないんだか・・な話。(汗)

でも、軽快なタッチで読みやすくはありましたよ。
主人公や周りの人のキャラも愛すべき人たちばかりでしたし。
2時間ドラマ・・・とかに向いてるかな?




 
   
警視庁捜査二課・郷間彩香
ガバナンスの死角




2015/8/8 読了






宝島社

内容(「BOOK」データベースより)
捜査二課特殊知能犯罪係主任を拝命した郷間彩香。しかし個性の強い班員をまとめきれずに空回り気味な毎日を送っている。そんな二課では課をあげて、業界大手の商社・亜秀商事の大型贈収賄事件を追っているが、新設されたばかりの郷間班は担当させてもらえない。「事件に大きいも小さいもない」と息巻く彩香は、亜秀商事の役員・峯の約十万円の横領容疑を追いはじめるが、峯と関係していた新田という男が不審死を遂げていたことから、大型贈収賄事件の端緒をつかんでいく―。




こんなに「チャラい」文体だったっけ・・・?(汗)

序盤は確かに人が死んだりはしてないので、
チーム内でのおふざけは許容しないといけないんだけど、
人が死んだり、大会社の不正が見え隠れしてきても、
なんか、お茶らけた雰囲気になってて、
読んでていい気がしなかった。

それと・・・・「電卓女」っていう「肩書」のわりに、
それほど計算部分がなかったよね・・・?
チームをまとめる立場になっちゃった分、
自分一人だけを考えてる場合じゃないのかもしれんけど、
そこはフィクションですからねぇ・・・
他の警察小説じゃ、
どんなに偉くてもバンバン個性を活かしてますよ?(笑)

それと、ちょっと入り組みすぎてて、
全体像が掴みにくい感じがしましたね。
場面転換も心地よいものではなく、
途中で本を「置かせてしまう」作りになってたと思います。
そのせいか、私には珍しく、二日もかかってしまった!!(汗)

恋の方も・・・
そんな偉い人との恋模様があんまり想像できないっていうか、
進展してるみたいだけど、
進展しなくてもいいかなぁ・・・って気もするっていうか・・・

ともかく、あんまり興味が持てなかった・・・ってことかな?
最後の「登場人物のその後」が箇条書きになってる部分は
わかりやすくて好きでしたけどね。




 
   
警視庁捜査二課・郷間彩香
ハイブリッド・セオリー




2017/2/14 読了






宝島社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
捜査二課特殊知能犯罪係主任の郷間彩香は、匿名の通報を受けて墨田区長の汚職疑惑を調べるうち、かつて区長が経営していた金融会社の現社長に目をつけて尾行を開始する。浅草署の刑事が追う詐欺グループや謎の青年が捜査線上に浮上するなか、隅田川でホームレスの死体が発見された。複雑に絡む人間関係と不可解な金の動き―。なかなか噛み合わない事件に“電卓女”こと郷間はどう挑む!?




あっちこっち、話がめぐりましたなぁ・・・。
調べてると新たに事件が起こり、
追ってると、また事件が・・・
追っても追っても、見えてこない真相・・・
なにか引っかかってるんだけど、何だろう・・・?
そんなんで結構後半までズルズル・・・
読んでて疲れちゃったぜい。(汗)

途中、吉田からのアドバイスがありまして、
見えてるようで見えてない、
バイアスがかかっちゃってるのをはずしてみないと・・・ってことで、
「あ!まさか!」っていうことになって、
ようやくつながりが見えてくるわけですが・・・

若干の反則を感じる部分はありますけど・・・
クライマックスだけで言うと、怒涛の展開で読みごたえはあります。
ただ、まー都合よく登場してきた「カレ」に、
ちょっとドン引き・・・(笑)
ええとこ取りやん!!ってね。
ま、決定的な言葉を聞けたので、彩香としては良かっただろうけども。

一人減るなら一人追加・・・ってことで、
次作は新メンバーを加えて・・・ってことになりそうですね。

いきなり文庫で、ありがたかったです。
次回もよろしく!!




 
   
組織犯罪対策課 白鷹雨音




2017/2/16 読了






朝日新聞出版

内容(「BOOK」データベースより)
白昼の井の頭公園に放置されたピエロ姿の遺体。発見直前まで息があったとされる被害者の頬には謎の英数字が…。独自の視点から事件解決を図るため“鷹の目”の異名を持つ組織犯罪対策課の白鷹雨音が捜査の過程で目にしたのは、常に自らを責め苛む過去の凄惨な事件だった!




梶永さんの新作が2冊出ていたので、買ってみたの。
そしたら、なんと・・・
この新作に、「郷間彩香シリーズ」が絡んでて!
ちょっと驚きつつ、儲けもん・・・って気がしちゃった!(笑)

彩香シリーズで班を離れた三浦くんが、
この「鷹の目シリーズ」(勝手に命名)に出てきまして。
不愛想だけど出来る男・・・として活躍、
雨音に相談されて、本庁二課のアドバイスを・・・って流れで、
ちょっと彩香シリーズと関わるわけですよ・・・。
うふふ、こういうの、嬉しいよね!

さて、フグ毒「テトロドトキシン」でゆっくりと殺される殺人が連続。
人の目に触れる場所で、ゆっくりと殺す意味は・・・?
俯瞰で事件を見ることができる「鷹の目」を持つ女刑事・雨音と、
雨音に亡き姉を重ねて慕う「ウサギくん」のコンビ、
そして、雨音の元カレ・草野もともに捜査し、
真実に迫る・・・って話です。

まぁ、冒頭にある虚しい事件が描かれているので、
きっとその遺族が・・・ってのは想像できるわけで。
どんな風にそこにたどり着くのか・・・と楽しむお話です。

最後は意外な展開で、
おいおい、お前が絡んでいたのか・・っていうね。
刑事はそんな風に私情をはさんじゃダメ・・ってことだよなぁ・・・。

これもシリーズ化するかな?
雨音とウサギくんのコンビは嫌いじゃないので、
また読んでみたいです。
是非文庫でね!(笑)




 
   
パトリオットの引き金




2017/12/17 読了






講談社ノベルズ

内容(「BOOK」データベースより)
殺人事件から外され、自衛官の交通事故死を捜査することになった警視庁の田島と新人女性刑事・毛利。防犯カメラに写っていた自衛官・石倉に朝霞駐屯地で事情を聴いていたところ、警務官の松井に退出させられた。そして田島は上司から「朝霞には近づくな」と忠告される。独自の捜査を続ける田島らにより、事故被害者と石倉がPKOで中央スーダンに派遣されていたことが判明。事故の背景に何が?怒涛の展開が続く鮮烈な警察小説誕生!




潔癖症で嫌われ者の刑事・田島と、
その部下の女刑事・田丸のコンビが、国防にかかわる事件を・・って話。

まぁ・・・なんとも重たい話でしたなぁ・・・
実際にPKOで任務についてらっしゃる自衛艦の方々の苦悩は、
ちょこっとだけ理解できたような気がします。
こんなもんじゃないんだろう・・・って思うけど。

彼らが持ってる引き金の重さ・・・
そうだよねぇ・・
他国の人からすると、日本の警察も含め「甘い」って思われるけど、
その引き金を引いた先のことを考えると・・・だよね。
引かない強さもあると思うので、間違ってないとは思うけど・・・
いざ、その戦地で・・・ってなると・・・
そうもいかんのでは・・・?って気もするわけで・・・

はぁ・・・重たかったです。
でも、田丸の存在が救いかな?
田島もいつしか心を許していたし・・・
いいコンビになりそうですね!