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 河合莞爾 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

デッドマン ドラゴンフライ ダンデライオン 救済のゲーム
800年後に会いにいく





   
デッドマン




2014/12/18 読了






角川書店


内容(「BOOK」データベースより)
頭部がない死体、胴体がない死体、右手がない死体…。遺体の一部が持ち去られる猟奇殺人事件が6件連続して発生した。捜査が混乱を極める中、ある日本部に1通のメールが届く。僕は継ぎ合わされた死体から蘇った死人です。僕たちを殺した犯人を見つけてください―。鏑木警部補率いるクセ者揃いの特捜班が前代未聞の謎に挑む。度肝を抜く結末が待ち構える警察小説新次元!横溝正史ミステリ大賞受賞作。




横溝正史ミステリ大賞作です。
でも・・・
島田荘司御大の名作に似た話になってきて・・・
おや・・・?って思ってたんだけど・・
うむ、オマージュ・・・ってことですな。
これはこれで、とても面白かったです!

首のない遺体、胴体のない遺体、手足のない遺体が4体・・
それぞれの「盗まれたパーツ」を合わせると、
一人の人間が出来上がる・・・・
そして甦った「デッドマン」・・・
という、ファンタジーか・・・?な話・・

ではないっ!!(笑)

序盤は、結構軽めの刑事たちの雰囲気と、
事件とのギャップに違和感を感じなくもないんだけど、
まぁ、そこは許容範囲。
「デッドマン」が意思を持って動き始めてからは、
もう、止められません!!

人体から切り離されたパーツを、
6つ、くっつけて、生きていけるのか・・・なんて、
フツーに考えると「無理!」ですよね?
うん、そうなんです。
だけど、確かに「甦った」デッドマンなんですよ、彼は!!
明らかになっていくと、なるほどーっ!!って感じです。
それに、「犯人の意図」に迫っていく刑事たちの「思考」も
わかりやすかったですし、面白かったですよ。

とにかく、最後に明らかになる「悪事」に、
「こんなやつ、殺してしまえ!」
いや、「殺させてやってくれ!」と思わずにはいられない。

とても切ない結末を迎えますが、
「甦った」デッドマンの幸せを祈るばかりです・・・。
カプをそばに置いてあげてね・・。

今回頑張った「鏑木チーム」。
続編が出てるらしいので、また機会があったら読んでみたいと思います!




 
   
ドラゴンフライ




2015/2/8 読了






角川書店


内容(「BOOK」データベースより)
多摩川の河川敷で発見された猟奇死体。臓器を抜き取られ、黒焦げにされた遺体の下からはトンボのペンダントヘッドが発見された。警視庁捜査第一課の警部補・鏑木が率いる4人の特別捜査班は再結成し、手掛かりを元に群馬県の飛龍村へ向かう。そこはトンボの里として有数の沢がある村で、被害者はトンボ研究に熱心だった村出身の青年・遊介と判明する。だが彼の死後、幼馴染みの盲目の女性・泉美に遊介本人からの電話が掛かってきていた。鏑木たちは群馬県警と協力して不可解な謎の解明に乗り出すが…。村で起きた20年前の事件、ダム建設、3人の幼馴染み、幻の巨大トンボ―複雑に絡まる糸から鏑木たちが導き出す「真実」とは!?




鏑木班、第二弾です。

冒頭、不思議な話から始まって、急に夢オチ・・・っていう、
もう、最初で「え?どううこと?」って混乱しました。(笑)

前回はバラバラ殺人でしたが、今回は「アジの開き」って・・・
もう、開いた魚が食べられないわ。(汗)

事件としては、公共事業絡みのもので、若干面倒くさくはあるけど、
幼馴染の切ない事件でございました・・・・。

ただ、開きにした理由とか、そもそもの動機とか、
いまいち納得いかん感じはするんですよね・・・
殺さなくてもいいじゃん・・・っていう。

あと、建と遊介の関係についても、途中でなんとなく気づいちゃったので、
やっぱりね・・・って感じでした。
そのせいか、若干冗長だったかな・・・と。(汗)

鏑木さんが、もうしつこいくらいに細かいところに引っかかって、
ま、それが「鏑木班」なんだろうけど、
こんな風にしっかりと捜査してくれるなら、
昔の事件も早めに解決できただろうに・・・って感じですね。

あと、ダムにある物を投入して・・・のシーン。
大量の水に混ぜるわけでしょ?
んな上手くいく??って甚だ疑問。(笑)
ま、その、投入後の水面下の風景・・・
ちょっと見てみたい気もするけどね。

第三弾も発売されてますので、早めに読んでみたいと思います。




 
   
ダンデライオン




2015/2/16 読了






角川書店


内容(「BOOK」データベースより)
東京の山間部、タンポポの咲き誇る廃牧場のサイロで、空中で刺殺されたとしか思えない異様な死体が発見された。被害者は16年前に行方不明になった女子大生・日向咲。捜査第一課の警部補・鏑木鉄生は、部下・姫野広海の口から「空を飛ぶ娘」という昔話の存在を知る。翌週、今度は都心の高層ホテル屋上で殺人事件が発生。だが犯人は空を飛んで逃げたかのように姿を消していた。やがて二つの事件の接点として、咲が大学時代に所属していた「タンポポの会」というサークルが浮上する―。




鏑木班第3弾です。
今回は、姫野の過去に関わる話・・・

毎度奇天烈な遺体が発見される今作。
今回は・・・「空を飛ぶ遺体」です。
描写が絵となって見えてきて、どうやってそんなことに・・・?って感じです。

でも、真相が明らかになってみると・・・


ネタバレしますよ・・。



細腕の女一人で、それ、できます・・・?って気が。(汗)
鎖云々はまだ良いとして、鉄パイプを一発で・・・は難しくないっすか?
ちょっと納得いかん気もするけど・・・

あと、「双子」で始まるので、
きっとそこに「トリック」があるんだろう・・・って思ってたんだけど、
まさかの「第三者」!!
あの「チョイ役」が、まさかの・・・でしたよ。
なるほどね・・・
「イメージが違いすぎる」の理由は、そこでしたか・・・。

最終的に、姫野の父の事件の真相も明らかになって、
切ないけど良かったな・・って。
やっぱり、時間っていうのは人の心を広くするもんでしょうか・・・?
きっと、姫野にとっての「えみさん」は、かけがえのない想い出だったんだね。
時間だけでなく、その想い出が「赦し」へとつながったのかもしれません。

個人的には、厳しくも愛情たっぷりに姫野を育ててくれた、
叔母様が気になります。
優しくしてあげてよーっ!!




 
   
救済のゲーム




2015/7/28 読了






新潮社


内容(「BOOK」データベースより)
北米先住民を虐殺した騎兵隊長が「神の木」に登り、神の怒りに触れ串刺しになった。その伝説が今なぜ再び…?連続する串刺し事件、痕跡を残さず消えた犯人。ゴルフ界の王者は、なぜ頂点を極めた直後に突然引退したのか―。捜査に巻き込まれた天才プロゴルファーが、ついに辿りついた切なすぎる真相とは。世界トップクラスのゴルファーたちの誇りと友情が輝きを放つ傑作。




河合さんの新作は・・・・ゴルフもの。
ゴルフ・・・・一切やりません、私。
だけど、年の取ったせいか・・・
なんか、週末のゴルフ中継、見ちゃうんですよね・・・。(笑)
そのおかげで、かなりの「ゴルフネタ」も、結構ついていけました。

全米オープンゴルフ選手権で、ある年に起こった快挙。
その次の年・・同じゴルフ場で、選手権開催直前、殺人事件が・・・
そういう展開。
冒頭、アメリカの先住民の話から始まりまして、
ちょっと「ダンス・ウィズ・ウルブス」を思い出しちゃう感じでございます。
この、先住民の悲劇が、現代の殺人事件につながっちゃうわけですが・・

正直、最初の最初から、「あれ?」って思っちゃったんです。
「これって、もしかして・・・」って早めに気づくと、
その後の「そうだったのか!」は、たいした驚きではありません。(汗)
やっぱりね・・・っていう・・・。

オマケに、かなり早い段階で、「死の真相」に気づいちゃったのよ、私。
こういう人だからこそ、こういう選択をしたんだろうな・・・って。
だから、やっぱりね・・・・パート2、って感じ?(笑)

ってわけで、自分の推理を、若者がなぞってくれた・・・っていう
変な感じはございましたが、ま、楽しめた・・・かな?
でも、ゴルフを全く知らない人には、結構辛いかも・・・です。(汗)
ちゃんとミステリーなんですけどね。(汗)



 
   
800年後に会いにいく




2016/9/22 読了






幻冬舎


内容(「BOOK」データベースより)
クリスマス・イブの夜、残業をしていた飛田旅人のもとに突然動画メッセージが届く。「このままでは死んでしまう。あたしにスズランを届けて」。再生された動画ファイルの作成日付は、2826年12月24日。メイと名乗るその少女は何者なのか。そしてなぜスズランが必要なのか。「メイに会いたい。でもどうやって?」。思い悩む旅人に、上司で天才技術者の菜野マリアが、“あっと驚く方法”を提案する。彼女の「真実」を知った時、あなたはきっと涙する。かつてない、恋愛SFミステリー誕生!




河合さんの作品を全部読んだわけではないけど、
このジャンルもお書きになるんですねぇ・・・
驚きとともに、戸惑いです・・・・。(汗)

正直、私はSFというジャンルが好きではなくて。
だって、「ありえない話」だから、なんでもアリじゃないですか?
まだわからない遥か未来のことを、
好き勝手に書いて、辻褄が合わなくても、
だって、未来はどうなるかわからんやん?っていう・・・
そういう話は、ふーん・・・・って思っちゃうんですよね。
そこを楽しめない、そういう大人なんです。(笑)

この作品は、SFであり、ラブストーリーであり、
パニックものの部分もあり、ミステリーでもある・・
そんな作品です。

800年後に会いにいく・・・なんて、無理やん?
そう言っちまったら、話は進みません。
とんでもない理屈で、800年を旅するタビト・・・
・・・それは果たして旅なのか?
その未来は、本当に未来なのか?
・・なんてもう、どーでもいいや!と読み進めました。(笑)

まぁ、私の中では辻褄があってるとは思えないし、
書かれてる理系な部分の理解度も甚だ怪しいもんです。
なので、ヒューマンストーリー、ラブストーリ―な部分をメインに、
何とか楽しもうとしましたが・・・
つまるところ、アンタは彼女が好きだった・・・ってことで、
幸せになりなはれや・・・・というところでしょうか。

次作はガチミステリーを期待しつつ・・・