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 川瀬七緒 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

女學生奇譚 フォークロアの鍵





   
女學生奇譚




2016/7/18 読了






徳間書店

内容(「BOOK」データベースより)
フリーライターの八坂駿は、オカルト雑誌の編集長から妙な企画の依頼をされる。「この本を読んではいけない…」から始まる警告文と古書を、竹里あやめという女が持ち込んできたのだ。その古書の本来の持主である彼女の兄は数ヶ月前に失踪、現在も行方不明。このネタは臭う…八坂は、タッグを組むカメラマンの篠宮、そしてあやめとともに謎を追う。




「この本を読んではいけない」と書かれたメモが挟まれていた古本。
それを調べろと出版社の人に言われた八坂。
カメラマンの篠宮とともに調べ始める・・・って話。

読んだ人間が何人も失踪したりしてて、
読んだらどうなるんだ??って思うんだけど、
八坂は意外とあっさり読み始める・・・
大丈夫か?と思ったら、
どうやら特異な体質のようで・・・


ネタバレです。


後にいろいろと真相が出てくる・・・ってのは、
ミステリーとして当たりまえなんだけど、
なんか、後出しな気がするんだよねぇ・・・
八坂の体質や、家族のこととか、
最初は全然匂わせてないのに、急に出てくるしさぁ・・
で、その八坂自身がこの本の「真相」に関わってた・・ってオチで、
なんだよ、勝手にしやがれよ!!って気がしてしまった。(汗)

どんなホラーなオチが待ってるかと思ったら・・・
実験かいっ!!
結構手の込んだ実験だよなぁ・・・
本当に踏み外してたら、どうすんだよ!ってなもんで・・
悪質極まりないわ・・・

で、やられた側の八坂。
諦めずに仕返しを考えてるみたいです。
うん、やぱれっぱなしは納得いかんので、
存分におやんなさい。
・・・・ただし、時間も金もかかりそうだけどね・・・(汗)




 
   
フォークロアの鍵




2017/6/19 読了






講談社

内容(「BOOK」データベースより)
千夏は民俗学の「口頭伝承」を研究する大学院生。老人の“消えない記憶”に興味を持ち、認知症グループホーム「風の里」を訪れた。入所者の一人・ルリ子は、夕方になるとホームからの脱走を図る老女。会話が成り立たない彼女の口から発せらせた「おろんくち」という言葉に千夏は引っ掛かりを覚え…。乱歩賞作家の傑作長編・深層心理ミステリー。




民俗学を専攻してる大学生が、
ある老人施設でボランティアを始め・・・っていう、
なんか、ちぐはぐな感じを持っちゃう始まりでございまして。

そりゃ、年寄りの昔話の中に民俗学欲をくすぐる部分はあるだろうけどさ、
でも、変に引っかかり過ぎっていうかねぇ・・・
そこまでやる・・・?って感じで。

序盤は老人福祉施設の厳しい現状・・・っていうのを描いてまして、
これが民俗学とどう関係していくんだ・・・?って、
どこに焦点を当てて読んでいいのか、わからなかったんだけど、
老人たちがシャキシャキし始めてから、面白くなってきます。(笑)

正直、施設に入ってる、厄介な病状の老人たちが、
こんな風に元気に、しっかりとするかね・・・?って疑問がね・・(汗)
都合が良すぎるでしょ・・・・って思っちゃって。
違和感はありましたけど、

さらにクライマックススになると、ある老婦人の行動の意味が明らかになって、
そうつながったか!!って驚きはありました。
でもさ、一瞬で感じ取ったんだろうけど・・・
こりゃまたすごすぎるっていうか、都合がいいっていうか・・・

ま、そんなこんなで、
いろんな意味で都合が良すぎる話でございました。(笑)