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 木下半太 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
リンクしていないモノは、おいおい感想を記載していきます。

悪夢のエレベーター 悪夢の観覧車 サンブンノイチ ゴブンノイチ
ナナブンノイチ アヒルキラー サバイバー 恋する音川家
ギザギザ家族 サンブンノニ 人形家族 極限トランク
極限冷蔵庫 極楽プリズン





   
悪夢のエレベーター





2013/10/5 読了





内容(「BOOK」データベースより)
後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターに、ヤクザ、オカマ、自殺願望の女と閉じ込められていた。浮気相手の部屋から出てきたばかりなのに大ピンチ!?しかも、三人には犯罪歴があることまで発覚。精神的に追い詰められた密室で、ついに事件が起こる。意外な黒幕は誰だ?笑いと恐怖に満ちた傑作コメディサスペンス。




さすが劇団作家さん・・・って感じですね。
限られた場所が舞台・・・ってことで、
演劇を見に行ってる感覚で読みました。

ドタバタ・・・なんだけど、
だからこそ、最後まで一気読みさせてくれます。

いやはやしかし・・・
手の込んだことするよねぇ・・・(笑)
で、その「依頼」が集結すりゃ終わり・・・ってわけでもなく・・
最後までいろいろあります!

実写化で見たいな・・・と思ったら、
映画化されてました!
今後見てみようっと!



 
   
悪夢の観覧車




2013/10/7 読了





内容(「BOOK」データベースより)
ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!?謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。




「悪夢シリーズ」を何巻かまとめて古本屋でゲットしたので、
これも引き続き読みました。

同じような話だろ・・・と思ってたけど、
ちょっと違いましたね。
私は「エレベーターー」より、こっちが好きです!

観覧車に意図して乗った人、
巻き込まれた人などなど・・・
いろいろな人たちの立場で描かれ、
最後は・・・
そして、ちょっと涙させられちゃったり・・・と、
またも、映像で見たいな・・・と思わせる一作でしたね。



 
   
サンブンノイチ





2014/1/31 読了





内容(「BOOK」データベースより)
人生の一発逆転を賭けた銀行強盗に成功、営業前のキャバクラに駆け込む男たちがいた。店長のシュウ、ボーイのコジ、常連の健さん、奪った大金はココで3分の1ずつ分ける…はずだった。突如モメ始めた3人。だが他にもこの金を狙う者がいた。キャバクラのオーナーで悪魔のように凶悪な破魔翔。“川崎の魔女”の異名を持つ裏世界の伝説的金貸し・渋柿多見子―。大金は一体誰の手に!?予測不能の騙し合いエンタテインメント!




ある事情で銀行強盗をした三人組、
さぁ、「三分の一」にお金を分けようか・・ってとこから始まるんだけど・・

騙し、騙され・・・でした。
読み進めながらも、どうせウソでしょ?とか、
そう見せかけての・・・?と思いつつ読んでましたが、
まさか、そうくるか・・・と、何度も騙されました。(笑)

で・・・最後は・・・三人はどうなったんだろ?
あの化け物の手から逃れられたのでしょうか・・・?
あのBBAから逃げるのは無理っぽいけど・・。(汗)

今作も、舞台はキャバクラだけなんで、
演劇向きですよね。
・・・と思ったら、映画化されるようです。
ほほぉ・・、面白そうやん?と思ったら・・・
品川が監督かいっ!!
観ないでおこうっと!(笑)



 
   
ゴブンノイチ





2014/2/1 読了





内容(「BOOK」データベースより)
真夏のダム湖に、死体を運ぶ男女5人の姿があった。そのうちの一人、両腕にギプスをはめた若者・佐々木努は、激しく後悔していた。アウトローを気取ったばかりに、最悪の事態に巻き込まれてしまったのだ。やがて警察に捕まった努は、死体安置所に放り込まれ、取り調べを受ける。報酬5億円の誘拐計画、そして死体遺棄の経緯が明らかになるにつれ、思いもよらぬ真相が浮かび上がる!一気読み必至のクライム・サスペンス!




「サンブンノイチ」に比べると・・・・イマイチ。(笑)
4人部屋に入院している男たちと、看護師合わせて5人で、
ある誘拐事件をしようとするも・・・って話で、
途中うドタバタはしますけど、
「サンブンノイチ」ほどひきつけられるところはないんだよねぇ・・・

最終的に、ある人が騙されていた・・・ってことになったんだけど、
なぜその選択をしたんだーっ!!って感じ。
続編では、すっかり悪の道に落ちた姿で再登場するのかな・・?

しかし・・・・
やっぱり存在が大きすぎたあの人は再登場してきましたね。(汗)
死にそうにないもんなぁ・・・(笑)



 
   
ナナブンノイチ




2014/6/6 読了





内容(「BOOK」データベースより)
天才詐欺師の津田は、8年の服役を終え出所した。裏の世界からは足を洗う。そう決意したはずだったが、ある日ブーと名乗る男から“仕事”を持ちかけられる。かつて津田を裏切った犬島から、時価20億円とも噂される宝石“グレート・エッグ”を奪うというのだ。復讐心をくすぐられた津田は7人の達人でチームを結成するが、犬島は恐るべき怪物に成長していた。さらに宝石を狙う新たな敵も現れ―。極限のクライム・サスペンス!




「サンブンノイチ」「ゴブンノイチ」につづく、「ナナブンノイチ」でございます。
前作二つは、ちょっと関連してたけど、
今作は全くの別物でしたね。

タイトル通り、メインキャストは7人に増えたわけで、
オマケに敵が多数出てきまして、
まぁ登場人物が多いこと!(笑)
でも、十分楽しめました。

かなり早い段階で、ある二人の関係性はわかっちゃいましたけど、
最後の最後で実は・・・ってのがあるんじゃ・・?って
ずっと疑って読み続けてました。
考えすぎって、アカンね。(笑)

敵があまりに強すぎて、
味方があまりにも個性的過ぎて、
勝てる気がしない・・・って思ってたけど、
最後は痛快に終わってくれました。

そしてちょっと感動のお話に・・・
二人がちゃんと対面するところも見たかったな・・って気もするけど、
きっとそうなるはずだし、ま、いいか!(笑)

この「〜ブンノイチ」シリーズの中では、一番好きかも・・・です。
「サンブンノイチ」も好きだけど、
こっちの方がスケールがデカいしね。
これも映像化の可能性、アリかもですな。




 
   
アヒルキラー
新米刑事赤羽健吾の絶体絶命


アヒルキラー 新米刑事赤羽健吾の絶体絶命 (幻冬舎文庫)

2014/8/15 読了





内容(「BOOK」データベースより)
レースクイーン、モデル、女優。美女ばかりを狙った連続殺人事件が発生。その顔はズタズタに切られ、死体の横には必ずアヒルのおもちゃが。世にも残酷な事件を、新米刑事赤羽健吾と、行動分析課の上司・八重樫育子が追う。二人はやがて57年前の未解決事件に行きつく。現在のアヒルキラーと過去の家鴨魔人の因縁を暴く、壮大なサイコミステリー。




女性の顔をめった刺しにし、
遺体の横にアヒルのオモチャを置いていく・・という
猟奇的な連続殺人事件が起こる。
刑事・バネと、行動分析家の八重樫が事件解決に挑む!って話。

57年前に起こった事件と重なりながら進んでいくんだけど・・・
なかなか面白かったですよ。
頭のいい犯人だから、先の先を読んでいくわけで、
それと行動分析のエキスパートとの戦い・・って面でも面白かったし、
「え?死んじゃった・・」って驚きとか、
最後の「手紙」の差出人の苗字を見て、「はっ!!」と驚かされたり・・・と、
さすが木下さん、盛り上げ上手♪って感じで。(笑)

ただ・・・
現代の連続殺人事件を操ってた「カレ」の動機がね・・・
どうして怒りをそっちに・・?って感じで。(汗)
とばっちりやん・・・。
悪いのは、アンタの「○○」であって、
それをかばった「△△」のことを慮って、あの人は秘密にしてたわけで・・・
そこを歪んで恨まれても・・・
なんか、やるせないわ。(汗)

意外な血縁関係まで明らかとなり、
なるほどねぇ・・・なオチに。
とにかく、大女優さんの芝居が素晴らしかったですな!
今後の彼女に期待したいよ!(笑)




 
   
サバイバー




2015/2/21 読了






講談社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
四月一日午後三時、突然世界が崩壊した。すべての移動手段・通信手段は遮断され、地球の人口は六十数万人に激減する。神様がリセットボタンを押してくれたと感謝するニート。壊滅した東京で呆然とする不動産屋は、やるべき事が他になく小説を書き始める。初めて生きる意味を考えた生存者たちの壮絶な冒険記。




突然世界が崩壊した・・・
遺された人たちを描いておりますが・・・

なんで崩壊したか・・・は描かれてない。(汗)
そこはフンワリとしたまんま終わるのねー・・・

地球の人口が60万人になっちゃって・・・
そんな風に生き残ったとしたら・・・
絶望で自殺しちゃう人多発・・・って気持ち、わからんでもない。
それでも、大切な人を探すため生きる人、
せっかく世界がリセットしたのなら、新しくやり直そうとした人、
仲間を見つけて生きて居子とする人・・・が描かれていて、
人間って弱いんだか、強いんだか・・・っていう・・・。

しかしさ、こんな事態に陥ったとき・・・
女ってのは本当に弱者だなぁ・・・って思ったよ。
だったら、そんな目にあう前に自分で・・・って気持ちになっちゃうかもな・・・
生まれ変わったら男になりたいって思ったよ。(汗)

まぁ、一気読みはできましたけど・・・
気持ちのいい話ではなかったね・・・
ま、こんな事態になったら、欲とか本能とか・・・
それ優先になっちまうんだな・・・ってね。

ただ、「人口が減った分、食料には困らない」って言ってるけど、
缶詰にも賞味期限はありますから・・・
生産的に生きていってくださいね。(汗)




 
   
恋する音川家




2016/1/7 読了






文芸春秋

内容(「BOOK」データベースより)
横浜いちダンディなおじいちゃんが、22歳にタイムスリップ!?つられてやってきた恋の季節に、家族みんなで、大騒ぎ。この恋はもう、止められない、止まらない!最強ストーリーテラーが紡ぐ、ノンストップラブコメディ!!!




なんやかんやで、バッタバタと人が死んでいく話が多い木下さんの作品。
でも、これは誰も死ななかった!
驚いた!!(笑)

小説家の父、昔は可愛かった母、引きこもりの兄、奔放な妹・・の音川家。
別居している祖父・登が、ある日「オレは22歳だ!」と言いだして・・って話。
タイムスリップして、若返った祖父ちゃんが目の前に現れたわけではなく、
見た目はジジィのままで、心が若返ったらしい。
ってか、ボケたらしい・・・。(涙)


ネタバレです。



ロマンスグレーで素敵な祖父が、いきなりチャラ男になっちゃって、
引きこもりの兄は引っ張りまわされる始末。
だけど、この子にとっては祖父ちゃんの変化は良かったんだよね?
外に出るようになったし、恋もしたし・・・
妹は、憧れの祖父ちゃんの変化に哀しみ、
不倫に苦しみ・・・な展開だったけどもね・・。

大きな変化は父だよね。
小説を書くためにあ人でも作ってみっか!と愛人クラブを訪れたら、
その執事に恋しちゃうっていう・・・
そう、自分がゲイって気づいちゃうっていう・・・。(汗)
そして、初恋の人との再会で気持ちが揺さぶられた母にも
人生を大きく狂わす出来事が・・・
乳がんの発覚です。

祖父ちゃんのボケにより、家族が壊れ始めて行ってたときに、
家族が団結して立ち向かわなくてはいけない状況になったのさ。
となると・・・・先は読めるよね。
みんな、いろいろと目を覚まし、元の生活に戻って行った・・・っていう。

いやいや、木下作品はそんな甘くない!(笑)
祖父ちゃんのボケは治らず、兄と恋路を争ってますし、
妹も先行き不安のまま、
母は闘病しつつも離婚せずに初恋のカレと親密になって、
父も、新たな「カレ」を見つけ活動中・・・と。
それぞれ思うままに生きろ!人生は一度きりだ!・・ってオチです。

いやぁ・・・・とても共感できない部分が多々ありますが、
他人事ですから、所詮。(笑)
こんな家族があってもいい・・・のかも・・・と受け入れることにしましたよ・・。




 
   
ギザギザ家族




2016/1/9 読了






講談社

内容(「BOOK」データベースより)
斧田歩(17歳・大阪在住)は、東へ向かう車中にいた。「浮気相手に失恋した」「オトン慰安のため」「茨城にある日本一のスベリ台を」「滑りにいく」というあり得ない趣旨の家族旅行!運転するのは母・千里、助手席には酒と女をこよなく愛す父・元気。姉・指子は齢21にしてバツ3の結婚ジャンキーだ。高速を走る車内では、各々がドス黒い思惑を胸に秘め、この旅行を利用してあることを企んでいた。と、そのとき車が大スピンし、バカでかいタンクローリーがそこへ!斧田家の運命やいかに!?鬼才・木下半太が、あまりに濃すぎる家族の愛憎をスピーディーに描ききる。




結構古めの作品ですが、図書館で見つけて借りてみました。

なかなかの変わった家族の物語で・・・
父と息子が、家庭教師の先生と関係をもってて、
それに気づいた母の娘が
父も家庭教師もどうにかなっちまえ!と目論見、
娘の元ダンナに頼んで懲らしめよう・・・ってなるんだけど、
まー、予想できない展開になっていきます。

まず、冒頭で、交通事故で全員死亡か?ってフリをしてます。
あぁ、フッてるってことは、ここでは死なないのかなぁ・・・って思ってたら、
案の定。(笑)


ネタバレになります。


偶然出会った男性は偶然ではなく、
ある人を恨んでいて・・・とか、
せっかく助かったのに記憶を失っちゃう・・・とか、
元ダンナに連れ去られる・・・とか。
まぁ、よくもそこまで・・・ってなもんで。

最終的に、諸悪の根源ともいえる「ある人」の行動により、
たくさんの命が救われることになるわけで・・・
まぁ、良かったね・・・なのか?(汗)
お姉ちゃんの記憶・・・戻った方がいいのか、
戻らないほうがいいのか・・・(汗)

木下さんは舞台の脚本家さんなので、
一本の舞台を見せてもらった・・・って作品が多いけど
これもそうでしたね。
一気読みで楽しませてもらいました。
でも、相変わらず・・・読後に何も残らないけどね・・(汗)




 
   
サンブンノニ




2016/3/20 読了






角川文庫

内容(「BOOK」データベースより)
銀行強盗で得た大金を山分けし、日本各地に潜伏していたシュウ、コジ、健さん。だが3人とも“川崎の帝王”破魔翔に見つかり、連れ戻されてしまう。そして命じられたのは、「“川崎の魔女”の現金輸送車の奪取」だった…!北海道から新たな勢力も進出し、3人はまたもや裏社会の覇権を巡る争いに巻き込まれる。息つく間もない駆け引きと騙し合い。果たしてシュウたちはどん底から抜け出せるか?驚異のノンストップ・エンタテインメント!




「サンブンノイチ」の続編で、
「ゴブンノイチ」や「ナナブンノイチ」の登場人物も出てきて、
まー、ゴチャゴチャしてます。(汗)

しかも、場面転換が早い!細かい!
ちょこちょこ話が変わるから、
もうちょっと落ち着いて読ませてくれんかのぉ・・・って思ったよ。(汗)

シュウ・健さん・コジの三人は、
あの事件後それぞれに逃げていたのに、
破魔翔に見つかって呼び戻され、
川崎の魔女から金を奪えと命じられてしまう・・・
そんな中、ススキノの名取って男が入ってきて、
話はさらに混乱・・・
シュウたちは果たして生き残れるのか!ってな展開。

先に申した通り、まー場面がコロコロ変わるので、
映画のシナリオか!ってくらいなんですけど、
読んでると疲れます。
映像で見せられたらもっと楽かもしれんけどね・・。

騙し騙され、化かし化かされ・・
相手の腹を読み合い、裏をかきまくって・・・
そうきたか!そっちもきたか!お前がやっぱりきたか!と、
落ち着くヒマもなく走り抜けていきます。

走り抜けていったわりに・・・
オチは弱いかなぁ・・・?って気もしたねぇ・・・
それで手打ちできるなら、
最初から巻き込まんでください・・・っていう。(汗)

二番煎じが一番煎じを越えることは、なかなかないってことで・・




 
   
人形家族
熱血刑事赤羽健吾の危機一髪




2016/4/23 読了






幻冬舎文庫

内容(「BOOK」データベースより)
“伝説の刑事”になることを夢見る、「バネ」こと赤羽健吾の前に、連続殺人鬼が現れた。犯人は警察を嘲笑うかのように、死体をマネキンと並べて堂々と放置。しかも、被害者の胃の中には未消化の御馳走が…。異常犯罪を扱う警視庁行動分析課のメンバーとして、バネは上司の育子、後輩の栞とともに犯人を追うが、犯人の狂気は想像を超えていた―




「アヒルキラー」の続編ですね。
バネこと、赤羽刑事と、行動分析に長けた女上司・育子、
そして・・・「アヒルキラー」の最後で、女優から刑事への転身を決めた栞の
三人での事件解決を目指す!・・・ってわけですが・・・。

本当に刑事になっちゃうとはねぇ、栞・・・
目立ちすぎて仕事にならないのでは・・・?って思ったけど、
バネよりしっかり仕事しておりましたなぁ・・・・(笑)

今回は、マネキンと並べられた遺体・・・のという殺害現場。
そんな連続殺人事件が起こって・・・ってわけです。
どんなトラウマがあってこんな奇妙なことをしてるんだか・・・って思ったら、
なかなかの過去をお持ちでしたなぁ・・・



ネタバレです。。


それにしても・・・・
自分の想いを「継がせる」ために生き残らせるなんて・・・
なんてひどい犯人なんだ・・・
で・・・まんま、受け継いじゃうっていう・・・
そして、今回のマネキンキラーの被害者となった少女に・・・
もしかして、受け継がれちゃった・・・?
罪深いヤツだよぉ・・・・

バネと栞の今後の進展も気になりますよねぇ・・・
どっちも強がりさんの負けず嫌いさんだから・・・
簡単にはうまくいかない気がするけどね・・・(汗)




 
   
極限トランク




2016/7/26 読了






PHP文芸文庫

内容(「BOOK」データベースより)
目が覚めたら、なぜか全裸で車のトランクのなか!?広告代理店に勤める耳原敏夫は、何不自由ない生活を送っていたが、家庭では冷たい空気が流れ、仕事にも虚しさを感じていた。そんなある日、“コーディネーター”を名乗る男と出会い、「人生には刺激が必要や」という言葉に乗せられるように、妻子に内緒で名古屋へと向かうが…。なぜ閉じ込められたのか、果たして脱出は可能なのか。大興奮サスペンス!




こういう、ワンシチュエーションものを書かせたら、
上手いですよね、木下さんは。
今回は、「トランクに閉じ込められた!」で一作です。(笑)

軽い気持ちで女性と一夜を共にしようとしていた主人公、
しかし、女性は殺され、自分は殴られ、目が覚めたら、
死体とともに走る車のトランクの中に・・・
一体誰が・・・?
オレはどうなる・・・?
そんなお話です。


ネタバレです。


まぁ、だれがやってるか・・・は、当然わかるわけです。
最初から怪しく近寄ってきたヤツがいましたから。
じゃ、誰の依頼で?ってことになるんだけど、
奥さんか?と思わせといて、
なんと途中から奥さんも参戦!ってんで、
おいおい、じゃ、誰だよ!!となるわけです。

まぁ、となると、登場人物は残り一人なんで・・
そうなりますよね。
じゃ、なんでそんなことを依頼したのか?ってことになり、
最後は夫婦の大きな秘密が明らかになっていきます。

なるほどぉ・・・・そういうことだったか・・・
でもさ、「知りたかった」だけで、「償ってほしい」って思ってるかなぁ・・?
それに、「どっちが殺した」ってそんなに重要?
自分を救うために、二人してやった・・・じゃダメなの?
この子の気持ちはほぼ描かれてないので、
そこがちょっと残念でしたね・・・・。
あと、死体も本物ってことで、おいおい・・・って気もするしね・・・。

ま、相変わらずのスピーディな展開なので
サラリと一気読みでございました。




 
   
極限冷蔵庫




2017/1/23 読了





PHP文芸文庫

内容(「BOOK」データベースより)
渋谷の居酒屋でバイトをする女子大生・詩乃は、閉店作業中に四十歳独身の女性店長とともに業務用冷蔵庫に閉じ込められてしまう。当初は偶然の事故かと思われたが、なぜか冷蔵庫内の温度が徐々に下がっていく。誰かが扉の外で操作しているのか。いったい誰が、何のために…。命の危機を感じた二人は、犯人の心当たりを探すためにそれぞれの秘密を明かしていくが―。「極限」シリーズ第二弾。




「極限シリーズ」の第2弾。
居酒屋の大型冷蔵庫に閉じ込められた女店長と女店員・・・
店長にはある思惑があり・・っていう展開。

ブリっ子店員は、5人の「パパ」がいる。
それとは別に、イケメンの若いカレシもいる・・・
なんかムカつく・・・
女店長はこの子を陥れるための策として、
カレシに「パパ」のことをバラし、追いつめてやろうと画策したわけだ。
その悲しみに歪んだ顔を直接見てやろう・・・と、
一緒に冷蔵庫に閉じ込められてみたものの・・・
室温はどんどん低下、
出してもらえるはずの時間になっても動きがない・・・
あれ・・・?おかしいぞ・・・・?
どうしたんだ・・・?という、そんな展開。

40女の醜さや、20女のしたたかさで序盤は進み、
パパたちの素性が明らかになっていくにつれ、
あ・・・もしかして・・・っていう流れに。
で、最後は「やっぱり・・・」っていうね。
木下さんの作品は、こういう「やっぱりね」と、
「え?そういうことか!」が絶妙なバランスで最後に押し寄せてくるので、
読後感がキリリ!と締まるんだよねぇ・・
・・納得いくかは別にして。(笑)

人の行動にムカつく前に、
自分の行動を省みろ・・・っていう、そういう教訓も感じつつ・・・
いやはや、恨みが怖いのは女だけに非ず・・・っていうね。
そんな話でございました!

いつものように、あっという間に読みおわります。
コスパ、悪いっす!(笑)




 
   
極楽プリズン




2017/10/25 読了





幻冬舎文庫

バツイチの理々子は、路地裏のバーで柴田と名乗る男に声をかけられた。男は「恋人を殺した無実の罪で投獄されたが、今、脱獄中だ」と打ち明ける。そして、飲酒OK、ジムやシアタールームまであり、「出入り自由」な刑務所の話を始める。「死んだ彼女を救うため、脱獄を繰り返す奇妙な男」の真相に近づいたとき、理々子が目にした恐ろしいものとは――?



またも一本の舞台を見たような気分で読み終わりました。

バーで飲んでたら、隣の席の男が「脱獄中」と言い出す。
普通なら聞く耳を持たないけど、
始発までの時間つぶしに聞いてやるか・・
そんな理々子だったけど・・・っていう始まり。

この脱獄してるっていう柴田っていう男の話は奇想天外で・・
脱獄自由の天国みたいな刑務所から逃げてきた。
オレは恋人を殺してない、
殺す前に戻ってやり直し・・
やり直し、再びやり直し・・・そんな話を聞かされるわけ。
妄想・・・?大丈夫か、この男・・?って思わせる流れですが・・

途中から、あぁ・・・ってことは、そういうことか・・・?って気づきます。
理々子は気づかないんだけどね。(笑)
なるほどね・・・そういうことか・・・
よくできた話でしたよ。

最終的に「ビジネス」を思いついちゃう理々子もすごいけど、
そんな風に導いてくれた「チーム」のおかげかもね!

ありえない話ではあるけど、面白かったです。