TOP > 作家別一覧 > 木皿泉

 木皿泉 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

さざなみのよる





   
さざなみのよる




2018/5/9 読了






河出書房新社

内容(「BOOK」データベースより)
「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る―感動と祝福の物語。




数年前にNHKでお正月に放送された「富士ファミリー」の小説です。
でも、ドラマをそのまま小説にした・・わけではありません。
あのドラマを知る人はもっと深く、
知らない人は純粋に感動できる作品だと思います。

ドラマは、死んだナスミが幽霊として存在しておりますが、
この小説は、ナスミが死ぬ直前から、その直後、その数年後が
描かれています。
こんな風にナスミが死んだんだ・・・
こんな風にナスミの死を受け入れていったんだ・・
こんな風に再婚したんだ・・・
こんな風に、人々は時を過ごしたんだ・・・と、
ドラマを補填するに余りある内容です。

読んでよかった。
ちょっと変わってる人・・・と思ってたナスミという人を知れたし、
その後、みんながどうなったかも知れたし。

あのダイヤモンドの目・・・
ドラマで描かれてたっけ・・・?
そんなことを言い残されたら・・
本当に見守ってくれてる気がするなぁ・・
ナスミが幽霊としてそこにいる理由としても納得がいきました。

何度も涙しました。
人が死ぬってこと。
遺されるってこと。
生きていくってこと・・・
周りの人を大切にしよう・・・って再確認させられましたね。