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 古処誠二 


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いくさの底





   
いくさの底




2018/2/6 読了






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
戡定後のビルマの村に急拵えの警備隊として配属された賀川少尉一隊。しかし駐屯当日の夜、何者かの手で少尉に迷いのない一刀が振るわれる。敵性住民の存在が疑われるなか、徹底してその死は伏され、幾重にも糊塗されてゆく―。善悪の彼岸を跳び越えた殺人者の告白が読む者の心を掴んで離さない、戦争ミステリの金字塔!




このミスで上位に入っていたので、
図書館で借りて読んでみました。

設定としてはちょっととっつきにくいものではあります。
ま、あんまり深く考えないで、
ビルマで警備隊の通訳として参加してる男性目線の話っていう
雰囲気をつかみつつ、読み進めましょう。

ある小隊の通訳として参加していた男性は、
その隊長である少尉が殺されるという事件に遭遇。
一体だれが・・・?なんのために・・?っていう流れで、
更なる犠牲者が・・・
この村で何が起こってるのか・・・?っていう話です。

でもねぇ・・・読み進めていくと、
そんなことがあったのか・・・と、かなり同情しちゃいます。
生きるために仕方なかった・・・
そして、「死」の意味を思うと、「生」もまた罪・・・
生きていてはいけない、だから見逃してくれ・・・
はぁ・・・

なんかね、前半と後半の雰囲気が全然違う作品だなって思いました。
ただただ、何にも縛られず、
ただ一人の人間として、彼が生きていけることを願うのみ・・・ですな。