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 今野敏 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
たくさん読んでるんですけど、今後読んだものを記載していきます。

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TOKAGE 天網 TOKAGE2 連写 TOKAGE3 廉恥
捜査組曲 自覚 隠蔽捜査5.5 マル暴甘糟 精鋭
鬼龍 豹変 潮流 プロフェッション
寮生 触発 アキハバラ マル暴総監

page.2  
真贋 去就 隠蔽捜査6 パラレル エチュード
ペテロ マインド 継続捜査ゼミ サーベル警視庁
回帰





   
真贋




2016/8/2 読了






双葉社

内容(「BOOK」データベースより)
犯行現場に臨場し、その手口から犯人の目星をつける“盗犯捜査の職人”警視庁捜査三課の萩尾が、相棒の秋穂とともに“盗みの職人”に対峙する人気シリーズ、待望の第二弾!




「確証」につづく、盗犯係のシリーズ第2弾ですね。

今回は、美術品の盗難「予測」にかんするお話。
うん、盗まれた!犯人は??じゃないんです。
「盗まれるかもよぉ〜?」で最後まで引っ張ります。(笑)

ある老盗人が、弟子を作ったんじゃないか?ってところから、
ある催事で国宝級の茶碗が狙われてる?っていう噂が入ってきて、
その弟子がやるのか?ってことで、萩尾たちが調べる・・・ってことなの。

連載してたから仕方ないのかもしれんけど、
おんなじ説明を何度もしやがるのさ、これが。(汗)
いろんなところに顔を出して、そのたびに置かれた状況を説明するんだけど、
「あの老盗人が弟子を作ったっぽい、きっと技を継がせたいんだよ」って話を、
あっちこっちで一から説明するわけ。
ま、実際の現場ならそうしないといかんだろうよ、
でもさ、小説ですから・・・
「ここでも同じように説明した」で済むやん?
それに毎回付き合わされる読者の身になってくれよー!って
言いたくなったわ。(汗)

で・・・催事場から盗まれた茶碗!っていう流れで・・・・
きっとコイツが、こういう手口で・・・ってのは、
全然ヒネリもなく、わかりやすかったですよ。(汗)
何を時間かけてちんたらやってやがんだ!ってなもんです。

オマケに、最後はほぼ手柄ナシ・・
これでいいのか、盗犯係??って感じ。
ただ、舎人っていう捜査2課の刑事が出てくるんだけど、
なかなか愛すべきキャラで、今後も会いたいな・・・
っていうか、この舎人で一作書いてみては・・・・?って思っちゃいました。
どうでしょ、今野さん?(笑)




 
   
去就 隠蔽捜査6




2016/8/5 読了






新潮社

竜崎伸也、再び降格か。ストーカー事件の捜査をめぐり上役と衝突。娘にも危機が訪れる中、下した勇断の結末は。激震走る待望の長篇!



相変わらずブレない竜崎・・・素敵でした!

大森署署長の竜崎。
まずは、ストーカー対策のチームを作ることから始まります。
これも、「とりあえずでいいや・・・」とはいかないのが竜崎。(笑)
そのせいで、「はよ報告せんかい!」という方面本部ともめちゃったり
するわけですが・・・

そんな中、ストーカー被害を訴えてた女性が連れ去られる事件が!
しかも、同行していた男性が殺されて発見される・・・という展開。
後手にまわってしまったか・・・?とヒヤヒヤする展開だけど、
ま、途中から「これはもしや・・?」って気づいたので、
「早く気づいて!」って思いながら読んでました。(笑)

それにしても・・・いちいち特捜本部に顔を出す刑事部長・伊丹・・
下の人間が気を使うからやめてほしいわ!
んでもって、刑事部長がくるなら私も・・・って方面本部長もくるし、
まったく居心地の悪い帳場だわ!!(汗)

事件は無事に解決したわけだけど、
その過程である人のお怒りを買ってしまった竜崎。
で、監察にかけられちゃうんだけど・・・
こんなに不愛想でも、間違ったことはしないし、
責任を全部背負って仕事する姿はちゃんと下の人間に届いてて、
伊丹も気を利かせてウソをついてくれたし、
お咎めなし・・・となりました。

いや、それ以上に・・?
まさかの「上に気に入られて昇進」の可能性が見えてきた・・・?
息子の不祥事で降格させられっぱなしの竜崎が、
エリート路線に戻れる日が来るのでしょうか・・・?
次作が待ち遠しいです!!



 
   
パラレル




2016/8/15 読了






中公文庫

内容(「BOOK」データベースより)
横浜、池袋、下高井戸―。非行少年が次々に殺された。いずれの犯行も瞬時に行われ、被害者は三人組でかつ外傷は全く見られないという共通点が。一体誰が何のために?おなじみ碓氷部長刑事も広域捜査の本部にかり出された!警察、伝奇、武道、アクション…。今野敏がこれまで書き続けたジャンルを融合した、珠玉のエンターテインメント、待望の新装改版。




今野さんの作品をたくさん読んでる人にはたまらない、
数々のシリーズのメンバーが集結したお話でした!

三か所で起こった不思議な事件・・・
それぞれの場所で「協力者」とともに真相を探る刑事たち・・・
協力者たちの「能力」が「そっち系」なんで、
結末も、そういう形になっちゃうわけで・・・
この手の話が苦手な人は、ちょっとガッカリかもしれないけど、
とにかく豪華なメンバーを楽しむ・・・
それに尽きる作品です!(笑)




 
   
エチュード




2016/8/18 読了






中公文庫

内容(「BOOK」データベースより)
渋谷・新宿で発生した連続通り魔殺人事件。なぜか誤認逮捕が繰り返される事態を解明すべく警察庁から送り込まれたのは、心理調査官・藤森紗英だった。苦手な美人と組まされる羽目になった碓氷警部補は戸惑うが、紗英の助言によって、巧妙な「犯人すり替え」のトリックが潜んでいることがわかる。はたしてこの異色コンビは真犯人を探し出し、惨事を食い止めることができるのか。警察小説の第一人者が贈る「碓氷弘一シリーズ」第四弾。




碓氷シリーズ第4弾は、女性心理捜査官登場!
毎回相棒が変わる碓氷ですが、
今回は女性ってことで不安だらけ・・・(笑)
でも、なかなかいいコンビでしたね!

都心で起こった通り魔事件・・・
現行犯逮捕した容疑者は、「オレはやってない」という・・
再び起こった事件でも、同じ・・・
共通点はもう一つ、「逮捕時に一般人が取り押さえていた」ということ・・
この男・・・怪しい・・・ってんで、捜査が進みます。

犯人のすり替えが行われている・・・って気づき、
三回目の事件発生で「取り押さえた一般人」を確保するも、
どうやら、これすらも犯人の「すり替え」が起こってた・・・?
犯人は先を読んで行動している・・・
次の事件もきっと起こる・・・
止められるか・・?って話です。

まぁ、かなり怪しいヤツだったんで、やっぱりね・・だったけど、
意外とあっさりと解決しましたね。
捕まえる策は、私も考えつきましたよ!
絶対、その扮装で来るって思ったもん!

心理捜査官がなかなかいいキャラだったので、
また出てきてほしいな!




 
   
ペテロ




2016/8/21 読了






中公文庫

内容(「BOOK」データベースより)
高名な考古学者の妻と弟子が相次いで絞殺され、現場には古代文字「ペトログリフ」が残されていた。この文字について調査を任された警視庁捜査一課の碓氷弘一警部補は、専門家を訪ね歩くうちに最強の助っ人とめぐりあう。それは、考古学、民俗学、言語学に通じる不思議な外国人研究者、アルトマン教授だった。考古学界を揺るがす惨事について、いにしえの文字が伝えようとしている意味とは?刑事と学者、異色のコンビが、殺意の正体に迫る!警視庁捜査一課・碓氷弘一シリーズ第5弾。




殺害現場に残された謎の文字・・・
これは一体どういう意味だ・・・?って話。

毎回、いろんな相棒と組まされる碓氷。
うん、このシリーズは、碓氷はあえて脇役になる・・・ってスタンスが
いい感じで動いてますね。
今回の相棒は、考古学者のアルトマン教授。
意見を聞きに行ったら、即、捜査に参加させろという・・・
なかなかの御仁。(笑)
でも、おかげで解決が早まりましたよね!


ネタバレです。


読み進めると、明らかに怪しい人物が出てくるんだけど、
その人は殺しはおらず、メッセージとして残しただけだったのね。
しかも、ある特定の人に・・・
なるほどねぇ・・・

んでもってさ、この事件が「誤解の上に成り立っちゃったもの」ってのがさ、
切ないっていうか、なんていうか・・・
確証も得ずに走ってしまった犯罪者たち・・・
自ら選んだ道では、確証を追い求めることこそ、大事なのにね・・・
なんだか、やるせない話でした・・・



 
   
マインド




2016/8/31 読了






中央公論新社

内容(「BOOK」データベースより)
ゴールデンウィーク明けのある朝、出勤した警視庁捜査一課・碓氷警部補の元に都内で起こった二件の自殺と二件の殺人の報が入る。発生時刻はすべて同じ日の午後十一時だった。関連性を疑う第五係は、田端捜査一課長の特命を受けて捜査を開始する。その後、さらに同日同時刻に都内で盗撮・強姦未遂等あわせて三件の事件が起こっていたことが判明。一見関連性がないように見える各事件は、実は意外な共通点で繋がっていた―。知力を駆使して、同時多発事件の謎を解け。藤森紗英心理調査官、再び!




碓氷シリーズ第4弾に出てきた、心理捜査官の紗英が再登場でしたね。

同じ日の同じ時刻に、殺人や自殺、強姦や盗撮が7件起こった・・
これは偶然なのか・・・?というもの。
ここまで重なると、そりゃ偶然では片付けられないよね・・・

捜査の中で、あるメンタルクリニックに全員罹ってたことがわかる。
ここで何か行われたのか・・・?ってことで、
心理調査官の紗英の再登場となるわけですが・・・


ネタバレです。


タイトル通り、「マインドコントロール」が肝ですね。
誰が?どうやって・・?
そして、それを証明するにはどうすればいいんだ・・・?ってことになります。

犯人は最初から怪しいと睨んでいたので、やっぱりか・・・だったけど、
ここまで巧妙なヤツだったとは・・・
かなり手こずりましたねぇ・・・
しかも、まさかの碓氷まで「かけられちゃった」なんて・・・
怖いわー!
紗英に解除してもらえてホッとしたけど・・・。

この手の犯人は、収監されてもその場で何から「かけて」きそうだし、
そう考えると、怖いヤツでございますな・・・。




 
   
継続捜査ゼミ




2016/11/19 読了






講談社

史上もっとも美しい捜査チーム誕生!
かつてない新感覚・警察小説!!
元ノンキャリ刑事の大学教授と少数精鋭のイマドキ女子大生が挑むのは、継続捜査案件、つまり「未解決事件(コールドケース)」。キャンパスで起こる様々な事件は、やがて、ある大事件に結びつき……。




面白かった!
「捜査」と「ゼミ」って言葉がなかなか結び付かなかったけど、
そういうことね・・・。

元刑事・元警察学校校長の小早川が、
退官後、女子大の教授に・・・
そこで、「継続捜査ゼミ」を設け、集まった女子大生と
未解決事件を題材に学んでいく・・・・って話です。
いや学びつつ、事件解決・・・って話ですね。

基本的に、そんなに刑事は自由なのか?ってくらいに
オブザーバーが何人も関わってくるのも疑問だし、
そんなに情報を流していいのか?って疑問もあるんだけど、
一生懸命理屈をつけて、
「ま、いいか!」ってことにしてますよね、今野さん!(笑)
個人的には、それでいいと思います。

題材として扱われた、15年前の押し込み強盗殺人事件・・・
それだけでなく、学内の「靴盗難事件」や
同僚教授の「密会写真事件」などもゼミで解決・・・
それこそ、刑事の目、オッサンの目ではわからないことを、
女子大生ならではの目で解決・・・ってのもあるし、
刑事だったからこそ・・・の展開もあったりで、
なかなか楽しませてもらえます。

5人の女子大生も、魅力的かつ個性的かつ意欲的で、
誰もが「法律・警察関係」に進む気はさらさらないんだけど、
それぞれに個性や向き不向きがあったりで、
楽しいです。

まだ一作だけど、ぜひシリーズ化してほしい。
ついでに、ドラマ化もいいかも!
登場人物が動く画が、もう見えてますよ、私には・・・(笑)




 
   
サーベル警視庁




2017/2/9 読了






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
明治38年7月。国民が日露戦争の行方を見守るなか、警視庁第一部第一課の電話のベルが鳴った―。殺された帝国大学講師・高島は急進派で日本古来の文化の排斥論者だという。同日、陸軍大佐・本庄も高島と同じく、鋭い刃物で一突きに殺されたとの知らせが…。警視庁第一部第一課は、伯爵の孫で探偵の西小路や、元新選組三番隊組長で警視庁にも在籍していた斎藤一改め藤田五郎とともに捜査を進めていくが―。帝国大学講師・夏日漱石、小泉八雲、ラファエル・フォン・ケーベルなど伝説の講師陣も登場!警察小説の第一人者が、初の明治警察に挑む!




明治時代の警察小説・・・ですね。
斎藤一が登場してきたので、
そこはちょっとワクワクしちゃいましたけど、
なんせ、時代が時代なんで話が難しくてさ・・・
赤とか、どっちより・・・とか、危険思想・・・とか、
もう、ここらへんの歴史は好きじゃないんですよねぇ・・・
なので、かなりさらー・・・っと流し読みした感じです。(汗)

この時代の話が好きな人は、
この時代ならではの人も出てきますし、
時代背景もちゃんと描かれているので楽しめるとは思いますが、
私には合わなかったかなぁ・・・?
私は現代の刑事小説を楽しませてもらおうと思います。




 
   
回帰 警視庁強行班係・樋口顕




2017/4/17 読了






幻冬舎

内容(「BOOK」データベースより)
四谷にある大学の門近くで自動車の爆発事故が起こった。死者と怪我人を出したこの爆発は、やがて「爆弾」によるものだったことが判明する。宗教テロが疑われる中、軽視庁刑事部捜査一課の樋口顕は情報収集に動き出すが、上司である天童隆一管理官から「かつての部下、因幡が『テロを防ぎたい』という電話をかけてきた」と打ち明けられる。国際テロ組織に入ったとの噂がある因幡からの電話は、今回の爆発と関連しているのか?そんな最中、樋口の娘・照美がバックパッキングで海外に行きたいという。公安が乗り出す大がかりな捜査と家庭の間で奮闘しながら刑事は何を思うのか―。『隠蔽捜査』と並ぶ警察小説シリーズ、待望の最新作。




今野さんの「樋口シリーズ」です。
爆弾事件が起こり、テロか・・・?ってことで、
公安との捜査になって面倒なことになるわけだけど・・・・

でも、「THE公安」!!って感じではなかったね。
刑事と公安のギスギスした感じが少な目で、
そうでなくっちゃ!っていう展開でした。
・・・ただ、公安が腹に何か抱えてそうで、
最後まで信用できなかったけど・・・(笑)

容疑者が次々と上がり、
でも、容疑不十分で釈放しなくちゃ・・・って展開で、
誰が一体・・・?って流れなんだけど、
最後は「そうだったのか・・・」でしたね。
刑事を辞めて、そんな方面に行っちゃう人もいるんだ・・・
いろいろだねぇ・・・

樋口の娘の件も並行して描かれてたけど
いやはや、なかなかの策士。(笑)
入れ知恵もあったんだろうけど・・・
なんか、憎たらしいわ!