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 三沢陽一 


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致死量未満の殺人





   
致死量未満の殺人




2014/11/12 読了





内容(「BOOK」データベースより)
雪に閉ざされた山荘で、女子大生・弥生が毒殺された。容疑者は一緒に宿泊していた同じ大学のゼミ仲間4人―龍太、花帆、真佐人、圭。外の世界から切り離された密室状況で、同じ食事、同じ飲み物を分け合っていたはずなのに、犯人はどうやって弥生だけに毒を飲ませることができたのか。警察が到着するまで、残された4人は推理合戦を始める…。15年後、雪の降る夜。花帆と夫の営む喫茶店を訪れたのは、卒業以来、音信不通の龍太だった。あと数時間で時効を迎える弥生の事件は、未解決のまま花帆たちの人生に拭いきれない影を落としていた。だが、龍太はおもむろに告げる。「弥生を殺したのは俺だよ」たび重なる推理とどんでん返しの果てに明かされる驚愕の真相とは?第3回アガサ・クリスティー賞に輝く正統派本格ミステリ。




第三回アガサ・クリスティー賞受賞作品。
「致死量未満の・・・」ってことで、
かなりのヒントになってる気がしますが・・・・(汗)

「僕が弥生を殺したんだ」という、犯人の告白から始まる今作。
15年前、雪で閉ざされた山荘で起こった、「毒殺事件」。
犯人が見つからないまま迷宮入りとなり、
時効直前、ある人物が「自分が犯人だ」と告白しにくるんだけど・・・

こういう場合って、「この人は犯人じゃない」わけで・・・(笑)
一体、誰だ・・・?ってことになるわけだ。
「どうやって毒を入れたと思う?」と言いつつ事件を振り返る形になってます。

その山荘にいた人間は、管理人夫妻以外はすべて「動機」を持っていた。
とにかく「憎まれて当然」な女=弥生でありまして・・・
こんな女、近くにいたら迷惑やわー!
勝手に嫉妬されて、勝手に追い詰められるわけでしょ?
困ったさん、大迷惑さんですよ!

「僕が殺した」という龍太目線、
そして、その告白を受けている花帆目線で描かれますが・・・
どうやって毒を入れたか・・・は結構最後まで引っ張られます。
でも、タイトルでなんとなく想像がつきますよね・・・?
そう、「無意識の共犯」ってわけですよ。
でもさ、誰かがちょっと違うことしてたら、
みんな死んでたかもしれないわけで・・・

つまり、この山荘に集うように誘導したあの人が、
一番罪深い気がするわけで・・・・(涙)

ま、この作品を読んで思ったことは・・・・
迷惑女には関わりたくない・・・ってことかな?(笑)