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 水沢秋生 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

カシュトゥンガ わたしたちの、小さな家





   
カシュトゥンガ




2014/10/27 読了





内容(「BOOK」データベースより)
掃除当番で放課後の旧校舎に集められた「底辺」の生徒たち。「強者」によって支配される校内には、彼らの居場所はなかった。いつも誰かに怯えている彼らだったが、一人の少女の出現によって変わっていく。少女の教えてくれた“おまじない”をすれば、「なりたい自分になれる」と信じて。しかし、それは復讐劇のはじまりだった。やがて“おまじない”は全校生徒を侵食し、学校は静かに壊れていく…。




変なタイトルだなぁ…・って思って、
図書館で手に取ってしまいました・・・。

なんか、わかるなぁ・・・・この心理・・って感じだったな。
クラスの中でイジメられてたり、目立たなかったりする「底辺」の子たちが、
「魔法にかかった」みたいになっちゃう流れ・・・

「新しい自分になれるおまじない、教えてあげる」・・・
それが「カシュトゥンガ」なんだけど、
この言葉と、冷静になればわかる「現象」によって、
すっかり魅了されちゃう生徒たち・・・
だけど、この教祖化した少女に、悪意はなかった・・・だよね。
ただ、「現実」を見せたかった・・・ってわけか。
そのわりには、結構ひどい現実になっちゃったけど・・・・(涙)

結果、「復讐」という流れになっていっちゃうんだけど・・・

こんな風に周りが変化しているのに、
最後までほぼ変わることがなかった「カノジョ」は、
すごいなぁ・・・って思ったよ。
「そのままでいてほしい」って思われてたのもわかる気がする・・・
だけど、この一連の事件のあとは・・・
変わらざるを得ないだろうなぁ・・・

冒頭の高校生になった「人」は、
中学時代の誰かな・・・?って思って読んでたけど、
梢・・・ですよね。
まぁ、怯える立場・・・だもんな・・・(汗)




 
   
わたしたちの、小さな家




2016/1/20 読了






光文社

内容(「BOOK」データベースより)
大学生の片倉希は高台の上にある、赤い屋根の古い二階家に、翻訳家の祖母と二人で暮らしている。両親はものごころつく前に事故で死んだと聞いているが、写真すら残っておらず、顔も知らないままに生きてきた。希の部屋の隣には母親が使っていたという部屋があるのだが、希はその部屋が少し、怖い…。平凡で平穏な日常を送る希だが、彼女を捜し回っているという男の出現をきっかけに、大きな変化が訪れようとしていた―。




これは・・・・ホラー・・・ってことでいんですかね・・・?

両親を亡くし、祖母と二人で生きてきた主人公・希。
ずっと生きてきた環境でこのまま穏やかに年を重ねるのかと思いきや、
何やら不穏な気配を感じるようになったり、
周りに変化が起こってくる・・・
その先にあったものとは・・・・って感じかな?

正直、そうかなぁ・・・と思いつつも、
なんだそりゃ・・・な感じが否めないですな。(汗)


ネタバレです。


その土地、その家に棲み憑いた「怨念」みたいなものかな?
それに支配されてしまった人たち・・・なんだろうね。
しかも、「こういうこと、ときどきあるのよ、ここは・・」って
自然と受け入れちゃってるのが怖い。(汗)

だけど、希の母は違った。
何かを変えようと行動したんだ。
でも変わってなかった・・・のか?
祖母にも魔の手が近づき・・・
最後は希にも・・って感じだったけど・・・。

宿命とか運命とかで片付けるには、
ちょっと納得いかないというか、抗いたくなる気持ちはわかるよね。
愛する人を失うことも、娘にもその運命を背負わせるとわかってたら、
絶対恋もしたくないし、関係も持ちたくないだろうけど、
絶対に「そうなる」らしいから・・・・

ま、敗けないぞ!自由になるんだ!と
飛び出せたみたい・・?な終わり方だったので、
名の通り「希望」が見えた気もしますが・・・・
ホラーっていうほと怖くはなく、ミステリーでもなく・・・
なんと言っていいのか、ちょっとわからない・・・
まさに捉えどころのないお話でしたな・・・。