TOP > 作家別一覧 > 長岡弘樹

 長岡弘樹 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

教場 波形の声 線の波紋 傍聞き
陽だまりの偽り 群青のタンデム 教場2 赤い刻印
白衣の嘘 時が見下ろす町 血縁 教場0





   
教場




2013/7/7 読了





内容(「BOOK」データベースより)
君には、警察学校を辞めてもらう。この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。前代未聞の警察小説!




面白かったですよ。
だけど、ちょっと帯が煽りすぎ・・・かな?(汗)
「すべてが伏線!一行も見逃すな!!」とか言われると、
謎が隠されてるのね!って期待しちゃうじゃないですか・・・(笑)

警察学校の教官と生徒の話で、
この教官がかなりの人で・・・ってことで、
あなたもカレの意図することがわかるかな・・・?って感じでしたね。

それぞれの生徒は、この教官に出会って正解なんでしょうな。
警官になるために入る学校で、
警官に向いてるか向いてないか。。
それをちゃんと見抜いてもらえたわけだから・・・

この教官のシリーズ・・・またあるかな?
ちょこっと期待・・・。

とにかく、「売り方で失敗してるな」の一言に尽きますね。
帯って大事ですよーっ!
煽りすぎには注意です!!




 
   
波形の声



2014/4/5 読了





内容(「BOOK」データベースより)
人間の悪意をとことん見据えたまなざし、心温まるどんでん返し、そして切なさはビターに!奥の深い長岡ミステリー最新作7篇!




7つの短編集。

印象に残ったのは、表題作の「波形の声」ですね。
一体どういう意味なんだろう・・・?って思ってたら、
なるほど、そういうことか・・・
臨時講師とはいえ、ちゃんと愛されてたんだね・・・
それだけで、疑われてたことも全部チャラにできそうな気がしました。

あとは、「わけありの街」ですね。
何か意図があって、息子をなくした街にやってきた母。
一体、何をしたいんだ・・・?って思ってたら・・・
なるほど・・・でした。
そうね、ちゃんと相当の罪を償わせたいもんね。
私はこのお母さんの想いを遂げさせてあげたいと思いました。

あと、「蚊」の話だけど・・・
犬ちゃん・・・そんなん食べてまったんかいな・・・と呆れるわ。(汗)
しかし・・・
犬の胃の中にあっても、威力を発揮するんですね、あの音は・・・

いろんな味のあるお話の集まりで、楽しめました。
次回作は長編を読んでみたいです!




 
   
線の波紋




2014/7/28 読了





内容(「BOOK」データベースより)
一人娘・真由が誘拐されて一か月、役場の仕事に復帰した白石千賀は、入札業者の不審な電話に衝撃を受ける(「談合」)。誘拐事件から二か月後、同じ町内に住む二十四歳の会社員・鈴木航介が死体で発見され、不思議なことにその表情には笑みが浮かんでいた。同僚の久保和弘はその一週間前、経理部員である航介から不正を指摘されていた(「追悼」)。誘拐事件を追っていた刑事・渡亜矢子は、地道な捜査を続け、ついに犯人像に近い人物にたどり着くが…(「波紋」)。すべてのエピソードが一つの線になり、事件の背景に「誰かが誰かを守ろうとした物語」があったことを知る(「再現」)。誘拐された幼女はその家で何を見たのか!?ベストセラー『傍聞き』の気鋭作家が「優しさの中の悪意」を世に問う。




これ・・・レビューすんの、難しいね!
だって、ネタバレになっちゃうもん!!(笑)

私は文庫本を読んだんですが、
最初に気になったのが、目次のタイトルの書体なんです。
二つの書体で書かれてるタイトル。
どういうこと・・・?と思って読み進めると、
なるほどーっ!!!なわけですよ。
そういうことか・・・

正直、最初の章で、子どもを誘拐されたのに、
母親の描写が結構アッサリしていて、おかしいなぁ・・・とは思ってたんですよ。
なるほど、そういうことだったのね・・

で、途中でその「真実」が明らかにされ、
最後の章へと・・・ってわけです。
うーん、書けないのがもどかしい!!(笑)

ぜひ、読んでみてほしいですね。
いやぁ・・・こういう作りもあるんだねぇ・・・
面白かったです。
一気読みでした!

ただ・・・ちょっと無理がある部分もありはしたんですがね・・・
そこは、「あの人が書いたから」ってことで、納得しましょう!
・・・あ、言っちゃった。(笑)




 
   
傍聞き




2014/8/8 読了





内容(「BOOK」データベースより)
患者の搬送を避ける救急隊員の事情が胸に迫る「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心揺さぶられる「傍聞き」。女性の自宅を鎮火中に、消防士のとった行為が意想外な「899」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。まったく予想のつかない展開と、人間ドラマが見事に融合した4編。表題作で08年日本推理作家協会賞短編部門受賞。




長岡弘樹の代表作といったら、コレですよね。
なのに・・・
今まで手に取らなかったんですよねぇ・・・
オバカさん♪

短編集として高い評価を得ているこの作品。
確かに、面白かったです。
ヒントというか、答えをタイトルにしてるわけで、
読者は、コレがポイントなのね・・・と最初からわかって読むわけです。
だけど、最後は「なるほどね・・・」って思わされるという・・・
巧妙ですね。
うん、これは面白かった。

全4編からなる作品ですが、
やっぱり表題作の「傍聞き」が面白かったですね。
「もれ聞こえ」のほうがわかりやすいかな?
「他人が話してる会話をもれ聞くと、信じてしまう」っていうもの。
たしかに、「あのさ・・・」って直接聞く話より、
他人が話してる会話を聞いちゃったときのほうが、
「マジで・・・?」って信じちゃうもんね。
それを利用した話で、ネタふりから他方面へ・・ってのが
本当に面白かった。

「899」は・・・冒頭から「ストーカーか!」とツッコミたくなったし、
仕事中にそんなこと考えるとは、「変態か!」って思いたくなったし、
「気づかせるため」にしたことととはいえ、
それはあまりにも危険すぎるだろ・・・って気がして、
無茶苦茶やな・・・って感想ですが、
でも、お話としてはお見事・・・ですね。

4編全部面白かったです。
長岡さんのデビュー作も機会があったら読んでみよう!




 
   
陽だまりの偽り




2014/9/8 読了





内容(「BOOK」データベースより)
物忘れのひどくなってきた老人が、嫁から預かった金を紛失。だがこのことで、老人は同居している彼女の気持ちに触れる―表題作。市役所管理の駐車場で人が転落死した。事件は役所内の人事に思いもよらぬ影響を与えた―「プレイヤー」。日常に起きた事件をきっかけに浮かびあがる、人間の弱さや温もり、保身や欲望。誰しも身に覚えのある心情を巧みに描きだした5編。2008年度日本推理作家協会賞受賞作家のデビュー作、待望の文庫化。




これがデビュー作ですか・・・
いいですねぇ・・・。

読後、5編全部を通して、思わずつぶやいちゃったのは・・・・
「何やってんの・・・?」ってこと。
どうしてそっちに行動をとるの・・?っていう、
フツーじゃ理解できない感じ?
いや、追いつめられたら、人間、何をするかわからんよな・・・。(汗)
でも、うまいことおさまるんだよね、話が・・・
すごいっす。(笑)

表題の「陽だまりの偽り」。
認知症かも・・・と自分で自分が信じられなくなってる老人が主人公。
読めに預かった金を、なくしてしまった・・
正直に話すと、ボケてるって思われる・・・
どうしよう・・・・で、とった行動が・・・。
浅はか。(汗)
だけど、優しい人たちに囲まれた、幸せな人でしたね。
お嫁さんも、見守ってくれてたんだもん・・・。

最後の「重い扉が」は、最初にヒントがあるので、
きっと、見えてないんだろうな・・・ってのは想像できました。
息子君が、救ってくれなかった父への怒りより、
見えてないんじゃないかって心配が優ってる、優しい子で、
胸があつくなりました・・・。
・・・しかし、自覚症状、なかったんすかね・・・?(汗)

全編通して、予測してない事態に直面した人間のとる行動を
それぞれに描いているんだけど、
5編それぞれに設定やオチが変わっていて、
面白かったです。




 
   
群青のタンデム




2014/10/21 読了





内容(「BOOK」データベースより)
警察学校での成績が同点で一位だった、戸柏耕史と陶山史香。彼らは卒配後も手柄を争い出世をしていくが―。なぜ二人は張り合い続けるのか?異色の連作短篇警察小説。




男女の同期の警察官が、点数を競い合うところから始まります。
そうやって切磋琢磨しながら成長していく話・・・かと思いきや!!

最後に驚きが待っています。
・・・途中でちょっと気づきますけどね・・・。


ネタバレしちゃうかもです。






戸柏は、史香をずっと見守っていたんだね。
見守り・・・とは違うか。
ずっと点数を競い、出世を競うことで、
メッセージを送り続けていたんだね。
先輩刑事の布施さんも気づいていたみたいだけど・・・
史香自身は気づいてたのかな・・・・?
出頭するときは身辺整理を戸柏に頼んでいたのでわかってただろうけど、
いつから気づいていたんだろうね・・?

かなり思わせぶりな作りになっていて、
各章は尻切れトンボに感じる部分もあって、
ささーっ!と読むのには向かない作品ですね。
じっくり、時間をかけて読んでも、
何度か読み直さないといけない感じですし。
難解・・・かな?

個人的には、もうちょっとわかりやすい方が好きですが、
こういう作品もたまには良い・・・かな?とも思いました。




 
   
教場2




2016/4/10 読了






小学館

内容(「BOOK」データベースより)
怪物じみた切れ者刑事は、なぜ教官に転じたのか?君には、警察学校を辞めてもらう。“退校”宣告から執行までのタイムリミットは一週間。風間教場に編入された不運を呪いながら、己と闘え。大ヒット警察小説、新章突入!




続編ですね。
今作も、長岡さんらしい遠回しな言い回しで、
最後にズドン!とくる作りでした。
ただ・・・ちょっと気持ち悪い話もあったな・・・(笑)

医者から警察官に転身した学生まで出てきて、
すごい!って思っちゃった。
確かに前職が生かせそうではあるけど・・・
もったないったらありゃしない・・・。

今作も風間教官の隅々まで見通した目により、
数人の学生が辞めていきましたね・・・。
そんなことするやつは当然!って思うものもありましたね。
恋バナが多かったかしらね・・・?

最後の風間の言葉はじーんときた・・・。
この人も、学生のあら探しをして、
辞めさせるべき人をピックアップする仕事をしてるわけじゃないもんね。
こんな風に思える学生に会えること・・・・
だから、やめられない・・・ってことなんだろうな。

最後の話が心にぽっ・・・と光をともしてくれて、
読後感はスッキリでした。



 
   
赤い刻印




2016/6/6 読了






双葉社

内容(「BOOK」データベースより)
刑事である母に毎年届く、差出人不明の御守り―。秘められた想いが、封印された過去を引き寄せる。「巧緻な伏線」と「人生の哀歓」が、鮮やかにクロスする瞬間!




短編集です。

相変わらず、長岡さんの文章は・・・
まどろっこしい。(笑)
どういうこと?え?何・・・?ってすごく考えさせられて、
最後にも、わかりやすい正解は示さないんだよね。
ちゃんと考えな・・・って言われてるみたいで、気が抜けない。(笑)

表題作の「赤い刻印」も、かなり多めにヒントが出されていて、
いろいろとつながってきて、
なるほど、そういうことだったか・・・ってなるんだけど、
指紋って、ずっと見てれば覚えちゃうもんなのかね?
それくらい想いが強かった・・・ってことかしら。
このお話に出てくる母娘は、「傍聞き」に出てきた二人ですね。
お懐かしゅうございました。

でも、「秘薬」はなかなか読めなかったな・・・
順番に覚えて行ってないので、どういうこと?とは思ったけど、
そういうことだったか・・・。
この子の幸せは、周りの人がかなり深読みしてくれて、
しかも、放っておいてくれなかったことだね。
人に恵まれております。

「サンクスレター」も、ヒントがちゃんと出ていて、
それで気づいて、その行動か・・・ってのが繋がっていきます。
我が子の死の真相を知りたくて、
でも、命の尊さは誰よりも知っていて、
しかも、自分が救った命が・・・っていう、
なんともよくできたお話でした。

「手に手を」は、身につまされる話でねぇ・・
寝たきりの母、障害のある弟、年老いた自分・・・
未来を思うと絶望ばかりが見えてきちゃうよねぇ・・・・
そんな中、降りかかる些細な出来事が
さらに彼女を追いつめていくんだけど・・

どれも長岡さんらしいお話でした。
ハードカバーで、見た目は普通にしっかりとした本だけど、
総ページ数は170ちょっとで、重量的に「騙された!」って
気がしなくもない・・・?(笑)
図書館で借りておいて、言えた立場ではないけど。
1200円と安価ではあるんだけどね。




 
   
白衣の嘘




2016/10/13 読了






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
悲哀にみちた人間ドラマ。温かな余韻が残るラスト。『傍聞き』『教場』を超える、傑作ミステリ集!命を懸けた現場で交錯する人間の本性を鮮やかに描く、珠玉の六編。




長岡さんの医療モノですね。
でも、長岡さんらしい医療モノです。
相変わらずの「回りくどい演出」が多々ありますけど。(笑)

短編集ですが、全部、医者の「嘘」がベースになってます。
「最後の良薬」は、まさかの「嘘」でしたよね。
でも、そういう人でも地域に愛されていた・・・って話、よくあるんだよなぁ・・
ちゃんと勉強して、ちゃんとした医者になってほしいもんです。

「涙の成分比」は・・・苦しかったなぁ・・・
姉が妹を見捨てるなんて・・・医者だったらなおさらできないよ・・
なのに、あんな風に恨み節聞かされまくって、
そのままサヨナラになっちゃうなんて・・・
その後もちょっとひねくれたまんまだし、可愛げのない子だったわ・・
「涙の成分比」の意味には、ちょっと泣けたけどね・・

「小医は病を医し」は・・・
いろいろと複雑で、なかなか難しい話だったわ・・
あの人がこーで、この人があーで、最終的にあの人までも・・っていう、
複雑だけど、最後は全部解けて、みんなそれぞれに・・・って感じでしたね。

「ステップ・バイ・ステップ」も面白かった。
一歩ずつ・・・で、メッセージ・・ってなってるのもね。

「彼岸の坂道」は、最初から伏線が貼られていて、
なるほど、最後はその道に・・・っていうね。
ほんと、細かく描かれてるよなぁ・・・

「小さな約束」は、せめてもの罪滅ぼし・・・・なんですかね?
まぁ、命を無駄にしない・・・ってことかもしれんけど・・・
ほんと、移植問題は難しいですわ・・・。

どれも面白かったです。
この程度の薄さの本にかかる読書時間よりは、多めにかかった気がします。
長岡さんの本はいつもそう・・・。
油断しないで読み解いていかないと、
最後に「ほほぉ・・・」ってなれないもん。(笑)




 
   
時が見下ろす町




2017/1/17 読了






祥伝社

内容(「BOOK」データベースより)
祖母が祖父を介護する家に居座る孫、唐突に同棲を快諾した恋人、鉢合わせした住人に違和感を抱く空き巣…。変わりゆく町で繰り広げられる一筋縄では解けない事件とは?精緻で心温まるミステリーの玉手箱。




長岡さんらしい連作短編集ですね。

「白い修道士」は、なんとも勘のいい孫のお話・・・
ストレートじゃないところが、祖母想いってとこでしょうか・・・

「暗い融合」は・・・最悪な話。
私は日々、夫の通勤電車内での痴漢の冤罪に怯えていて、
仕掛ける女が許せない!って思ってるんだけど、
この話はさらに一歩進んだ「仕掛け」で・・・
最悪やわ・・・

「歪んだ走姿」は、やる気スイッチの押し方がすごい!って話。(笑)
人は自分のチカラ以上のものを発揮するときがあるもんね・・・
いやぁ・・・目の付け所がすごい。

「苦い確率」は、こりゃまた目の付け所がすごい。
運が悪いヤツの逆を行け・・・ね。
私も賭けてみたい。(笑)

「撫子の予言」は、こだわりの強さに驚き・・・な話。
自分の名前にも何か「隠されて」ないかなぁ・・って散々考えたけど、
どうひねってもないわ・・・(笑)

「翳った指先」は、なんかモヤモヤしたよ・・・
意趣返しにはなってないけど、イジメは終わったかなぁ・・・?ってね。
とはいえ、お札のコピーはダメだぞ!!

「刃の行方」はオチにビックリ!
他人がこの仕掛けをしたら悪趣味っていうか不謹慎だけど、
親がやってるんだもん、何も言えねぇ・・・
でも、我が子の失踪を治療に使うなんて・・・
しかも効果が出たとは・・・スゴイ話でした。

「交差の香り」は、まさに「交差」で、今まで出てきた人が
ちょいちょい出てきて、あぁ、こういう関係か…・感じ。
タイトルの「時が見下ろす町」の名の通り、
時系列はバラバラで、全部読み終わってから読み返してみると、
あぁ、この人がこの子か・・とか、
ここでこの人たちは交差してたのか・・・ってわかって、楽しめます。
「刃の行方」の「カレ」も、死んでなかったことが、
「苦い確率」でわかりますしね・・・

面白かったです!




 
   
血縁




2017/5/7 読了






集英社

内容(「BOOK」データベースより)
誰かに思われることで起きてしまう犯罪。誰かを思うことで救える罪。親しい人を思う感情にこそ、犯罪の“盲点”はある。七つの短編を通して、人生の機微を穿つ、ミステリの新機軸。




長岡さんお得意の短編集。
どれも心の中を触られてるような不快感を感じます。
私の仲にもきっと、この登場人物たちに近い部分があるのかも・・・(汗)

一番「なるほど・・・」って思ったのは「ラストストロー」。
三人の刑務官の話。
最後の一押し・・・か。
うむむ・・・

最後の「黄色い風船」は最後でいい話で良かった・・・
確かに犬ってそういうとこ、あるもんね・・・。
こんな救い方もあるんだなぁ・・・

どれもイヤな気持ちになったりしますけど、
最後の一篇でクリアにしてもらえるので、読後感は悪くないです、




 
   
教場0




2017/10/19 読了






小学館

あの鬼教官が、殺人現場に臨場!



教場シリーズの教官・風間が教官になるまえのお話ですね。
どうして現場の刑事から教官にならざるを得なかったのか、
義眼の理由は最後の章で明らかになります。

6つのお話からなってます。
それぞれに新人を教育する風間が描かれてます。
伝説の刑事の下での研修は栄誉あることだけど、
認められなかったら刑事失格で交番勤務に戻される・・・
ヒヤヒヤのときを過ごす新人たちが描かれます。

事件は長岡さんらしいひねりのあるものでしたね。
「三枚の画廊の絵」はちょっと切なくなる話・・・
ここまで心広く待ってくれる刑事さんはいるのかなぁ・・?って気もするけど、
教育も兼ねてるから・・・ってのもあるでしょう。

「第四の終章」は事件のオチは読めてまして、
そこを風間はどう新人に気づかせるか‥を楽しんで読みました。
人を殺すヤツってのは、
いろいろと考えて計画しやがりますからね!

「指輪のレクイエム」はねぇ・・・
認知症の特徴を生かした切ない話。
「いつも忘れてる」わけじゃないんだよね。
行動は無意味なんかじゃない・・・
そこに愛があったんだ・・・って気づいたとき、
何を思ったんでしょうかね・・・(涙)

最後は・・風間に向けられた悪意・・・
なるほど、そういうことか・・という・・・。

こういうエピソードゼロを見せてもらうのは、
シリーズをずっと読んできた人間にとっては嬉しいものですね。