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 永瀬隼介 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

閃光 12月の向日葵 三日間の相棒 わたしが殺した男
カミカゼ 悔いてのち 総理に告ぐ 凄腕





   
閃光




2010年 読了




内容(「BOOK」データベースより)
玉川上水で男性の扼殺体が発見された。捜査陣に名乗りを上げた老刑事・滝口と相棒に選ばれた巡査部長の片桐。滝口はこの殺人事件に三十年以上前に起きた“三億円事件”との接点を見いだす。その頃、殺された男と三億円事件当時仲間だった連中がにわかに再会を果たしていた。昭和最大のミステリーに、緊密な文体と重層的なプロットで迫る!『19歳一家四人惨殺犯の告白』で読者を震撼させた著者がものした、犯罪小説の白眉。




三億円事件。
未解決事件で、たくさんの憶測がなされており、
小説の題材になることもしばしば。
なので、目新しさはないのかなぁ・・と思いつつ、
分厚い本大好きな私は手に取ってみました。

現代に起こった事件と、三十年前の三億円事件がリンクし、
真相に近づいていく・・・
これはフィクションだとわかっていても、
もしかして、これが真相なのかも・・・と思えちゃうんです。
分厚い本ですが、スラスラと読め、
一気にクライマックスへ・・

まぁ、事実は小説より奇なりと申します。
真実はどんなものか、わかりません。
本当はもっと驚くべき事実があるのかもしれない。
でも、これはこれで楽しめる内容でしたよ。




 
   
12月の向日葵




2014/7/1 読了





内容(「BOOK」データベースより)
暴力団・東鬼会の構成員と、警視庁・浅草警察署の巡査。高校柔道部の同期生・香坂一と弓削慎二は卒業後、対極の道に進んだ。互いの仕事と一人の女性をめぐり危うく交錯しながらも、絆を保ち続ける二人。だが、それぞれの世界で伸し上がる果てに、決定的な局面が…警察小説、ノワール、青春小説の醍醐味満載の大熱作!




図書館の新刊コーナーにラインナップされていたので、
軽い気持ちで、先入観ナシにポチりました。
で、手元に来て開いてみたら・・・
字は小さいし、2段構成だし・・・読むのが大変だなぁ・・って印象。

物語は、幼馴染の男二人の10代から50代までの話です。
一人は警官に、一人はヤクザに・・・
二人の人生は、皮肉な形で離れられなかったわけです。

とても丁寧に描かれていて、
正直、飛ばし読みしてやろか?って思うくらいの説明の長さ。(笑)
実際、ちょいちょい飛ばして読んでみたりもしまして・・・
何とか読了しました。てへ!

序盤は、いろいろあるものの、大きな動きではなく、
後半に入ると、分厚さも字の小ささも気にならないくらいの面白さ。
何より、ハジメちゃんが素敵すぎて・・・
真っ直ぐな男気溢れる極道・・って感じです。
一方の慎二は、警察に縛られて窮屈な印象。
何より、この二人の人生を分かつ重大な悪事をしておるため、
最後まで同情しがたい。(汗)

そんなこともありながら、最後は命がけのハジメちゃん。
天涯孤独で、愛する人も(ある意味)失い、
何も失うものはないはずのハジメちゃんが、
最後に守りたかったもの・・・
くーっ!!惚れるぜ・・・

「12月の向日葵」というタイトルは、このお話には似合わないな・・・と
思ったりもしつつ読み進めたのですが、
最後にその意味がわかります。
そっか・・・ハジメちゃんってそんな風に笑うんだ・・・と、
会ったこともないハジメちゃんの笑顔を思い浮かべつつ、
最後は涙してしまった私でした・・・




 
   
三日間の相棒




2014/10/15 読了





内容(「BOOK」データベースより)
リンチも殺しも朝飯前、最強の「半グレ」VS.元・気弱な県警捜査一課員+豪快無敵の中年探偵。凸凹コンビ3日間の迷捜査と戦い。警察小説の名手の渾身長篇。




「わたしが殺した男」という新刊を図書館で借りてきて・・・
そのあとにシリーズ物だと気づき、
慌ててこの本を借りてきました。

正体怪しい探偵と、刑事をやめて会計課勤務になった警察官、
その二人が、6年前の事件を調べ始める・・・って話なんだけど・・・

この探偵ってのがさ、人たらしではあるんだろうけど、
あまりにも傍若無人で愛せない。(汗)
なんでこんな男の言いなりになってんだよ!!と怒りさえわいてくる。(汗)
金も散々使わされ、車までダメにされて・・・
最後はなんと職まで・・・
どこまでこの男に心酔してるんすか!!

この続編が「わたしが殺した男」になるわけですが・・・・
うーん・・・あんまり読むテンションが上がらないわ・・・
返却期限はまだあるので、
ちょっと気持ちを落ち着かせてから読もうかな・・・?




 
   
わたしが殺した男




2014/10/24 読了





内容(「BOOK」データベースより)
中年探偵・秀之進から「相棒になろうぜ」と勧誘されて埼玉県警を辞め、新宿のバー兼探偵事務所で働き始めた龍二は、警察庁キャリアが持ち込んだ依頼から、殺しをこよなく愉しむ「悪魔」にかかわることに―探偵事務所「ダブルシュガー」最初の事件!




前作「三日間の相棒」で、秀さんの傍若無人っぷりに
ちょっと辟易としてしまって、続編を読む気になれなかったんだけど、
返却期限があるので、渋々・・・(涙)

読んでみたら、前作より「ちゃんとしてて」、楽しめました。(笑)
真面目な小説になってました。
秀さんに振り回される度が減ってたのが良かったです。

しかしね・・・
冒頭の「リンチシーン」・・・
もう、読んでて苦しくなるくらいの・・・ね。(汗)
最後の「友よ」が誰を指すのかは、後々わかってくるんだけど・・・
「そっちか・・」って思いました。

最後は後味の悪い感じになっちゃってましたけど、
ま、極悪人なんで、仕方のない末路かな・・・と。
でも、死んだ親友は、「死」ではなく「裁き」を望んだんじゃないかな・・・と。
最後まで警察官として死んでいったんだからね・・・
とはいえ、奥さんの気持ちはわかりすぎるくらいにわかるんだけどね・・・。

また続編があるかな?
この程度なら、我慢できそうですよ、秀さん!(笑)




 
   
カミカゼ




2014/10/25 読了





内容(「BOOK」データベースより)
ある晩、酔った慎太がもらした話から、武一は日本に新たな危機が迫っていることに気付く。時代を超え、世代を超えて、沈みゆく国を救うために究極の凸凹コンビが立ち上がった。ページをめくるたびに、涙が止まらない。全国民に捧げる、鮮烈なラストメッセージ。




戦争時代の特攻モノ・・・っていうと、最近では「永遠の0」が有名ですが、
そこにもう一味加えた作品となると、
荻原浩さんの「僕たちの戦争」を思い出しますね。
森山未來くん主演でドラマ化もされてました。
あの作品では「入れ替わり」でしたけど、
この作品はタイムスリップです。

特攻隊員の武一は、敵の空母に突っ込む寸前、
2012年にタイムスリップしてしまう。
そんな武一を拾ったのは、
現代社会に疑問を持ち革命を起こそうという集団に属していた慎太。
武一の存在に疑問を持ちつつ、
放っておけなくて家に連れて帰っちゃう慎太。
武一は、自分の置かれた状況を徐々に把握し、
「この時代に来た意味」を悟っていくわけですが・・・

正直、わかりやすすぎる展開であるし、
そんなバカな・・・って部分も多々あるわけです。
だけど、武一のまっすぐな思いに、ページを繰る手が止められませんでした。
「あの人」との再会も、予想はできましたけど、
それも「お導き」だったと納得することにします。(笑)

最後は、まさに身をていして「国を守った」武一。
別れがあまりにもあっけなくて・・・
行かないで!!って泣けてきちゃいました。
そしてあのときへ戻った武一のとった行動は・・・

きっと、あの戦争で亡くなった若者たちが
想像もしてなかった世の中になってるだろう現代。
命をかけて大切なものを守った人たちに
恥ずかしくない生き方をしてるのか?と時々考えることがある。
武一は、今の日本に絶望することなく、
信念を貫き通してくれたことを、本当に誇りに思った。
武一のとった行動は、あの時代では許されないことかもしれないけど、
そんな武一だから、この世にやってきてくれたんだよね。

悲しい結末だけど、スッキリといたしました。
こういう作品もお書きになるので、永瀬さんからも目が離せないわ・・・(笑)




 
   
悔いてのち




2015/10/7 読了






光文社

内容(「BOOK」データベースより)
電話一本、メール一本入れていたら…。もうひと言、声を掛けていたら…。多忙な日々に流されてしまって…。大切な人を亡くした二人の男、大志を閉ざした男、後悔を秘めた三人の男たちがいま、出逢う。




こういう話を読むと、ケンカしたまま出かけるのはやめよう・・って、
想いをぶつけてそのままにするのはやめよう・・・って思うよね・・・
悔いて悔いて、悔いても仕方ないことになっちゃうわけだから・・・・

妻を亡くし、刑事を辞めてパチンコ屋で勤めている男に、
ある日、ある依頼がくる・・
その調査に乗り出すと、ある真実にぶちあたるわけだけど・・・

この元刑事の妻の死が、もしかしてこの一家に関係してるのか?って
ちょっとヒヤヒヤしたけど、それはなかったですね。
だけど、この一家のいざこざに関わったことで、
悔いてのちの人生が見えてきた・・・となると、
関わって損はなかったかな・・・と。

しかし、真実が明らかにならないままの死は、
遺された人に大きく遺恨を遺すよね。
のちに、こんなことになっちゃうわけだから・・・

だけど、最後はちゃんとそれぞれがケジメをつけたので、
そこは良かったかな・・・・と思う。

人間だれしも、後悔することはきっとある。
だけど、大事なのは、悔いて、のち・・・だよね。
もう二度と同じ間違いはしない!とか、
今度からはやり方を変える!とか、
後悔を無駄にしないことが大事なんだよね。

短めの一冊ですが、すらーっと読める一作です。




 
   
総理に告ぐ




2016/7/5 読了






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
ノンフィクションライターの小林は、脳梗塞で療養中の元与党幹事長・佐竹の回顧録のゴーストライターを引き受ける。売れないライターからの一発逆転を狙い、小林は過去の巨額借り入れ金スキャンダルを告白させようと試みるが、佐竹が語り出したのは、戦争のできる国家へと大きく舵を切る現総理大臣の前代未聞の大スキャンダルだった。しかし、佐竹の告解が終わった刹那、公安警察が現れて乱闘になり、脳梗塞を再発した佐竹は死亡してしまう。佐竹の告白と乱闘の一部始終が録音されたレコーダーを手に、現場から命からがら逃げ出した小林は、旧知の警察官の助けを得て、マスコミを巻き込んだ大勝負に出るが―。時代を切り取る、迫真の書き下ろしエンタテインメント!




なんとも、都合よくトントンと話が繋がっていくもんだ・・・と、
若干引いてしまったり・・・(汗)

政界を引退した大物が、あるフリージャーナリストに
現総理大臣の過去のスキャンダルを告白する・・・・
独裁者になってる現総理は、公安を使って
口封じにでる・・・
大物死亡、秘書も殺され、
告白が録音された音声データを持って、
さぁ、ジャーナリストよ、どうする・・・?ってお話です。

あまりにも巨大になりすぎた総理大臣を、
どう追いつめていくか・・・がメインとなるんだけど、
すでにあちこちにスパイがいて、マスコミは及び腰・・
そして、過去につながりのあった刑事に会いに行くんだけど、
都合よく、この刑事は「現政権を危ぶむ人たち」のもとで働く人で、
オマケに、元カノが勤めてる病院には、
巨大テレビ局の会長が入院してて・・・っていう、
これまた都合のいい関係性が明らかになっていって・・

まぁ、「明らかになるべくしてなった・・」と言えば聞こえはいいけど、
普通、こんだけの権力を持ってたら、
ホテルに潜伏すらできないと思うよ・・?ってなもんで。(汗)
居酒屋でのやり取りも、居酒屋貸切ってくるよ、相手は、たぶん。
なんかヌルイな・・・って気もした。

最後は、まぁ、痛快な展開でございましたけど、
「都合の良さ」がどうしても引っかかる作品でしたね。

いやはやしかし、こんな政権にならないよう、
野党には頑張ってもらわにゃならんのだよ・・
みんな、選挙に行こうね!!
・・・何の話だ?(笑)




 
   
凄腕




2017/6/





文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
圧倒的な実力と覚悟を持つカリスマ刑事・桜井の後を追い、闇社会と関わりつつ頭角を現した新人刑事・高木。「刑事にも守るべき家族がある」という組対課刑事・洲本とともに、暴力団幹部が惨殺された事件の謎を追うが―。新宿・歌舞伎町を舞台に展開される命がけの麻薬捜査、暴力団幹部殺人事件の真相は―刑事たちの生き様が迫る本格警察エンタテインメント。




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