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 中島京子 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

長いお別れ 彼女に関する十二章





   
長いお別れ




2016/4/21 読了






文藝春秋


内容(「BOOK」データベースより)
帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をする―。認知症の父と家族のあたたかくて、切ない十年の日々。




認知症になったお祖父ちゃんと、
その家族にまつわる連作短編集。

序盤は、また微笑ましい部分もあって、
大変だろうけど、幸せな夫婦だなぁ・・・って思いながら読んでました。

三人の娘は、長女は家族でアメリカで暮らし、
次女は結婚してるけど比較的近くに住んでいる。
三女は独身で忙しく生活している・・っていう状況で、
奥さんが、旦那さんを献身的に介護してる日々なんですよ。

一番心に響いたのは、
東日本大震災が起こって、外の放射性物質が気になる娘に対し、
夫の検診、新しい薬がどうしてもほしい!って気持ちの方が強くて、
必死に病院に行こうとしてる奥さんの姿です。
あの状況で、地震や原発への恐怖より、
夫の病の進行の方が気がかりっていう・・・
すごいなぁ・・愛してるんだなぁ・・・

結果的に10年、お祖父ちゃんは頑張りまして、
いや、頑張ったのjは奥さんであり、家族なんだけど・・・
その日々は、振りかえってみたら愛おしいものだろうなぁ・・って、
他人事だから言えるのかもしれないけど、
そんな風に思いました。

「長いお別れ」の意味。
交通事故や急病での別れではなく、
少しずつ記憶を失い、身体機能も衰えていく・・・
長い時間をかけたお別れ・・・ということ。

正直、精神的には問題なくて、身体的に弱っていき、
家族に迷惑をかけるのは辛いなぁ・・・って思ってて、
でも、体は丈夫だけど、何もかも忘れていき、わからなくなっちゃうってのは
そっちの方が辛いかなぁ・・・って思ってて。
できるなら、迷惑かけずにズパッ!とお別れしたいと思うんだけど、
長い時間をかけて、残される人間も「やりきった」と思えることが、
その後の人生にはいいのかなぁ・・・って気もしてて。

まぁ、このお祖父ちゃんは、幸せな人でしたね。
夫亡きあとの奥さんの「ロス」が心配です・・・。(涙)




 
   
彼女に関する十二章




2016/5/27 読了






中央公論新社


内容(「BOOK」データベースより)
どうしたって違うこれまでとこれから…更年期世代の感慨を上質のユーモアに包んで描く。




うーん・・・
元になってる「女性に関する十二章」って本を知らないし、
正直、古臭い「女性観」なんて興味ないし・・・
ってことで、いろいろと引用されてますけど、
すっ飛ばして読みたくなる衝動に何度も駆られてしまいました・・
・・・ってか、すっ飛ばした加茂・・・・(汗)

更年期に突入するかも・・?なお年頃の私としては、
そっか、スパッ!とは終わらないのか・・・とか、
そのときになったら、不安定になって
いろいろと思い悩んじゃうのか・・・?とか、
なんか、鬱になる本でしたわ。(汗)
どうせ来る、絶対来るのなら、
早く来て、あっという間に去ってほしいな・・・
イヤだなぁ・・・

いかん、そんな印象しか残ってない・・?(笑)
ま、いろいろ悩んでも、なんくるないさー!っていう、
そんな結論に達した、私でございます。
元来、楽観的なんでね!