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 二宮敦人 

下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
リンクしていないモノは、おいおい感想を記載していきます。

郵便配達人
花木瞳子が盗み見る
最後の医者は桜を見上げて
君を想う





   
郵便配達人
花木瞳子が盗み見る




2017/5/16 読了





TO文庫

内容(「BOOK」データベースより)
郵便配達人として、今日も明日も元気に手紙を届ける花木瞳子。彼女は小さな好奇心から、配達すべき封書の中身を盗み見てしまう。そこに書かれていたのはたったの一行。「あなたは誰ですか?」。差出人の正体を追う瞳子の穏やかな日常は二転三転しながら、猟奇的な連続殺人事件へ突入していく。手紙に秘められた衝撃の真実に、あなたの心は震えあがる!郵怖探偵が挑む、お仕事ミステリー開幕!文庫書き下ろし。




表紙が可愛いので、ずっと気になっていた作品。
最近、二宮さんの新作が注目を浴びているので、
それを買ったついでに、コレを借りてみました。
・・・買ったのを先に読めばよかったかな?(笑)

郵便配達人の瞳子。
ある日、不思議な手紙を見つける・・・
自分宛てに毎日手紙を書いてる人物・田中。
一体どういうこと・・・?と、出来心で中身を拝見・・・

って、あかんやろっ!!!
絶対ダメでしょ!!
これ描いちゃうと、もう、疑わなくてもいいことを疑うことになるやん!!
もーっ!ダメよ、コレは!!

しかも、一度だけならまだしも、その後も読み続ける・・・
おいおい、通報したろか!って思っちゃったわ!!

ま、結果、人情モノ・・・だったわけですが、
その後、いきなりのサスペンスに!!
人がどんどん殺されていくんです!
なんだ、この展開は??って、策にハマって、読む手が止まらない!(笑)

すると・・・なんとなんとなオチで・・・
確かに、思い込みって怖いね。
提示された情報だけで、勝手に決めつけていたけど、
よくよく考えると、そっか・・・ってことだもん。
しかし、怖いわ・・・

いろんな意味で怖い話でした。
世の中の郵便配達人さんたちが、誠実にお仕事をされていることを
祈るばかりです・・・
・・・ほら、余計な疑いを持ってしまったじゃないか!!
絶対アカンよ、コレは・・・。(汗)




 
   
最後の医者は桜を見上げて
君を想う




2017/7/4 読了





TO文庫

内容(「BOOK」データベースより)
あなたの余命は半年です―ある病院で、医者・桐子は患者にそう告げた。死神と呼ばれる彼は、「死」を受け入れ、残りの日々を大切に生きる道もあると説く。だが、副医院長・福原は奇跡を信じ最後まで「生」を諦めない。対立する二人が限られた時間の中で挑む戦いの結末とは?究極の選択を前に、患者たちは何を決断できるのか?それぞれの生き様を通して描かれる、眩いほどの人生の光。息を呑む衝撃と感動の医療ドラマ誕生!




患者はどうあっても絶対治す!という信念の福原。
患者に生きるも死ぬも選ばせるべきと考える桐子。
そして、二人の医師の親友である音山・・・
この三人の医師が描かれた作品です。

もし自分が病になったら・・・
福原のような医師にすがりたいと思う。
だけど、余命わずかと言われたら・・・
桐子のような医師に「死を受け入れた自分」を認めてほしい気もする。
どっちが正しいなんて、言えない。
どっちも、必要な医師だと思う。

生きるって、必死に縋ることだけではないと思うから。
自分らしく生きて、できれば自分らしく死にたい。
病院のベッドにしばりつけられて、奇跡を信じて時を過ごすことと、
残り時間を有意義に使うこと・・・・
それぞれの価値観によって選んで生きるべき。
私はそう思う。
交通事故や突発的な病ではなく、
死への準備期間があるのなら・・・
私はやっぱり、やるべきことをやって、自分らしく逝きたいって思うから。

そんな風に考えながら読み進めると・・
ある人物に非情な展開が待ち受けています。
大事な友を失うとわかったとき・・・
カレらはどう考え、選択するのか・・
そして、死にゆくカレは、遺される友に何を想うのか・・・
是非、見届けていただきたい。
弱くて強いカレに、私は涙しました・・