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 西川美和 


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永い言い訳





   
永い言い訳




2015/9/15 読了






文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。




直木賞候補作。

↑のあらすじ読んでると、
いい話のような気がしていたのに・・・
自分勝手な男の話だったよ・・。

大学時代の同級生と結婚し、
脱サラして小説家になった、本名「きぬがささちお」の津村。
ある日、親友と旅行に行った妻が、バス事故で死んだ。

大切な人を急に失なったあとの反応・・・
それは、妻・夏子の親友・ゆきの家族は「王道」でした。
子供を遺された年下夫は、見事に生活に困りながら、
妻の不在を悲しんでいたもの・・・

だけど、津村は悲しみもしない。
だって、すでに夫婦関係は破たんしてるようなものだったから・・・
言葉もろくにかわさない。
目も合わせない。
結婚してる意味がわからないような夫婦・・

その津村が、その親友家族と時間を過ごすことで、
少しずつ人と生きることを痛感していく・・・
そして、失った妻の存在を改めて感じ、ようやく涙する・・・っていう話。

うーん・・・でもさ、自分の喪失感を人の家族で埋めたり、
その家族を人に奪われそうになると、勝手に捨てたり・・・と、
ほんと、自分本位すぎて、巻き込まれた家族が可哀想だったよ。
壊れなくてよかったぁ・・・・ってつくづくです。
・・・壊れかけたけどね・・・(汗)

映像化されるのかなぁ・・・・?

しかし・・・携帯に残ってた言葉・・・
あれはキツイな・・・
しかも、その真意を確かめることもできないし、
それを覆すこともできないし・・・
はぁ・・・
相方を大切にしようっと・・・・。