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 佐伯泰英 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
「居眠り磐音シリーズ」はすべて既読ですが、
全部一気に感想を書けないので・・・最近のだけにしてます・・・・。

声なき蝉 恨み残さじ 剣と十字架


 ◆ 居眠り磐音江戸双紙シリーズ
湯島ノ罠 空蝉ノ念 弓張ノ月 失意ノ方
白鶴ノ紅 意次ノ妄 竹屋ノ渡 旅立ノ朝

 ◆ 交代寄合伊那衆異聞シリーズ
変化 雷鳴 風雲 邪宗

 ◆ 酔いどれ小籐次留書シリーズ
御鑓拝借






   
声なき蝉
空也十番勝負 青春篇






2017/1/16 読了






双葉文庫

内容(「BOOK」データベースより)
直心影流の達人坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で武者修行の旅に出た。向かったのは他国者を受け入れない“異国”薩摩。そこに待ち受けるのは精霊棲まう山嶺と、国境を支配する無法集団の外城衆徒。空也は名を捨て、己に無言の行を課して薩摩国境を目指す。出会い、試練、宿敵との戦い…若武者の成長を描いた著者渾身の青春時代小説が登場。




空也の武者修行のお話ですが・・・
いきなり、磐音のもとに「空也の死」が伝えられるところから
始まるんだもの・・・驚いたよ・・。
この上下巻のラストまで、空也の死を描くんかい!って、
悲しい気持ちになったけど・・・
・・・いや、そんなはずはない!って気を取り直して読みました!

薩摩での修行を決意して旅立った空也だけど、
異国を拒絶する薩摩に入るのは難しい・・・
いや、難しいどころか、何やら因縁を感じるしつこい攻撃・・・
やっぱ、「坂崎磐音の息子」だからか・・・?って思ったけど、
そうではなかったみたいです。
・・親心が子を苦しめたことには変わりないけど・・・(汗)

命からがら薩摩に入った空也に、新たな出会いが・・・
16才の初恋なんかも描かれちゃって、
心配してる家族を放っておいて、何してるんだ!って思ったり。(笑)

最後はちゃんといろいろと決着をつけて、
新たなる旅に出立いたしました・・
そして、空也の生存も江戸に伝えられて・・・
はぁ・・・・親の気持ちで読んでしまうと、かなり苦しい話でしたよね。
親の心、子知らずとはよく言ったもんで・・・

今の時代ならスマホでLINEとかあるけどさ・・・
薩摩と江戸じゃ飛脚も何日かかるんだ?ってくらいの距離だしね・・・

ま、「なんか人に好かれる」とか、
「何かと運がいい」とか、父親に似た性質をお持ちの空也くん、
きっと今後も何かしらに守られていくことでしょう・・・

次はどんな旅が待ってるのかな・・?
佐伯先生、頑張って書いてくださいね!




 
   
恨み残さじ
空也十番勝負 青春篇




2017/9/20 読了






双葉文庫

内容(「BOOK」データベースより)
直心影流の達人・坂崎磐音の嫡子空也は十六歳で武者修行に出た。最初の地、薩摩での修行を終えた空也は肥後国へと戻る。人吉城下にあるタイ捨流丸目道場の門を再び叩いた空也は、山修行を思い立ち、平家落人伝説が残る秘境・五箇荘へと向かう。その頃、薩摩では不穏な動きを見せる東郷示現流の一党が、空也に向けて次なる刺客を放とうとしていた。シリーズ累計2000万部突破の「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語、波乱の二番勝負が開幕!




空也の二番勝負・・・です。

前作の「一番勝負」から引き続き、武者修行中の空也。
今作は熊本です。
そこらへんにとどまってると、ずっと厄介事がついてくると思うんで・・・
とりあえず遠くに逃げてみるっていうのはどうかね・・・?って言いたくなりました。(汗)

人吉の道場でお世話になってる空也だけど、
正直、空也が学べるレベルのものじゃないよね・・・?
もうとっくに追い越しちゃってるわけで・・・
さらなる高みを目指して行ったほうがいいと思うよ・・・

今回はその土地の厄介事に巻き込まれてしまったわけだけど、
最後はやっぱり空也を狙ってきた薩摩の刺客との戦いになりましたね。
とっとと片付けて次なる土地へ・・・ってことでしたが、
愛しい眉月との再会もちょこっとでした。
・・・ってか、この二人に未来はあるんかね・・・?
いつ終わるともわからない空也の修行・・
なんか、「やめときな・・・」って気持ちの方が強くなってるんですけど。(汗)




 
   
剣と十字架
空也十番勝負 青春篇




2018/1/14 読了






双葉文庫

内容(「BOOK」データベースより)
人吉城下のタイ捨流丸目道場での修行を終えた坂崎空也は、仇討ちを企む薩摩の東郷示現流・酒匂兵衛入道一派の刺客から逃れるため、五島列島の福江島へと向かった。平和な島で剣術稽古に励んでいたが、そこにも刺客は忍び寄り、空也はさらに北へ、隠れ切支丹と異人剣士が潜む野崎島へと辿り着く。累計2000万部突破「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。試練の三番勝負が始まる!




空也の「三番」勝負です。

五島列島に逃げた空也。
どこに逃げても追っ手がくるってわかってて、
迷惑はかけられない・・・とか思ってるのが、ちょっと・・・ね。(笑)
ま、時間稼ぎにはなったけど。

結局見つかって、違う島に逃げたら、
今度はそこである女性と出会い、
あるもめごとの手伝いをすることになっちゃって・・・
この子は面倒を引き付けるチカラでもあるんかね・・・?(汗)

次はどこに流れるのかなぁ・・・?
きっとまた、追いつかれると思うけどね・・・(汗)

空也の話もだけど、江戸で名前を挙げたい!って思ってる、
新蔵くんの話も気になりますよね。
なかなか可愛い子です。




 


   
居眠り磐音江戸双紙シリーズ
   
湯島ノ罠 44


湯島ノ罠-居眠り磐音江戸双紙(44) (双葉文庫)


2013/12/12 読了





内容(「BOOK」データベースより)
槌音がこだまする小梅村尚武館道場の普請場に桜の季節が訪れる頃、陸奥白河藩主松平定信の予期せぬ訪問を受けた坂崎磐音は、門弟衆が稽古する仮道場に案内し、磐音自ら定信に稽古をつけようとしていた。一方その頃、弥助と霧子の二人が揃って小梅村から姿を消した―。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十四弾。





待ちに待った続編です!
今回は2巻つづけて・・・ということで、45巻が1月に発売されます!

さて・・・霧子の傷も癒えてきて・・・
本格的な復帰のお話から始まりました。
よかった・・・
あとは、利次郎の仕官が叶うといいだけど・・・
大飢饉の中、それは難しいらしく・・・
でも磐音が考えてくれてたね!
ま、その前にやらねばならないことがあるから・・・まだ先かな?

そして・・・
田沼親子との戦いが近づいてきた・・・という予感の出来事が・・・
なんと、辰平が拉致されて!!
ここまでされたら磐音も怒っちゃうぞ!!
最後のシーンは、やっちまえーっ!!ってなもんでした!

今回描かれていたのは天明4年。
そろそろ・・・ですよね。
史実とどんなふうに絡めて描いていくんだろう!
楽しみだーっ!!
もうね、正直、田沼親子にビクビクしながら生きてる磐音たちを見ていたくないんだよ。
あと、佐々木玲圓たちの無念を早く晴らしてほしい!!

とはいえ、まだまだ引っ張るんだろうけどね・・。(笑)



 
   
空蝉ノ念 45


空蝉ノ念-居眠り磐音江戸双紙(45) (双葉文庫)


2014/1/4 読了





天明四年三月、増改築の済んだ小梅村の尚武館道場に、旅塵にまみれた老武芸者が現れ、坂崎磐音との勝負を願い出た。
その武芸者はなんと直心影流の同門、“肱砕き新三"の異名持つ古強者だった。
超人気書き下ろし長編時代小説第四十五弾。





居眠り磐音シリーズの45弾。
中に入ってた小紙にも、あとがきにも、「50巻完結」と書かれている・・・
あと5巻で終わっちゃうのか・・・と、さみしい気持ちで読み始めました。

田沼父子の力はまだ衰えず・・・
これであと5巻で終われるのか?と思ったけど、
あるお方が動き始めたようで・・・
これがキッカケになるのかな?

そして、利次郎に続き、辰平の行く末も見えてきました。
福岡から出てきたお杏さんが、なんと尚武館にしばらく住むことに!
こりゃこりゃ、あっちこっちでアッチアチですな!(笑)

タイトルの「空蝉ノ念」は、今回もとてもわかりやすく・・・
蝉の抜け殻と、老武士を重ねて・・・のものでしたね。
最後はあっけなかったけど・・・
きっと、武士の最後としては心残りはなかったことでしょう・・・
・・・で、この人の遺体・・・どうしますのん?(汗)

次はいつ刊行されるのでしょうか。
筆が速い佐伯先生のことです、この2年くらいで完結しちゃいそうですね・・・。
寂しいよーっ!!



 
   
弓張ノ月 46




2014/7/10 読了 





内容(「BOOK」データベースより)
天明四年(1784)弥生二十四日未明、麹町の佐野善左衛門邸を見張る霧子は、屋敷内の不穏な気配に胸騒ぎを覚えていた。意を決し邸内に潜入した霧子は、佐野善左衛門が松平定信に借り受けた刀を携え登城することを耳にする。小梅村に舞い戻った霧子から報告を受けた坂崎磐音は、急遽、奏者番速水左近への書状を認め、霧子に託すが…。超人気書き下ろし長編時代小説第四十六弾。



待ってましたよ、続編!
いよいよ、「その日」がやってきました・・・

冒頭から「その日」が記載されていて・・・
おぉ〜!いきなりっすか??とドキドキ・・・
「その日」を迎えたオールスターズの状況を描いていく始まり・・・
「何か」を感じる人々、
何も感じずに過ごす人々、
そして、「事」が起こる・・・

佐野さんの無念はよくわかる。
でも、「そっち??」という感じよ、歴史的にも。
だけど、後々みんなが思ってるように、
「そっち」に斬りかかったのは、ある意味正解だったのかもね・・・
「アイツ」の人生は、狂い始めたのです・・・

いやぁ・・・読み応えありましたよ。
史実にそって作られたお話なので、
今後どうなるかは、わかってるわけです。
そこに、小梅村の人々がどう関わっていくのか・・っていうのが
見どころなわけですよ。

磐音は、この「一大事」にある決断をします。
長く続いた「アイツ」との睨み合いの日々・・・
この「居眠り磐音江戸双紙」の終結に結びついていくような、
そんな雰囲気を感じずにはいられません。

寂しいよぉ〜!
終わらないでほしいの、本当は。
だけど、登場人物みんなが好きだから、
早く穏やかに暮らさせてあげたい気持ちもあるわけで・・・

残り4巻かな・・・?
意外な人物も江戸に戻ってくるようで、
さぁ、どんな終わりに向かっていくのでしょうか・・・
ま、「あの人」との最終対決もきっとあるでしょう。
簡単にくたばるヤツじゃないからねぇ・・・(汗)

気になってるのは、ある人物。
かつての仲間を斬ってしまったことで、何かありそうな気がするの・・・
めでたいことも待ってるわけで、
悲しい出来事が起こらないことを祈るばかりです・・・




 
   
失意ノ方 47




2014/12/12 読了 





内容(「BOOK」データベースより)
江戸城中を揺るがした佐野善左衛門の刀傷騒ぎのあと、尚武館から姿を消した松浦弥助は、自らが手にかけた薮之助の遺髪を懐に忍ばせ、伊賀泉下寺を目指していた。一方江戸では、坂崎磐音が月に一度の墓参のため忍ヶ岡の寒松院を訪れていた。その帰路、竹屋ノ渡し場に立った磐音は、向こう岸から近付く乗合船に思わぬ人物の姿を認め…。超人気書き下ろし長編時代小説第四十七弾。



居眠り磐音の47作目。
年明けに48作目が出て・・・・残りわずかになる・・・
あぁ・・・やっぱり寂しい・・。(涙)

さて、前作で、仕事とはいえ、我が子のように暮らしてきた
昔の仲間を殺してしまった弥助は、弔いの旅に・・・
まぁ、傍目には弥助の方が「裏切り者」なんだろうから、
キツイよなぁ・・・(汗)
でも、ちゃんと理解してもらえてよかったね・・・。

そして、江戸を動けない磐音に変わり、
奈緒を助けに山形に向かってくれました!
次回作のタイトルは「白鶴ノ紅」・・・。
奈緒が江戸にやってくるの巻・・かな?
おこんちゃんも、ここまでくれば嫉妬とかはないでしょう。
ただただ、波乱万丈な奈緒の人生が、
ここ江戸で凪いでくれれば・・・と願うばかりですね・・・。

磐音と「あの人」との戦いもいよいよ大詰め・・・ね。
なんと、対面しちゃってましたし!!
まぁ、とはいえ、息子を失いすっかり老け込んじゃったあの人は、
もう落ちていくばかり・・・でしょうけどね。

磐音ももうすぐ40歳。
この人も早く落ち着かせてあげたい。
神田の同情も早く再建させてあげたい。
・・・でも、そうなるとこのシリーズが終わってしまう・・・・
うーっ!!
複雑ーっ!!!




 
   
白鶴ノ紅 48




2015/1/9 読了 





内容(「BOOK」データベースより)
城中で十代家治の御不例が囁かれ、水面下で十一代就位への準備が進められる中、雨上がりの小梅村には嫡男空也に稽古をつける坂崎磐音の姿があった。その日の夕暮れ、尚武館の住み込み門弟の一人が突如行方をくらます。翌日内藤新宿に姿を現したその門弟は食売旅篭の店先に立っていた。一方、八月朔日、金龍山浅草寺の門前に新たな紅屋が店開きし…。超人気書き下ろし長編時代小説第四十八弾。。



読み始めてビックリ・・・

えっ・・・?あたしゃ、一巻飛ばして読んでしまったのか・・・?とね。
いや、そんなはずはない、47巻は先日読んだばかり・・・
どういう事…?と読み進めると・・・
うむ、かなりの時間が経過していた・・・

なんと、あの利次郎と辰平がいない!!
結婚して、霧子もいなくなってた!!
なんてこってい・・・
そこ、丁寧に描かないんですか、佐伯先生!!
今まで苦楽を共にしてきた二人の旅立ち・・・
スルーしちゃうんすか?
寂しいっすよぉ・・・・
50巻で終わらせないと・・・・と、端折っちゃったんすか?
哀しいよぉ・・・

奈緒もとっくに江戸に住み着いてるし・・・
どんな風にやっていたかの説明もないのか!!
。。。と思ったら、こっちはちゃんとありました。(笑)

江戸で紅屋をやることになったこと、
周りの人に助けられて、商売上々なこと。
竹村さんちの子の旅立ち、
そして関前藩の奥方のお話・・・と、
大筋の田沼意次とのことよりもサイドストーリーがしっかり描かれちゃってて、
こりゃ、50巻で終わるのか・・・?と心配。(汗)

しっかり力を落としてきている田沼意次。
磐音との決着はちゃんとつくのかなぁ・・・?
田沼意次が世を去るまで残りわずか・・・
「死んじゃったんで、もう戦いは終わりっすね・・」的な終わりかたかしら・・・?
うーむ・・・




 
   
意次ノ妄 49




2015/7/21 読了






双葉文庫

天明八年、小梅村の尚武館道場に隣接する母屋の庭では、坂崎磐音の子、空也がひとり稽古に精を出していた。前年の徳川家斉の十一代将軍に就位に際し、御三家らの後ろ盾を受け老中首座に就いた松平定信が改革を推し進める中、磐音は尚武館道場を訪れた速水左近によって思いもよらぬ報せがもたらされる。
人気シリーズ第四十九弾




「居眠り磐音は全50巻で終わります」と作者が前々から言ってまして、
あと2巻か・・・と思ってたら・・・・
「50巻じゃおさまんないんで、全51巻にさせてください!」とあとがきに・・・

よろしいですよ!
おつきあいしますよ!
ってか、別れたくないんですけど・・・(涙)

とか言いつつ、さて、49巻。
長年の敵、田沼意次、身罷られました・・・
そうなると、なんかあっけないよね・・・・
戦いに備えていたのに、敵が消えちゃうっていう・・・・
ポカーン・・・っていう・・。

しかし、そんなのんきなことも言ってられず・・・
意次、死ぬ前に、自分を失脚させた松平定信に対する恨みを
ある一党に伝えておりまして・・・
自分亡きあと、定信を殺せ!と命じておりまして・・

磐音は、その矛先を自分たちに向けようと、
弥助や霧子、利次郎を使って動きます。
結果・・・一党は小梅村へ・・・

でもさ、緊張を強いられた日々・・・とか言いつつ、
子どもたちに対するセキュリティが甘いな・・って思ってたのよ。
案の定、そこを突かれてしまって・・・
まだ9歳の磐音の息子・空也の初陣となってしまったのだ!!

だけど、さすがの磐音の息子・・・
日々の鍛錬の賜物、無事にやっつけまして・・・
他の弟子たちも無事に勝ち進み、
最後は磐音が大将をやっつけまして・・・
意次の残した最後の敵をやっつけました!
ふぅ・・・

さて、あと2巻。
描くは、意次が寄越した刺客との対決・・・
そして、佐々木玲圓道場への帰還・・・かな?
できれば刺客との最後の闘いはあっさりめで、
大団円部分を多めにしてほしいなぁ・・・
後日談とか、他のメンバーのその後とか・・・
そこだけでもまだ数巻出してほしいくらい。(笑)

はぁ・・・来年早々、このシリーズとお別れか・・・
何度も言うが、さみしいよ・・・(涙)




 
   
竹屋ノ渡 50




2016/1/5 読了






双葉文庫

内容(「BOOK」データベースより)
梅香が漂い、霊峰富士を望む小梅村が柔らかな陽射しに包まれる頃、尚武館坂崎道場では、晴れて入門を許された空也をはじめ、多くの門弟衆が稽古三昧の日々を送っていた。そんな折り、道場主坂崎磐音宛てに、遠州相良より一通の書状が届く。時を同じくして、幕閣に返り咲いた速水左近が下城の途次に磐音のもとを訪れ…。超人気書き下ろし長編時代小説第五十弾。




いよいよ終わりを迎えるこのシリーズ・・・。
発売当日に手元に届き、いつも以上に時間をかけて読みました。
結構速読な私が、慈しむように、一行一行をじっくりと噛みしめながら
本当にゆっくりと読んだんです。

田沼意次との長い闘いのときを終え・・・
残るは土子との対決と、神保小路への復帰・・・
そのときは、同時にやってきました・・・。

松平定信に神保小路への復帰を打診されても
固辞していた磐音。
それは、尚武館が抱える「命」があるから・・・
それに気づいた速水の采配で、
なんと、将軍・家斉直々に復帰の命をいただきました・・。
尚武館の、徳川家との深い関係について知った家斉は、
驚愕しつつも安堵したことでしょうね・・・・

そして、敷地も広がり、大きな道場も普請され、
神保小路に戻るときがやってきた・・・
感慨深いよ、ほんと。
ここにいたるまでのことを思うと、本当に・・・
家基の暗殺、義両親の死、逃亡生活、刺客との闘い・・
過ぎてしまえば・・・と言葉で片付けられるレベルではないもの・・。

きっと天国の冷圓すらも想像してなかったほどに、
強く大きい男になったであろう磐音の新たな生活が始まる・・・
そして、お世話になった小梅村の坂崎道場は、
早苗の夫となった輝信にまかせ、
いろいろと落ち着きつつある中・・・

最後の決闘、土子との対決です。
思ってたよりもあっさり終わりましたが、
真の剣士の命を賭けた闘いは、こういうものかもしれませんな。

そして、いつかくると思ってた、あの人との別れ・・・
かなり「死」を匂わせていたので、やっぱりか・・・って気はしました。
だけど、穏やかに、そして磐音の神保小路復帰を見届け、
笑顔で人生に幕を閉じたのなら、それでよかったんだろうな・・と。
寂しいけど、見送ってあげまする・・・。

さぁ、いよいよ最終巻。
最後は関前での大仕事のようです。
関前で始まり、関前で終わる・・・
うん、それもヨシ・・・ですね。

あぁ・・・読みたいけど、取っておきたい気もするぅ・・・
でも、我慢できないから、やっぱ読むぅ〜!(どっちやねん!(笑))




 
   
旅立ノ朝 51




2016/1/6 読了






双葉文庫

内容(「BOOK」データベースより)
雲ひとつない夏空の下、穏やかな豊後水道の波を切る関前藩所蔵船豊後丸の船上に、坂崎磐音とその一家の姿があった。病に倒れた父正睦を見舞うため、十八年ぶりに関前の地を踏んだ磐音は、帰国早々国許に燻ぶる新たな内紛の火種を目の当たりにする。さらに領内で紅花栽培に心血を注ぐ奈緒の身にも…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、“剣あり、恋あり、涙あり”の書き下ろし長編時代小説第五十一弾。平成の大ベストセラーシリーズ、ここに堂々完結!




終わってしまった・・・
でも、新しい朝(あした)が見える、爽やかな結末だったと思います。

関前の父・正睦の容態が悪く、家族で帰省することにした磐音。
だけど、目的はそれだけではなく、
関前でまた不穏な動きがある・・ってことで、
正睦とともに、最後の大仕事をしにいった・・・・ってわけだ。

序盤で、「船に乗ってた二人が静かに姿を消していた・・」って書いてあって、
それが最後にドドーン!!と効いてくるのよね。
ゆっくりと、じっくりと読み進めていたため、
その部分をすっかり忘れてた私は、なるほど!!って思ったもん。

藩物産から利益を生み出し私腹を肥やしていた中老は、
あろうことか、紅花作りで必死の奈緒に目をつけていて、
もー、絶対許せん!!ってなことになるわけだ。
まぁ、見事に成敗してやりましたけど、
なんと、コイツのもとに、ある男が身を寄せていまして・・・

コイツ、磐音に恨みを持ってる、過去に出てきたヤツでして!!
誰だろ?どいつだろ・・・?って思ってたら・・・・
アイツだったわ。
身内を傷つけられ、珍しく磐音が怒りで動きやっつけたヤツですよ!
まぁ・・・執念、恐るべしだわ・・・
でもね・・・正直、最後の敵がこんなヤツかよ・・・って
ガッカリした部分もあるわけで・・・(汗)
だけど、ほんと、立派に成長した空也が見事に活躍しまして、
スパッ!っと始末をつけられましたわ・・・

おこんの父とも、磐音の父とも別れを告げ、
関前でも新たな世代が受け継いでいくことになり、
時が流れ、受け継がれていく・・・っていう未来を感じさせる終わり方で、
最後はあの子が旅立っていきましたね。
そんな気がしてました。
そして、そうであってほしいとも思ってた。
その苦難を越えての、大きな頂への挑戦・・・だと思うし。

こうなったら佐伯先生。
空也を主役に、新たなシリーズを書いてはもらえませんか?
空也の「里」帰りも見たいし、辰平や利次郎夫婦のその後も知りたいし、
睦月の縁談とか、いろいろと浮かんでくると思うんだけどなぁ・・・
いろんなシリーズに「始末」をつけている佐伯先生ですので、
新シリーズは無理かなぁ・・・?
見たいんだけどなぁ・・・
せめて、「後日談」的な番外編はお願いしたいです!!
また、この世界に触れさせてください・・・。

全巻揃え、大切に手元にとってあります。
また最初から読み返してみよう。
ドラマDVDは、すでに全シリーズ4回は見てるんだけどね・・・(笑)

素敵な物語を、ありがとうございました。



 


   
交代寄合伊那衆異聞シリーズ
   
変化




2014/6/22 読了





内容(「BOOK」データベースより)
安政地震の報に、旗本座光寺家の江戸屋敷へ信州伊那から駆けつけた若者本宮藤之助。だが放蕩者の当主・左京為清は焼失した吉原で妓楼の八百両をくすね、女郎と消えていた。武家の面目は、天竜川で鍛えた藤之助の豪剣に託された。座光寺家の使命を知った藤之助は、ついに主殺しを決意するが!?待望の新シリーズ。




佐伯さんの「交代寄合伊那衆異聞」シリーズの第一巻です。
2005年に発売された今作。
ただいま20巻まで発売されています。
手元には19冊ありまする・・・・
佐伯さんのは読みやすいので、時間を見つけて
徐々に追いついていけたら・・・と思ってます。

「異聞」ってついてますので、かなりのフィクションってことですよね。
でも、伊那に座光寺家ってのは本当にあったみたいなので、
全部が創作ってわけでもないらしいです。

今回の作品は、時は「安政の大地震」のころ。
将軍でいうと、家定の時代です。
信州伊那の旗本座光寺家の本宮藤之助は、
江戸にいる主の様子を見てこいと命じられ、
江戸に馳せ参じるも・・・
なんと、主は吉原の女郎と逃げたどころか、
妓楼から800両盗み、しかも家に伝わる大事な刀まで持ち逃げ・・・
藤之助は、主さがしと宝刀探しを命じられ・・・って話です。

この主ってのが、後継ぎのいない座光寺家に養子で来たヤツで、
田舎旗本に追いやられたのが不満だったみたいで、
いやいや、それだけじゃなく、とんでもない腹黒いヤツで!!



ネタバレします・・。。


藤之助は、主殺しを命じられちゃうのさ!
相手は剣の使い手・・・最後はハラハラさせられましたが・・・
無事に(?)主の息の根をとめたものの・・・

家定との謁見がっ待ってまして・・・
座光寺家は代々将軍家から
「なんかあったときは介錯しろ」って言われてる家で、
そのことをお互いに確認するための謁見だったため、
宝刀が必要だったわけで・・・

でも、主亡きいま、どないすんねん・・・と思ったら!
なんと、藤之助が成り代わった!!
おいおい・・・いくらなんでもバレるだろっつの。
藤之助を知る人もたくさんいるし、
何より主の実家から何か言ってくるんじゃ・・?
あ、実家も悪いヤツだから、文句言えないってか・・・・?

とにかく、どんな感じで成り代わったのか、
今後どうしていくのか、気になっちゃうので、
早めに続きを読んでしまいそうです。
こうやってのめりこんじゃうんだよねぇ、佐伯作品は・・・。




 
   
雷鳴 2




2014/6/23 読了





内容(「BOOK」データベースより)
覚悟の主殺しを果たした本宮藤之助は将軍家定との謁見をすませ、旗本家当主座光寺為清に成り代わった。放蕩の果てとはいえ三男を殺された高家品川家は次々と刺客を送り込む。さらに鍵を握る女郎を追い横浜に向かった藤之助に青龍刀の達人が襲い来る。奔流の剣捌きで応じる藤之助だが?大波乱の第2弾。




「交代寄合伊那衆異聞」シリーズの第二巻。
主・左京為清に成り代わった藤之助ですが・・・
先代・左京為清の実家・品川家に命を狙われまくりです。
もぉ・・・アンタんとこのバカ息子が悪さしたのを隠してやってんのに、
なんでそうつついてくるかなぁ・・・
しまいにゃ、座光寺家にまで刺客を送り込んだり、
座光寺家の女中・文乃を誘拐したり・・・と、
挑んできやがります!!
で、最後は、権力者の力を借りて、何とか話がまとまりまして・・・
もう品川家は関わってこないかな?

一方、先代・左京為清とともに悪事を働いた女郎・瀬紫を
なんとか捕まえようとする藤之助たちだけど・・・
なかなかの曲者で、またも逃げられちゃった・・
コイツとの戦いはいつまで続くのかなぁ・・・
なんか、こんな女に振り回されてて、面倒くさい!(笑)
でも、品川家がもう手を出してこないなら、
瀬紫を追わなくてもいい・・・・か?
そういうわけにはいかんか!!

一介の田舎下士が、一気に主に成り代わって、
家臣たちはついてくるのか心配なんだけど・・・
まだ全部を納得させることができたか・・・っていうと、
不安が残りますねぇ。
様子をみていかんといけませんな。

ただ、新・左京為清・・・いや、品川家に「左京」の名前は返したので、
為清と呼ぶことにしましょうか。
為清は人を引き付けるようですね。
かなり力のある人を味方につけました・・
心強いですわね。




 
   
風雲 3




2014/7/17 読了





内容(「BOOK」データベースより)
千葉周作なき玄武館を左片手突きの道場破りが襲う。喉を狙った長刀に、藤之助は天を突く大きな構えで応じた…。異国の大艦が四海に押し寄せる危急の時、剣に生きる座光寺家の若き当主に、老中首座堀田正睦より長崎行きの命が下る。伝習所候補生らを率い、嵐の海を往く藤之助を待ち受けるのは!?飛躍の第3弾。




シリーズ第三弾。

あっちこっちでケンカを売られてはやっつけちゃう藤之助。(笑)
・・・ケンカではないけどね・・・。
で、あっという間に名前が広まっちゃうわけだ。
なんと、幕府のお偉いさんまで藤之助に目を置くようになって・・・

長崎に作られた長崎伝習所に行くように命じられるの!
いやぁ・・・波乱万丈。(笑)
同情の仲間・栄五郎もともに行くことになっていて、
旅の途中でいろいろあったり、
長崎に着いたら、因縁のあの女と再び・・ってことになったりと、
相変わらず落ち着くヒマもございません。

ただ、なんだか運命の出会いっぽいのもあって・・・?
玲奈という男勝りの拳銃使いの女と出会ってましたね。
今後、二人はどうにかなっていくんでしょうか・・・・。

しばらくは長崎での出来事を描いていくのかしら?
また時間を見つけて続きを読もうっと!




 
   
邪宗 4




2014/7/




内容(「BOOK」データベースより)
長崎海軍伝習所で藤之助は剣術教授方に就いた。闇討ちを図った千人番所の佐賀藩士を撃退し、出島の西洋剣術に豪剣藤源次助真で相対する。商家の美貌の娘玲奈との出逢いは異国への眼を開かせた。拳銃撃ちを覚えた藤之助を玲奈は、隠れきりしたんのミサに誘う。邪教狩りの追っ手が二人に迫る。緊迫の第4弾。




読書予定




 


   
酔いどれ小籐次留書シリーズ
   
御鑓拝借 1




2014/7/20 読了





内容(「BOOK」データベースより)
豊後森藩下屋敷の厩番・赤目小籐次は、大酒会で一斗五升の酒をあおって藩主・久留島通嘉の参勤下番の見送りを欠き、奉公を解かれる。だが、そこには小籐次のある目論見があった。江戸城中で他藩主から辱めを受けたことを通嘉から聞かされ、脱藩して意趣返しをする決意を固めていたのである。大名行列の襲撃―。小籐次の孤独な闘いが始まった。




佐伯さんのシリーズ・・・また、手を出してしまった・・・(汗)
好きよね、私。(笑)

この「酔いどれ小籐次」は、竹中直人さん主演でドラマ化されてますが、
私はなぜか見てませんでして・・・
SPも見忘れ、連ドラも見てなくて・・・
ってことで、「小説」として楽しんでいこうと思ってます。

老いた、小さいオッサンが、酒飲みすぎて藩から追い出される・・・と、
そんなとこから始まる今作。
え?何の話??
ドジなオッサンの話??と思って読み進めると・・・
ちゃんと「理由」あっての「藩抜け」だったんですね・・・

実は、殿様が、お城で仲間に辱められたから、
その仕返しをするために、
4人の当主がいる藩の「御鑓」を奪う!てことらしい。
まぁ、シンボルみたいなもんを、公衆の面前で奪われるわけで、
恥ずかしいことらしいのさ。
で、各藩の追ってから逃げつつ・・・の話だったんだけど・・・

その「辱め」ってのがさ、
「城持ってないくせに、やーいやい!!」っていわれたことらしい・・・
え・・・?
そんなこと・・・?って思うのは、私だけ・・・?(汗)
だって、実際城を持ててないわけだし・・
言われたとしても、それはアンタの心の中に秘めておかんかいって話よ。
まぁ、まだ若い当主だもの・・
ちょっと愚痴ってみただけさ・・・って感じではあったものの、
この当主の父、つまり前の当主に命を助けられてた小籐次としては、
その恩返しもかねて、仕返ししてやる!ってことみたいね。
まぁ、わかるような、わからんような・・・(汗)

そんなこんなで、こんなことしました・・・って幕府に知られたら、
アンタの大事な当主にもお咎めがあるかも・・・とか
考えないのかね、この人?(汗)

とにもかくにも、イジメちゃった4当主が謝りの手紙を書く・・・ってことで、
一件落着させられちゃった小藤次。
命がけの行動だったのに、あっけないと思ったか・・・?
逃げていっちゃいましたよ・・・

で・・このシリーズ、今後どういう展開?
小籐次の行く末を描くのですか・・?
あんまり興味が湧かない気がするんだけど・・・(汗)
ま、もうちょっと読んでみますわね。