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 佐々木譲 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
リンクしていないモノは、おいおい感想を記載していきます。

代官山コールドケース 地層捜査 犬の掟 沈黙法廷





   
代官山コールドケース




2013/12/3 読了






文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
DNA鑑定が指し示す、17年前の殺人事件=「冤罪」の可能性。この街で夢を追いかけた少女の悲劇。闇に潜む真犯人を、追い詰める。1995年、代官山・カフェ店員殺人事件。被疑者となったカメラマンは変死。2012年、川崎・女性殺人事件。代官山の遺留DNAの一つが現場で採取。「17年前の事件の真犯人を逃して、二度目の犯行を許してしまった、となると、警視庁の面目は丸つぶれだ」―。かくして警視庁・特命捜査対策室のエース・水戸部に密命が下された。「神奈川県警に先んじて、事件の真犯人を確保せよ!」好評「特命捜査対策室」シリーズ第二弾。




シリーズ物の第二弾なんですね。
第一弾、まだ読んでないっす。(汗)
でも、この分厚さに惹かれて買ってしまったんじゃ!!(笑)

事件は代官山で起こった、17年前の殺人事件・・・
被疑者死亡でかたをつけた警察だったが17年後に起こった殺人事件で、
17年前の事件の現場で採取された陰毛と同じDNAの
証拠が見つかった・・・
神奈川県で起こった事件なので、調べられた結果、
警視庁の不祥事を明らかにされちゃう!と
隠密で調べろと命じられた刑事たち・・・
はたして真相は・・・?って話でした。

命じられてから解決まで、2・3日の話なんですよ。
すごいよ、ほんと!よく真相にたどり着いたねぇ・・・
17年前の事件当時、オウムの地下鉄サリン事件と重なってしまって、
捜査がキチンと行われていなかった可能性がある・・・っていう前提でして、
あぁ、ちゃんと調べていれば、
17年後の事件は起こらなかったのに・・・って思えた。
いや、17年の間に明らかになってない事件も起こしてるはずなんで、
たくさんの被害女性を出さずに済んだのに・・・
なんか、虚しいっすよ・・。

現場で聞き込みをして真実を見つけだす刑事たちや、
証拠品から真実を見つけだす技術者たちのコンビネーションが
かなりうまくいった結果・・・ですね。
読み応えがありました。

ただ・・・「代官山コールドケース」っていうだけあって、
代官山が舞台で、事細かに代官山を描写してくれるのですが・・・・
あたしゃ、東京に住んでいるのに、
23区内にはほぼ出入りをしないもので、
イメージがわきにくいんだよなぁ・・・
ってか、べつにそんなに細かく
再開発とか何とかを書いてくれなくてもいいかなぁ・・って気がした。
その「オシャレさ」に惹かれて若者が集まって・・・っていうことを
表現したいのなら、そこまでは必要ない・・・っていうのが正直な感想です。



 
   
地層捜査




2013/12/21 読了






文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
公訴時効の廃止を受けて再捜査となった15年前の老女殺人事件。当時の捜査本部はバブル期の土地トラブルに目を向け、元刑事・加納もその線を辿ろうとするが、謹慎明けの刑事・水戸部は、かつて荒木町の芸妓だった老女の「過去」に目を向ける―。




先日読んだ「代官山コールドケース」の前作ですね。
図書館で借りてまいりました。

15年前の老女殺人事件を再捜査・・・という話。
正直、目撃者も証拠も残ってない状況で、
よく解決できたもんだ・・って感じ?
ってか、当時の捜査がダメダメ過ぎたんじゃ?って気がしてならん。

暴力団絡みの地上げに関わる事件・・・と思い込んでしまったからか・・?
しかし、現実は怨恨だった・・・と。
そして、今回の再捜査に力を貸すことになった当時の刑事が、
真犯人に同情して捜査をかく乱していた・・・・と。
何やってんだよ、って話。(汗)
ほんと、よく解決できたわ・・・。

死の淵にいる病の真犯人を思って・・・のことらしいけどね。
なんか、やるせないっす。
後味悪しっす・・。(涙)

このシリーズは今後も続くのかな?
土地に関する丁寧な描写は「代官山コールドケース」と変わらず・・でしたが、
正直、そこはそんなに手を込んでいただかなくても・・・って気がする。(汗)
さらーっと読み流してますよ、あたいは。(笑)



 
   
犬の掟




2015/11/14 読了






新潮社



内容(「BOOK」データベースより)
急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。衝撃の警察小説。




同じ事件を、所轄と警視庁捜査一課が、別々に追い始める・・・っていう話。
ちょっと無理がある気もしなくはないが・・・(汗)

そもそも、途中で「おかしいなぁ・・・」って思うわけですよ。
まずそっちから行けばいいのに?ってところが多々あるの。
回り道してるな・・・・って感が否めなくて、
最後に、やっぱりね・・・っていうオチ。

まぁ、そのオチは想定内なんですよ。
そうだろうなぁ・・・って思ってたし。
だけど、動機がねぇ・・・
なんでそういう心理になったのかがイマイチ伝わらない。

真犯人が明らかになったとき、
その男の抱えてきた時間をもうちょっと描いてくれないと、
え?なんで?って思っちゃうし、そのまま終わりを迎えちゃったら、
はい??ってなもんでしょうに?

あと、同じ事件を、二つのコンビが追ってるわけですが、
交互に描かれるんだけど、なんか、わかりづらい。(汗)
どっちがどっち??って考えながら読まないとわからんのよ。
もっと、パキッ!とわかりやすい「色」をつけてほしかったな。

ってことで・・・
結構長めのお話だったせいか、読み疲れたかなぁ・・・(汗)




 
   
沈黙法廷




2017/1/21 読了






新潮社



内容(「BOOK」データベースより)
東京・赤羽。絞殺死体で発見されたひとり暮らしの初老男性。親譲りの不動産を所有する被害者の周辺には、多くの捜査対象が存在する。地道な鑑取り捜査の過程で、家事代行業の女性が浮上した。しかし彼女の自宅に赴いた赤羽署の捜査員の前に、埼玉県警の警察車両が。彼女の仕事先では、他にも複数の不審死が発生していた―。舞台は敏腕弁護士と検察が鎬を削る裁判員裁判の場へ!無罪を主張する被告は証言台で突然、口を閉ざした。有罪に代えても守るべき何が、彼女にあるのか?丹念な捜査、緊迫の公判。新機軸の長編ミステリー。




550ページ越え・・・
いやぁ・・・
長かった・・・
で、長かったわりに・・・全然スッキリしないのは何故・・・?(汗)

あの有名な事件が背後に見えてくるお話・・・
まぁ、公にならないだけで、小さいレベルならたくさん発生してそうな、
そんな「騙し」の事件・・・
老人男性にすりよって金を奪って死なせ続ける女性・・・
そんな女性の事件と、関係者のお話です。

まぁ、こんな風に書くと、「どう真実が明らかになるのか!」って、
先入観入りまくり・・・になっちゃいますよね。(汗)
そこが間違いなんだなぁ・・・
だから、このオチにスッキリしないんだわ。

しっかりしろや、警察!!っていう、
「こんな風に歪んだ捜査になる・・」っていう典型の話で、
ほんと、最後まで読んで、グッタリですよ・・・
あっけないんだもん、「真犯人逮捕」までが。
おいおい、おいおい!!ってね。

はぁ・・・疲れた、マジで。
何を読まされてきたんだ・・・って思っちゃったよ・・・。