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 関俊介 

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ブレイン・ドレイン





   
ブレイン・ドレイン




2016/3/13 読了






光文社

内容(「BOOK」データベースより)
ここから出て生きていける可能性があるなら、それが藁だとわかっていても、俺はすがるしかないんだ。犯罪性向を持つ邪悪な人間「欠落者」を選別できるようになった社会―。欠落者は脱出不能の人工島に隔離されている。BDことセイもその一人。だがセイは、自分が残虐極まりない欠落者たちとは違うことを知っている。なぜこんなことに?どうすれば、分かってもらえる?自由とひきかえに得た特異な能力で、島に逃げ込んだ凶悪犯を狩るセイに、密命が持ち込まれる。報酬は言い値。そればかりか恩赦で島を出られるというのだが―。




お初の作家さんです。
かなりインパクトのある表紙ですよねぇ・・・
人の目って、見方によっては怖いもんだなぁ・・・としみじみ。

さて、「欠落者」を医学的に判別できる社会で、
「人工島」と言われる場所に隔離されてる「欠落者」たち。
その中で、人の動きを数秒先に読めてしまうという能力を持つセイという
欠落者に、ある密命が・・・
人工島に入り込んでる女性を探し出して引き渡せというもの。
この女性は一体何者・・・?
で、どうなる・・・?って話。

欠落者ってのは、残虐な犯罪思考の持ち主たちのことで、
セイは自分がそんな人間とは違う・・・と思ってるんだけど、
テストでそう出てしまったため、仕方なく・・っていう立ち位置。
外の社会の警察とつながり、いろいろと動いている存在なんだけど・・・


ネタバレです。


最初から、セイは本当に欠落者なのか?
その「試験」ってのは、「絶対」なのか・・?って疑問があって、
それこそが「肝」なお話でしたね。
科学者や専門家の勝手な決めつけで人生をダメにされてるなんて・・
想像しただけで恐ろしい。(汗)

でも、人工島に隔離されてる本当の欠落者たちは・・・
本当に残虐極まりない野郎たちで・・・
富樫倫太郎さんの「SRO」バリの残虐さに、
読みながら目を背けたくなるシーンもしばしば・・・
だけど、「とはいえ、きっと助かる!」って希望をもって読み続けました。

なので・・・最後は救いのある終わり方で良かったっす。
これで、「再検査後、やっぱり欠落者」なんて烙印が押されたら・・
シャレにならん読後感だったと思うもん。(汗)

ちょっと説明がまわりくどいところもあったけど、
概ね楽しんで読めたかな・・・?