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 真保裕一 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
これまでたくさん読んできたんですが、また機会があれば再読してみようかしら・・・

アンダーカバー ダブル・フォールト 猫背の虎 赤毛のアンナ
脇坂副署長の長い一日





   
アンダーカバー




2014/9/27 読了





内容(「BOOK」データベースより)
戸鹿野智貴、28歳。若きカリスマ経営者と言われる彼は、女と旅行に行った異国の地で、薬物密輸の疑いで逮捕される。会社は破綻、資産は没収。なぜ自分ははめられたのか?事件の真相を探るべく、彼は名前も顔も変えて調査に乗り出す。一方、イギリスで麻薬捜査を手がけるジャッド・ウォーカーは、ユーロポールへの出向を命じられ、イタリアでマフィア幹部の惨殺事件に遭遇する。さらに第二の事件が…。日本、イギリス、イタリア、アメリカ。舞台は目まぐるしく動き、予想もしなかった真相が立ちはだかる。世界スケールで展開するサスペンス巨編。この真相を見抜けるか!




真保さんの作品は、初期のものはほとんど読んでるんだけど
いつからか、なんか読まなくなっちゃったのよねぇ・・・
これは、図書館の新刊案内にあったので、
借りてみました・・・。

海外旅行先で買った土産物が、なんと麻薬で・・・
出国間際に警察に連行され、
何も知らない!っていう言い分は通じず、
あれよあれよ・・・と刑務所へ・・という、
なんか、ありえそうな話で怖いーっ!!

この主人公・戸鹿野は、若手のIT社長で、
地位も権力も金も一気に失ってしまうんだけど、
どう考えても「ハメられた」という思いがぬぐえず、
刑務所内でも調べ始める・・・って話で、
そこだけなら面白いんだけど・・・・

一方で、海外の麻薬捜査官の話が始まると、
途端に読み進まない・・・
だって、よくわからんのやもん。(汗)
そのうち、戸鹿野の事件と絡んでくるんだろうとは思えど、
マフィアだの、何だの・・・で、飛ばし読みしちゃったわよ。(滝汗)

最終的に、戸鹿野は自分を陥れた「真相」にたどり着くも、
納得のいく終わり方ではないんだよねぇ・・
巨大すぎて、終わりきれないっていうか・・・。
あの感じだと、違う場所に行かされる海外捜査官の続編でも
作る気ですかね・・・?
あたしゃ、正直興味が持てないんだけど・・・(汗)

とにかく、読むのに時間がかかった・・・
疲れちゃったよ・・・
読みにくい感じになってきてるのかなぁ・・・・
昔はスイスイ読めたんだけどなぁ・・・。




 
   
ダブル・フォールト




2014/11/9 読了





内容(「BOOK」データベースより)
28歳の新米弁護士・本條務は、事務所の代表弁護士・高階徹也から、初めて殺人事件の弁護を任される。被告人は、町工場を経営する戸三田宗介。金融業者の成瀬隆二をペーパーナイフで刺殺してしまったのだ。被告人の減刑を勝ち取ろうと、本條と高階は成瀬の悪評を集め、法廷で次々と暴き出す。ところが―「何で被害者がこんなひどい目にあわされるの。裁かれるのは父さんじゃない。犯人でしょ!」被害者の娘・香菜が叫んだ。そして、隠されていた真相が姿を見せ始める…。




テニス好きの私は、「ダブル・フォールト」の意味はわかっております。
バレーボールとは違い、テニスはサーブを一度失敗しても、
もう一度「セカンドサーブ」をう打つことができるのですが、
それと、かけているようです・・・。

零細企業の社長が、金貸しを殺した・・・
ある新人弁護士は、上司に言われ、
被告人の弁護をすることになるんだけど、
どうしても、この被告=依頼人を信じられない・・・
そんな中、被害者である金貸しの娘から
「どうして被害者である父がボコボコに言われなくちゃいけないの!」と
新人弁護士につっかかってくる・・・という流れ。

新人らしく、慣れてない弁護活動なわけだけど、
ちょっと、そこが長すぎたかな・・・と。
あらすじの段階で、この事件には裏が・・・ってわかってるわけで、
そこに至るまでが長すぎて、ちょっとイライラしちゃった。(笑)

第一審の判決が出てからは、
やっぱり納得いかない新人くんが、
被害者の娘に突き動かされてしまうわけですが・・・
弁護士としてはどうかな・・・て思うよね。(汗)
被害者の娘も、この弁護士をうまく使い過ぎ・・・
ってか、使われる方もどうかと思うんだけど・・・

最後は、
「知らぬが仏」っていうオチで・・・・
後味悪ぅ・・・・・(滝汗)
父親のことが大好きで、悪行を全く知らなかった娘が・・ってのなら、
ちょっとは理解もできるんだけど、
そもそも嫌いで、悪いことしてるんだろうな・・・ってわかったうえで、
さらに父親を調べようとするから、そういうことになるんだよ・・・(汗)
手を貸した新人くんも、あやうく職を失うとこだったぜ・・・

明らかになった真実は、意外ではありましたけど、
まぁ、悪い人がいない話だったな・・・って感じでしょうか?
なのに、スッキリしないのは、やっぱり後味が悪いから・・・よね。(涙)




 
   
猫背の虎




2015/11/28 読了






集英社文庫

内容(「BOOK」データベースより)
安政二年、天地を揺るがす大地震が江戸を襲った。騒乱のなか、臨時の町廻りを言いつかった新米同心の虎之助は、不審な遺体の発見や赤ん坊の神隠しなど、さまざまな出来事に遭遇する。大柄で気の優しい虎之助はときに迷いながら、岡っ引きの松五郎、勝気な母や姉らに助けられ、住む場所と家族を失った民のため町を駆ける!天災に見舞われてなお、懸命に生きる市井の人びとを描く傑作時代小説。




真保さんが時代小説を書いてらっしゃるって全然知らなくて・・・(汗)
この「猫背の虎」の文庫版が図書館で新刊登録されていたので、
借りて読んでみたんだけど・・・

面白かった!!
安政の大地震のあとの江戸を描いてるんだけど、
若輩者の同心が必死に町を駆け回る姿が微笑ましかった。(笑)

連作短編集になっていて、
いろんな謎や事件を解決するだけでなく、
自身の恋の話や、父親の不正疑惑まで話が及んでいきます。

最後は、まさかのワトソンくんが近くにいた!ってんで、
お父さんが素晴らしい存在だったのも
この人のおかげだったんだな・・・と。(笑)

まだ解決してない話もありますし、
臨時の臨時で町廻りになれただけの状態なので、
今後、虎がどんなふうに成長していくのかも見届けたいんで、
是非続編を書いていただきたいです!!
待ってます!

「覇王の番人」が面白そうなんで、ぜひ読んでみようと思います!



 
   
赤毛のアンナ




2016/3/8 読了






徳間書店

内容(「BOOK」データベースより)
母を亡くし、施設に引き取られてきた少女・志場崎安那。彼女は持ち前の明るさで、辛い経験を持つ仲間たちを盛り上げていく。十五年後―。突然のニュースが舞いこむ。アンナが男を刺して逮捕された、と。何がアンナにあったのか。彼女と出会い、かけがえのない時をすごした仲間が集まり、奔走をはじめる。やがて、アンナがひた隠しにしていた過去が見えてくる…。著者自身も愛読した名作へのオマージュをこめた、感動の物語。




あの有名な「赤毛のアン」のオマージュ作品・・・?
いや、同じ境遇の少女が、「アン」のように強く生きたいと想いながら成長し、
その結果・・・交際男性をナイフで刺してしまう・・・っていうお話。

アンナが母と死別するところから、
施設で生活しながら友達を作り、
高校にも進学して、
好きな人もできて結婚も考えて・・・と、
不幸な境遇ながら、必死に生きる姿が描かれつつ、
実は何かいろいろとしでかしてたんじゃ・・・?っていう
暗い影が付きまとい続け・・・

アンナとともに生きてきた人たちは、
アンナの明るさに救われてきたということから、
一致団結してアンナを何とか救おうと動き出し、
その結果、いろんな事実が明らかになってくるのさ。


ネタバレです。


それでも、「実は・・・」っていう、
最悪のオチが待ってるんじゃ・・・?ってヒヤヒヤしたけど、
本当にいい子で、幸せになりたいって
心から願ってる子だったってことがわかって・・・
本当に、幸せになってほしいなぁ・・・って思った。
周りの人の為に自分を犠牲にしてきたんだもん、
その分、幸せになってほしいなぁ・・・

ただね、人の為にこんな風になれたのも、
やっぱりアンナの心の中に「一人はイヤ」ってのがあったと思うのよね。
友達の大切さを知ってるからこそ、
その人をなんとか守りたい・・・って思う原動力になるっていうか。
だからこそ、最悪の状況に陥った時、
「一人」ってことを痛感したくなくて全部拒絶したくなるっていうか・・
強くて弱い、愛すべき女性です。

「赤毛のアン」のアンと同じような女性・・・というわけではなく、
「赤毛のアン」を愛読書にして、強くありたいと思って
必死に生きてる女性のお話です。
こういうお話も、好きです。



 
   
脇坂副署長の長い一日




2016/12/3 読了






集英社

内容(「BOOK」データベースより)
刻一刻と迫る危機!事故?不祥事?スキャンダル?陰謀?ノンキャリア副署長、絶体絶命!予測不能の24時間!デビュー25周年真保裕一の新境地!!分刻みノンストップ・ミステリー!




まー・・・・本当に長い一日だったねぇ・・・(汗)

出世を諦めていない副署長・脇坂にふりかかった、
いろんな案件が重なりに重なる一日のお話・・・
仕事だけでなく、家族問題も・・・
その二つはいつしか・・っていう展開です。

刑事って「忙しくて当たり前」、「家庭を顧みなくて当たり前」っていう
そんな前提がある感じだよねぇ・・。
奥さんは、家庭の事案は自分が解決しなくちゃ・・・って思いもあるみたいで。
なんか、ちょっと悲しく感じてしまったよ・・・(涙)

アイドルの一日署長、署員の原付放置逃走事件から始まり、
過去のある火災事件へとつながっていくわけですが・・
いやぁ・・・駆け回ったねぇ、脇坂さん。
署長が描かれる話はこれまでもいろいろあって、
デスクでドーン!タイプと、動いて解決タイプがありますけど、
副署長っていう立場での話は目新しかったですね。

署長のお守、下からの突き上げ、管理職の哀しさ・・・
そんなことも感じつつ、手柄の行き先とか考えつつ、
動きまくった脇坂さん。
無事に解決いたしましたが・・・
はぁ・・・読むのも大変だった。(笑)

ただね、警察官が、安易に「携帯を充電させてくれ」って
携帯を預けちゃいかんでしょ!!
あそこだけは力強く抗議したくなったわ!
不用意すぎる・・・
コンビニに行く暇があったら、充電器を買えよ・・・