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 白石一文 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

快挙 私という運命について 神秘 愛なんて嘘





   
快挙




2013/11/28 読了





内容(「BOOK」データベースより)
あの日、月島の路地裏であなたを見つけた。これこそが私の人生の快挙。しかし、それほどの相手と結婚したのに五年が過ぎると、夫婦関係はすっかり変質してしまった。共に生きるためには、不実さえも許す。それこそが夫婦。そう思っていたが、すべては私の驕りにすぎなかった…。結婚に愛は存在するのか。結婚における愛の在処を探る傑作夫婦小説。




「快挙」・・・
うん、確かに、「この人だ」と思う人に出会い、
一緒に時間を過ごしていけることは、快挙です。

ある夫婦の、出会いから今までを描いた作品。
男目線で描かれたお話でした。
スラスラ・・・と2時間弱で読み終えました。

夢を追う男を支える女。
天災、流産、病、浮気・・・と、この夫婦にはいろんなことが降りかかります。
誰にも起こり得ること、
実際に起こった災害を乗り越えていくこと、
いろんなことがあっても、やっぱりともに生きていくということ・・・
「愛」というものは変質していく・・・
しかし、それはやはり、愛・・・

最後は悲しい現実に二人で立ち向かう・・・かと思ったら、
そうではなく、いろんな意味で丸くおさまった・・・な終わり方でしたね。
だけど・・・女に告白させといて、
お前は黙っとんのかい!と言いたくもなった。(笑)
個人的には、「知らぬが仏」という考えの持ち主なんで、
知らせてくれなくていいんだけどね、あたしゃ。
自分が楽になりたくて
相手に荷物を背負わせるようなことはしてほしくないから、
まぁ、これでよかったのかもしれんが・・・

とにかく、これ以上の大きな波がこの夫妻の前に立ちふさがらないように
祈るばかりなり・・・でございますな。



 
   
私という運命について




2014/3/19 読了





内容(「BOOK」データベースより)
大手メーカーの営業部に総合職として勤務する冬木亜紀は、元恋人・佐藤康の結婚式の招待状に出欠の返事を出しかねていた。康との別離後、彼の母親から手紙をもらったことを思い出した亜紀は、2年の年月を経て、その手紙を読むことになり…。―女性にとって、恋愛、結婚、出産、家族、そして死とは?一人の女性の29歳から40歳までの“揺れる10年”を描き、運命の不可思議を鮮やかに映し出す、感動と圧巻の大傑作長編小説。




WOWOWでドラマ化されるって知って、
あ、これ買ったよね・・・読んだっけ・・・?って思って、
記録を見てみたら読んでなくて、
積読本を中を見てみたら、そこにありまして・・
どんな話だっけ・・・?ってページを繰ったら・・・
止まらなくなっちゃって、一気読みでした。

上手いんですよ、書き方が。
別れた男が結婚する、結婚式に来ないでくれと言われる、
誰が行くか!と思ってたら、
「キミを気に入ってる母が何を言いだすかわからないから・・」と言われ、
そういえば、別れた直後、そのお母さんから手紙をもらってた・・と
思い出して、探しはじめるんだけど・・・

そうくるとさ、手紙の内容を知りたくなるでしょ?
でもさ、手紙が明かされるまで、結構読ませるわけ。(笑)
で、ここまで読むと、この女性はその後、どうなるの?って気になり、
次へ、次へ・・って読んじゃうわけよ・・・
ズルイわぁ・・・(笑)

ある女性の10年間を描いています。
男性と別れ、違う人と出会い、別れ、出会い・・・と
恋愛部分はもちろん、人間としての成長も描かれ、
その結果、「運命とは」と考えさせられます。
共感できる部分もあれば、そうでないとこもありますが・・・

若い時、大好きだけど、だからって結婚・・・?って思い悩んじゃう人、
結構いると思います。
この人でいいのか?この人が運命の人なのか?
ってか、結婚って今なのか・・・?とかね。

だけど、「決まってること」って思えば、なんでもできる気がするの。
結婚することも、そののち離婚してしまったとしても、
そのことも含めて、全部「運命」だったのか・・・ってね。
運命のせいにすりゃ、楽ってのもあるし。(笑)
だから、進んでみるのもいいことだと思うのさ、私は。

いろいろと悩んでる20代30代の人に
ちょっと読んでみてもらいたい作品ですね。
まぁ、読んでどう考えるかも、人それぞれですからね・・・

しかし・・
なんか、人の命って、わからんもんですな・・・



 
   
神秘




2014/7/12 読了





内容(「BOOK」データベースより)
五十三歳、大手出版社役員の菊池。医師の妻とは五年前に離婚して、双子の娘たちも独立、再びの独身生活を謳歌していた。同期の出世頭で、次期社長と目されていたが、ある日、末期の膵臓がんに冒されていることがわかる。医師から「余命一年」を宣告されたが、治療を受けることはせず、直感に従って神戸に移住し…。この世界と人間の営みを明かす白石文学の集大成!




白石さんと言えば、運命論者ってイメージです。
この作品も、「白石さんワールド」でございます。
私は映画「グリーンマイル」を思い出しました・・。

でもね・・・一言感想を言うと・・・「冗長」。
とにかく、「無駄が多い」と感じる部分が多々。
主人公は膵臓がんになるんだけど、
同じ時期に膵臓がんで死去したスティーブ・ジョブズに共感するわけですよ。
それはいいよ、そこに文句は言わん。
だけどさ、スティーブ・ジョブズに関する話が長い、長い!(笑)
しまいにゃ、スティーブ・ジョブズに関する書籍の引用まで・・・
もぉ・・・・知らんがな、って言いたくなった。(笑)
主人公がこんな風に考えてるっていう表現だよと言われれば、
そう受け取るしかないけど・・・
とにかく多すぎて、辟易いたしました。

しかも分厚い本でございまして、
そんなこんなの話が多いもんだから、何度も挫折しつつ・・・・
後半・・・いや、三分の二くらい過ぎてからでしょうか、
おやおや・・・とつながっていきます。
何が?って?
人とのつながりです。

人間生きてりゃ、知らないうちにたくさんの人と関わってますが、
人間は忘れる生き物、いや、
全部覚えてたら生きていけない生き物ですから、
たくさんのかかわりをもったとしても、
そこに「意味」はあまり感じないものでしょ?
だけど、この話は違うんです・・

主人公は「ある人」を探して神戸に行くんだけど、
もう、ずいぶんと昔から、その人と、その人にまつわる人々と関わっていて、
その人たちもお互いに関わっていて、
不思議な、いや、必然だったかもしれない縁が次々と明らかになるのです。

んなバカな・・・と言っちまえば終わりです。
でも、そんな話もあるかもね・・・と思って読めばいいのです。
主人公が穏やかに時を過ごし、
いつかくるだろう「死」を迎えることが出来たら、それでいいんです。
そんな気持ちで読み終わりました。

余命一年と宣告された主人公が、
ある「能力」を持つ女性を捜しだし、
そのあとどうなったのか・・・
ぜひ、読んでみてください。
・・・ただし、長いっすよ。(笑)




 
   
愛なんて嘘




2014/10/14 読了





内容(「BOOK」データベースより)
恋なんて白昼夢。結婚なんてまやかし。けれどもまだ誰かといることを切望してしまう。離婚し、それぞれ再婚しても添い遂げる約束をしている夫婦。接点のない上司に一年後、共に出奔して欲しいと頼まれた女。死んだ親友の妻に、同居を強要された男。正解のない人生ならば、私は私のやり方で、幸せをつかみとる。狂気まみれの純愛を貫く短編集




「平凡」が一番ありがたい。
結婚生活に不可欠なのは、「妥協」と「忍耐」と思ってる私には・・・
別世界のお話。(笑)

誰しも、「これでいいのか?」って考えるよ、恋してるときは。
結婚しても、「違う未来があったかも」って考えるよ。
だけどさ、だからってさ、行動は起こさないよねぇ、フツー・・
と思いつつ、読了しました。

まぁ、こういう人もいるんだよね・・・って受け入れることはできる。
だけど、正直、関わり合いたくない。(汗)
振り回されたくない。
勝手にどうぞ・・・ってわけにもいかんのよ、人間関係は。

だけどね、こんな風に行動できる人、すごいなぁ・・とも思う。
自分の心に嘘がつけないんだね。
じゃ、しかたないわね・・・って思えるとこもあるんだわ。
うん、理解できるよ。
ある意味、純愛だもんな。
だけど、何度も言うけど、自分の周りにはいてほしくない。(汗)

やっぱ、穏やかに生きていきたいよ、あたしゃ・・・