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 翔田寛 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

真犯人 冤罪犯





   
真犯人




2015/12/12 読了






小学館

内容(「BOOK」データベースより)
誘拐×時効、二度敗北した静岡県警。三度目の機会は、ないはずだった。第54回江戸川乱歩賞受賞作『誘拐児』から七年、時効ミステリーの歴史を塗り替える新たな金字塔!




江戸川乱歩賞を受賞した「誘拐児」は、
結構前に読んだ記憶があるんだけど、
そんなに面白くなかった気が・・・(汗)
で、今作も誘拐事件モノ・・・
果たしてどんなもんか・・・と読んでみました。

面白かったです。

ある男性が殺された・・・
その男性は41年前に息子を誘拐され、殺されていた・・・
犯人は捕まらず、時効となってしまった事件である。
この事件は時効前に再捜査されたものの、真相は掴めず・・・
そして、今、誘拐児童の父が殺されたことで
三度、この事件の真相に迫る・・・というもの。

警察、刑事の執念を見せつけられた話でしたね。
誘拐事件当時、もちろん全力で捜査した。
しかし、無念にも子供は殺されてしまった・・・
再捜査の結果、また悲劇が起こってしまう・・・
そして、再再捜査・・・
たどり着いた真相は・・・


ネタバレです。



そうかなぁ・・・?って思ってたので、
やっぱりか・・・っていう感じよねぇ・・・
でもさ、この人は、自分のせいで二人の家族を失ったわけでしょ?
よくもまぁ、普通に生きてこられたよねぇ・・・(汗)
最初についた嘘が、次の悲劇を生んだわけで・・・
なんか、虚しい想いがいっぱいです・・

でも、刑事たちのいくつもの筋読みも面白かったし、
何より、「証拠を見つけないとダメだ!」っていう、
キチンとした信念のもとに動いていたのが好感がもてましたね。
・・・そうじゃない輩もいたけど・・・(汗)

再捜査にあたった刑事さんたちのその後がねぇ・・
無念のまま亡くなった人もいるわけで・・・
生きているうちに、真相が明らかになってたら良かったね・・・(涙)




 
   
冤罪犯




2017/10/3 読了






角川書店

内容(「BOOK」データベースより)
平成29年7月、千葉県船橋市の休耕地で、ブルーシートが掛けられた幼女の遺体が発見された。捜査に乗り出した船橋署の香山は、7年前に起きた“田宮事件”と遺体の状況が酷似していることに気づく。“田宮事件”では不可解な経緯から証拠が見つかり、犯人とされた男は冤罪を主張したまま拘置所内で自殺していた。やがて、捜査を進める香山の前で、ふたつの事件をつなぐ新たな証拠が見つかって―。乱歩賞受賞作家、渾身の警察ミステリー。




冤罪を扱った小説は多いですよね。
捜査を進めていくうちに、冤罪だった・・・っていう展開も多い。
だけど、今作は先が読めない・・・
冤罪を訴えていた人は自殺してしまってる・・・
真実が明らかになったとき、
どんなことになっちゃうのか・・・?って思いながら
一気に読み進めました。

幼女殺人事件が起こった。
現場の様子が7年前の事件に似てる・・?
でもその7年前の事件の犯人・田宮は
裁判の結果に絶望して自殺していた・・・
もしかしたら、真犯人は生きてるのか・・・?
冤罪だったのか・・?真犯人は誰だ・・・?
そんな展開です。

まぁ・・・冤罪って、警察側に問題がありますやん?
無理矢理な自供をひきだしたり、
証拠をねつ造したり・・・
今回もそんな描写は多々あります。
やっぱりか・・・って思いながら読んでたんだけど・・・

結果的に、いろんな意味で良かった・・・って思えました、
いや、悪いとこもあるんですよ?
隠蔽体質の警察にはあきれちゃうし。
だけど、ちゃんと真相にたどり着いて捕まえてくれたし、
冤罪だったのかどうか・・・も、明らかになりますし。

うん、面白かったです。