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 小路幸也 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
「東京バンドワゴン」シリーズは全部読んでますが、機会があったら書くかも・・・です。

page.1  
娘の結婚 東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー スタンド・バイ・ミー
マイ・ブルー・ヘブン オール・マイ・ラビング オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ レディ・マドンナ
フロム・ミー・トゥー・ユー オール・ユー・ニード・イズ・ラブ すべての神様の十月 モーニング
コーヒーブルース ビタースイートワルツ ナモナキラクエン スターダストパレード

page.2  
壁と孔雀 旅者の歌 始まりの地 旅者の歌 中途の王 ヒア・カムズ・ザ・サン
ロング・ロング・ホリディ アシタノユキカタ 恭一郎と七人の叔母 ザ・ロング・アンド・
ワインディング・ロード
小説家の姉と スローバラード ラブ・ミー・テンダー 風とにわか雨と花
東京カウガール マイ・ディア・ポリスマン 花歌は、うたう





   
娘の結婚




2014/2/26 読了





内容(「BOOK」データベースより)
今年26歳になる実希に、結婚を考えている相手がいるらしい。17年前、妻の佳実が事故で亡くなって以来、孝彦が大切に育て上げた娘。その相手というのは、幼馴染みの古市真くんだった。実は、生前の妻は古市夫人と折り合いが悪かったようなのだ。孝彦は真くんに会う決心がつかず…。新たな門出を心から祝うために、父が最後にできること。感動の家族小説。




早くに妻を亡くし、一人で育てた娘が結婚すると言いだした・・
その相手は、新婚当時住んでいたマンションのお向かいさんの息子。
幼馴染との結婚ってことで、安心だね・・・と思いきや・・・って話。

そうねぇ・・・
まずは、噂話を信じちゃったことが間違いかもねぇ・・・(汗)
でも、そう聞かされたら、確かに不安になるよね・・
だって、嫁姑になるわけだからねぇ・・・

救いだったのは、妻をなくした独り身のお父さんだけど、
友達や元カノや、みんなが相談に乗ってくれてたことだよね。
一人で思い悩んで、変に反対したりせずに済んで、
本当によかったと思う。

いろいろとたくさんのことを知った上で、
子どもたちの判断を受け入れつつ、
ちゃんとアドバイスして送り出したお父さん。
立派でした。
天国のお母さんもきっと喜んでるだろうよ。

でもね・・・そういう、空気の読めない姑さんだと・・・・
多少・・・いや、結構苦労するかもね、娘さん。(汗)
だけど、旦那となるカレも、舅になる義父も、
ちゃんとわかってて受け入れてくれるわけだから
大きなもめ事にはならない・・・かな?
とりあえず、同居はやめておいて正解!だな!(笑)




 
   
東京バンドワゴン



2010/5 読了




内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。




このタイトルだけを見ると、何の話か分からんよな。(汗)
東京の下町の古本屋を舞台にした家族の物語です。

祖父、父、姉、兄夫婦、姪、甥と暮らす主人公・青。
それぞれがまぁキャラがたってて。(笑)
それと忘れてはいけないのが、亡き祖母・サチさん。
お亡くなりになってるのに、成仏せずに家族を見守ってて、
このサチさんの目線で描かれて行きます。

青だけは兄姉とは母が違うらしく、ちょっと反抗的な感じですね。
その青に近づく謎の女性・・・
一体何者か?と思ったら・・・
まぁ、なんとも複雑なことで!(笑)
結果、その女性・すずみちゃんと青は結婚するんだけど、
姉の娘とは異母姉妹ってことで・・
なんか、居づらい!(笑)

青だけの話ではなく、古本屋で起こる謎の出来事なども描かれ、
本当に楽しいお話です!



 
   
シー・ラブズ・ユー
東京バンドワゴン 2



2010/5 読了




内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。伝説ロッカー我南人60歳を筆頭にひと癖もふた癖もある堀田家の面々は、ご近所さんとともに、またまた、なぞの事件に巻き込まれる。赤ちゃん置き去り騒動、自分で売った本を1冊ずつ買い戻すおじさん、幽霊を見る小学生などなど…。さて、今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、第2弾。




今作もドタバタなお話でした!
楽しすぎます!!

青の姉・藍子をめぐっての、マードックと藤島さん・・・・
個人的には藤島さんをオススメしたいんだが・・・
藍子さんはマードック寄りか・・?(笑)

青とすずみ、紺と亜美の間に子供が生まれました!
しかも同じ日に産気づく・・・
しかもしかも、その日は「東京バンドワゴン」が変な騒動に巻き込まれていて・・
ヒヤヒヤさせられたわよ!

ま、今作は、前作と違ってすでに関係性がしっかりとしている分、
それほど大きな人間関係の動きはなかったですね。
だけど、十分楽しめましたよ!



 
   
スタンド・バイ・ミー
東京バンドワゴン 3



2010/5 読了




内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しい三世代の大家族。今回もご近所さんともども、ナゾの事件に巻き込まれる。ある朝、高価本だけが並べ替えられていた。誰が何のために?首をかしげる堀田家の面々。さらに買い取った本の見返しに「ほったこんひとごろし」と何とも物騒なメッセージが発見され…。さて今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、東京バンドワゴンシリーズ第3弾。




東京バンドワゴンシリーズの三作目。
安定した面白さです!

今回、いよいよ青の実母・有名女優の池沢百合枝さんとのことが
バレそうになっちゃって、ドキドキしちゃったわ・・
結局、藤島さんが金で解決してくれたけど・・・
すごいなぁ・・・他人のためにそんなことできるなんて・・(汗)
ま、それくらい、堀田家にお世話になってるってことだな!

個人的には、メリイちゃんの話が面白かったです。
羊がいる!なんて、そんなアホな・・・な話だけど、
子どもなりの切ない想いがあって・・のことだったんだもんね。
許してあげてください!(笑)

すずみちゃんの京都での立ち回りは素敵でしたね!
いい嫁さんをもらったよ、青!(笑)
東京バンドワゴンは、青じゃなくて、すずみちゃんが継いだら?(笑)



 
   
マイ・ブルー・ヘブン
東京バンドワゴン 4



2010/5 読了




内容(「BOOK」データベースより)
終戦直後の東京。華族の娘、咲智子は父親からある文書が入った“箱”を託される。それを狙う敵から彼女の窮地を救ったのは、堀田勘一という青年だった。古本屋「東京バンドワゴン」を営む堀田家で、咲智子はひと癖もふた癖もある仲間たちと出会い、敵に連れ去られた両親の行方と“箱”の謎を探るため奮闘する。いつも皆を温かく見守るおばあちゃん・サチの娘時代を描く人気シリーズ感動の番外編。




東京バンドワゴンシリーズの4作目にして、初の長編!
今作はスピンオフですね。
勘一とサチの若かりし頃を描いた作品です。

読み応え・・・いや、見ごたえがあった!
あえて「見ごたえ」と言わせていただきたい!
だって、まるでそこに居合わせたかのように楽しめたんだもん!

祖母・サチが勘一と結婚する前の話で、
実はいいとこのお嬢様だったサチがl戦後のごたごたに巻き込まれていて、
そこを勘一が命がけで仲間たちと救った・・・ってお話なんです。

サチという一人の少女を救うために、
たくさんの人が力を貸してくれて、本当に感動しちゃったのよ。
みんなが何とかしてあげたい!って思ってて、
最後は「そんなことまでしてくれるの??」って思う人までいて・・

こんな過去があって、今の「東京バンドワゴン」があるんだな・・・と
しみじみちゃいます。
いいお話でした!



 
   
オール・マイ・ラビング
東京バンドワゴン 5



2010/5/ 読了




内容(「BOOK」データベースより)
東京、下町の老舗古書店「東京バンドワゴン」を営む堀田家は、今は珍しき四世代の大家族。店には色々な古本が持ち込まれ、堀田家の面々はまたしても、ご近所さんともども謎の事件に巻き込まれる。ページが増える百物語の和とじ本に、店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本。そして、いつもふらふらとしている我南人にも、ある変化が…。ますます賑やかになった大人気シリーズ、第5弾。





東京バンドワゴンシリーズ5作目。
今回は、ちょっと切ない話もありました・・・

かなり古くからある東京バンドワゴンですが、
今までもこの店が抱える「ヒミツ」がいくつが明らかにされ、
今回もまた出てきましたね。
一体どんだけの「秘宝」をお持ちなのか・・・(汗)
その蔵、マジで厳重に管理した方がいいっすよ!

怪談噺は面白かったですね!
そんな仕掛けがある本があるなんて・・
ちょっと見てみたい!
しかし、後ろめたいことがあると、簡単に信じちゃうんだね。
ったく・・(汗)

今回は我南人の病気が発覚・・
甲状腺の病で、一人悩んでいたようだけど、
声を失う可能性より、生きていきたいってことを選んだようです。
結果的に、声を失うことはなかったけど・・・
以前と同じように歌えるのかな・・・?
ま、研人の卒業式のイベントで、自信は取り戻せそうだし、
何より生きていてくれるだけで、ありがたいです・・。



 
   
オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ
東京バンドワゴン 6



2011/5/1 読了




内容(「BOOK」データベースより)
東京下町で老舗古書店〈東京バンドワゴン〉を営む堀田家は、四世代の大家族。勘一のひ孫・花陽は受験生になり、研人は中学校に入学、かんなと鈴花もすくすく育っている。ひとつ屋根の下、ふしぎな事件が舞い込んで、今日も一家は大騒ぎ。だが近ごろ、勘一の妹・淑子の体調が思わしくないようで……。ご近所さん、常連さんも巻き込んで、堀田家のラブ&ピースな毎日は続く。大人気シリーズ第6弾!




東京バンドワゴンシリーズの6作目。
なんか、感慨深い一作です。

だって、この本を読み始めたことはまだまだ小さかった研人が、
なんかすっかり男になってきちゃっててさぁ・・・
自分も同じように一年ずつ年を重ねてるんだって思うと、
いやーっ!って感じ?(笑)

そんな研人が、父・紺ではなく我南人に似て音楽を目指し始めて・・
隔世遺伝だよなぁ・・・
だって、勘一の息子・我南人は本に興味なんてないわけで!
青が本好きってのも隔世遺伝だもんね。
面白いわ・・
我南人の曲の盗作騒ぎを見ても、研人の未来が楽しみです!

そして、ちょいちょい描かれる藤島さんの過去がらみのお話・・
確かにかなり重たい話なんで、その後を描きたくなるんだろうけど・・
ま、藤島さんが楽になれるのなら、いいと思います。
ってか、そろそろ本気で結婚相手を探してね!(笑)



 
   
レディ・マドンナ
東京バンドワゴン 7



2012/4/30 読了




内容(「BOOK」データベースより)
齢八十を越えてもなお堀田家の大黒柱として、古書店“東京バンドワゴン”を切り盛りする勘一。そんな勘一をお目当てに通ってくる女性が現れて、一家は色めき立つ。しかし、その出会いが思わぬ家族の秘密を連れてくる…。さらに、蔵から大事な稀覯本が盗み出されて、店は大混乱。次々に新たな謎が舞い込む堀田家を救うキーワードは「母の愛」。女性のパワーで家族の絆を結び直す、待望の最新作。




今回も楽しませていただいたのですが・・・・
若干のマンネリ化を感じたような・・・(汗)

だって、古本屋でのゴタゴタもさ、ちょっと懲りすぎてるんだよねぇ・・・
今まであった事件と何とか区別するために・・・っていうか、
そういう感じがしてしまって・・
ま、楽しいんですけども。

ただ、本当にみんな着実に成長していて、
赤ちゃんたちも、研人たちも、真っ直ぐに育ってくれて嬉しい限り。
この一家にいれば、不良になるなんてことはなさそうです!
・・あ、青はちょっと、そんなこともあったか・・・(笑)

今回もまたいろいろとおめでた続き・・・
前作で淑子さんが亡くなってしまったけど、
今作でまたカップルが結婚に至り、ある夫婦には赤ちゃん誕生・・・と
めでたいこと続き。
これで勘一さんもまだまだ元気でいてくれるでしょう!



 
   
フロム・ミー・トゥー・ユー
東京バンドワゴン 8



2013/5/19 読了




内容(「BOOK」データベースより)
堀田家随一のイケメン、青の出生の秘密とは?(「紺に交われば青くなる」)、藤島社長と堀田家の初めての出会いとは?(「縁もたけなわ味なもの」)、地味な紺が、亜美を射止めたきっかけは?(「愛の花咲くこともある」)。老舗古書店「東京バンドワゴン」に舞い込む謎を、大家族の堀田家があふれる人情で解決する人気シリーズ第8弾、番外編。知られざるエピソードが満載。書き下ろし3編を含む全11編。




東京バンドワゴンシリーズの8作目。
前作でマンネリ化・・・と思っていたんだけど、
何と今作はスピンオフの短編集!
さすが・・・・ここらで一息入れてくれるわけですね。。。。

んでもって、このスピンオフがどれも楽しかった!
いつもはサチさんの目線で一家が描かれるんだけど、
今作はその話の登場人物目線で描かれる。
だから、サチがわからなかったであろう当人の気持ちが今
改めて明らかにされたり、
メインではない人物たちのこそこそした話なんかも入ってきて、
いつもは見られないところを十分に楽しませてくれました!
楽しかったーっ!!

次回作はいつもの春夏秋冬バージョンですよね?
毎年4月に再会できるのを楽しみにしてまーすっ!!



 
   
オール・ユー・ニード・イズ・ラブ
東京バンドワゴン 9




2014/5/3 読了




内容(「BOOK」データベースより)
古書店を舞台にした青の出演映画が公開になり、相変わらず賑やかな堀田家。中学3年生になった研人はますます音楽に夢中。なんと「高校に行かずにイギリスへ渡る」と宣言!さて堀田家の面々の反応は…?勇気を持って人生に立ち向かう人々を、「LOVEだねぇ」の心意気であたたかく包み込む、待望の最新作!老舗古書店“東京バンドワゴン”に舞い込む謎を、大家族の堀田家があふれる人情で解決する人気シリーズ、第9弾!




毎年この時期に発売される、「東京バンドワゴン」シリーズの新作・・
楽しみにしてました!
前年に発売された前作が、スピンオフの短編集だったため、
余計に待ち遠しかった!
喜び勇んで読み始めました。

相変わらずの堀田家。
いろいろとありますが・・・また新しい面々が・・・
もう、相関図がパンパンになってきてます!(笑)
今作では、木島さんのファミリー登場・・・ですね。
勘一の病・・・と、心配なこともありましたが、
最後はいつもの大団円。
堀田家の居間から一人欠けるのか・・・?とヒヤヒヤしたけど、
温かいみんなの言葉で、考え直してくれたようだし・・・
一安心です。

近い身内より、遠い他人の言葉のほうが素直に聞ける・・
うん、わかる気がする。
堀田家には、そういう「遠くて近い他人」がたくさんいるからねぇ。
みんな、何があっても大丈夫!って気になります!

あぁ、また一年後か・・・
楽しみに待ちたいと思います!
みんなと元気に再会できますように、祈りつつ・・・・。



 
   
すべての神様の十月




2014/6/29 読了





内容(「BOOK」データベースより)
榎本帆奈は驚いた。金曜日の夜、行きつけのバーで隣り合ったハンサムな男性は、死神だったからだ。帆奈に召喚されたという死神は、いままで一度も「幸せ」を感じたことがないらしい。なぜなら「幸せ」を感じた瞬間、死神は…(幸せな死神)。池内雅人は貧しかった。貧乏神に取り憑かれていたのだ。ツキに見放された人生だったが、そんな人生を自ら「小吉人生」と称して楽観視していた。一方、貧乏神には雅人に取り憑かなければならない“理由”があった。なぜなら雅人が並々ならぬ…(貧乏神の災難)ほか、4篇。神様たちの意外な目的が胸を打つ短篇集。




この世には、八百万(やおよろず)の神様がおりまして・・・・
そんな神様と関わる人間たち、
そして、神様たち本人のお話・・・でございます。

私は無宗教だし、都合のいい時しか神様にお願いしないという人間ですが、
さすがにこんなことがあったら、信じるかもーっ!!(笑)
面白かったのは、オレって、ついてないんすよねぇ・・・って人に、
実は貧乏神がついていて、
その理由ってのが、「強運の持ち主すぎるから、人生が狂わないように、
調節してやってたんだ・・・」って話。
そんなことまでやってくれるのね!(笑)

しかも、貧乏神と福の神・・・とかのコンビプレーもあったり、
自分が神様って忘れちゃってた神様とか、
もう、いろいろあって面白い!(笑)
私は全部好きでしたよ。

気づいてないだけで、実は導かれてたりするのかしら・・・?って思うと、
ふっと後ろを振り返りたくなってしまった。(笑)
・・・いないと思うけどね。(笑)
でも、なんかうまいように事が運んだり、逆に上手くいかなかったり、
何かの力が働いてるんじゃ?って思いたくなることって、あるよね?
あるんだよねぇ・・
いるのかなぁ・・・?(笑)

こういうオムニバス、楽しいですね!
短編集で、一気読み必至です。




 
   
モーニング




2014/7/18 読了




内容(「BOOK」データベースより)
大学時代の親友である河東真吾の訃報に接した私。葬儀のため福岡に集まったのは、同じ大学でバンドを組み、四年間一つ屋根の下で共同生活を送った淳平、ヒトシ、ワリョウ。葬儀を終え、それぞれの家へ、仕事へ戻ろうとしたとき、今は俳優となった淳平が言った。「この車で一人で帰って、自殺する」。何故?しかもこんなタイミングで?思いとどまらせるために、私たちは明日の仕事を放り投げ、レンタカーで一緒に東京まで向かう決意をする。「自殺の理由を思い出してくれたら、やめる」。淳平のその言葉に、二十数年前のあの日々へと遡行するロングドライブが始まった。それは同時に、懐しい思い出話だけでは終わらない、鍵をかけ心の奥底に沈めた出来事をも浮上させることになっていくが…。




小路さんの新刊情報を見て、おや、このシリーズ物は知らんぞ・・?と思い、
早速第一弾を借りてまいりました。

大学時代からの仲良し5人組のダイたち。
その一人・真吾が事故で死んだ・・
あんなに仲が良かった5人は、実は「あるとき」から5人揃って会ってなかった。
まさか、再結集するのが、葬式とは・・・というところから始まり、
式が終わって、さぁ、それぞれの場所へ帰ろうか・・・ってときに、
淳平が「これから自殺する」と言いだす・・・
何とか思いとどまらせようと、
九州から東京までのロングドライブが始まる・・ってわけです。

冒頭に、せっかく集まったのに、これでサヨナラか・・・
そうね、それぞれの人生があるもんね・・と思った私。
なんと、それが「キモ」だったようです。(笑)

「自殺したい理由をオレたちが思いだしたら、考え直せ」と仲間たちは言い、
道中、共に暮らした時間を振り返るんだけど・・
忘れてたこと、忘れようとしていたこと、新たに知ること・・・
いろんなことを語り合いながら、ダイは「淳平の想い」に気づく。
そして、全員で迎えた朝・・・

私、このタイトルは「朝」の「morning」だと思ってたのよ。
だけど、表紙をよく見ると、「mourning」って書いてある。
礼服の「モーニング」の方だったのね。
「哀悼」や「喪に服す」などの意味がある「モーニング」の方だったんだ。
それに気づくと、この長い道のりの真相に納得します。
もちろん、最終的に「朝」の「morning」もかかってきてるけどね♪

大切な時間を過ごした仲間。
その中の一人との別れ、そして生き続けていく者たち・・・
なるほど・・・という感じです。
しかし、家で待ってる奥さんたちは、
「葬式帰りに何してきてんのよ!」ってご立腹かも・・・(笑)

最後の淳平の告白には驚きましたし、
そこは、蛇足では・・・?って気もしなくはないけど、
ここまでする淳平の想いを考えると、それもありき・・・かもって感じですね。

気になるのは・・・ダイが「アイツ」にした「最後の仕置」です。
何をしたんだろう・・・?
明記されてなかったけど、よっぽどのことだよね?
知りたいような、知りたくないような・・・(笑)

続編が2冊出ております。
どんな風に話が続いていくのかな?




 
   
コーヒーブルース




2014/8/5 読了




内容(「BOOK」データベースより)
1991年、北千住の洋館を改装した「弓島珈琲」。店主の僕(弓島大)はかつて、恋人の死に関する事件に巻き込まれた。その時関わった刑事の三栖は、今では店の常連だ。近所の小学生の少女から、いなくなった姉を探してほしいと頼まれた僕。少女の両親は入院と言い張り、三栖も何かを知るようだが、事件性がないと動けない。そんな折り、麻薬絡みで僕の恋人を死に追いやった人物が出所。事態は錯綜するが、店の営業も中学生の少女探しも続けなくてはならない…。紫煙とコーヒーの薫りが漂う“弓島珈琲”。中学生の少女捜しが一転、麻薬絡みの騒動へ。




「モーニング」の続編・・ってことで、
あの4人が出てくるのかと思いきや・・・
4人の中の「ダイ」という人がメインのお話でした。
しかも、「モーニング」のときより、時間が遡って、30代になっておりました。

どうやら、「事件を引き寄せちゃう子」らしいダイ。
若いころ、仲間たちと、ある女性の復讐をしたことに始まり、
その後、付き合った女性をクスリで失い、
犯人と疑われて逮捕されたり・・・・と、まぁ、波乱万丈。(汗)

今回も、「持ち込まれた事件」に巻き込まれていくわけですが・・・

まわりの人に恵まれてるね、ダイは。
一人ではきっと、最悪のパターンになってたと思う。
だけど、苦しいオチだったなぁ・・・



ネタバレです・・・。



確かに、娘を失ったことは辛いと思う。
だけど、「クスリにハマってしまった娘に気づかなかった恋人」=ダイを
そんなに恨まなくてもいいやん・・・。(涙)
ダイも苦しんだんだよ・・・
悪いのは、クスリを売りつけてハマらせたヤツだし、
ダイは悪くないじゃん・・・
一生、ダイはこのことを背負って生きていかなくちゃいかんのだね・・・
なんか、切ないっす・・・。(涙)

まさかまさかの、関係ないと思ってた事件が最後には結びついて、
見えない敵に慄く・・・って感じでしたけど、
今後もこの喫茶店で、ひそかに生きていくわけですな。
続編ではどんな事件に巻き込まれるんだろ・・・?
また図書館で借りて読んでみようと思ってます!




 
   
ビタースイートワルツ




2014/8/28 読了




内容(「BOOK」データベースより)
2000年、北千住の“弓島珈琲”。店主の私(弓島大)を過去の事件から救ってくれた恩人で、常連客でもある三栖警部が失踪。三栖さんからとおぼしきメールには“ダイへ”とだけ。私と常連の純也は、早速探索に乗り出す。一方、私が過去に巻き込まれた事件に関わることになったあゆみは、女子大生となり、“弓島珈琲”へ出入りする。そのあゆみが、親友と連絡が取れないというのだが…。




シリーズ第三弾。
ダイさん、40代に突入です!(笑)

なんと、前作の「コーヒーブルース」で救いだした中学生のあゆみちゃんが
もう大学生になっていて・・・
で・・・ダイさんに恋してるとさ!
そっか・・・・「モーニング」でダイさんが言ってた「いい感じの子」ってのは、
あゆみちゃんのことだったか・・・
しかし、17歳の年の差・・・
ちょっと引き気味のダイさんだけど、周りが放っておかないようなので・・・
そのうちくっつくかな?

今作は、ダイの家に居候している刑事・三栖さんが消息不明に・・・という、
なんとも危ない話から始まりまして・・
友情や親子の物語でございました。
ちょっと、悩む時間が長すぎて、「早くたどり着いてよ…」って
焦らされすぎた感は否めないものの、
「弓島珈琲」に集まる面々の暖かさやチームワークの良さは
相変わらずというか、増してるというか・・・
気持ちいいくらいでしたね。

だけど、時間は確実に過ぎてるわけで・・・
丹下さんもだいぶお年だし、刈田さんも病だし、
いつまでも続かないよね、このシリーズは・・・
とにかく、ダイとあゆみちゃんの結婚までは描いていただきたい!




 
   
ナモナキラクエン




2014/9/4 読了






内容(「BOOK」データベースより)
「楽園の話を、聞いてくれないか」そう言いかけて、父さんは逝ってしまった。山、紫、水、明と名付けられた僕らきょうだいと、一通の手紙を遺して。僕たちの母親は、4人とも違う。手紙には、それぞれの母親について書いてあった。「必要があると考えるなら、会ってこい」なぜ父さんは、結婚離婚を繰り返し、僕ら「家族」を作ったのか。一夏の旅の果てに明らかになる真実とは…。鮮烈な結末が胸を打つ、ビタースイート家族小説。




「楽園の話を、聞いてくれないか」・・・と言った途端、死んでしまった父。
父が遺したのは、母親の居所・・・
4人の兄弟は異母兄弟。
それぞれの母に会う旅へ出かける・・・という話。

途中、父親の出生について明らかになったとき、
もしかして・・・・と思った。
それぞれの「母親」との再会でも、なんとなく感じていた・・
やっぱり、そういう「真実」だったんだわ・・・
ここ、大オチなんで、書くことは控えますが・・・・

「楽園の話を、聞いてくれないか」と言っていた父は、
長男のサンには全部話すつもりだったんだろうな。
大人になったサンには・・・・ってね。
サンは、父の想いを受け、これから兄弟を守って生きてくだろう。
いや、それだけじゃない、
父の「想い」も引き継いでいくかもしれないね。
ここを「ナモナキラクエン」に・・・。

それにしても、愛情たっぷりに父親が育てた4兄弟。
だけど、やっぱり「欠けた」部分があるから、
それぞれにちょっと変わってる感じだったよね・・・
でも、それを補うように、一生を出会いをしていて、
かけがえのない人と、これから幸せになっていってほしい・・。
父だけでなく、同じ思いの優しい人たちがそばにいてくれるしね。




 
   
スターダストパレード




2014/10/28 読了






内容(「BOOK」データベースより)
傷心の元暴走族ヘッドが、言葉を失った5歳の少女と逃避行―星屑のようなささやかな僕たちの光。『東京バンドワゴン』の著者が描く極上のハートフル・ミステリー。




ちょっと薄めのソフトカバーの作品。
気軽にサクサクー!と読めちゃいました。


出所した日、自分を冤罪で刑務所に入れた刑事が待っていた・・・
そんな始まり。
で、「この子を連れて逃げろ!絶対守れ!」と言われ、
ハーフで声が出せない少女・ニノンを押し付けられるんだけど・・

無理矢理だわーっ!
自分を陥れた男の言うこと、何で聞くん?って思うけど、
・・・従わざるを得ない「負い目」があるんだよ、このマモルくんには・・(汗)
まぁ、だからといって、刑事が「腹いせ」で刑務所送りにしちゃ、
いかんと思うんだがね・・・

ま、そんなこんなで、刑事の元妻がいる三重県までの逃避行・・・
途中、追われてるんだか、楽しんでるんだか・・の
比較的ノンキなロードムービー風で・・・
緊張感があまり感じられないんだよねぇ・・

ニノンという少女を連れて逃げる理由は、
まあ、なんとか理解はできたものの・・・
ホントに「目撃者」なのならば、
そんな権力をお持ちの人なら、早々に「始末」するだろうし、
こんな呑気なことにはならんだろう・・って気がして・・・
とにかく、設定はデカイのに、イメージにそぐわないっていうか・・

時代設定を「今」ではなく、ちょっと昔にしたのは、
携帯とかネットとかあると、最後の「ネタ」が
早々にバレてしまうから・・・かな?
写メ送れば、正体はすぐにわかっちゃうもんね。(汗)

公安まで巻き込んで、最後は丸くおさめてましたけど・・・
たぶん、この刑事とマモルくんの「シリーズ化」のために、
パイロット版的な感じなんじゃないかな・・・?って気がした。
今後も、この二人で物語が作れそうな気がするしね。