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 朱川湊人 

下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
他にも読んでますが、機会があったら記載します・・かも・・・。

無限のビィ わたしの宝石





   
無限のビィ




2015/5/9 読了






徳間書店



内容(「BOOK」データベースより)
小学生の信悟は念じるだけでモノを操れる不思議な力の持ち主。新しく赴任してきたとびきり美人の水島先生の手に触れて慌てた。あれ?痺れが走ったような気がしたのだ。その日をさかいに信悟の周囲で不可解な事件が立て続く。悲劇の連鎖はいつしか町全体を呑み込みはじめた。歴史的大惨事となった脱線衝突事故から10年。相次ぐ異様な殺人。ふたたび悪夢が訪れる。昭和の下町を舞台に描く、直木賞作家渾身のノスタルジックSFホラー。




ほんと。660ページ・・・・
長かった・・・・
でも、読んでる最中はそんな風に感じなかったです。
先が知りたくて、ずっと読み続けてしまいました。

名もなき、来た場所もわからない、
自分だけでは生きていけない存在・・・
人に寄生して生きている、「無限のビィ」との戦いの物語・・・。

ビィのすることがあまりにも非情で、
コイツ、一体何者なんだ・・・?ってムカつきなから読んでました。
この人には手を出さないで!って思う人にも手をだし、
最終的に暴走しはじめる・・。
どうしたら退治できるんだ!って思ったら・・・
そういう結末ですか・・・
結末・・・?終わってないから・・・決着はついてないよな・・・(汗)

またどこかで、同じことをしないといいな・・・
ビィだけでなく、エイのその後も気になるところですが・・・
とにかく、追い出された人たちが元に戻れてよかった・・
そこだけは安心しました。




 
   
わたしの宝石




2016/4/14 読了






文藝春秋



内容(「BOOK」データベースより)
女性の前で男性が「さみしい」と口にする時、きっとさみしさは、その瞬間に消えているのです。じんわりと心をえぐる、特別な愛のストーリー6編。




朱川さんの短編集です。

冒頭の「さみしさのマフラー」は、
人の寂しさがマフラーになって見えてしまう女性の話で
どんなオチが待ってるんだろ?と思ったら・・
あぁ・・・わかる・・・って思わされたよ。
人は寂しさを隠して強がって生きてるもので、
そんな寂しさがこっそり見えてしまう人に対する「嘘」は、
本当にドン、いや、ドドン引きしちゃうだろうなぁ・・・って。
この女性は、男の人は寂しいって口にするときその寂しさは消えてるって
好意的に受け取ってるけどさ、
この男、そもそも寂しくなんてなかったと思うぞ?
あなたをひっかけるための方便だよ!
このとき、「あぁ、寂しさが見えてよかった」って思えたんじゃない?
こんな男に騙されずに済んで!

一番好きだったのは、「ポコタン」です。
もし自分がポコタンみたいな容姿で生まれたら・・・と思うと、
申し訳ないけど、遠慮したいな・・・って思うけど・・・
たくさんの愛情に包まれて育ち、
真っ直ぐに生きていったポコタンが、
最後に手に入れた幸せに、拍手喝さいでした!
そして最後の最後の「正体明かし」・・・。
上手いこと遺伝が分配されてて、一安心・・・・(笑)

「マンマル荘」も良かったねぇ・・・
昭和の時代は、本当に人と人が繋がってたなぁ・・・って
しみじみ感じましたよ・・・。

「ボジョン、愛してる」は・・・
まぁ、死ぬ間際まで幸せでいられて良かったねとしか言えん。(汗)
アイドルも、実害がないのであれば、
こんな風に深く思われるのは幸せかもしれんな・・・。

どれも読みやすいバラエティに富んだ作品です。
面白かった。