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 堂場瞬一 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
「鳴沢了シリーズ」は読破してるんですけども。

page.1  
夜の終焉 アナザーフェイス 交錯 沈黙の檻
内通者 ルーキー グレイ 異境
壊れる心 敗者の嘘 アナザーフェイス2 見えざる貌 親子の肖像 アナザーフェイス0
警察回りの夏 埋れた牙 誤断 第四の壁 アナザーフェイス3

page.2  
消失者 アナザーフェイス4 共鳴 誘爆 暗転
十字の記憶 邪心 Killers (上・下) バビロンの秘文字 T
蛮政の秋 バビロンの秘文字 U ラスト・コード バビロンの秘文字 V
特捜本部 二度泣いた少女 黒い紙 社長室の冬

page.3  
錯迷 凍る炎 アナザーフェイス5 高速の罠 アナザーフェイス6 愚者の連鎖 アナザーフェイス7
潜る女 アナザーフェイス8 犬の報酬 身代わりの空 ネタ元
闇の叫び アナザーフェイス9 奪還の日





   
夜の終焉





2012/8/18 読了





内容(「BOOK」データベースより)
二十年前に両親を殺されて以来、世捨て人のように生きてきた真野。ある日、彼が営む喫茶店に現れた少女が事故に遭い、意識不明の重体に陥ってしまう。身元の手がかりは、荷物から見つかった一枚の地図のみ。真野は少女のため、一度は捨てた故郷汐灘を訪れる。北関東のとある街を舞台に贈る(汐灘サーガ)シリーズ、第三弾。




帰省する際、駅の本屋でたまたま買いました。
暇つぶしに・・・と買ったのに、行きの新幹線でガン読み。
慌てて実家近辺の本屋で下巻を購入。(笑)
一気に上下巻を読みました。

だけど・・・シリーズ物だったのねーん・・・・
知らずに第三弾から読んじゃったよ。(涙)
でも、気になりませんでしたけどね。

ある男のまえに現れた少女。
しかし、目の前で事故にあい、意識不明になってしまった・・・
彼女の持ち物から素性を探るため、
帰りたくなかった故郷に戻る・・・・という流れ。

途中から、きっとそうなんだろうな・・・・と思ってたら、
やっぱり・・・でしたね。
上下巻で600ページを超える長作ですが、
じっくりと、この男とともに解き明かしていく・・って感じで、
最後まで飽きずに読みました。

第一弾・第二弾も読んでみようかな?




 
   
アナザーフェイス




2012/8/20 読了




内容(「BOOK」データベースより)
警視庁刑事総務課に勤める大友鉄は、息子と二人暮らし。捜査一課に在籍していたが、育児との両立のため異動を志願して二年が経った。そこに、銀行員の息子が誘拐される事件が発生。元上司の福原は彼のある能力を生かすべく、特捜本部に彼を投入するが…。堂場警察小説史上、最も刑事らしくない刑事が登場する書き下ろし小説。




堂場さんの「警察小説」にしては、
珍しい立場の男が主人公ですね!
妻を亡くし、一人息子を育てるために、
閑職に退いたものの、能力を買われ、誘拐事件に加わる・・というもの。
でも、イマイチ、その大友の「能力」が伝わりにくいというか・・
ハンサムで人当たりがいい・・・というのはわかったけど
そこまで上司に買われてる理由がわからんかった。

事件は・・・
途中から、コイツ怪しいな・・・とは思ってたんですよ。
なので、やっぱりね・・・と思いました。
だけど・・・オマケの設定がねぇ・・・
「だから誘拐できたのか」ってのが、あまりにも切なくて・・・
誘拐された子には、聞かせたくないな・・・と思ってたのに、
大友さん、厳しいわ・・・。(涙)

これはシリーズ化されてるみたいね。
古本で手に入ったら、読んでみようっと!



 
   
交錯




2014/2/17 読了





内容(「BOOK」データベースより)
白昼の新宿で起きた連続殺傷事件―無差別に通行人を切りつける犯人を体当たりで刺し、その行動を阻止した男がいた。だが男は、そのまま現場を立ち去り、そして月日が流れた。未解決事件を追う警視庁追跡捜査係の沖田大輝は、犯人を刺した男の僅かな手がかりを探し求めていた。一方、同係の西川大和は、都内で起きた貴金属店強盗を追って、盗品の行方を探っていた。二人の刑事の執念の捜査が交錯するとき、それぞれの事件は驚くべき様相を見せはじめる。長篇警察小説シリーズ、待望の第一弾。




最近流行りの、追跡捜査班のお話。
警察小説を書く作家さんは、ほとんどこの手を書いてますよね。(笑)

デスクワークが得意な西川と、
足を使って動いてこそ刑事!と思ってる沖田。
この二人はいがみ合いながらも、違う事件を追っていて、
途中から、その二つの事件が「交錯」してきて、
最後は・・・・って話。

・・・んな上手いこといくかね・・・?って感じ?(笑)
ちょっと途中で、笑ってしまったがな。
でもさ・・・無差別連続殺傷してる男を目の前にして、
止めに入って犯人を刺して、その後逃亡した男・・・となると、
ほんと、ちょっとしたヒーロー扱いなわけで、
その人の罪って、「犯罪」として一緒くたにしてほしくないっていうか・・・
ま、逃げずにすぐに自首してくれたら、
こんな面倒なことにはならんかっただろうに・・・って思っちゃうよねぇ・・

これもシリーズ物。
この後も数冊出てますね。
また古本屋で格安で見つけたら、続きを読んでみます。

そうそう・・・
「ジャンピーヤ」を画像検索・・・しちゃいましたよ。(笑)



 
   
沈黙の檻




2014/2/19 読了





内容(「BOOK」データベースより)
十七年前の殺人事件で犯人と目された男・末松は、自らの無実を証明しようともせず、沈黙を守り続けていた。ある日、末松が何者かに襲われ、警護を命じられた刑事の氷室は、彼が何かを隠していると確信し、独自に調べ始める。そして、末松の共犯だという男が殺された―。「容疑者」に甘んじる男の心の謎をめぐる物語。




ズドン!と分厚いっす。(笑)
好みの分厚さなので、買っちゃいました。

人格者とされる男が、ある犯罪について口をつぐんでいたら・・・
それは、間違いなく「何かを守るため」ってわかるよね。
だから・・・きっと、んなことだろうなぁ・・・って思ってました。
ったく・・・
殺した男を探すのも仕事だろうけど、
殺された男のことをちゃんと調べるのも仕事だろ?って言いたいよ。
ちゃんと当時調べてたら、
いろいろと見えてきたんじゃないのん・・・?
時効になってなかったかもしれんやん・・・
ちゃんと捕まえてあげてたら、こんなことにならんかったかもしれんやん・・・。

今作のオチは、ちょっと納得いきません。
気持ちはわかるよ。
死に際の思いを貫いてあげたい気持ちは。
だけどさ・・・
それを刑事がやっちゃダメっしょ。
やるなら刑事は辞めるべきだと思いますね。
それに、あの若者は、こんな重たい荷物、抱えて生きていけるとは
到底思えないんだけどなぁ・・

それに、「殺してしまった理由」ってのが、イマイチねぇ・・・
サラーっ・・・と流されてしまってるけど、
そんな風になるかなぁ・・・?って思っちゃって。
うーん・・・
なんか、モヤモヤ・・・とした気持ちの読後感でした。



 
   
内通者


内通者

2014/3/26 読了




内容(「BOOK」データベースより)
千葉県警捜査二課の結城孝道は、護岸補強工事に絡む贈収賄事件の内偵中に、最愛の妻を病気で失ってしまう。彼は、ひとときでも悲しみを忘れようと捜査に没頭するが、いわれなき告発により、自らの立場は揺らいでいく。そんな中、唯一の肉親となった一人娘から助けを求める連絡が入り…。結城は刑事として、そして父親として、犯人と対峙していくが―。




捜査二課の刑事が建設関係の贈収賄事件を追っていて、
いつしか流れが変わっていくわけですが・・・

最初、家族の話を結構盛り込んでくるので、
「事件と関係ないじゃん」と思って
邪魔くさいわ・・・くらいに考えていたのに・・・
後半はそっちがメイン、ってか、
終わってみたら、そっちの方が始まりだった・・・というもので、
驚いたっちゃー驚いた。

でもね・・・
ヒントが多すぎなんですよ。
あ、ってことは、この人が・・・と簡単にわかっちゃうし、
きっと、関係は○○なんだろううな・・・・とか、
刑事だけに、○○だから、そうしたんだろうな・・・とか、
どんでん返しはほとんど無しと言ってもいいくらい。(汗)

しかし、さすが人気作家。
とはいえ、途中で栞を挟む気にさせない、
一気に読ませる力はすごくて、
夜の11時に読み始め、
結局深夜2時まで没頭して読了しちゃいましたもん。
上手いよね、ほんと。

警察小説作家さんではあるけど、
この小説は、家族小説・・・って感じでしょうかね。

捕まった「カレ」が、その後また危害を加えないといいな・・・と
願うばかりでございます・・・。




 
   
ルーキー 刑事の挑戦・一之瀬拓真




2014/6/2 読了




内容(「BOOK」データベースより)
一之瀬拓真、二十五歳、交番勤務から千代田署刑事課強行犯係に転属した新人刑事。管轄はビジネス街―このエリアは窃盗犯中心だと聞いたが、初日から殺人事件が起きる!被害者に恨みをもつ人物はなかったが、不審な入金が発覚し、捜査陣は色めきたつ。一之瀬は教育係の藤島の薫陶の下、第一歩を踏み出す。新シリーズ、始動!文庫書き下ろし。




堂場さんの新シリーズですね。
新人刑事の物語です。

交番勤務を終え、所轄の刑事課に配属になった一之瀬。
ゆっくり仕事を憶えていけばいいさ・・・という感じだったのに、
早速殺人事件が起こり、実践を通しての学習が始まる・・・ってわけです。

この話は、「成長物語」のほうが多め・・・かな?
事件そのものは、一之瀬の成長とともに明らかになっていくんだけど、
事件の謎より、一之瀬の成長を見守る・・って感じですね。

今時の若者・・・とは言えないくらい、しっかりしてる一之瀬。
こんだけしっかりしてるなら、心配はないかな・・・・と思う。(笑)
オッサンオバハンからすると理解しがたい言動もほとんどないしね。

それと、上司のイッセイさんがいいですね。
こんな優しい先輩についてもらえたことを幸せに思わないといかんです。
だからこそ、のびのびと成長できたと思うし。

まだまだ「若気の至り」な部分もありますが、
刑事としては有望な一之瀬くんの今後を見守っていきたいですね。
次作も文庫書き下ろしかな・・・?
楽しみです。

これも映像化されそうな気がしますね。
一之瀬役は誰がいいかなぁ・・・なんて妄想しつつ、
読んでおりました。(笑)




 
   
グレイ




2014/7/3 読了




内容(「BOOK」データベースより)
著名な経済評論家・北川啓が主宰する「北川社会情報研究所」。日々の暮らしに汲々としていた大学二年生の波田は、街頭調査のバイトで見込まれ、破格の待遇で契約社員になる。それが運命を大きく狂わせる一歩だとは知らずに…希望に満ちた青年を待ち受ける恐ろしい罠。潰すか、潰されるか。孤独な戦いが始まる。警察小説の旗手が挑むピカレスク・ロマン。




なんともまぁ・・・
読み終わったら、いろんな格言が頭に浮かぶ。
「うまい話にゃ裏がある」とか、
「溺れる者は藁をもすがる」とか
「欲にまみれる」とか・・・
とにかく、一人の青年の転落・・いや、目覚め・・?のお話。

貧乏学生が日給10000円というバイトに手をだし・・・とこから始まります。
何だろうね、この無防備さというか、バカ正直というか、単純というか・・
速攻で「目をつけ」られたわけだよ。
しかもさ、相手の誘導に見事に引っかかっていく様は、
もう、呆れるというか・・・
人の忠告を聞かず、環境の変化に身をゆだね。
あっという間に飼いならされていく青年・・

でも、ある事件に巻き込まれ、痛い目を見るわけですが・・・
フツー、ここで目を覚ましません??
ってか、「オレもバカだったよな。痛い目見たけど、勉強になったよ」と
割り切ったり、前を向いたりしません??
コイツはちゃうねん。(笑)
なんと、陥れたヤツを追い込んでいく・・・という。
しかもこれがまた、進む、進む!(笑)

最初から思ってたけどさ・・
結構いろんな能力とか才能をお持ちでしょ、この青年。
使い方次第では、真っ当な道で成功しただろうに・・
となると、「貧乏じゃなかったら・・」ってとこに戻るわけで・・・
で、最後は新たなる野望を持って、黒い道へと進んでいくのさ・・

白から黒へ・・
グレイゾーンな犯罪に巻き込まれたところで白に戻れたかもしれないのに・・
自ら黒へと進んだ青年・・
どうなっていくんだろう・・・?
見たいような、見たくないような・・・(汗)




 
   
異境




2014/7/21 読了




内容(「BOOK」データベースより)
一匹狼の新聞記者甲斐昭人と女性刑事浅羽翔子が追う謎の失踪事件―。本社社会部から追われた甲斐は横浜支局に着任早々、失踪した後輩の行方を追うことになった。スクープを掴んでいたらしい彼の足跡を辿るうちに、警察内部の腐敗した実情と謎の外国人犯罪集団の存在に行き着く。そしてその二つは繋がっていた…。情報の鍵を握っているのは、潔癖さゆえ県警内で孤立している女性刑事翔子。「組織の人間としてじゃなくて君個人の正義感。正しいと思ったことをやるべきだと思う」手がかりはブラジル国花のピアス。巨大な組織を相手に二人の孤独な戦いが始まる…。




上司と反りが合わず、たてついて横浜支局に飛ばされた新聞記者・甲斐。
赴任してすぐ、職場の同僚が失踪・・・
気になる甲斐は、一人で調べ始めるが・・・というもの。
嫌われ者・・っていうか、自ら好かれようとしない甲斐に、
唯一馴れ馴れしくも話しかけてくれた「二階」という若い記者の行方が
知れなくなり、「何か」を感じて動き始めるんだけど、
どうも、誰も本気で探さない・・っていう感じなのよね。
で、むきになって一人走り始めるのよ。

その、「探そうとしない」のには理由があったわけで・・
まぁ、途中で、んなこったろーとは思いましたが、
なんだろうな、警察はわかるけど、新聞社もあんまり探そうとしないってのが
イマイチ納得いかんっていうか・・・
「アイツは秘密主義だから、一人でネタ追ってるんだろ?」って
あんまり気にしなさすぎっていうか・・・
甲斐が食いつかなかったら、
最後まで見つからなかったかもしれないでしょうに。

気になったのは、この作品は「コンビ物」っていう売りらしいこと。
女刑事と新聞記者が事件に立ち向う・・って感じに書いてあるけど、
べつにコンビって感じじゃないし?
記者一人で動いてて、
ときどき協力してる女刑事・・・ってくらいだよね?
そこがねぇ・・・引っかかるというか・・・

あと、どういうことだ・・・?っていうのが長すぎて、
ちょーっとダラけたかなぁ・・・ってとこもあります。
読後感は、「疲れた」・・って感じでしょうか。




 
   
壊れる心
警視庁犯罪被害者支援課




2014/8/14 読了




内容(「BOOK」データベースより)
私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。正解も終わりもない仕事。だが、私だからこそしなければならない仕事―。月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っこんだ。死傷者多数、残された家族たち。犯人確保もつかのま、事件は思いもかけない様相を見せ始める。




堂場さんの新シリーズらしい。
文庫書き下ろしです。

犯罪被害者支援室っていうのが、本当に存在するらしいですね。
犯罪が多様化、凶悪化していて、
こういう役割の部署が必要になってきてるんだろうなぁ・・

今回、支援課の人が担当する案件は・・・
通学中の小学生たちの中に車が突っ込んで
子どもたちや、妊婦さん、サラリーマンが死亡するという痛ましいもの。
主人公は、妊婦さんの夫を担当するんだけど・・・

確かにね、「2人」失ったも同然だもんねぇ・・・・
すぐに受け入れることは難しいだろうけど・・・
かなり難しい人でしたよね。
大変だなぁ、こういう仕事は・・・って思ったよ。(汗)

そして、時間とともに明らかになっていく事実・・・
「単なる事故ではなかった」ということで、
大変なことになっていっちゃったわけだけど・・・

主人公の過去を、散々引っ張っておいて、
結構サラーっと短めに告白されまして、
なんか、肩すかし・・・な気もしちゃいましたけど、
後々、「彼女」とはどうにかなっていくのかな?
そんな風に別れて、だけど仕事では関わって行かなくちゃいけないなんて、
いつまでも変に引きずっていきそうで・・
なんか、モヤモヤしちゃう関係ですな。

新シリーズらしいので、今後もまた読めるのかな?
題材としては果てしなく作れそうな「課」なんで、
楽しみに待ちたいと思います。




 
   
敗者の嘘 アナザーフェイス 2




2014/9/13 読了




内容(「BOOK」データベースより)
神保町で、強盗放火殺人事件が発生。容疑者にスポーツ用品店店長の渋谷が浮上する。だが、任意捜査の最中に渋谷は自殺。翌日には真犯人を名乗る女性弁護士・篠崎優が出頭する。混乱する特捜本部に、かつての上司・福原の命令で、育児のため一線から外れた刑事総務課の大友鉄が加わるが…。「アナザーフェイス」シリーズ第二弾。




「アナザーフェイス」第2弾。
ある男が放火殺人を起こし、その後自殺・・・
すると、女弁護士が「自分がやった」と出頭してきて・・・
大友は、その捜査をすることに。。。って話。

大友の旧友の男女2人が手伝ってくれて、
ありがたいけど、この人たちの将来が不安になったり・・・(汗)
子育て第一の大友だけど、
能力があるだけに、もどかしいよね・・・

最終的にたどり着いた真相は・・・
ホロ苦いもので・・
この真相を女弁護士さんに伝えるのは、ちょっと酷かもなぁ・・(涙)
だけど、それを乗り越えて成長してほしいもんです。

展開っていうか、オチはあらかた見えてるのに、
変に回りくどい展開で、ちょっとイラついたかなぁ・・・?
だけど、舞台が立川になり、
自分のテリトリーが描かれてると、
ちょっと入り込んでしまったり・・・(笑)でした。





 
   
見えざる貌 刑事の挑戦・一之瀬拓真


見えざる貌 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)

2014/9/




内容(「BOOK」データベースより)
皇居周辺でジョギングを楽しむ女性が立て続けに襲われる。被害者にランナーである以外の共通点はなく、通り魔的な犯行と考えられた。皇居周辺は千代田署と半蔵門署で管轄を分割しており、一之瀬は同期の半蔵門署刑事課・若杉と共に警戒にあたるが、第三の事件が発生。女性タレントが襲撃された。二人は彼女の警護を担当する。




ルーキー一之瀬シリーズの第2弾ですね。
今回もいきなり文庫書き下ろしです。

このシリーズは、無駄に分厚いんですよねぇ・・・(汗)
事件に関しても、最初の段階で
被害者がなんかおかしい・・・ってのはわかってたし、
で、いきなり急展開で犯人が出てきて・・・
まぁ、被害者に全然同情できない感じとか、
全体的に感じ悪い・・っていう雰囲気で、
読み終わるのに結構苦労しました。(汗)

途中起こった爆弾事件・・・?
今後何か展開があるんですかね?
父が・・・?と心配している一之瀬だけど・・・
そんな大変な話に発展するのかしら・・・?
この事件もあんまりにも突発的で、しかも消化不良・・・っていう、
どーも気持ちのいい終わり方ではなかったな・・

きっとまた第三弾が出るとは思いますが・・・
もーちょっとスッキリさせてほしいかな?
ま、新人くんが主人公なんで、そうスパスパ!と進まないってのは、
わかってるんだけど・・・
それだけではない無駄さを感じるんだよねぇ・・・(汗)




 
   
親子の肖像 アナザーフェイス 0




2014/10/13 読了




最愛の妻を失った大友鉄をめぐるアナザーストーリー
初めて明かされる「アナザーフェイス」シリーズの原点。捜査一課の仕事と子育ての狭間で新たな人生のスタートを切った大友鉄--。人質立てこもり事件の表題作ほか、若き日の大友鉄の活躍を描く、珠玉の6篇!




堂場さんの人気シリーズ「アナザーフェイス」のエピソード・ゼロ的な作品。
「アナザーフェイス」といえば、シングルファザーの警察官が主人公ですが、
今作は、まだ奥さんが存命だったころから、
息子が生まれ、育っていき、奥さんを失うまでが描かれています。

妻の支えで捜査一課の刑事として頑張るぞ!っていう姿や、
息子の成長のときどきに立ち会えなくとも、
家族を守るために必死に働く姿、
そして、あまりにも大きすぎる存在を失ってしまった姿・・・
それが、6編の短編で描かれています。

とっても出来た奥さんだったみたいで、
本当に惜しい人を亡くしたんだな・・・って思ったよ。
立ち直れないんじゃないかって思えるくらいの存在だったけど、
守るべき息子、才能を認めて行く末を心配してくれる上司、
そして、娘を失ったにもかかわらず強く厳しく支えてくれる義母・・・
そういう環境にあることが、ありがたいよなぁ・・・

大友っていう男をより知ることができる一作です。
まだ読んでない「アナザーフェイス」シリーズも、早く読まなくちゃ!って
気持ちにさせられました!




 
   
警察回りの夏




2014/11/22 読了





内容(「BOOK」データベースより)
2児殺害事件発生!犯人は、消息不明の母親か?若手記者・南が新聞記者の矜持と己の野心を懸けて奔走する!現代社会を浮き彫りにする、渾身の書き下ろし事件小説。




長かった・・・(汗)
500ページ強なんで、結構時間がかかりました。

地方に転勤になってる新聞記者さんは、
いつか本社に戻りたい!って思ってるんだろうね。
で・・・主人公も、「功を焦ってしまった」・・・わけだ。
で、「誤報」をうってしまう・・・・
栄転どころか、処分対象・・・
こりゃ、お先真っ暗・・・なわけだけど・・・

どう考えても腑に落ちん・・・・
で、自分がハメられたのでは・・・?て調べ始めるわけだ。
一方で、新聞社側も、誤報に対する調査委員会を立ち上げ、
真実を調べ始めるんだけど・・・

ほんと、こんな「陰謀」に巻き込まれて、大迷惑だよね!
確かに「裏」を取らなかった記者が悪いんだけどさ、
そんなんが蠢いてたら、結局ハメられてただろうし・・・

最終的に一矢報いたけど・・・
ヤツは懲りてないと思うぞ・・・?(汗)
ま、これを教訓にして、しっかりと真実と向き合う記者でいてほしいと
願っております・・。




 
   
埋れた牙




2014/12/14 読了





ベテラン刑事の瀧靖春は、自ら願い出て、警視庁捜査一課から生まれ育った吉祥寺を管轄する武蔵野中央署に移った。ある日、署の交通課の前でうろうろする大学時代の旧友、長崎を見かける。事情を聞くと、群馬から出てきている姪で女子大生の恵の行方がわからなくなっているという。新人女性刑事の野田あかねの“教育”もかねて、まず二人だけの「捜査」を始めると、恵の失踪は、過去の未解決事件へとつながっていった――。「ここも、特別な街じゃないんだ。どんな街にも、一定の割合で悪い奴はいるんだよ」
都市でもなく、地方でもない――この街には二つの水流がある。「住みたい街」として外部を惹きつける、上品な水流。だがその下には、この地で長年暮らしてきた人たちが作った土着的な水流がある。
「私は、この街の守護者でありたいと思っている」
愛する街とそこに住む人々を守るために――「地元」に潜む牙に、独自の捜査手法で刑事が挑む、異色の警察小説が誕生!




結構ズッシリと重めの作品だけど、
読み始めるとスイスイ・・・でした。

父親の病をきっかけに、地元に戻ってきた刑事・瀧。
ある日、知り合いに「姪っ子が行方不明」と聞かされ、
新人の部下ともに調べ始める・・・って話なんだけど・・・

吉祥寺をまた丁寧に描かれてまして・・・
ってか、瀧さん、ちょっと背負いすぎ・・?(笑)
「オレが吉祥寺の守護者になる!」って・・・
まぁ、その気持ちを持って頑張ってくださるのはいいんだけど・・
そんなに気張ってくれなくてもええよ・・・って言いたくも・・・(汗)

さて、その20歳の女性の失踪事件ですが・・・
捜査とともに真相が見えてくるんだけど、
各章の冒頭で、ある女性が描かれてまして、
ははーん・・・・そういうことね・・ってのは、わかっちゃいます。
あとは、どんなふうに救いだすのか・・・・だよね。
偶然が重なって・・・・な気もしなくはないけど、
無事で何より・・・でした。
ただ、もっと根深い事件でございまして・・・
金や権力があると、苦しみから楽に逃れる方法を見つけちゃうのね・・・と
胸が痛くなっちゃいました・・・

吉祥寺シリーズ・・・とかになりますか・・・?
部下のあかねの未熟さも気にはなりますし、
シリーズ化もあり・・・・かもしれないですな。




 
   
誤断




2015/1/12 読了





内容(「BOOK」データベースより)
自分が勤める製薬会社の製品が、相次ぐ転落死亡事故に関わっている?副社長直々に調査を命じられた槇田は、各地の警察に赴き、密かに自社製品の使用履歴を調べる。経営不振で外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だった。槇田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるが、そこに過去の公害事件が再燃してきて…。警察小説の旗手が挑む、企業に人生を捧げた者の闇。




薬剤会社の「ミス」による「事故」・・・
しかし、まだ誰もそのことに気づいていない・・・
「隠蔽」の指示を受けた若き社員、
そして、40年前の事件隠蔽までつながっていく・・・
そんなお話ですが・・・

この会社、腐ってるよね。
いくら上司の命令に背けないつったって、
こんな仕事、絶対ヤダよ。
自分もストレスでやられるわ!!

一回だけならまだしも・・・・いや、一回でもいかんけどさ、
実は40年前にもやってやがった・・・と。
そのときうまくいったから、今回も・・・ってことか?
懲りてない。

最終的に、「身内」に被害者がいたことが大きかったよね。
そして、復讐=潰すこと・・・ではないってのは良かった。
だって、間違いを何とかできるのは、
間違った人たちだもん。
それに、そこまでやってこそ・・・・の誠意、謝罪だと思うし。

原因が明確になり、特効薬ができるといいな・・
できれば弁護士さんの命があるうちに・・・・(涙)

警察モノが多い堂場さんですけど、
こういう社会派ミステリもいいですね!





 
   
第四の壁 アナザーフェイス 3




2015/3/4 読了






文春文庫

内容(「BOOK」データベースより)
警視庁・刑事総務課に勤める大友鉄は、かつて所属した劇団の記念公演に招待される。だが、主宰の笹倉が舞台上で絶命。それは、まさに上演されていたシナリオ通りの展開だった。大友は、過去と向き合いつつ、昔の仲間たちを容疑者として取り調べることになる…。「アナザーフェイス」シリーズ第三弾





アナザーフェイスシリーズ第三弾。
いつもは、いやいや捜査一課の手伝いをさせられる大友が、
自ら志願して捜査に入る・・・という話。

この大友さん、刑事になる前に劇団で俳優をやってまして、
その劇団の舞台を見に来たら、殺人事件が起こったのです。
で、「私情をはさまないように」心がけつつ、
捜査をしようとしたんだけど・・・・

まぁ、思い入れが強いんで、
いつもの洞察力はあんまり発揮できず・・・
ダラダラと、また事件が起こってオロオロ・・・の繰り返し。
どこに着地するんだと、若干イラつきつつクライマックス・・・

なんと、結構面倒くさいオチでしたね。
嫌われてたなぁ・・・主宰さん。(汗)
あっけなく殺されちゃったし、
みんな文句ばっか言ってるんで、
全然可哀想な感じはしてこなかったっす。(汗)