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 高田郁 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

八朔の雪 花散らしの雨 想い雲 今朝の春
小夜しぐれ 心星ひとつ 夏天の虹 残月
美雪晴れ 天の梯 あきない世傳 金と銀 1
源流篇
あきない世傳 金と銀 2
早瀬篇
あきない世傳 金と銀 3
奔流編
あきない世傳 金と銀 4
貫流編
あきない世傳 金と銀 5
転流編





   
八朔の雪 みをつくし料理帖




2015/3/10 読了






ハルキ文庫

神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であった。大坂と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・。料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生!



この本の存在は知ってましたが、
手に取ることはなく・・・
今回、雑誌・ダ・ヴィンチに特集されていたので、
古本屋でごぞっと手に入れてまいりました。

いやぁ・・・・なんで今まで知らなかったんだ、私!
すごく面白い!
チャンバラもないし、ミステリー要素もないけど、
一人の女性が頑張ってる姿に心打たれるし、
何より、料理モノってのがいいですよね!
食べてみたくなりますよぉ・・・

親を亡くし、拾ってもらった料亭も火事で焼け、
恩のある大将夫婦について江戸に行ってみたら、
支店は潰れてて若旦那も逃げてて・・・
そうとうな苦しい運命とともに生きてる澪だけど、
江戸で出会った優しい人たちに支えられながら
いつか幸せになれるように奮闘しておるわけです。

澪も魅力的なキャラだけど、
つる屋のご主人、常連さん、お医者さん、長屋の人々・・・
みんないいキャラですよね!
個人的には優しいお医者さんが素敵だなぁ・・って思うんだけど、
澪としては、ミステリアスな常連さんが気になるみたい・・・?

すでにドラマ化されていて、澪役は北川景子だとか。
下がり眉の決して美しいとはいえない澪なのに、
なんでそんな美しい人をキャスティングしたんだか!!(笑)
絶世の美女である花魁役のほうがふさわしいと思うんだけど・・・?

そのドラマの役者さんに脳内変換しつつ、
すでに完結している10巻まで、時間を見つけて読んでいきます。

いやぁ・・・・素敵な時代小説に出会ったわ・・・
こういうの、幸せだよなぁ・・・♪




 
   
花散らしの雨 みをつくし料理帖 2




2015/3/19 読了






ハルキ文庫

元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したはずの料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという。はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい―――。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾!



「みをつくし料理帖」の第二弾。

新しくなった「つる家」に、新メンバー参入・・・
だけど、実は・・・っていう話で・・・
ま、この子は悪くないとしても、大人な対応をしたもんよねぇ・・
私なら、やっぱり態度に出ちゃうもん・・・(汗)
最終的に本当に「仲間」になったわけだけど、
弟が人質状態な気がして・・・落ち着かないわ。(滝汗)

あとは、麻疹騒動・・・
昔は命を落とす病気だったんだもんねぇ・・・
このことで、引っ越しはやっぱりしないってことになるんだけど・・
通いで片道一時間って、結構だよね・・・?
やっぱ引っ越した方がよくないっすか??(汗)

そして、野江ちゃんとの切ない「再会」・・・。
間に入ってくれる又次さんは、本当に太夫を愛してるんだねぇ・・
野江からは澪が見えても、澪からは見えないんじゃ可哀想・・・と思ったけど、
手を出してくれて嬉しかったなぁ・・・
早く元気になってほしいです。
いつか、二人がちゃんと再会できる日がくるといいなぁ・・・

今作も面白かった!
薄めの本だしテンポもいいし、サクッ!と読めますね。




 
   
想い雲 みをつくし料理帖 3




2015/3/23 読了






ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは耳を疑うような話だった―。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第三弾。




ご寮さんの息子=若旦那の行方が知れるかも?な始まりの第三弾。
しかし・・・
とんでもない弟子のせいで、
無実の罪で逃げてる・・・ってことなんでしょうか?
せっかく種市さんが取り戻してくれた簪を・・・
許せん!!
この弟子、いつか痛い目をみるがいい・・・・。

今回、澪は野江ちゃんと対面できましたね・・・
吉原の人たちの粋な計らいで・・・・
いつか、ちゃんと合わせてあげたいなぁ・・・
そして、澪は吉原に「ハモ」の調理をしに行くんだけど・・・
確かに、「女の料理人」はあの時代、受け入れられないんだろうなぁ・・
あまりにもひどい言い様で、悔しかったけど、
確実な仕事で信頼を勝ち得たようで、何より・・・

ふきの弟くんの家出騒動もありましたが、
甘やかすことなく、しっかりと突き放したあたり、
人生の厳しさも感じつつ・・・
今作も満足な一冊でした。




 
   
今朝の春 みをつくし料理帖 4




2015/3/26 読了






ハルキ文庫

月に三度の『三方よしの日』、つる家では澪と助っ人の又次が作る料理が評判を呼び、繁盛していた。そんなある日、伊勢屋の美緒に大奥奉公の話が持ち上がり、澪は包丁使いの指南役を任されて―――(第一話『花嫁御寮』)。戯作者清右衛門が吉原のあさひ太夫を題材に戯作を書くことになった。少しずつ明らかになってゆくあさひ太夫こと野江の過去とは―――(第二話『友待つ雪』)。おりょうの旦那伊左三に浮気の疑惑が!? つる家の面々を巻き込んだ事の真相とは―――(第三話『寒紅』)。登龍楼との料理の競い合いを行うこととなったつる家。澪が生み出す渾身の料理は―――(第四話『今朝の春』)。全四話を収録した大好評シリーズ第四弾!!



みをつくし料理帖第四弾。

今作はいろいろと明らかになりました。

まずは、小松原の正体・・・
両替商の令嬢・美緒との話を交えてきて・・・の、
まさかの「みお」間違い。(笑)
しかし、澪にとっては、
小松原の存在をはっきりと「遠き人」と感じる機会となってしまいました・・・
ま、この時代、身分の違いは大きかったからねぇ・・・
秘める恋・・ですな。
そうそう、ほうき草の実って、とんぶりのことなのね・・・
知らなかったわぁ・・・
あんな面倒なことしないと食べられない食材だなんて・・・知らなかった・・・。

そして、戯作者先生の新作=野江の話・・ってことで、
野江がどんな形で吉原に入ることになったか・・・が明らかになりました。
切なすぎた・・・
記憶喪失でそのまま・・・なんて・・・・
記憶を取り戻したときにはすでに・・・ってことでしょ?
ひどすぎる!!!
又次が殺したくなる気持ちもわかったぜ!!
そして、澪の料理が野江をさらし者にするのを防ぎました・・・
ふぅ・・・・一安心・・

あとは、太一ちゃんの声だよねぇ・・・
早くもとに戻るといいなぁ・・・
あんな愛情に包まれてたら、いつかきっと・・・と思っちゃう。

そして、今年もやってきた、料理番付の季節・・・
今年は登龍楼に勝てるか?と思ったけど・・・
敵のやること、なかなかでして・・・
ま、ここで勝つより、お楽しみはまだ先・・・かな?
頑張れ、お澪坊!!




 
   
小夜しぐれ みをつくし料理帖 5




2015/3/28 読了






ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
季節が春から夏へと移ろい始める卯月のある日。日本橋伊勢屋の美緒がつる家を訪れ、澪の顔を見るなり泣き始めた。美緒の話によると、伊勢屋の主・九兵衛が美緒に婿をとらせるために縁談を進めているというのだ。それは、美緒が恋心を寄せる医師、源斉との縁談ではないらしい。果たして、美緒の縁談の相手とは!?―(第三話『小夜しぐれ』)。表題作の他、つる家の主・種市と亡き娘おつるの過去が明かされる『迷い蟹』、『夢宵桜』、『嘉祥』の全四話を収録。恋の行方も大きな展開を見せる、書き下ろし大好評シリーズ第五弾。




みをつくし料理帖第五弾。

冒頭の話はかなり苦しかったですね・・・

種市の元嫁の登場から、
娘・つるが死んだ理由が明かされていくわけだけど・・
そんな最低なヤツ、死んでしまえ!って思うものの、
種市に殺人の罪を犯してほしくないし、
そんなヤツでも、家族を持って必死に生きてる・・ってなると、
もう、この思いのやるせなさっていうか・・
はぁ・・・
ただね、死んだつるは父の幸せを祈ってるはず。
だから、幸せに生きてってほしいな・・・

そして、また吉原でのお仕事が舞い込んできた澪ですが・・・
その結果、野江ちゃんを垣間見ることに・・・
カッコいいねー!
今度は野江ちゃんサイドの目線の話も読んでみたいなぁ・・
どんな思いでいるのか・・

その仕事のあと、大きなお話を持ち掛けられる澪。
でもさ・・・つる家を思うと、簡単に決められないよなぁ・・・
それに・・
怪我した左手が完治するのは難しいみたいで・・・
はぁ・・・
澪が野江を見受けする・・・っていう果てしない望み・・
叶わないのかなぁ・・・

んでもって、美緒の結婚話が・・・
源斎先生との結婚を夢見てたのに・・・
あれってさ、美緒パパもさ、源斎と澪の雰囲気を見て
コリャダメだ・・・って思ったんだろうねぇ・・・
美緒自身も、そう判断しちゃたんだもん・・・・
澪にその気はなくても・・・源斎にはある・・・ってことか。
どいつもこいつも切ない片思いじゃねーかっ!!(涙)

でも、最後の章は・・・
小松原目線のお話で・・
この人も澪をちゃんと想ってる・・・
それを感じ取った妹ちゃん、何とかしてあげようと動くらしい?
がんばれ!!(笑)
でもなぁ・・・、やっぱ難しいだろうなぁ・・・




 
   
心星ひとつ みをつくし料理帖 6




2015/3/30 読了






ハルキ文庫

酷暑を過ぎた葉月のある午後、翁屋の桜主伝右衛門がつる家を訪れた。伝右衛門の口から語られたのは、手を貸すので吉原にて天満一兆庵を再建しないか、との話だった。 一方登龍楼の采女宗馬からも、神田須田町の登龍楼を、居抜きで売るのでつる家として移って来ないか、との話が届いていた。登龍楼で奉公をしている、ふきの弟健坊もその店に移して構わないとの事に、それぞれが思い揺れていた。つる家の料理人として岐路に立たされた澪は決断を迫られる事に―― 野江との再会、小松原との恋の行方は!?



みをつくし料理帖第六弾。

早速、小松原の妹・早帆さんが動いてくれて!!
なんと、小松原改め、小野寺さんと結婚できる運びに・・・
マジかーっ!!
こんなこと、あるんか!
プロポーズのシーンなんて・・
こっちまで赤くなっちまうぜ!な展開だったのに・・・

そうよね、澪は料理を作ってこそ・・・の人だもんね、
そこを封じられるような家に嫁いで、
はたして幸せなのか?ってことよね・・・
そんな澪を、きっと小松原も一緒にいたら苦しいはず・・・

澪の出した結論は・・・
自分の中の心星は料理だ・・・ってことで、
結婚を断ることにしたみたい・・・。
あぁ・・・なんてこってい・・・
読者の気持ち、上がったり下がったりだよ・・・
苦しいよ・・・(涙)

それとは別に、吉原で店を持てるかも・・?って話も
キッパリと断っちゃったし・・・
どうすんだよ澪・・・
なんか、運命下降線だよね・・・(汗)

でも、ふすま越しとはいえ、野江ちゃんと会話できて・・・・
そこだけは微笑ましかったなぁ・・・・




 
   
夏天の虹 みをつくし料理帖 7




2015/3/31 読了






ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か…澪は、決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い浮かべる澪。天空に浮かぶ心星を見つめる澪の心には、決して譲れない辿り着きたい道が、はっきりと見えていた。そして澪は、自身の揺るがない決意を小松原に伝えることに―(第一話「冬の雲雀」)。その他、表題作「夏天の虹」を含む全四篇。大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、“悲涙”の第七弾。




みをつくし料理帖第七弾。

まさかの・・・・
号泣回でしたわ・・・・

まず、小松原に別れを切り出した澪。
町人側が武家の誘いを断るなんて許されないことだから・・・
全部、小松原がひっかぶってくれたみたいです・・・
みんな、小松原を悪く言って、澪をかばってくれる・・・
関係ない私でも、心苦しくて・・・(汗)

そんな中、澪は小松原が結婚したと聞いてしまう。
すると・・・澪は嗅覚を失ってしまうのさ・・・
まぁ・・・弱いよね、澪は・・・
ここまで読んできて、結構弱めな子ですよ、この子は・・・
だけど、支えてくれる人がたくさんいる!
又次さんが2カ月も泊まり込みで手伝ってくれることになって、
なんとか店は開け続けられたものの・・・
嗅覚が戻らないまま、又次は吉原に帰ることに・・・
しかも、今後の又次レンタルもなくなる・・ってことで、
このまま会えないのかなぁ・・・なんt思ってたら・・・

又次が戻る途中・・・吉原が大火事に見舞われて・・
野江ちゃんを救うため、又次が死んじゃった・・
あーん・・・悲しすぎる・・・
救われた野江ちゃんも、きっと落ち込むだろうなぁ・・・
だけどそばで支えてあげることもできないし・・

でも、このことがキッカケで澪の嗅覚が戻るという・・・・
又次の置き土産かなぁ・・・
遺言は、太夫を頼む・・ってこと。
小松原との結婚を諦めた以上、
こうなったら、マジでアンタが野江ちゃんを見受けするんだ!!
頑張って稼ぐんだぞ!

・・・はぁ・・・それにしても、こんな悲しい展開・・・
立ち直れないわ・・・・




 
   
残月 みをつくし料理帖 8




2015/4/2 読了






ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは―(第一話「残月」)。その他、若旦那・佐兵衛との再会は叶うのか?料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは…。雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。希望溢れるシリーズ第八弾




みをつくし料理帖第八弾。


又次との別れから立ち直れないまま・・・
だけど、早く続きを読みたくてページを捲ります。

つる家の面々、それぞれが又次との別れから立ち直れない・・
だけど、まっすぐ前を向いて生きて行くことこそが、
供養になるってもんよねぇ・・・
はぁ・・・それにしても、悲しい別れだ・・・・(涙)

そして、又次を失って立ち直れない人がもう一人・・・
野江ちゃんです。
見かねた源斎先生が、とうとう会わせてくれました・・・
ただし、「太夫と料理人」として・・。
野江は、澪に会うときは「野江」として会いたかったんだもんね、
太夫として会うのなら、澪は「一介の料理人」ではなくては・・・
そんなところまで気を配ってくれる源斎先生!!
素敵すぎる・・・。

そんな野江のため、作り出した鼈甲珠という料理。
これで、野江を見受けする!!ってなもんなのに・・・
澪、またも敵に塩を送るという・・・(汗)
登龍楼にまねされちゃったじゃん!!
まだまだ先は長くなりそうだねぇ・・・。

そして!!とうとう佐平衛と芳の対面が・・・
長かったよぉ・・・・
だけど、やっぱり何かしら抱えてるよね、佐平衛さん・・・
一体、登龍楼に何をされたんだ・・・?

その芳さん、なんと一柳に嫁入りが決定!
ひゃー!まさか、澪より先に行っちゃうとは・・・・(笑)
幸せになってもらいたいねぇ・・・




 
   
美雪晴れ みをつくし料理帖 9


美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)

2015/4/2 読了






ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。悲しい出来事が続いた「つる家」にとってそれは、漸く訪れた幸せの兆しだった。しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい―。一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた…。いよいよ佳境を迎える「みをつくし料理帖」シリーズ。幸せの種を蒔く、第九弾。




みをつくし料理帖第九弾。


芳の結婚が決まって・・・
そして、澪も「つる家」を出る準備を始める・・・
いよいよ終わりが見えてきた・・・って感じで、切ないですなぁ・・・

佐平衛と芳の対面がなり、
柳吾と坂村堂さんの和解もめでたく・・で、
もう、一柳は問題ない・・・かと思ったら。
柳吾さん、澪に目をつけちゃって!(笑)
そうね、跡取りがいないわけだから、澪を・・・って考えるわなぁ・・・

だけど、澪は、「自分が目指す料理人」というものがどういうものか、
はっきりと見えていなくて・・・
返事を引き延ばすことになるのよね。
読者としては、「見えてますやん…」って言いたいけど。(笑)

澪がつる家を去る・・・となると、
新たな料理人を・・・ってことで、新メンバー加入です。
お臼さんの旦那さんの政さん。
一流料亭で腕を振るうより、賄をつくるほうが好き・・・という、
何ともつる家向きのお人。(笑)
これで安心して去れますね・・・

又次さんの死で、もう不幸話は結構!と言いたいとこなのに、
今度は美緒に災難が・・・
だけど、いろんな人に支えられ、
そして母になるという強さから、きっと大丈夫!って思わされました・・
この数年で、いろんな人が成長してるんだなぁ・・・

この巻にはオマケがついてまして・・
小松原のその後が描かれています。
ちょこっとだけど、元気そうで何より・・・
そして、今も澪のことに触れると胸がチクリと痛むのは、
澪と同じなんだなぁ・・・としみじみ・・・

さぁ、いよいよ次巻で終了です!
寂しい!
けど・・・早く野江ちゃんを何とかしてあげたいし・・・
どんな「身請け」になるんだろう!




 
   
天の梯 みをつくし料理帖 10




2015/4/3 読了






ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。澪の心星は、揺らぐことなく頭上に瞬いていた。その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか!?厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天の美しさとは!?「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。




みをつくし料理帖第十弾にして、最終巻・・・。


終わってもうた・・・・
放心状態ですわ・・・。

最終巻とは思えない、いや、最終巻だからこそ・・・の
詰め込みまくりの巻でございました!(笑)

まず・・・佐平衛が抱えていたことが、まさか柳吾をからめての
大騒動に発展してしまいましたね・・・
でも、おかげで憎き登龍楼が潰れやがったので。。
そこはスッキリしました!
佐平衛も「あの方」の尽力によって放免されましたし・・・
良かったなぁ・・・

この件を解決するために大きな意味を成したのは・・
やっぱり澪の料理でした。
最後まで澪は、自分の持てる力をいろんなところで使いましたね。

そして・・最後は、「あさひ太夫」の身請け・・
4000両なんて作れるはずもなく・・・
だけど、いろんな事情で
このままあさひ太夫を「謎のまま」にできなくなっていて、
早く何とかしないと・・・ってことになって・・・

澪の人柄、想い、そして亡き又次の想い、
太夫の贔屓旦那衆の想いが重なり、
最高の「身請け」となりましたね・・。
誰の名で身請けするんだ・・・?って思ったのよ。
だって、女に身請けされたら・・・一生言われるもんねぇ・・・
しかも、江戸にいたら、ずっと吉原のことを忘れられないわけで・・・

で、太夫は、今はない大坂の我が店に身請けされることになったのさ・・・
澪とともに、大坂で、野江として生きていくのさ・・・
なんて素敵なお膳立てなんだろう!
いろんな人が動いてくれて・・・の、最後の日。
泣けて泣けてしかたなかったよ・・・
幸せになってね、野江ちゃん!

そして澪は・・・
ずっとずっと、ずーっと見守ってくれた源斎先生と結ばれることに・・・
いつしかお互いを、いや、源斎先生はずっと昔から思っていて、
身分を捨てて、家を捨てて、澪とともに生きてくれると決めたお人・・・
素敵すぎる・・・
「食は、人の天なり」。
澪の中の大筋を決めてくれた言葉をくれたお人。
人の命の源である食を提供していきたいと思う澪。
市井の人の命を救う仕事を選んだ源斎。
ナイスカップルだよね!!
料理人として生きていくことも当然認めてくれてるし、
はぁ・・・なんて見事な幕引き・・

つる家の面々、そして小松原との別れも見事で・・・
本当に見事に幕が下りちゃって・・・
次の本が手につきませんよ・・・

これで終わり・・?とさみしく思いましたが。
どうやら後日談をまとめた番外編を出してくれるみたい!
楽しみだぁ・・・
大坂で幸せに暮らす野江と澪を、早く見たいです!!


ほんと、素敵な作品でした!
これ、スペシャルドラマじゃなくて、連続ドラマにすればいいのに・・・
NHKだったら、長い時間をかけて、シリーズ化して作ってくれそうなのに・・・
もう民放のお手付きだもんなぁ・・・
惜しい・・・。





 
   
あきない世傳 金と銀 源流篇




2016/7/8 読了






角川ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!




やっぱり高田さんのお話は好きだーっ!!
早く続きが読みたいよ・・・・
「みをつくし料理帖」は、古本を一気に買ったので
一気読みが出来たんだけど、
これは追いかけていかなくちゃいけないんだよなぁ・・・
切ないぜ・・・

学者の父のもとに生まれた幸。
学びたくても「女だから」と拒まれる。
だけど、優しい兄と暮らすことで
知恵をつけることの大切さを知っていくんだけど・・
享保の大飢饉で兄、ついで父を失い、
幸は大阪の呉服屋に奉公にいくことに・・・
「商いは詐(いつわり)なり」と父に教えられていた幸は、
呉服屋・五鈴屋で働くうち、
商いの大切さを知っていくわけだ。

幼い幸、優しい兄、家族との別れ、五鈴屋での暮らし・・と、
第一巻で盛りだくさんでしたねーっ!!
五鈴屋の長男にお嫁さんが来て、
このお嫁さんがいい人で・・・だけど、
長男=旦那さんの浮気が原因で離縁となり、
なんと、再婚相手の矛先が幸に向かったみたい・・・?
いややーっ!こんな男の嫁になるなんて!
玉の輿だけど女に幸せとしてはいかがなものか・・・?

ま、商いを学問をしたい!と願う幸にとっては、
ある意味幸せなことになるかも・・・?な気もするけど・・・
次男との確執も気になるし、
三男さんへの淡い想いも潰えるかと思うと切ないし・・・
どうなるんだろ・・・?

早く続きを読みたいぞ!!!




 
   
あきない世傳 金と銀 2 早瀬篇




2016/8/22 読了






角川ハルキ文庫

学者の娘として生まれ、今は大坂天満の呉服商「五鈴屋」に女衆として奉公する主人公・幸。十四歳の幸に、店主徳兵衛の後添いに、との話が持ち上がった。店主は放蕩三昧で、五鈴屋は危機に瀕している。番頭の治兵衛は幸に逃げ道を教える一方で、「幸は運命に翻弄される弱い女子とは違う。どないな運命でも切り拓いて勝ち進んでいく女子だす」と伝える。果たして、「鍋の底を磨き続ける女衆」として生きるのか、それとも「五鈴屋のご寮さん」となるのか。あきない戦国時代とも呼べる厳しい時代に、幸はどのような道を選ぶのか。話題沸騰のシリーズ第二弾!



年に一冊だと思ってたので、早めに出てくれて嬉しい!!
んでもって・・・すごい展開!
いやぁ・・・、早く続きが読みたい!!

あほぼんの当主・徳兵衛の後添いの話が出た第二弾。
幸は、自分の運命を受け入れることにします。
だけど・・・あほぼんがそれを受け入れず!!
なんと、大喧嘩してる最中に・・・
番頭の治兵衛さんが脳卒中で半身不随になっちゃって。。。。
あほぼんの嫁になって苦しくても、
頼りになる番頭さんがいてるなら、なんとか耐えられるだろうって
そう思ってたのに・・・
これはかなりのピンチだよ・・・・

そんな中、結婚した徳兵衛と幸。
ただ、まだ月のものも来てない子供は相手にしない!と
触れることすらしないで遊びほうける徳兵衛・・・
それは、安心したっていうか・・・
生理がくるのが遅いといいね・・って思ったよ・・・

ご寮さんが知りたいということは全部教えてあげなさいって
治兵衛さんが言い残してくれたおかげで、
少しずつ呉服の知識を蓄えていく幸。
蓄えた知識を礎に、知恵を絞る・・・
そんな商いをしてみたいって思ってる幸を、
ある男は認めておりました・・・

あほぼん徳兵衛の弟・惣次です。
暖簾分けしてもらうまで・・・と言ってた惣次だけど、
五鈴屋の現状を見極め、引き延ばしてくれておりました。
新しい商売の道を見つけたり、
商売の仕方を幸に見せてくれたり・・・と、
ただの愛想のないいけ好かない野郎だと思ってたけど、
ちょっと見方を変えるべきね・・・って思ってた時に・・・

な・な・なんと!!
徳兵衛が・・・・死んだ!!
廓屋からの帰り、酔って川に飛んで意識不明で運ばれてきた!
そのまま、数日後に死んでしまいまして・・・
未亡人になっちまった幸ですよ・・
最後まで幸に手を付けなかったことだけは褒めてやろう・・・

さぁ、五鈴屋、窮地です!
他の呉服屋からの養子の話が来ていた惣次に、
潰れかけの家を頼みたいというお家さんの願いを聞き入れた惣次・・
ただし・・・と条件をつけた!
「幸を嫁にする」と・・。

わーっ!なんか、惣次の幸を見る目が気になってたけど、
やっぱりそういうことだったか!
・・・裸も見ちゃってるし、兄が手を付けてないことも知ってるし・・
何より、商いに対する真摯な姿勢を知ってるからこそ・・・なんだろうね。
惣次よ、幸せにしてやってくれ!
・・・きっと、あほぼんと一緒にいるよりはマシだと思うよ、幸。
・・・いや、どうだろ・・・?
そんな簡単に幸せになる話ではない・・・よね・・?(汗)

次巻ではどんな展開が待ってるんだろ!
楽しみだ!
早く読みたいですぞ!!
年内にもう一冊・・・出ないかなぁ・・・?




 
   
あきない世傳 金と銀 3 奔流篇




2017/2/17 読了






角川ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾!




惣次の嫁になる・・・
五代目徳兵衛の妻となって、五鈴屋を立て直す・・・
そう決心した幸。
見た目はブチャイクだし、気性も荒いけど、
幸を愛してることに変わりはない惣次だから、
きっと相棒としてやっていけるんじゃ・・?って思ったけど・・・
そんなに甘くなかったわ・・・。(汗)

そうよねぇ・・・
女は一歩下がって、子を産め・・・だよなぁ・・・。
「出来る女」である幸だけに、
これはなかなか難しいよねぇ・・
言いたいこともあるし、思いつくこともあるわけで・・・
それをどう、惣次の気を悪くしないように進言するか・・
はぁ・・・いろいろ大変。(汗)

それに、結婚したもののなかなか子に恵まれず・・・
「子を産むことに専念しな」って言われると、
何も言い返せないってのも辛いよねぇ・・

そんな中、幸の思い付きから新事業を始めた惣次。
上手く事は進んでいたものの、
ある両替商の倒産で事態は急変!
商売に情はいらないと事を進める惣次に危機感を感じていた幸の
心配通りの展開になっちまって・・。
ほんと、自分の利益の為なら人の苦しみも利用する・・って考え、
ダメだよ!!

新事業の相手が手を貸さないと言いだし、
幸は心からの謝罪をする・・・。
心動かされた相手方だけど、
「今後の交渉は奥さんで!」って言いだして・・・
惣次、プンプンです!!
しかも、幸に手を挙げて従業員からも総スカンくってますし・・・。
どうなるんだろう・・・?

出来る嫁をちゃんと受け入れて、
共に盛り立てていこう・・・って思える器が惣次にあればねぇ・・・
やっぱり、惣次もただの男だったか・・・(涙)

早く続きが読みたいですわ!!




 
   
あきない世傳 金と銀 4 貫流篇




2017/8/16 読了






角川ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾!




第4弾です。
前作が惣次と結婚した幸が描かれていて、
性格に難はあっても幸を好いてくれてるから
幸せになってくれるといいな・・・って思ってたのに、
とんでもない展開になっちまったから、先が気になって仕方なかったの!

このお話が始まったときから、
そうなったらいいのに・・・って思ってた展開になってくれて、
今作はとても嬉しく読みました。
長男が死に、次男が家を出てしまい、
残るは三男・友蔵だけが残された五鈴屋。
何とか友蔵に戻ってもらおうと奔走する面々・・・
結果的に、幸を妻にして六代目になった友蔵・・
ううう・・・良かったね、幸・・・
今度こそ幸せになってね・・・って心から思ったよ・・・

友蔵は自分の力をちゃんとわかってて、
そして幸のすごさもちゃんとわかってて、
その幸を仕事の柱として据えて
一緒にやっていこう!っていう形を作ってくれました。
きっとお家さんも安心して旅立ったことでしょう・・・

そして次なる大きな出来事は・・
いつも親身になって相談にのってくれてた桔梗屋さんの乗っ取り話。
跡継ぎがいない桔梗屋さんは、
店ごと、名前も社員も全部引き取ってくれる相手を探して
売ることを決めようとしていたんだけど、
その裏にはひどい話が隠れてて・・

幸が名乗りをあげました!
そうだ、ちょうど店を大きくしたいって思ってたとこなんだ!
ガンバレ!!
早く続きが読みたい!!




 
   
あきない世傳 金と銀 5 転流編




2018/2/28 読了






角川ハルキ文庫

内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代中期、長く続いた不況を脱し、景気にも明るい兆しが見え始めた。大坂天満の呉服商、五鈴屋でも、五代目店主の惣次とその女房幸が、力を合わせて順調に商いを広げていた。だが、徐々に幸の商才を疎むようになった惣次は、ある事件をきっかけに著しく誇りを傷つけられ、店主の地位を放り出して姿を消す。二度と戻らない、という惣次の決意を知ったお家さんの富久は、意外な決断を下す。果たしてその決断は五鈴屋を、そして幸を、どのような運命へと誘うのか。大人気シリーズ第四弾!




うわぁ・・・上がったり、下がったり・・
で、下がって・・・終わるから・・・
もぉ・・・心配で気が休まらん!!

桔梗屋さんを買収・・っていうことで話は収まりまして。
本社と支社でいざこざが・・・かと思ったら、
そこは親旦那さんと友蔵の人柄で何とかうまいこといきまして・・・・
そんな中、待ち望んだ嬉しい知らせが!
なんと、幸に子が宿った・・・
もう、絶対無事に生まれてほしい・・・
そう願いながら読んだのに・・・・

なんで・・・?どうして・・・?
高田さーん!なんでこんな展開にするんすか・・・・(涙)
悲しすぎたよ・・・・
臥せっていた時期を何とか乗り越え、
周囲の人間も幸のアイデアに肉付けをして、
満を持して新しい五鈴屋の「売り」を開始!
これが大当たりで・・・
しかも、枝葉がどんどん伸びて、いろんな展開に広がって!

子は失ったけど、仕事は順調・・・
いよいよ江戸への進出を考え、部下を江戸に送るとこまでいったのに・・・
なんと最後は・・・友蔵が倒れた・・・・と。(涙)
その前にさ、これでもか!と
「オレ、倒れますよ」っていうネタフリをしまくってたので、
やっぱりか・・・・とは思ったけど・・・
死なないで!
ここで死んだら・・・我が物顔で惣次が戻ってきそうでイヤなの!!
それくらいなら・・・
友蔵が言ってたように、江戸に本店を移して、
女店主でやっていったほうがいい!!
いや、とにかく友蔵には死なないでほしい!!
頼むよ、高田さーん・・・
頼むよ・・・