TOP > 作家別一覧 > 高野和明

 高野和明 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。
リンクしていないモノは、おいおい感想を記載していきます。

13階段 幽霊人命救助隊 6時間後に君は死ぬ ジェノサイド
夢のカルテ グレイヴディッガー




   
13階段




2002年 読了





2016/8/8 再読了

第47回江戸川乱歩賞受賞ベストセラー
小説不幸な事故で殺人を犯した三上純一は、
刑務官・南郷と無実の罪に苦しむ男を救うために立ち上がった。
反町隆史主演で映画化、記憶にも新しい感動のベストセラー!


 

江戸川乱歩賞受賞作品の中でも、
結構好きな作品です。
映画化される前に読みました。

とても面白かったです。
仮釈放の元囚人に、死刑囚の調査を依頼する看守・・・
一体、どんなオチが待ってるのか、
ワクワクしながら最後まで読みました。

調べていくうちに、真相が見えてきます。
やっぱり・・・と思う部分もありますが、
さまざまな伏線が見事に最後はまとまりを見せます。
死刑というものにたいしても、
いろいろと考えさせられる一作。

いつかまた、再読してみたいな。


 

再読したくて、読んじゃいました!
やっぱり、これが新人さんが書いたとは思えない出来!!
解説で宮部みゆきさんも絶賛されてましたけど、
江戸川乱歩賞受賞作の中では、個人的にナンバーワンです!

記憶をなくした死刑囚、
罪を犯して出所した元受刑者、
刑務所で働く看守・・・
それぞれの「罪」への想い・・・ですね。

三上と南郷の過去を織り交ぜつつ、
冤罪事件の再調査の依頼人を明かさないことで、
真実が明らかになりつつも、まだ不穏な空気を漂わせ、
最後に「お前かーっ!!」ってなって、
死刑執行に間に合うのか?とヒヤヒヤさせつつ、
まさかの、あの人の罪・・・

ほんと、あまりにも出来が良すぎて、
再読しても震えますよ。
新たな死者が出たことで、100%のハッピーエンドではないけど、
納得のいく結末でしたね。
復讐のために犯罪を犯した三上が、
反省しても後悔はしないと言いつつ、
この件に関わったことで「罪」に向き合うことができたし、
できれば、罪を償ったのち、二人でパン屋を・・・とかいう、
キレイなオチがあっても良かったかなぁ・・・なんて。
甘すぎますかね?(笑)

はぁ・・・・ほんと、面白い!
また十数年経ったら再読してみようかな?
新たな発見があるかもしれないし。




 
   
幽霊人命救助隊




2012/12/18 読了




内容(「BOOK」データベースより)
浪人生の高岡裕一は、奇妙な断崖の上で3人の男女に出会った。老ヤクザ、気弱な中年男、アンニュイな若い女。そこへ神が現れ、天国行きの条件に、自殺志願者100人の命を救えと命令する。裕一たちは自殺した幽霊だったのだ。地上に戻った彼らが繰り広げる怒涛の救助作戦。傑作エンタテインメント、遂に文庫化。


 

こういう話、好きなんですよねぇ・・・
死んじゃった人たちが、生きてる人のために何かする・・って話。
ただ、基本設定が変わっている。
「救助隊」の面々は、自殺をした人たち・・・
天国に行きたいなら、自殺志願者の命を救え!!と言われ・・・

自殺に向かう人たちを救うということ、
それは、自分たちがしたことを改めてかみしめることになる・・・
なんか、切ないっすよね。

それぞれに「自殺するべき理由」を持った人たち。
その人たちのエピソードは、それぞれに泣かされちゃいます。
ちょっと分厚めですが、一気に読めます。
いい作品でした。



 
   
6時間後に君は死ぬ




2011/12/20 読了




内容(「BOOK」データベースより)
6時間後の死を予言された美緒。他人の未来が見えるという青年・圭史の言葉は真実なのか。美緒は半信半疑のまま、殺人者を探し出そうとするが―刻一刻と迫る運命の瞬間。血も凍るサスペンスから心温まるファンタジーまで、稀代のストーリーテラーが卓抜したアイディアで描き出す、珠玉の連作ミステリー。


 

高野さんの今までの作品に比べると、
タイトルとは違って柔らかい印象の作品でした。
連作短編集。
とても読みやすいです。

6時間後に君は死ぬ・・・という青年とともに、
自分を殺す相手を見つけようとする美緒。
未来は変えられるのか?
運命は決まってるのか・・・?
最後までワクワクと読ませてくれる作品でした。



 
   
ジェノサイド




2012/1/17 読了




内容(「BOOK」データベースより)
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。


 

私、舞台が海外の小説ってあんまり好きじゃなくて。
だけど、評判がいいので読んでみることに・・・

いやぁ・・・面白かった。
このスケール、文章からもバシバシ伝わってくる!!
海外が舞台ではあるけど、
日本のことを描いているので、全然問題ナシでした!!

どううなっちゃうの?と最後までハラハラさせられて、
結構分厚い小説ですが、一気に読めました。
これは映画化したら面白いと思うけど・・・・
無理だろうね。(汗)

オススメです。




 
   
夢のカルテ




2013/11/6 読了




内容(「BOOK」データベースより)
銃撃事件に遭遇した麻生刑事は、毎夜の悪夢に苦しめられていた。心理療法を受けようとした彼は、来生夢衣というカウンセラーに出会う。若いが有能な彼女には、ある特殊な能力が秘められていた。他人の夢の中に入ることができたのだ。その能力を活かして患者の心を救おうとする夢衣と、凶悪犯罪に立ち向かう麻生。二人は次第に惹かれ合っていくが―幻想的な愛の中に四つの難事件を織り込んだ、感動のファンタジック・ミステリー。


 

人の夢の中に入れる・・・
そんな能力を持った女性カウンセラーのお話。
連作短編集ですね。

自分にそんな能力があったら・・・
それを上手く使える職業につこうとは考えないかも・・・だな。
そして、好きな人にその能力があったとしたら・・・
一緒に寝るのは怖い・・・かもだな。
人間だれしも、何らかのヒミツや愚痴はあるわけで、
それを知らない間にのぞかれるってのは・・・・ねぇ。(汗)

だけど、確かに催眠療法と称して、患者の夢に入り込むことができたら、
カウンセリングが上手くいくのかもしれないね。
それはわかるけどね・・・

お話としては、まずは刑事に・・・
その刑事が、その後いろいろと案件を持ち込んできて・・ってのと並行して、
この刑事とお付き合いしていく中での葛藤・・・って流れでした。

ま、面白くないわけではなかったけどね。
漫画ちっく・・・というか、映像向きのお話ですね、って感じです。




 
   
グレイヴディッガー




2016/4/12 読了





角川文庫

内容(「BOOK」データベースより)
悪党・八神俊彦は自らの生き方を改めるため、骨髄ドナーとなり白血病患者の命を救おうとしていた。だが移植の日、都内で連続猟奇殺人が発生。事件に巻き込まれた八神は患者を救うため、命がけの逃走を開始する−−。


 

高野さんの「13階段」を再読したくて
本棚を漁っていたら・・・コレを見つけまして。
で、こっちを先に読むことにしました。

「13階段」で江戸川乱歩賞を受賞した直後の作品。
小悪党の八神が、骨髄のドナーになるという善行をしようとしていた矢先、
追われる身になってしまう・・・
何故?誰が?どうなっちゃう??というノンストップな作品。

以前に読んだことはあったものの、
全然覚えてなくて、どうなっちゃうの??ってワクワクしながら読んでました。
途中で、あぁ、コイツだ・・・って思い出して、
そのあとの顛末に苦い思いをしつつ・・・

とても面白かったです。
ただ、「見えない闇」の部分にはあんまり触れてなくて、
結局そこで全部始末できちゃうんかい!っていう、
やるせない想いが残るお話ではありましたね。

八神が無事にドナーになれるのか・・・・
どうか、祈りつつ読んでみてほしい一作です。