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 瀧羽麻子 


下記のリストは、既読の一覧です。リストの順番はランダムです。

ふたり姉妹 失恋天国





   
ふたり姉妹




2015/8/30 読了






祥伝社

内容(「BOOK」データベースより)
東京の製菓メーカーで企画職として働いていた29歳の聡美が久しぶりに故郷に帰ってきた。実家を出たことがなくずっと田舎暮らしの三つ下の妹・愛美は、この機会に姉の家で都会の暮らしを楽しんでみたいと思い立つ。部屋を貸すことを嫌がる姉や困惑する婚約者を説き伏せて、愛美は東京に発つが、聡美の家で姉の恋人と遭遇。プライドが高く向上心の強い姉の突然の帰省を訝しんでいた愛美は彼に探りをいれてみることに。聡美が実家に帰ってきた本当の理由とは―?自分を見つめ直す二人の物語。




これは、姉妹である人が読めば、
わかるー!!っていう話だと思う。
そうでない人は、そんなに共感できないかもね・・・

私自身、姉との二人姉妹なので、
もう、わかる!わかる!!って思いながら読んでました。
女子同士って、友達だろうが姉妹だろうが、
比較し、比較されて育っていくんですよ。
他人からの比較より、自分自身の中の比較の方が大きくて、
片一方が「お姉ちゃんはズルイ」と思ってることも、
一方で「妹はズルイ」って思ってたりで・・・

大人になって、客観的にみられるときになってから、
お互いにあのとき、こう思ってたんだよ・・・って話すと、
えー!こっちが被害を被ってるって思ってたのに、
そっちも思ってたの??って驚くことがあったりするもんです。

まったく正反対の姉妹のある一時期を描いた作品ですが、
そもそもがそんなに腹を割って話をしてきた姉妹ではないため、
腹の探り合いが結構あります。(笑)
だけど、決して相手の不幸を願ってるわけではなく、
ちょこっとしたイタズラ心はあったとしても、
事が悪くなるように動いてるわけではなくて・・・
結果的に、二人とも何かを失うことはなく、
これまで以上に成長できた時間でしたよね。
近すぎて見えなかった相手や、
遠慮して見えてなかった相手のことを、
それぞれが一歩踏み出すことで見えてきてましたし。

私は楽しく読ませてもらいましたよ。




 
   
失恋天国




2015/11/25 読了






徳間書店

内容(「BOOK」データベースより)
結婚式直前、突然振られてしまった雛子のもとに届いた手紙。それは、ある学校の入学案内だった―。『うさぎパン』の著者が贈る、大人の学園物語!



失恋した人専門の学校ねぇ・・・
しかも、政府が支援するっていう・・・
そこまで手伝ってやらんと次に進めないんか・・?
なんとも、情けない世の中になったもんだ・・・と、
BBAである私は思ったよ・・・・(汗)

結婚式寸前で別れを切り出された雛子。
打ちひしがれた雛子のもとに、失恋学校からの手紙が届く・・・
そこは、失恋した人が集まり、全寮制で一年を共に過ごしつつ
立ち直っていく・・・っていうことなんだけど・・。

出来過ぎなくらい、最後は全員立ち直って、
新しいパートナーを見つけて、幸せになる・・・っていう
そういう話じゃなくて、ちょっと安心した。(笑)
まぁ、「それはダメだろ」っていうカップルは誕生しちゃったけど。

主人公の雛子や、
その雛子が新たに結婚を意識する男性の、
結婚に対する意識、恋愛に対する意識は、
ちょっと共感できるものもあった。
失敗したからこそ、次は失敗できない・・・
だから結婚相手を探す・・・っていう。
それ自体、間違ってはいないんだけど、
果たして、それは「恋愛」なのか・・?っていうね。
ちゃんと相手を好きになって、
この人と人生を共にしたい・・・って想いで結婚したいって思うと、
最初から妥協というか、打算的なものがあると、
それは違うな・・・って思っちゃうんだよね。
うん、20代だと、そう考えるかもな・・・っていう・・・。(笑)

最終的に、恋や結婚だけに人生を振り回されるんじゃない道を
ちゃんと見つけて、そしてさらに・・・っていう終わり方で、
うん、頑張れよ!って応援したくなりました。
意外な人が留年しちゃうっていうオチもあったしね。(笑)

立ち直れないほどの失恋の経験がないので・・・
その点では、あんまり共感はしなかったけど、
ま、楽しめたかな?