贖罪 
 日曜10時〜   WOWOW      
 脚本・・黒沢清    演出・・黒沢清    P・・高嶋知美ほか
原作
贖罪 (ミステリ・フロンティア)
◆ 出演者 ◆
足立麻子 小泉今日子 エミリの母 15年前にエミリを殺される
菊池紗英 蒼井優 美容員
篠原真紀 小池栄子 教師
高野晶子 安藤サクラ 引きこもり
小川由佳 池脇千鶴 フラワーショップ経営
◆ レビュー ◆
  ◇ 第話 ◇   「償い」   最終回    2012.02.05.                        

うーん・・・・
なんか、今までの4話が面白かっただけに、
最終回だけ残念・・・って感じがしちゃいましたね。


結論としては、麻子が学生時代、友達の恋人を奪ったんだけど、
その結果、その友達が自殺しちゃいまして、
ビビった麻子はその男を捨てて今の旦那と逃げるように結婚した・・ってことなんだわ。
その男=南条がエミリを殺しちゃったわけです。
復讐のためにね・・・

だけど、実はエミリは足立との間の子ではなく、南条の子だったのさ!
・・・これも、ちょっと早めに明らかにしすぎよね?
足立への告白を先にしちゃったために、
南条に告げるとき、あんまり衝撃がなかったような・・・。(汗)

それに、原作では、足立は無精子症で、子どもを授からないから、
妊娠してる麻子を受け入れてエミリを育てた・・・ってことになってるけど、
ドラマではそうではなく、弟をこさえてるやん??
あんな風にエミリの死をひきずりつつ、次の子を作ってた・・ってのも腑に落ちないし、
弟くんが可哀想だよ。
設定を変えたがために、おかしなことになっちゃってる気がしました。

うーん・・・残念すぎて、ちゃんとリアルタイムで見たのに、
レビューを書くのが遅くなっちゃった。(汗)
ついでに言うと、ガッカリするのが怖くて、もう始まってる「分身」を見られない。(涙)
期待しすぎるってのは、本当にダメだねぇ・・・


  ◇ 第話 ◇   「とつきとおか」     2012.01.29.                           

麻子が幼い4人に突きつける冷たい言葉を発していたシーン・・・
あのシーンで、一人だけ、出されたケーキを食べてる少女がいた・・・
それが今回の主人公・由佳。
なるほど・・麻子が突きつけた言葉、全然気にしない!という子もいたわけです。

由佳は、事件当時、交番に知らせに行く係だった。
そこで、安藤という優しい警察官に出会い・・
それから、「警察官」っていうのに執着するようになったわけだね。
そし由佳には、もうひとつ、自分の人生を狂わせる女がいた・・・
病弱な姉・・
いつも自分より母に優先され、欲しいものを手に入れてきた姉・・
その姉が、警察官と結婚した・・
ここまでくりゃ、由佳のとる行動は目に見えてるわけで・・・(汗)

姉の不在に義兄と関係を持ち、懐妊・・・
何もかも手に入れてきた姉は、唯一「子を持てない体」だったから、
こうなると、由佳は完全勝者になる・・・ってわけだ。
満たされた気持ちの由佳に、ある日麻子から手紙が・・・
他の三人が人を殺めてしまうということが続き、由佳の身を案じる手紙だった・・
気にも留めない由佳だったけど、あるとき、ラジオから流れる声に反応する・・・
これは・・・エミリちゃんを殺した男の声だ・・・

それを知らせに麻子を訪ねたとかと思ったら、
あなたの旦那さんを誘惑してもいい?交換条件よ・・と言いだす。
おいおい・・・満たされたんちゃうんかいっ!(汗)

その後、姉が自殺未遂をはかり、義兄は「おれの子じゃないって言ってくれ」と頼む・・・
そして、もともと好きじゃなかった、生まれてくる子の顔なんて見たくないと言い放ち・・・
由佳は義兄を階段から突き落とす・・・・
結局、由佳も人を殺めてしまったね・・・・

ま、とはいえ、全然傷ついてない由佳。
無事に出産し、自分の空洞を埋めてくれた赤ちゃんとともに幸せに生きていこうとしておりまして・・
気持ちに余裕ができたのか、犯人の情報を麻子に告げました。
まぁ・・・そんな、優しい気持ちから・・・ではないようだけどね。(汗)
自分たちを縛る言葉を投げかけた麻子へ・・・同じ贖罪を求めるようです。


さぁ、最終回・・・
エミリちゃんを殺した犯人とは・・?
その犯人の意図とは・・・?
そして、麻子は・・・ってわけですね。
初回から、あの声はあの俳優さん・・ってわかってしまってたので、
きっと出てきても驚かない気が。(笑)
ま、いっか!

  ◇ 第話 ◇   「くまの兄弟」     2012.01.22.                           

麻子は、晶子には冷たかった。
前回の真紀には、ちょっと優しかったのに・・・
なんでだろ・・・?と考えてみれば・・・。
晶子は、自分の兄を殺したことで、償いをしたと麻子を呼び出して話をしたからだね。
償いましたよ!!という、その態度が納得いかなかったね・・。
まぁ、わからんでもないが・・・

晶子は、15年前の事件から、家に引きこもっていた。
クマみたいな子なのに、着飾ったからエミリちゃんが・・・と思いこんでいるようで、
今でも着飾ることなく、クマのまま・・・
兄も、そのままでいい・・と言ってくれてたんだけど・・

その兄が、子連れの女と再婚した・・・
その兄が、着飾った自分を可愛いと言った・・・
その兄が、エミリちゃんくらいの女の子を連れ回していた・・・
その兄が、連れ子の女の子の上に覆いかぶさっていた・・・
晶子は、15年前の事件を根っこに引きずっていて、
連れ子の少女がエミリちゃんみたいになっちゃう!と、兄の首を絞めてしまうわけですが・・・・

本当にそれが理由なのか?と麻子は問う。
そう、それだけではないと、私も思う。
確かに、15年前の事件とオーバーラップする部分もあっただろうけど、
お兄ちゃんが・・ってのもあると思う。
いや、そっちのほうが大きかったんじゃ・・?って気もする。

それにしても・・・安藤サクラさん・・・存在がすごすぎる。(笑)
とくにあの走り方・・・怖すぎた。

この人の普段の走り方を見て浄化したいくらいです。(笑)


  ◇ 第話 ◇   「PTA臨時総会」     2012.01.15.                         

アンタたちがバカだからいつまでも犯人が捕まらないのよ。
私はアンタのことたちを絶対に許さない。
何としても犯人を見つけなさい!
でなきゃ、私が納得するような償いをしなさい。
それが完了するまで、一分一秒もアンタたち一人一人のことを忘れません。
アンタたちにこの償いから逃げ出すことは絶対にできない!
そう覚悟してちょうだい。


麻子の4人の少女への言葉は・・・それぞれの人生の十字架となって刻まれていて・・・・
今回は、真紀のお話。
あの日、15年前、エミリちゃんが死んでるのを見つけ、先生を探しに行った真紀。
しかし、怖くなって家に帰ってしまう・・・
自分はなにもできなかった・・・

そして15年後・・・
真紀は小学校教師になっていた。
ある意味紗英と同じように、「女性として生きる」ことを放棄するかのように、
自分のような「弱い子」を作らないように、厳しい教師になっていた・・。

そんなとき、学校に不審者が侵入する。
真紀は、冷静に木の棒で犯人に対処。
それが評価され、教師や保護者から称賛されるんだけど・・・
真紀が厳しすぎて批難されたとき、かばってくれた同僚の田辺(水橋研二)・・・
でも、そのとき逃げてしまったため批難され、おかしくなっていっちゃうんだわよ。

そんな田辺を見て、真紀は自分の想いに気づく・・・
生徒たちを救いたくてやったんじゃない、
過去の事件で逃げてしまった自分がイヤで、それを償いたくてやったんだ・・・と。

そして、その告白をPTA臨時総会で話し、その場に麻子を呼んで聞かせた真紀。

麻子は、そんな真紀だからこそ、エミリと同じような事件を起こさないために
教師として続けた方がいいのでは・・?っていうわけだ。
でも、真紀は、自分に幸せになる資格はない・・と。
その真紀に襲いかかったのが・・・・田辺。
自分が追いつめられた状況で、あんな風に自分をかばった真紀に、ムカついたのか?
ボカーン!と殴り、あースッキリした・・と立ち去って行きやがった。

しかし、頭を地面に打ち付けた真紀は・・・・死んじゃったみたい。
死ぬ前、麻子に「犯人の顔を見た、覚えてる・・・」と言いながら死んじゃったみたい。
一体、その顔は誰だったんでしょうか・・
まだ、明らかにはならない・・・・

と、こんな話だったんだけど、ありり?原作では死ぬとかそういうことはなかったような・・?
あれは死んでないってことかね?
ちょっと衝撃的な最後でビックリしちゃいましたけども。
初回に比べると「引き」が弱かったように感じたなぁ・・
でも、次回は安藤サクラちんなんで期待しちゃいましょう!
それにしても・・・あの可愛い子ちゃんがあのように成長するとは・・・
うむむ・・。(笑)


  ◇ 第話 ◇   「フランス人形」     2012.01.08.                         

うわぁ〜!いい感じだわぁ〜!
あのお話が、こんな風に映像化されたのね!

あの、色を失った感じ・・・
あの事件から、すべてが変わってしまった・・そんな紗英を表現するのにピッタリの色・・・
いや、紗英だけじゃない、麻子も、そして残りの三人も、同じように生きてきた15年・・・
あれから15年後のそれぞれを描き、
この15年前の事件の真相が明らかになっていくわけですが・・・
かなり、いい感じで、お気に入りになっちゃいました!!

15年前、転校生のエミリと仲良くなった紗英・真紀・晶子・由佳。
ある日、校庭で遊んでいたら、男に声をかけられ、エミリを連れて行ってしまう・・
確かに、「手伝ってほしい」ってのはわかるけど、一人で行かせちゃダメだよねぇ〜!
しかも、ぼーっと待つなんて・・・
遊んでて忘れてて、気が付いたら「そういえばエミリちゃんは・・?」ってのならわかるけど、
もぉ〜!何やってんだよ!って感じ


そして、探しに行って、体育館で殺されてるエミリちゃんを見つけるんだけど、
「私、人を探してくる!」って三人が行っちゃって、「見ててよ」と残された紗英・・・。
いやぁ・・・4人いるんだもん、2−2で別れてほしいもんだわ。(汗)
残された紗英・・・・
それが初回の主人公。

事件後、エミリの母は、4人の少女に「私が納得するような償いをしなさい」と言い放つ・・
うーん・・・エミリちゃんを死なせたのがこの4人ではないんだけどねぇ・・・
犯人が捕まるまで重い十字架を背負わせたわけだ・・・

過酷だわねぇ・・

紗英は、あの日から大人になることを拒絶していたかのように、
体が「女」になることはなかった・・・
そんな紗英に縁談が・・
大会社の御曹司・孝博(森山未來)の希望だったんだけど、
孝博が同じ故郷だということや、悪い人ではないということから結婚をすることになるわけだけど・・
この孝博ってのも「普通じゃない」ヤツで・・・(汗)

成長してしまったモノには興味がないらしい。
生理が始まってもいない紗英は、まさに理想だったわけだ・・
へぇ・・・偶然にもよく見つけたもんだ・・・と思ったら・・
なんと、紗英の家とかからフランス人形を盗んでいたのはコイツだったのさ。
そして紗英がまさに理想のお人形だと目をつけていたわけだよ・・・
怖いねぇ・・・
夜、お人形さんの服を着せて観賞するだけ・・・それ以外は自由にしていい・・とか言いつつ、
いろんな束縛をしやがる孝博。
それでも、紗英はそれを受け入れていた・・
まるで、それが自分の償いであるかのように・・・


しかし、結婚し、そばに男性がいて、そうやって暮していれば・・・いつしか心が女になっていく・・・
そして紗英に生理が訪れる・・・
そんな紗英には興味がないと言い放つ孝博。
自分に課していた束縛から解放されたのに、それが悪いことのように扱う孝博・・
いろんな箍が一気にはずれたかのように・・・
紗英は孝博を殺してしまいました・・・

麻子に、犯人を見つけられなくてごめんなさいと言った紗英。
ハッキリの15年前の犯人の顔を見ているはずの紗英は、孝博が犯人であるはずがないことはわかってただろうに・・
孝博と生きていくことは、やっぱり紗枝にとっての贖罪だったはずなのに・・

印象的だったのは、いつも紗英が端っこを歩いていたこと。
結婚式の晴れの日・・
廊下の端っこを歩く紗英の背中を見て、あぁ、こうやっていつも歩いてきたんだなぁ・・って思ったら、
可哀想に思えてきたよ・・・(涙)


次回は真紀のお話。
それぞれが15年前の事件を引きずって生きている・・・
どんな展開になるのでしょうか・・

しかし・・あの予告、見せすぎですよねぇ・・
オチを知ってるもんだから、えぇ〜!いいのぉ〜?って思っちゃった。(笑)


★ STORY ★ 取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない四人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる・・・
★ 期待度 ★ 湊かなえさん原作ですね。キョンキョンを1クールで2ドラマ見られるなんて・・・豪華♪