天使のナイフ
 日曜10時〜    WOWOW       
 脚本:尾西兼一    演出:永山耕三      P:喜多麗子
◆ 出演者 ◆
桧山貴志 小出恵介 カフェの店長
早川みゆき 倉科カナ 保育士
桧山祥子 藤本泉 貴志の妻
福井 千葉雄大 カフェの副店長
長岡 町田啓太 刑事
少年A 清水尋也 祥子を殺害した少年 八木将彦
少年B 北村匠海 祥子を殺害した少年 沢村和也
少年C 村上虹郎 祥子を殺害した少年 丸山純
貫井 ラサール石井 ライター
三枝 手塚とおる 刑事
澄子 若村麻由美 祥子の母
◆ レビュー ◆
  ◇ 第話 ◇   「懺悔」    最終回     2015 .03.22.                    

まず総括から・・・・

やっぱり、小説として読んだときの衝撃というか、
文章で人を魅了する力というか・・・
映像化すると、違ってきちゃうんだなぁ・・・ってのが感想です。

何度も再読してるこの小説ですが、
ドラマを見た今、もう一度再読しようと思ってます。


桧山の店に立てこもった丸山・・
しかし、桧山は気づいていた・・・あることに・・・ってわけです。
バイトの女子高生・玲香の正体は、祥子が殺害してしまった男性の娘だったのです。
この子が、幸せに暮らす祥子を許せないと丸山にもらし、
丸山はイジメられてた八木と沢村を陥れるために祥子を殺害させたわけだ・・・
14歳だから、将来にはあまり影響はない・・・ってことで・・・。

だけど、沢村が改心して真実を話すと言いだしたもんだから、
八木もろとも殺しちゃった・・・と。
で、今回も桧山を殺して「少年法」に守られちゃおうと考えてるわけよ。
許せんなぁ・・・

でも、最後の最後で玲香がこっちの味方に!
・・・だって、事件を丸山に起こしてもらったあと、
母親から、祥子が自分のオペのために大金をくれたって知っちゃったんだもんね・・・。

事件は全部終わってはなかった・・
玲香に、祥子の現在を悪意ある文章で伝えたのは誰か・・?てこと・・・・。
それは、玲香のオペの費用が足りないから・・・と、祥子が脅して500万を奪った人物・・・
幼き頃、近所の友達を襲って捕まった少年・・・
今は名を変え、少年事件の弁護にいそしむ弁護士でした。。

こんな男を脅すから、こんなことになったわけですが・・・
今でもあの事件を悔いることなく、謝りもせずに
更生した自分の未来だけに重きを置いてるこの男が許せなかったのね、祥子は・・・
だから、お金を脅し取ったんだ・・・
わかるけどさ・・・

桧山は、こんなことがあったから、祥子の過去なんて、話してくれれば受け入れたのに・・って感じだけど、
何事もなく平穏に暮らしてて、そんなときに聞かされてたらどうだっただろうね・・・?
桧山自身が少年事件で家族を失ってるわけだからさぁ・・・
そう簡単に受け入れることはできなかったと思うぞぉ・・・?(汗)


個人的に、小出くんのもっさりとした感じが好きではなくて、
桧山役はほかの人がよかったかなぁ・・・?って思わなくはないけど・・・
ま、大好きな小説を映像化してくれて、嬉しかったですぞ!



  ◇ 第話 ◇   「告白」     2015 .03.15.                            

倉科カナちゃんの「中学生」は、さすがに無理があるよなぁ・・・(汗)

みゆき先生と祥子の過去は・・・苦しかったねぇ・・
悪い男たちに引っかかって、その結果、友達を救うために人を殺してしまった・・・と。
殺されてしまった滝沢さん(原田龍二)にも非があったため、
被害者なのに世間的に責められる形になってしまって・・・
やるせないです・・・

祥子は少年院に入り、その後桧山と結婚、子を授かり、ある日滝沢の娘の危機を知ったわけだ・・・
贖罪なんだろう。
心臓移植に必要な残額1000万を滝沢の家族に振り込んだらしい。
ある人の名前を使って・・・

そう、祥子には500万しかなかったはず・・・
残りの500万は一体・・・?となるわけですが、
予告で答えが出ちゃってましたので・・・(汗)

そのせいで・・・・(涙)

一方で、祥子を殺した中学生三人のうち、二人が死んでしまって、
残る一人の丸山くんが「容疑者」となったわけですが・・・
刑事を刺して逃亡の末、桧山の店に立てこもり、桧山の娘・みゆき先生、従業員を人質にしてしまった!

さぁ、最終回・・・・
あまりにも悲しい「負の連鎖」。
その結末は・・・



  ◇ 第話 ◇   「罪」     2015 .03.08.                            

送られてきたビデオには、八木たち三人が男児にイタズラしている画像が入っていた。
どういうことか?と丸山を問い詰めると・・・
そのことをバラすと誰かに脅されて、祥子を殺せと命じられたというのだ!
・・・祥子が殺された本当の理由は、一体何なんだ・・・?
誰が中学生三人に命じて祥子を殺させたのか・・・?
何かヒントはないかと祥子のものを見てみると、あるハガキが目に入り・・・
祥子の生まれ故郷を訪ねた桧山。
そこで、幼いころに近所の友達を少年犯罪で失うという過去があったことを知る・・・
ここでも少年犯罪・・・?
何がどうつながっていくのか・・・?

中学三年生の祥子の過去がアヤフヤになってることを義母に聞いても、
知らなくていいと言われ、
中学時代の友達であるみゆきに聞いても、
あなたが知ってる祥子だけでいいじゃないですかと言われ・・・
それでも知りたい!!という桧山に、みゆきが伝えたことは・・・

祥子は少年院に入っていた・・・
人を殺したから・・・

なんと・・・祥子自身が「少年犯罪の加害者」だったのだ!!
これはさすがに苦しいよね・・・
「少年が人を殺しておいて更生なんてできるもんか!」という考えは、
妻が生きてきたことを否定することになるわけだから・・・


一体祥子は何故人を殺し、殺されなくてはいけなかったのか・・・?
次回、明らかになっていくでしょう・・。
そして、八木と沢村を殺したのは一体誰だ・・・?



  ◇ 第話 ◇   「更生」     2015 .03.01.                           

沢村の幼なじみの女の子に暴行を受けかけた桧山・・・
でもさ、「大切な人を理不尽に失った」ことに関しては、
この女の子、ぐーの音も出ないよねぇ・・・(汗)

で、桧山の「知りたい」に協力してくれることに・・・

死ぬ前に沢村は「本当の贖罪をしないといけない」と言っていたらしい・・・
どういうことなのか・・・
八木に聞こうと八木のたまり場を訪ねるもいなくて・・・
帰り道の駅のホームで、なんと今度は丸山が誰かに突き飛ばされてホームに落ちてしまった!!
命は助かったものの、怖がっちゃう丸山・・・
その場にいたことで桧山はまた警察に疑われてしまう・・・

そんな中、仲間の二人が襲われて怯えた八木から桧山に電話が・・・
「面白いものを見せてやる」と呼び出された桧山。
直前で娘が急病の知らせが入り行けなくなってしまって・・・
なんと、八木、殺されてしまいました・・・
もし、約束の場に行っていたら・・・犯人にされてたよね!
子の病に助けられたよ・・・

「面白いもの」は八木の遺体のそばにはなく・・・
怪しげなビデオテープが桧山の職場に送られていました・・・
その中身は・・・?
三人の中学生の秘密が写っているみたいね・・・

ここにきて、怪しい人物がさらに増えてきましたね。
情報を桧山にくれる記者・貫井もそうだし、
バイトの女子も怪しいよねぇ・・
祥子の母・澄子も間違いなく何か隠してるし、
優しい保母さんのみゆきも・・・・
次回から徐々に明らかになっていき、悲しい真実が見えてくるわけですな・・・。



  ◇ 第話 ◇   「罪」     2015 .02.22.                           

私の長い読書歴の中でもベスト10に入れて久しい作品です。
江戸川乱歩賞をとった薬丸岳さんのデビュー作・・・
衝撃的だったし、いつまでも心に残ってる作品です。
映像化してくれてありがとう、WOWOWさん!!


ある日、妻が生後5か月の娘の前で殺された・・・
捕まった犯人は13歳の少年3人・・・
罪に問われることなく、行き場のない怒りを持て余す主人公・桧山。
つい、カメラの前で「国家が罰を与えないなら自分の手で殺してやりたい」と言ってしまった桧山・・・
あれから4年・・・
遺された娘と穏やかに暮らしていた桧山の近所で、少年B=沢村和也が殺される・・・
アリバイのない桧山は警察に疑われ、殺された沢村の友人に襲われてしまう・・
という、第一話。

無残に妻を殺され、なのに犯人は罪に問われず、
被害者だけが顔をさらされ、正直に心境と吐露すると責められて・・・
ほんと、やるせなさだけが募る初回です。

ただ・・・文章では見えてこなかったけど、
映像にすると、明らかにおかしい人がいるんですよねぇ・・・
妻を殺されて憤る桧山に対し、妙に冷静に少年の更生を願う母・・・
このお母さんの言動にこそ、「真相」が隠れてるわけですが・・・

沢村は誰に殺されたのか・・・?
まだ悲劇は続くのか・・・?
そもそも、なぜ祥子は殺されなくてはいけなかったのか・・・?

少年の更生について、考えさせられる作品となってますので、
じっくりと描かれていくでしょう。
最後まで見届けたいと思ってます!




★ STORY ★ 天罰か? 誰かが仕組んだ罠なのか? 生後5か月の娘の目の前で桧山貴志の妻は殺された。だが、犯行に及んだ3人は13歳の少年だったため、罪に問われることはなかった。4年後、犯人の1人が殺され、桧山は疑惑の人となる。「殺してやりたかった。でも俺は殺していない」裁かれなかった真実と必死に向き合う男を描いた、第51回江戸川乱歩賞受賞作。
★ 期待度 ★ 楽しみです。