日曜10時〜    WOWOW       
 脚本:高山直也ほか     演出:佐藤祐市ほか     P:加納貴治ほか
原作
◆ 出演者 ◆
沼崎恭太 小泉孝太郎 テレビ制作会社 ディレクター
白井守 豊原功補 山梨県富士鳴沢署 刑事
雨宮由香里 小西真奈美 テレビ制作会社 ディレクター
大田勇 小木茂光 救愛記念病院 院長
船橋甫 川野直輝 元製薬会社社員
並川良子 新妻聖子 上原の秘書で娘
上原宗助 柴俊夫 衆議院議員
日野誠一郎 武田鉄矢 療聖会日野病院 院長
◆ レビュー ◆
  ◇ 第話 ◇    最終話    2015 .08.09.                  

事件の真相は・・・・
樹海の遺体の女性が、「腎臓を返して!」と良子のところに乗り込み、
それはできない・・・と良子が睡眠薬を飲ませて、樹海まで運んで凍死させた・・というもの。
このことで、臓器売買が明らかとなり、良子だけでなく、上原や大田もお縄に・・・ってわけです。

事件に関しては、そういうこと・・・・
あとは、「報道」という立場の沼崎の覚悟と、
医師としての日野の覚悟と行動・・・ですね。

難しい問題なんですよね。
一方的に報じるのは簡単、でも危うい。
だけど、いろんな方面を鑑み、理解を求めていくのは時間がかかるし大変。
でも、それを面倒だと思ってはいけないんだ。


良子の言う通り、「生きる道を知ってしまったら」・・・
生きる方法があると知ってしまったら・・・
どうしても縋りたいと思うのは人間として当然だもんね。
違法だとわかってても、我が子のために・・・と手を出してしまう親の気持ちもわからんでもない。
だけど、その先の殺人はダメだもんねぇ・・・

いろいろと考えさせられる題材です。
ドラマにすることで、透析や腎移植について、
知るキッカケになるといいな・・・と思います。

ドラマの最後の注釈を、ここに書いておきます。
「レストア腎移植は、2015年現在、有効性および安全性が予測される臨床研究でのみ
 実施が認められている術式です。」
限られた機会とはいえ、実績を重ね、安全性が証明されて、
たくさんの人に腎臓が与えられるときがくるといいな・・・と思います。




  ◇ 第話 ◇        2015 .08.02.                      

レストア腎移植後のガン発生・・・っていう事実はなかった。
レストア腎移植後、ガンで死んだ男性は、原発性の肺がんだったのだ・・・
・・だからといって、レストア腎移植が世間に受け入れられることはない・・・
医師会の反発も大きい。
日野医師のレストア腎移植で命を救われた患者は擁護の会見をするも、
この移植を知らずに死んで逝った患者の遺族は、ズルイと反発する・・・
どこまでも平行線のまま・・・
ある患者のための、レストア腎移植の話が日野医師に舞い込んでくる・・
今、この手術をするのは危険すぎる・・・
しかし、患者の命の灯は消えかけている・・・・
日野の決断は・・・ってわけですな。

そして、沼崎が調べる真実は・・・あんまり進展してはいません。
ただ、上原議員の娘・良子も腎移植をしているようで・・・?
それが、中国での臓器売買だとしたら・・・・?
レストア腎移植に文句をつけている議員の娘が、臓器売買となると・・・
かなりのスキャンダル!!

それに関わってる大田や船橋・・・
そして、樹海の遺体の女性との関わりは・・・・?

次回最終回、すべてが明らかになるわけですが、
この問題は深刻なので・・・
どんな結び方にするのか・・・ですな。



  ◇ 第話 ◇        2015 .07.26.                      

台湾に渡った沼崎、
そこで、臓器移植ブローカーの船橋という男と接触。
身分を偽り、妻が移植を望んでる、金ならある!と訴え、移植についての話を聞き出すのに成功・・・
そんな中、樹海の遺体の女性についての新情報が!!
船橋の紹介で日本に行った姉が、お腹に大きな傷を作ったあと、行方不明だという・・・
つながった!!と日本に帰国しようとしていた沼崎だけど、
船橋にウソがバレ、録画した映像を奪われ、ボコボコにされてしまう・・・・
しかし、映像は保管していた・・・
日本に戻る沼崎・・・という第三話。

日本では、日野に「レストア腎を移植された患者がガンで死亡している」という調査結果が告げられる。
驚く日野・・・
まぁ、移植してからどれくらいの期間が流れてるかわからんけど、
どこから発生したガンか、わからんしね・・・
患者のもとへ急ぐ日野・・・

一方、船橋について調べていた白井。
製薬会社勤務時代、船橋は危険な試算をしていた・・・
腎移植と人工透析・・・医者としてはどっちが儲かるか?っていう試算・・・
結果、透析を続けさせる方が儲かるという結果を持って、
ある医師にコンタクトをとっていた・・・
それは・・・日野のライバル、大田だった・・ってわけだ。

確かに医療は奉仕ではない、儲けをださないといけないことはわかってる。
だけどさ・・・
患者の苦しみを天秤にかけてるなんて・・・
ひどい話だよ・・・


船橋だけでなく、大田にも、そしてその先のあの人まで・・・
沼崎の執念は届いていくのでしょうか・・・・。



  ◇ 第話 ◇        2015 .07.19.                      

「レストア腎移植」(がんなどに侵された腎臓から病変部分を切除し移植)・・・・
修復された腎臓ってことです。
ガンが摘出されたとはいえ、完全なる健康な腎臓とはいえないと思われるけど、
苦しい透析を続けている人たちにとっては、喉から手が出るほど欲しい臓器・・・
この手術を、日野はやっていたわけです・・・

私も看護師時代、透析を担当していたことがあるので、
大変さは目の当たりにしてきました。
レストア腎が、移植された後再発する可能性などを考慮しても、
「しないかもしれない」という可能性に賭けたい気持ち、わかりますもん。

さて、樹海で見つかった遺体が殺人ではないか?と考える白井。
だけど、なぜか上層部から捜査を止められる・・・
結果、沼崎に情報を提供し、真相を探ろうとするわけですが・・・・

調査の結果、遺体は日本人ではないとわかる。
どういうことだ・・・?
で、沼崎は、台湾へ向かう・・・
臓器移植の痕が、樹海の遺体にあったから・・・
それに、遺体が着ていたコートも台湾で販売されていたようで・・・
真相に近づいてきております・・・・
・・・早い気もするけど・・・


早いというと、由香里が日野の娘ってことがわかるのも、かなり早かったですな。
原作では結構後になって明らかになった気がするんだけど・・・(汗)



  ◇ 第話 ◇        2015 .07.12.                      

まず一言・・・・

舞台は九州ちゃうんかーいっ!!
原作では、日野の病院は九州にあるんです。
武田鉄矢さんがキャスティングされたってんで、
いい感じやーん!って思ってたのに・・・
静岡なんかーいっ!!
・・・・ま、物語的には問題ないんだけど・・・
個人的に、九州弁バリバリの鉄矢さんを見たかったっつーか・・・・(涙)


さて、大筋は「腎臓移植」です。

まず、主役の沼崎が樹海で見つけた女性の遺体・・・
彼女の体には腎臓のドナーとなった痕跡が。
そして、捜査している刑事・白井は、靴を見て「自殺ではない」と勘付く・・・

大田という医師の病院に、ある男女が運ばれてくる。
彼らには、無関係なのに腎臓を提供・移植したという過去が。
その手術をしたのが、日野という医師。

その日野の病院には、母の腎臓の病を思い、自分の腎臓を移植してくれと懇願する娘が・・・
日野は、ある人と会い、「腎臓を依頼」していた・・・
その腎臓とは・・・・?

と、こんな感じの初回。
日野が行ってる「腎臓移植」。
沼崎は日野を調べるうちにいろんなことを発見していくわけですが・・・

いろいろ考えさせられるんですよ、この話は。
単なる腎臓移植だけではなく・・・ね。
そうそう、沼崎の過去も・・・・苦しいものでしたね。
だけどさ、いくら加害者が擁護される流れになってるからって、
監禁暴行された女子高生の手記を公表して、加害者の非道を知らしめたいなんて・・・・
ひどすぎる。
自殺しちゃう女子高生の気持ち、わからんでもないよ・・・(涙)

このことを引きずってる沼崎・・・
報道とは・・・・という問題も描いていくことになるわけですな。

ま、舞台にはガッカリしたものの、なかなか面白く出来てるんじゃないでしょうか?
ただ・・・エンドロールが樹海の女性遺体って・・・
最後のカット、目がパチーン!って開くんじゃないかってドキドキしちゃったよ!!(笑)




★ STORY ★ 麻野涼原作による、現在の医療制度や人の命の在り方を問うた、社会派医療サスペンス小説をドラマ化。
★ 期待度 ★ 面白そうですね。